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トヨタランドクルーザー・プラドのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.651(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    トヨタ ランドクルーザー・プラド

    system

    メインユニット:T-Connect SDナビゲーションシステム DCMパッケージナビ
    デッドニング:フロント、リア
    フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO SX165MX080
    センター:BLUE MOON AUDIO MX080
    リアスピーカー:BLUE MOON AUDIO SX165MX080
    サブウーファー:純正
    パワーアンプ:純正
    ケーブル:純正

    comment

    サブウーファーを除く13スピーカーをブルームーンオーディオのスピーカーに交換しました。
    前後ドアのデッドニングも実施し、音の出口対策は万全です!

  • ダッシュボード


ランドクルーザー・プラドの事例ご紹介です。

「プラド」の名称で親しまれる大型SUVですが、「ランドクルーザー」の冠が示す通り、ランクル(70系)の派生車種として1984年に生まれた車で、当時は「ランドクルーザーワゴン」と名乗っていました。
海外での滑り出しはそこそこだったようですが、国内ではいまひとつ振るわなかったようです。しかしながら、1990年のモデルチェンジ時に「プラド」のサブネームを掲げたところから一気に人気モデルの仲間入りを果たした経緯があります。(ブランドって大事ですね!)

この90年モデルチェンジをプラドの初期型として起算すると、96年に2代目、2002年に3代目と歩んで、2009年モデルチェンジの4代目が現行モデルとなります。
4代目になって、はや12年目を迎えている計算にはなりますが、マイチェン・一部改良によって装備のアップデートは着実に行われており、特に2017年のマイナーチェンジでより精悍な顔立ちにイメチェンを果たしたので、古さを感じさせない、、どころか、バリバリに最前線といったオーラを放出しています。


そして今回お迎えした1台は、値段もいいけど格好もいい!でおなじみのモデリスタのフルエアロで盛装しているので、出たの!?新型!?と勘違いしてしまうほどの鮮度を放っています。

しっかり音を良くしたいとご相談いただきまして、純正でまともな外部アンプ方式を採っていることもあり、デッドニングとスピーカー交換によって音の出口のスペックアップを行うことになりました。
この車は百獣の王・ランドクルーザーの流れを汲んでいることもあって装備は充実しており、標準オーディオで14スピーカー(フロント/リヤともに3way+センター+サブウーファー)を誇っています。
拝見すると、うおー。60万もするメーカーオプションの「T-Connect SDナビゲーションシステム DCMパッケージナビ」が輝いてるぢゃないですか、、そんなセレブ感ただようオーナー様でしたので、替えられるものは一通り替える!とのご依頼も、すんなり飲み込めてしまいました(^o^)

結果的に、構造上、社外ユニットへの差し替えが難しいサブウーファーを除く、13ユニットを全てブルームーンオーディオのユニットに交換し、前後ドアともデッドニングを行う豪華☆仕様に落ち着きました。

スピーカー構成を一通り説明しますと、、
上述の通り、フロント/リヤともに3wayで、それにセンターとサブウーファーが付いています。

○フロントのレイアウトはドアにウーファー、ピラーの下端にツイーター、ツイーター至近のダッシュボード両脇にスコーカーとなっています。
リヤについては、ウーファーはフロントと同様にドア下部で、ツイーターパワーウインドウスイッチの近く、スコーカーは側頭部後方にあたるCピラーの中ほど、というレイアウトです。リヤトレイが無い車のスタンダードなレイアウトですね。

○入れ替えについては、前後同じパターンです。
ツイーターとウーファーは2wayモデルのSX165(税別44,000円)を割り当て、中音域のスコーカーはMX080(税別33,000円)で補います。
配線は純正のスピーカーケーブルのまま、スピーカーのみ入れ替えるわけですが、SX165に付属している(高低域をわける)ネットワークの使い方を工夫しました。

純正では、?ウーファー向けにローパス済み信号1chが割り当てられており、?ハイパス済みの別の1chの線の先に、ツイーターとスコーカーが並列につながっています。
SX165のような2wayスピーカーにセットされているネットワークは、もともとツイーターとウーファーの境界を決めるための機器ですが、今回は?の配線の先に取り付けて、(お店のスピーカーケーブルをちょっと足して)ツイーターとスコーカーに分岐させる繋ぎ方をしました。
(2ch信号でまかなっている純正3wayのスピーカー交換の際によーくやる手です。)

ドアは前後ともに制振力の高いデッドニンググレードで防振し、SX165のウーファーをMDF製バッフルで強固に固定しました。

あとはセンターですね。これはダッシュボード中央の所定の位置で、MX080に入れ替えました。

以上で、全14スピーカーのうちの13スピーカーの入れ替えを完了しました。

「音質にはさほど大きなこだわりはない」とおっしゃっていたオーナー様も驚きの出来栄え(^o^)
「ヴォーカルも綺麗で楽器もしっかりと聞けるようになり、今までとは別物ですね」と具体的なインプレもお聞かせいただきました(^o^)(^o^)♪

施工の様子をどうぞご覧ください♪

  • フロントドア

    それではドアチェックからです。

    やっぱりデカイです。
    ダッシュボードの写真でも、センターコンソールの幅、フロアからダッシュボード上面までの距離のいずれにおいても、見慣れたサイズ感を二回りくらい上回ってますよね。ドアについても、縦横比がちょっと正方形に近い感じも含めて、王者クラスの風格をたたえております。

    スピーカーレイアウトはフロント・リヤともに贅沢3wayで、フロントドアにはウーファーのみ配置されます。
    中高域を受け持つツイーターとスコーカーはピラー付近にまとめて設置されています。

  • アウターパネル作業

    アウターパネル側の作業が終わったところです。

    今回は制振力の強いデッドニンググレードで前後やりますので、アウターパネルは短冊状にカットした防振材を貼り付けています。
    ご推察のとおり、防振材の使用量は施工面積に比例しますので、二郎系マシマシです。

    フロントスピーカーは最近のトヨタで多く見られる楕円タイプですね。
    楕円の樹脂バッフルに楕円のコーン。が基本形ですが、中には円形コーンのパターンもあるようです。

    今回はアルファード・ベルファイア用として販売しているMDFバッフルをつかって、SX165のウーファーを取り付ける予定です。

  • インナーパネル作業

    インナー側が終わったところです。

    インナーパネル全面を覆う防振材が、巨大壁画のような存在感を放っています。
    中央に真実の口のオッサンを再現したらしっくり来そうですね。

    スピーカーは楕円型バッフルボードに円形リングを組み合わせたMDFバッフルで取り付けています。
    2層構造のバッフルの内面は、奥に行くに従って広くなるテーパー加工を施しています。これによって振動板が律動した際の背面の空気が逃げやすくなり、楽曲データへの忠実度を阻害する要因をひとつ減らすことができます。

    振動源となるスピーカーの足場を固める意味で、周囲を防振材で覆っていますので露出部が少なくなっていますが、バッフルボードの輪郭は見えているよりずっと大きいです。

  • リアドア

    次にリアドアに移ります。

    リアタイヤの逃げがあるので、リアドアとわかりますが、これでも面積的には一般的な4ドアのフロントドアより大きい感じです。グレート!

    前述の通り、リアも3wayですが、レイアウトはフロントとだいぶ違います。
    ウーファーは同じ位置ですが、ツイーターはパワーウインドウスイッチと同じパネル上に配置されています。ミッドレンジはCピラーの中ほどにあります。

  • リア・アウターパネル作業

    アウターパネルが終わったところです。


    こちらもデッドニンググレードですので、アウターは短冊貼りです。

    リヤスピーカーはフロントと違って、標準的な16センチ口径ですね。
    通常の円形バッフルで対応します。

  • リア・インナーパネル作業

    インナー側が終わったところです。

    インナーの防振を終えてみると、そのグレードさを追認せざるをえません。
    一般4ドアフロントより多めに材料を使っちゃっています。

    リヤスピーカーもフロントとおそろいのSX165に交換しました。
    バッフルボードの形状はことなりますが、リング状の部分の加工内容は全く同じです。
    テーパー加工を施して、アルミテープ貼付けによって平滑度をアップさせています。

    ドア周りは以上で、次はダッシュボード周りに移動しましょう。

  • 純正ツイーター&スコーカー

    純正ユニットのレイアウト状況です。

    左側、Aピラーの根本にツイーター。右側、ダッシュボードの端にスコーカーが配されています。
    スピーカーケーブルを含めて、視界に入るケーブルにはノイズ対策と思われるネットで覆われています。

  • ツイーター&スコーカー交換

    スコーカーはMX080、ツイーターはSX165のツイーターです。
    ツイーターのほうは、製品のネットグリルを外しちゃってるので純正のままっぽく見えますが(汗);;、ちゃんと替わっています!

    スコーカーの方は、MX080についている固定用のステーを切り落として、薄手のバッフルボードに接着してあります。

    配線については、スコーカーとツイーター共用の1ch(片側あたり)のケーブルの先に、SX165付属のネットワークを取り付けて、そこから両ユニットに向けて分岐するような回路になっています。
    なお、ネットワークはスコーカーの下方に固定してあります。

  • 純正センタースピーカー

    純正のセンタースピーカーです。

    左右のスコーカーと同じユニットを共用していますね。常識的です。
    こちらもMX080に交換いたしますー。

  • センタースピーカー交換

    交換後の状態です。

    純正ユニットが共通ですので、当然ながら、同じ仕様で作ればこちらにもフィットするわけです。
    後出のリヤのスコーカーも共用されていましたので、前後の左右とこのセンターとで、合計5個おなじものを作りました。

  • リアスコーカーの居場所

    リヤのCピラーです。

    リヤのスコーカーは、車両最後尾の荷室の両脇のピラーに設置されています。
    スピーカーはうっすら見えていますが、近くて遠い存在。実際にユニットに触れて、交換するには荷室周りの内装をほとんど分解することになりますので、作業量は増えます。

  • 純正スコーカーユニット

    またお会いしました。共用ユニットです。

    こちらは内装のグリルの面に合うように、金属のステーで浮かせて取り付けられていますね。

  • スコーカー交換

    交換後の様子です。

    5個準備したMX080のうちの一つを取り付けました。
    もともとのステーに適切なサイズのボルトで留めました。

    あくまでも主役はフロントですし、そんなに大きく鳴らすわけでもないので、ユニット交換だけで済ませましたが、セオリーに沿ったアプローチとしては、内装の裏側を軽く防振するとか、ユニットの背面を囲って吸音材をいれて、背中を作るなどの手が考えられます。

  • ツイーター交換

    最後はツイーター交換の様子です。

    場所はリヤのウインドウスイッチのお隣でしたね。写真は交換後の状態です。

    冒頭で少し触れましたが、最近のトヨタ車の2way、あるいは今回の中高域側の2way分を片側1chでまかなう際は、デッキ側から出た1組のケーブルがまずツイーターに接続され、そこから分岐・折り返した線がウーファー・スコーカーといった、相対的に低域側のユニットに繋がるというパターンを採っています。

    写真は純正のカプラー(白)を使ってツイーターユニット側の結線をすませ、これからアンプからの出力側と、スコーカーへの出力の線がいっしょになったカプラーを接続する前の状態の写真です。

    白カプラーから上方にちょこっと出ている線を見ていただくとお分かりのように、プラスの赤、マイナスの黒ともに2本づつありますね。そのうち、各1本はオスギボシのカシメ点で折り返して、カプラの別の端子につながっています。このあと、組になるカプラを挿すと、その端子とカプラを介して接触した線が、低域側のユニットにむかうというという仕組みになっています。

    ただ、この仕組みは同じ信号を両ユニットに配給するため、ツイーターユニット側にさらなるハイパスフィルターの機構を持っていないと成立しません。よって、今回の施工での回路は、写真のカプラと組になるカプラにつながっている、アンプ出力の線をカットしてSX165付属のネットワークを繋ぎ、ツイーターへの出力はこのカプラ経由で供給しています。次いでスコーカーへの出力は、組みになるカプラにつながっている、折返しスコーカーに向かう線をカットして繋ぎこむ方法を採っています。

    なお、カットした部分は容易に復帰できるようにギボシをつけてありますので、純正戻しも容易です。

  • 作業後記

    今回はランドクルーザー・プラドのスピーカー全交換(一個のぞく)とデッドニングの事例を御覧いただきました。

    スピーカーを鳴らす(動作の指示を与える)信号の制御も大事と言えば大事ですが、指示を空気の振動に変換するプロセスの精度を高めるほうが何倍も大事ですので、アプローチの順番としては妥当だと思います。

    さらに言えば、そのプロセスはスピーカーユニットそのものの動作と、ユニットが所定の性能を発揮できるための環境(取り付けと防振)から成り立っているわけですので、単なるポン付けトレードインではなく、デッドニングまで含めて実施したことに意味があるわけです。

    お引き渡し後、「ボーカルも楽器もよく聞こえる!」「全く別物!」といったお慶びのコメントを頂戴いたしましたが、これもユニット交換だけでは、中音域がちょっとはっきりして、高域がわかりやすくキラキラするくらいで、低音は伸びないし倍音効果も対して期待できないので、それほど感動していただけなかったことでしょう、寄与度をざっくり分解すると、スピーカー交換が4割、防振が6割といったところでしょうか。

    最近の車は社外ナビへの交換も含めて、容易にデッキの交換ができないケースが多いので、スピーカー出力をDSPに取り込んで最適化するところから音質アップのストーリーを描くパターンが多いですが、もとから多くのスピーカーがついていて、それらを多チャンネル形式の外部アンプで駆動するシステムが備わっている場合は、今回のように防振も含めたスピーカー交換という選択が有力になってきますね。

    交換に際しては、今回ご紹介したように元の信号のチャンネル数と、ハイパス・ローパス設定の状況に応じて、製品に付属されているネットワークの接続の接続方法を考えたり、場合によっては汎用のフィルターを別途組み込むなどのアレンジを加えることで、理想的な音響を得ることができます。

    今回の事例はほぼ全交換で、手のかかるリヤのトリムの分解も行いましたので、税別367,500円と予算が膨らみましたが、部分的に実施するとか、もっともっとお金かけてみたいとか!?体温とご予算に応じて柔軟にプランいたします。

    どうぞお気軽にご相談ください(^o^)♪

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