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トヨタハイラックスのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.648(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    トヨタ ハイラックス

    system

    メインユニット:Panasonic CN-F1XVD
    デッドニング:フロント、リア
    フロントスピーカー:KICKER KSS6504
    リアスピーカー:KICKER KSC6504
    サブウーファー:KICKER HS10
    パワーアンプ:内蔵
    ケーブル:kaiser swing

    comment

    フロント2wayとリアコアキシャルを交換し、パワードサブウーファーで低域を増強しました。
    ブランドはKICKERで統一です♪

  • ダッシュボード


トヨタ・ハイラックスの事例紹介です。

ハイラックスも歴史のある1台ですねー。
デビューはナント!1968年(昭和43年)です。(マジにもう少し若いと思ってました)
最新型は2015年モデルチェンジの8代目となります。

この車はちょっと替わった歴史を持っていて、6代目までは順当に国内販売していたのですが、7代目にバトンタッチするところで、海外生産・海外販売専用モデルに切り替わっています。国内ミニバンブームでピックアップ市場が縮小傾向だったもものの、新興国を中心の販売は以前として好調。。ということでそんな采配になったんだろうと思います。
(ちなみに日本で販売されているハイラックスは微笑みの国・タイ生産で、車検証には、Toyota Motor Thailandと記されています。)

その後、ファンの熱望に応えるカタチで、めでたく!2017年に国内販売再開の運びとなりました。
使い勝手がよく、家族ユースに最適なミニバンやSUVもいいんですけど、楽しさ最優先の車も貴重ですよね♪
二人しか乗れないコンバーチブルや、ハイラックスのような荷台のついたピックアップトラックも居てくれると、道路がにぎやかになって気分が明るくなります(^o^)


さて、今回お迎えしたのは最新のハイラックス。GUN125という型のモデルです。
予算抑えめで「一通りやりたい。」とのニュアンスでご相談いただきました。

あれこれ協議させていただいた結果、交換済みのナビを主役として、フロント2wayセパレート、リヤ2wayコアキシャルをそれぞれ交換し、スピーカー配線も引き直して、しっかりデッドニング。それにパワードサブウーファーを加えて、税別318,000円でご提案・ご用命いただきました。

○ヘッドユニットはパナソニックのストラーダ、CN-F1XVDです。
ちょうどこのダッシュボードの写真に写っていますね。堂々の10インチ画面ですが、これだけ車格の大きな車だとさほど大きく感じない気がしました。
最新型に期待される機能は一通り入ってハイレゾ対応もぬかりなく。そしてパナならでははブルーレイ対応ですね。
外観の機能面では、画面が首振り式になっているんですね。これは便利です♪♪

○スピーカーはワイルドなテイストで人気のKICKERです。
フロントに2wayセパレートのKSS6504(47,500円・税別)、リヤにはKSC6504(21,500円・税別)をそれぞれセレクトしました。
いずれも16センチのウーファーをもち、25mmのシルクドームツイーターがフロントはセパレート、リヤは同軸形式で付属します。

フロントの2wayモデルはちょっとユニークで、スピーカー中央のフェーズプラグ(砲弾型のとんがりパーツ)を外し、付属のツイーターポストを取り付けると、もともとセパレート式だったツイーターを同軸取り付けできるようになっているのです。同軸でありながら別体式のネットワークを持つ。ハイエンド指向の運用も出来るということです。
コレに加えて、ドア内に余裕の少ない車に対応した薄型ウーファーを採用しています。埋め込み寸法45ミリとなっていますので、標準的な製品より10〜15ミリほど薄い感じですね。

取り付けについては、MDF製のバッフルでしっかり固定し、前後とも制振力の強いデッドニンググレードでドア防振を行いました。

○パワードサブウーファーもスピーカーとおそろいのKICKER製。 HS10(税別78,000円)です。
最近主流のシート下に収まるタイプで、樹種席シート下に収めました。
直径10インチ(25センチ)のウーファーをもち、ボディは重量感のダイキャスト製で、6.35kgとずっしり安定しています。
定格出力は従来機HS8の150Wに対して180Wとスペックアップしています。

こういった内容で、ナビヘッド+6スピーカー+パワードサブウーファーのシステムとなりました。
この車は車格はでかいですが、トラックであるため、キャビンの容量はミニバンよりは遥かに少ないです。ラゲッジルームへの逃げもないので、小型のセダン程度の容量になるでしょうか。そのため、余裕のある車に比べると、大ボリュームで聴く際には音が飽和しやすい傾向にあります。

しかしながら、今回はバッフルをつかってきちんと取り付けて、デッドニングでエンクロージャーをしっかりつくってやることで、コーン(振動板)の節操のないブレを抑制し、キレを高めているので、純正スピーカーorポン付け交換に比べて、飽和感の出にくい締りのある音を実現しています。

それでは施工の様子を御覧ください♪

  • フロントドア

    それではドアの外観からです。

    ゴツい。といえばゴツいんですが、そこはやはりトヨタ。
    ワイルドでラフなテイストを保ちながらも、丁寧な面構成によって上質感が醸し出されています。

    で、スピーカー周りですが。。まるでアウターバッフルのようなウーファーグリルで、思わず二度見してしまいます。
    さらにツイーターも、どこかのショップで作ったマウントに乗っているようなデザインです。
    これはかっこいいですね。

    今回は純正グリルの下に収めるインナーバッフル形式での取り付けになりますが、うまく寸法を合わせれば、ウーファー/ツイーターともに、樹脂グリル部分だけを取り去って、ユニットの顔を露出させる「半純正アウターバッフル」化ができそうです。

  • ドアトリム取り外し

    ドアトリムを外したところです。

    サービスホールの隠蔽は、ブチルゴムで接着されたビニールシートで覆う、オーセンティックなスタイルです。
    純正スピーカーは16センチのダブルコーンになっています。

    ツイーターレスのモデルと共通のフルレンジスピーカーなんだろうと思いますが、セパレートツイーターと、(より高域側の再生が可能な)ダブルコーン形式のウーファーとの組み合わせは、よりシームレスな繋がりが期待できそうな感じがします。

  • アウターパネル作業

    アウター側が終わったところです。

    ビニールシートを剥がしたら、ブチルゴムをきれいに取り除き、清掃と脱脂を済ませてからアウターパネルを防振します。
    デッドニンググレードでの施工なので、短冊カットの等間隔貼りです。
    材料はおなじみDr.ARTEXのEarth Quatroです。

    スピーカー配線の引き込みはこの段階で行います。
    今回のフロント2wayは付属のネットワークを使ったパッシブ形式で接続します。ネットワークを使う場合、ドア内にネットワークのハコを設置するスペースがない場合は、ダッシュボードの下側、キックパネル裏、助手席下といった室内のどこかに置き、そこからウーファーとツイーターの2組のスピーカーケーブルをドアに引き込むことになりますが、今回はドアトリムの中に余裕があるので、ドア側に設置します。

    よって、ドアに引き込むスピーカーケーブルは、デッキのフロント出力1組(写真だと左前)のみで、ネットワークに入力してから、各ユニットに分岐する格好になります。

  • インナーパネル作業

    インナー側が終わったところです。

    スピーカーはKICKERのKSS6504のウーファーです。
    スピーカーホールにオリジナルのMDF製バッフルをボルトとナットで固定し、スピーカーをねじ止めします。

    ネットワークの設置場所の検討をつけてから、ドア内に引き込んだスピーカーケーブル→ネットワーク→各ユニットの配線準備を行います。
    アームレスト内にちょうどいい空間があったので、その中に出っ張らせる予定でネットワークの場所を定めました。

    固定は両面テープで行いました。ほとんどのケースで両面テープで済ませますが、ネットワークが大きくて重い場合は、自重で落ちてしまうので、より強固な固定方法が必要です。周囲に手がかりがある場合はタイラップで補助するか、いよいよ何もないときは(オーナー様にお断りの上)ねじ穴をあけて固定という方法をとります。

    防振はデッドニンググレードなので、全面貼りです。
    大きなドアですので、切り貼りしながら全面を覆いました。

    以上でフロントドアは終わり。リアドアの作業に移ります。

  • リアドア

    リアドアの外観です。

    一般的な4ドア車の場合、リアドアの向かって左下はリアタイヤのフェンダーを避けるためにナナメに切りあがる形になっており、ぱっと見でリアドアとわかります。

    しかしこの車の場合、リアタイヤははるか遠くにあり、遠慮もいらないので四角い形を保っています。じーっと見ていると、フロントドアの写真の幅だけを縮小したようにも見えてきて、不思議な感覚に陥ります。

  • ドアトリム取り外し

    ビニールの色が緑に変わりましたね。

    フロント用との識別のためなのか?もっともっと高次元の話なのか、世界最強の生産技術を持つ企業の判断は図り切れません。

    リアドアのスピーカーは、セパレートツイーターのないフルレンジで、フロントに使用されているユニットと同じものです。
    固定はフロントと同様に、ブラインドリベットでカシメてありますので、ドリルを通して壊して外します。

  • インナーパネル作業

    インナーパネルが終わったところです。

    アウターパネル側の作業は、工を配線を通したりスピーカーを取り付けたりと、バタバタしてるうちに飛んでしまいました。申し訳ありません。
    m(__)m

    リアドアはツイーターが真ん中にセットされた同軸スピーカーKSC6504で、ネットワークは付属しません。
    よって、配線作業は、ドア内に引き込んだリヤ左用の1組をスピーカーに接続して終わりです。

  • 純正ツイーター

    それではいったんフロントのツイーター周りの説明に移ります。

    ミラー裏についていた、カスタム・ツイーターマウント形状の参画カバーを外し、裏から見ているところです。
    所定の位置に純正のツイーターユニットが取り付けられています。

    ラベルとみると、部品番号だけでなく、ツイーターの仕様が読み取れる文字が記されています。
    4Ω 20Wこれは抵抗値と消費電力でしょうね。5kHz−20kHz。これは再生周波数帯域を表しているものと思います。市販品だと、下限は2kHz内外が多いので、だいぶ高め設定なんですね
    THAはタイ製造ということでしょうか。組み立て工程のみならず、部品製造の一部も現地で行っているということなんでしょう。

  • ツイーター加工取付

    純正ツイーターと同じ位置に、KICKERのツイーターを取り付けました。

    固定はおなじみ?のエポキシ系接着剤です。エポキシ系はネトネト・モリモリしていて、充てん剤的な使い方もできるので、このように対象物に距離があるときでも、うまい具合に繋げてくれて重宝します。

  • 助手席シート下(前方から)

    最後にパワードサブウーファーの設置状況をご覧ください。

    設置場所は定位置のシート下です。
    このHS10はシート下設置可能製品としては、標準的な30.78cm×25.07cm×7.92cmというサイズです(数値が細かい・・・)
    ウーファーのサイズは直径10インチ(25センチ)で、重量感のあるダイキャスト製ボディを採用しており、重量は6.35kgです。
    定格出力は先行モデルのHS8の150Wに対して180Wとスペックアップしています。(HS8は今後も併売されます)

    シート下設置の場合、後席の足元に向けてエアコンの送風口があり、かつ、サブウーファーとの干渉が起きる場合は、ふさぐか外すかの処置が必要になります。
    今回は、干渉したので、送風口を撤去し、シートの電源ハーネスのステーを加工してスペースを作ってやりました。

  • 助手席シート下(後方から)

    後席の足元クリアランスの確認です。

    シートを一番前に出して、後席から見ると、ギリギリではありますが、レール内に本体が収まっている状態です。なんとか合格圏内ですね。
    写真はフロアマットの上に置いていますが、マットの端を被せるようにして敷いても大丈夫です。

  • 作業後記

    今回はトヨタ・ハイラックスのサウンドアップ事例をご覧いただきました。

    ナビヘッドにフロント2way+リア+サブウーファーと、DSPを含まないケースとしては、ご紹介の機会が多い内容でした。
    DSPなしとはいっても、最近のナビ・オーディオデッキは簡易的なDSP機能をもっていますので、第一級の分解能力や、ミリ単位のタイムアライメント精度を求めて。。ということでなければ、これでもう十分だと思います。

    音質の面では、繰り返しお伝えしておりますように、スピーカーの稼働環境の整備が何より大事です。
    安定感のあるバッフルでしっかりと取り付け、目的に合わせた防振を行い、音の根源である「空気に波動を起こす動作」の精度を高めることは、アンプやDSPによって、その前段階にあたる電気信号の精度を高めることよりも、耳に聞こえる音質向上の点では寄与度が大きいのです。

    その点において、今回の事例でも、ドア回りはしっかりやってありますので、スピーカーの性能を十分に引き出していますし、これは即ち、ヘッドユニットの信号の品質を歩留まりよく活かしているということでもあります。

    再生・増幅系の機器に過剰にお金をかけて、出口がおろそかになっているのに比べると、健全な姿といえるのではないでしょうか。


    パワードサブウーファーも楽しいサプリメントとして不可欠の存在ですね。
    キッカーのHS10は今回が初のご紹介となりました。

    従来のHS8のユニット系は8インチ=20センチでしたが、今回のHS10では10インチ=25センチへと拡大し、アンプ消費電力も150→180Wとパワーアップしました。
    10インチユニット・ダイキャストボディ採用という点では、当店超売れ筋のサーウィンベガ・VPAS10に並んできました。選択肢が増えていいことですね。

    ドラレコ・レーダー・ETC取り付けなどの軽作業から、サウンドアッププログラムによるスピーカー交換、フルーディオまで、ご希望とご予算に応じて柔軟にプランさせていただきます。

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