RENAULTメガーヌGTのオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.611(お問い合わせの際にお伝えください)
model
RENAULT メガーヌ GT
system
メインユニット:純正
デッドニング:フロント
ドアチューニング:リア
フロントスピーカー:ads
リアスピーカー:BOSE
プロセッサーアンプ:ESX XE6440-DSP
ケーブル:kaiser swing
ドラレコ:フロント・Garmin Dash Cam 46Z/リヤ・Garmin Dash Cam Minicomment
前後4スピーカーを旧愛車でご愛用だったコアキシャルスピーカーに交換して、ESX社のDSPアンプで鳴らしました。
フロントのコアキシャルは中央のツイーターにも別チャンネルを割り当てて本格的な制御をしています。
ルノー・メガーヌのダッシュボードです。
現在のルノー車は、小型車のトゥインゴ、ルーテシア。SUVのキャプチャー、カングー。そしてスポーティーカーのメガーヌの5車種を展開しています。
どこの車メーカーでも、スポーツ性能を高めたモデルのブランドイメージへの寄与度が大きいですね。
ルノー車はどれもユニークな役者揃いですが、やっぱりメガーヌの印象が強いです。その傾向は当店のルノー車のお預かり実績にも現れていてメガーヌが一番。インストールギャラリー登録分で4台といったところです。
現行のメガーヌのラインアップはGTと、全長が少し長いスポーツツアラーGT、ホットモデルのRSと、RSトロフィーRと、充実の4モデルが展開されています。
今回お迎えしたのは基本モデルのGT。アイコニックなブルー・アイロンカラーのボディにパドルシフトが凛々しい一台です。
プラン内容は、サウンドアッププログラムによるスピーカー交換と、DSPアンプの取り付けです。
このメガーヌのヘッドユニットには「Renault R-Link 2」と呼ばれるマルチメディアシステムが搭載されています。このシステムのスピーカー出力のうち、フロント出力分を当店売れ筋のジャーマンブランド、ESX社製のXE6440-DSP(税別75,000円)に入力し、フロントとリヤのスピーカーをマルチ駆動します。
このクルマの純正スピーカーはフロント2wayとリヤの6スピーカーですが、今回は、以前お乗りのお車でご愛用だったadsのコアキシャル2wayスピーカーをフロントドアに、リアドアにはアルファロメオについていたBOSE製コアキシャルスピーカーを、それぞれ取り付けることになりました。
一口にコアキシャル(同軸)といっても、背面のウーファーと中央のツイーターが一系統につながっていて、一組のスピーカーケーブルで鳴らすタイプと、別系統になっていて、ツイーター用・フーファー用と別々にスピーカーケーブルを繋ぐことができるタイプがあります。
前者はフルレンジ信号を入れてしまって構いませんが、後者の場合、帯域を分けてやる必要があるのでインラインフィルター(もしくはネットワーク)が付属します。
今回、リヤに取り付けるBOSEは前者の1系統タイプで、フロントのadsは後者の2系統タイプの製品です。
一方、DSPアンプの方は6chのアンプを内蔵していますので、フロントのadsにも片側2chづつ割り当てて、2系統×左右+リヤ1系統×左右=6chと全chを使ってマルチ駆動することにしました。
DSPを入れて全スピーカーをマルチ駆動!というと、(ご紹介事例のほとんどがそうであるように)フロント系のスピーカーは2wayもしくは3wayと、帯域別に別ユニットになっている印象があると思いますが、今回のように別系統で駆動できる機構になっている場合、コアキシャルスピーカーでもマルチ駆動が可能です。
サウンド関係は以上ですが、今回はドラレコも取り付けました。
最近ご紹介の機会が多いのは、ナビと連動させて遣うタイプの製品ですが、今回は無関係の別ブランド。でもガジェット好きのハートをくすぐるGARMINの製品をご指定いただきました。
新発売の前後2カメラモデルのGarmin Dash Cam 46Z(税別24,800円)で、通信はWifiで行い、電源ケーブルのみの配線で設置できるシンプルな製品です。
ご愛用のスピーカー活用でトータルコストを抑えつつ、音場の最適化のカギを握るDSPには最新機器を配備して、メリハリをつけたスマートなプランです。
施工の様子をどうぞごらんください♪
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フロントドア
フロントドアの外観です。
ブルーのボディカラーと同色のカーボン柄プレートとステッチが美しくキマっております。
ボディカラーは他に白系とチタンカラー系があり、ドアトリムは共通のようですが、どちらにも馴染みが良さそうですね。
スピーカーレイアウトはウーファーが定位置の右下で、ツイーターはダッシュボードの両端についています。
上述の通り、このウーファーで差し替えるコアキシャルスピーカーによって、全帯域をまかないますので、ダッシュボード上のツイーターは鳴らさないことになります。 -
ドアトリム取り外し
ガバっと外したところです。
サービスホールは小ぶりに2箇所のみで、エンクロージャーとしては好条件ですね。
欧州車の証であるスポンジシートは、インストーラーの体力を削ぎ、免疫力を低下させるブチルゴム接着仕様です。
純正スピーカーは、インナーパネルにリベット留めされているベース部分を残して外せるようになっています。
ベースは残して、MDFでバッフルを組み、adsのスピーカーを取り付ける工程になります。
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アウターパネル作業
アウターパネルが終わったところです。
例によってスポンジシートを剥がし、清掃、脱脂を行った後、アウターパッフルの防振を行います。
今回はデッドニンググレードなので、Dr.ArtexのEarth Quatroを使い、短冊状に貼り付けます。
スピーカー周りは、前述の通り、リベットで留まっている樹脂製ベースの上に、MDFバッフルを組んでいます。
樹脂ベースのボルト穴と合わせるためにフランジ部分を設けていますので、MDF側は2ピース構造になっています。
冒頭で触れたようにスピーカーはコアキシャルで、かつ、ツイーターとウーファーを別系統で駆動できるタイプですので、引き込んであるスピーカーケーブルも2組になってますね。
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インナーパネル作業
インナーパネル側終了の図です。
パネル全面をDrArtexのEarth Gold HDで覆い、バッフルの足元もしっかり固めました。
スピーカーの周りの余白が大きくなっていますが、純正スピーカーの径(16センチクラス)に対して、adsのユニットが13センチ径であったためです。
相対的に小径ではありますが、足場をしっかりと固めて取り付けてある分、(施工前の純正スピーカーに比べて)低域はもっと伸びていると思います。
もし、もっと低域を充実させたくなった場合は、16センチのリヤスピーカーを低域側にシフトさせて、補う手もありますね。このあたりの対応力の高さはDSPならではですね。
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アウターパネル作業
スポンジシートを剥がして、アウターパネルの防振を行います。
こちらは防振効果のマイルドなドアチューニング・グレードで行いますので、材料はオーディオテクニカのAT7560Rを使っています。
純正スピーカー取り外し後の樹脂バッフルから飛び出しているのは、一組のスピーカーケーブルです。
取り付け予定のBOSEスピーカーは、1系統で駆動する一般的なコアキシャルスピーカーなので一組で足ります。 -
インナーパネル作業
インナーパネル側終了の図です。
オーディオテクニカのAT7550Rでサービスホールと小穴を塞ぎ、振動似弱そうなところをスポットで抑えます。
バッフルの足元も忘れずに。
樹脂製バッフルの上には、フロント同様、MDFで2ピース構造のバッフルを組み、アルファロメオから取り外したというBOSEスピーカーを取り付けます。
こちらは16センチクラスなので、フロントに比べて周囲の余白がほとんどありませんね。
名のあるBOSEスピーカーとはいえ、純正オプションのスピーカーが再登板の日を迎えるパターンは稀ですので、かなりの強運の持ち主と言えましょう。
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DSPアンプ設置
フロント・リヤスピーカーの施工が終わり、DSPの取り付け状況のご紹介です。
シックな?フロアカーペットは助手席の下です。四隅のネジ穴がシートレールを留めるボルト穴ですね。
ESX社のこのDSPはシンプルデザインで、アルミヘアラインの白っぽい面積が広いので、膨張して見えるようですね。実際のサイズは216 × 120 × 40 mmと大変コンパクトです。
製品の仕様としては、プロセシングは8chまで、アンプは6個内蔵しており、スピーカーの抵抗値が4Ωの前提での出力が40W×4つと70W×2つという内訳になっています。
今回は40Wアンプをフロントコアキシャルのツイーター側と、リヤスピーカーに割り当て、70Wはフロントコアキシャルのウーファー側につなぎました。
入力経路はスピーカー出力、RCA、光の3経路の入力が可能で、メインは車載オーディオシステムのスピーカー出力ですが、旧式のiPodをアナログで入れたり、DAP等のデジタルソース再生端末をデジタルで入れたりといった選択も可能になります。
これらの切り替えとデジタルソース入力時のボリューム調整には、付属のコントローラーを操作する必要があります。
これは使用頻度によって、○コンソールのようなアクセスの良いところ、○あまり触らない場合はグローブボックス内に隠して、○間を取ってアームレスト内、と設置はお好みですが、今回はグローブボックス内に設置しました。
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ドライブレコーダー(フロント)
最後にドラレコを2カットでご紹介します。
ケンウッドなどのカーナビを付ける場合は、連動して運用できる同社製製品で固めるのが通例ですが、今回のようにシステム上の馴染みを考慮しない場合は、カロッツェリアから中華まで?選択肢がぐっと増えてきます。
そんなプレイヤー群の中で、ちょっと由緒正しい系の光を放っているのが、GPS製品の老舗ブランド、ガーミンですね。
前後2カメラタイプのGarmin DASH CAM 46Z(税別24,800円)を取り付けました。
機能紹介動画
前後カメラFull HD 1080P 高画質録画、夜間画像補正と基本機能を備え、Wifi経由でスマホアプリとつなぎ、画像の操作ができるようになっています。
また、前方衝突警告、車線逸脱警告、発進確認警告、オービスカメラアラートといったADAS(運転支援機能)も充実しており、必要十分といった感じですね。
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ドライブレコーダー(リア)
こちらがリア側のカメラです。
今回ご購入いただいたGarmin Dash Cam 46Zはフロントとリヤのセット商品ですが、このリヤユニットはGarmin Dash Cam Miniという製品名で税別12,800円にで単品販売されています。
このリアカメラは、スマホアプリを介してフロントカメラとBluetooth接続されているので、有線ケーブルは電源一本のみで動作します。
単体でも動作する製品ですので、フロント機同様、本体にmicroSDカードのストレージを持っています。操作はスマホからWiFi接続で行い、内容確認、画像操作ができます。
前述の方法でフロントカメラとリンクさせることにより、フロント機のGPSで取得された位置・時刻・スピードが同期されたデータが記録されるようになります。
あと、一般の前後セット商品だと、フロントに対してリヤカメラの画像が荒い場合がありますが、この製品の場合、前後共にFull HD 1080P 高画質録画なのも注目点です。
なお、このセット商品には、前後それぞれに給電するための電源ケーブル2本と2ソケットのシガープラグがついていますが、当店でのインストール時は、電源はダッシュボード裏のアクセサリー電源から取り出し、機器付近のケーブルの露出は必要最低限に抑えてきれいに取り付けています。
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作業後記
今回はメガーヌGTのサウンドアップ事例を御覧いただきました。
音楽ソースのグレードを上げようという場合、ナビ交換ができる場合はカロッツェリアサイバーXに代表される音質重視のナビに交換するのが手っ取り早いですが、欧州車などに多く見られるマルチメディアシステムや専用オーディオの場合は、今回の事例のようにDSPアンプに入力して、スピーカー群を個別に制御する方法がポピュラーです。
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音響のよい室内で、フロントメインの2way+サブウーファー♪の構成でシンプルに楽しむなら、DSPは使わず、ちょっといいアンプだけで組む方法もおすすめですが、最近は車載スピーカー全てを均等に鳴らしたい(リヤをキャンセルしたくない)お客様がほとんどなので、内蔵アンプを多めに積んだDSPをお選びになる方が多いですね。
DSPにはアンプを含まない単体機と、今回インストールしたアンプ内蔵型とがあり、前者で一桁後半〜20万〜30万台、後者で9-13万くらいの価格レンジにあり、インストール費もふくめるとちょっとした金額になりますが、今回ご紹介したESX XE6440-DSPは税別75,000円で、別売り設定が一般的なコントローラーも含んだ価格なので、かなり破壊力がありますね。
6chまでなら75,000円のこれ一台でいけますし、リーズナブルなものを選べば、高出力の外部アンプ込みで10万円以下で8chまで対応できますので、予算抑えめでトライしてみたい方にはおすすめできる機器だと思います♪
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あと、今回取り付けたGARMINのドラレコ。これなかなか素敵ですね。
GPSカテゴリにおいては由緒正しきブランドで、前後セットで税別24,800円はなかなかバリューありなのではないでしょうか。
特にいいなと思ったのが、デザインの良さですね。
フロントはスッキリとしたキューブ型で、正面側パネルのGARMINロゴは目立ちすぎず上品。
バックミラー内に映り込むリヤ側についても、小ぶりなオーバル型で目障りになりにくく、とても好印象でした。
そのデザインの良さのみならず、商品の世界観が美しくまとまっているので、室内の標準の外観を気にするおしゃれカーにぴったりだと思います。
電源配線もきれいに引き回し、露出も最低限に抑えて美しく取り付けいたします。どうぞご検討ください(^o^)
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