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サウンドプロ

日産GT-RR35のオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • R35GT-Rのスピーカー交換の事例です

  • 事例No.585(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    日産 GT-R R35

    system

    メインユニット:純正
    デッドニング:フロント
    フロントスピーカー:JBL Studium GTO600C
    リアスピーカー:JBL Studium GTO620
    パワーアンプ:JBL Stage A9004
    ケーブル:Kaiser swing

    comment

    GT-Rスーパーサウンドアッププログラムのフロント・リヤスピーカー、4chパワーアンプをJBL内でグレードアップしたカスタマイズ施工例です。

    人気オプションのアウターバッフル化とツイーターマウントも盛り込んで、総額326,000円(税別)であがりました♪

  • ダッシュボード


R35 GT-Rのダッシュボードです。納車されたばかりの新車です!

フルモデルチェンジがありそうでなかなかないのがR35ですが、エクステリアに比べると、ダッシュボード周りはだいぶ変わりましたね。

アフターで手を入れる方が多いクルマでもあり、エンジンやマフラーの音、高扁平・グリップタイヤへの交換によるロードノイズの拡大など、投入金額と騒音が比例するクルマですが、ダッシュ周りの造形でみると、そこそこオーディオ向きではあるんですよ。
トップは起伏が少なくフラットで、車格相応の幅と奥行きがありますので、良好なステージングが得られます。といっても聞こえてないかもですけど(笑)

納車後、速攻でご入庫いただいたGT-Rのオーダーは当店人気プランGT-Rスーパーサウンドアッププログラムのグレードアッププランです。

まずは標準プランのご案内です。当プログラムは標準で以下の3つのプランを設定しております・・
【V1】フロントスピーカーの交換+デッドニングのV1(110,450円)
【V2】V1にリヤスピーカーをサブウーファーとして運用するための加工を加える(181,100円)
【V3】V1に4chアンプ投入とリヤスピーカー交換V3(237,000円)

さらにオプションは以下の2つ・・・
・ツイーターを露出させるツイーターマウント制作(40,000円)
・アルミ合金とカーボンコンビのJBLグリルが美しいアウターバッフル制作(35,000円)

この【V3】をベースに、今回はオーディオコンポーネントをランクアップさせました。
フロントスピーカー:Club6500C→Stadium GTO600C(情報量UP)
リヤスピーカー:Club6520→Stadium GTO620(情報量UP)
パワーアンプ:Club704→Stage A9004(高出力・軽量)
これに人気オプションの2つを加えて、標準合計で312,000円→326,000円のちょっぴり増額となりました。

エンジン・マフラーの騒音にかき消されない、世界トップクラスのハイパフォーマンスカーにふさわしいパワフルなサウンドを作り込みました!
施工の様子をどうぞご覧ください♪

  • フロントドア(施工前)

    とりかかる前のドアトリムです。

    ドアトリムは一度設計が変わった以後、全くの変更なしですね。
    ステッチの色はグレード・仕様によってバリエーションがあるようです。

    標準のスピーカーグリルは非常にあっさりですね。
    クルマのアクの強いとは対象的で、極めてミニマルなデザインです。

    今回はアウターバッフル化オプションをご指定いただきましたので、JBLのアルミ合金&カーボンのカッコよしグリルに変更されます。

  • デッドニング(アウターパネル)

    いきなり実作業に移ります。

    ドアトリムを外し、中央を水平に走るサイドバーを外し、作業スペースを確保。アウターパネルの清掃脱脂を行います。。といっても新車ですので、汚れているわけではありませんが、ブチルゴムがしっかり食いついてくれるように表面を整えます。

    スーパーサウンドアッププログラムはデッドニングがデフォルトなので、タテの短冊貼りになっています。

    GT-Rのドアはそれなりに剛性があり、平均的な騒音への耐性を備えていますが、運動性能が高い分、ロードノイズを含む外来ノイズが多い車です。
    その点においては、オーディオうんぬんは別として、防音対策としてのデッドニングの効力が実感できるクルマの一つといえます。

  • デッドニング(インナーパネル)

    インナー側出来上がりの図です。

    MDFで制作したカスタムバッフルを介して、GTO600Cのウーファーを固定したら、アウターパネルへのアクセスのために外してあったアルミ製のサイドバー(ドア中段水平の太いの)を戻し、全体を防振材で覆います。

    左側に見える黒いハコは、GTO600C付属のネットワークです。
    アンプのフロント信号がここに入り、ウーファーと、ミラー裏のツイーターに分岐します。
    (ツイーター部分のクローズアップは後ほどご紹介します。)

    GT-Rのデッドニングで注意しなければいけないのは、スピーカー横のポケットの出っ張り部分への対応です。
    最寄りの頂点通しを直線でつなぐように貼ってしまうと、ドア内装を戻したときにポケットの出っ張りがあたってしまい、防振材を押し込んで亀裂が入るか、防振材の下側がジワジワとハガれるかして、雨水侵入の原因となってしまいます。

  • アウターバッフル化+グリル

    アウターバッフル化オプション適用後の様子です。

    はっと見、標準とグリルを入替えただけのように見えますが、違います。
    グリルがついてますし、スピーカーの周りにもっこりした作り物がありませんが、標準のインナーバッフルのモディファイではなく、アウターバッフル化のための工作がなされています。

    アウターバッフルという概念は、バッフル面(ドアトリムの表面)と同等の水準まで、振動板を表に露出させることをいい、例のモッコリは、あくまでもそのための1手段です。
    GT-Rの場合、スピーカー周りがもともとモッコリ気味なので、振動板がモッコリ山のトップと同じ高さになるように、背の高いバッフルを作って押し上げ、トリムを適宜カットして広げてやることで、パテ形成に合皮を貼ったような作り物をしなくても、アウターバッフル化の効能を獲得することが可能です。

    アウター・インナー問わず、高めのバッフルを形成するケースのご紹介時にご説明しておりますとおり、バッフルの内面をテーパー加工し、面を平滑に仕上げるための手当などの手間も一通りかけていますので、見た目よりは手がかかっています。
    当然のことながら、その分、振動板の律動の抵抗が減り、自由な躍動の条件が整うことになります。

  • リアスピーカーボックス(施工前)

    それではリヤスピーカーの説明に移ります。

    リヤ周りのアプローチについては、フルレンジで鳴っているタテ並びのリヤスピーカーを、サブウーファーとして運用する考え方です。
    作業概要としては、スピーカーユニットを交換し、標準のスピーカーボックスを防振を施して、共振・箱鳴りしないように加工し、アンプから供給される信号にローパスフィルターをかけて低音域だけで鳴らす。という内容になります。

    標準の状態のスピーカーを簡単解説しときます。
    ステレオ再生としては、ちょっと無理があるレイアウトですね(笑)信号としては、一応、上下でLR別チャンネルになってはいます。
    いずれにしても、前向いてますので、後ろに座っている人へのスピーカーとしての恩恵はあまりないように思います。

    スピーカーボックスの構造としては、トランクと通じる穴が背面に設けられているので、密閉ボックスではありません。
    この点は詰め物をして、抵抗をつくることで調整したいと思います。

  • リアスピーカーボックス防振補強

    ハコを内側から見たところです。

    スピーカーユニットは純正スピーカーから、JBLのStadium GTO620に交換しています。合わせてスピーカーケーブルも交換しております。

    ボックスは「サブウーファーエンクロージャー」として使えるように、防振材を貼って重みを付けます。
    写真だと、ハコの強度をだすためのリブがきれいに並んでいるので、一見、加工前に見えるかも知れませんが、リブの間をよくみてください。ほそーく切った防振材がすでに貼付け済みです。

  • リアスピーカーボックス吸音

    うー、なんだこれは??という感じですね。すいません。吸音材です。

    吸音材がまったく無い場合、振動板から室内側に発せられる「意図された波動」とは別に、ボックスの中で乱反射した波動が、ハコそのものと、振動板を不用意に振動させることで、「バタついたうるさい感じMAX」になる傾向があります。

    この症状を防ぐためには、ボックス内の乱反射を解消する必要があるわけですが、その手段が「表面積の大きななにか」を触れさせて損失をおこさせるという方法で、その何かが綿状の吸音材なのです。

    一般的な理論としては、密閉型ボックスの場合はギュウギュウに、穴が空いているバスレフ型の場合は、それなりに、ということになっています。
    今回は後ろが抜けているので密閉型ではありませんが、ハコがデカイこともあり、そこそこの量になりました。

  • リアスピーカーボックス(施工後)

    ひととおりの手当が終わって、もとに戻ったボックスです。
    吸音材充填で適当にメタボな中年男子みたいな感じに仕上がっています。(ふくらんでるわけじゃありません)

    このボックスに供給する信号は、前述の通り、低音域に絞ります。
    具体的には、今回増設するアンプのリヤ分2chについて、アンプのフィルター機能を使って、だいたい80Hz以下だけが流れるように調整します。(フロント側2chは80Hz以上にします)

    V3プランの標準で使っているアンプより、ちょい出力があがったこともあり、2chをブリッジして(モノラルにし)、2つのユニットを直列につなげて鳴らす方法は取らずに、1ch=1ユニット、通常のステレオ再生の接続にしてみました。
    ブリッジにすると、非ブリッジ?に比べて出力は上がりますが、その分アンプに負荷がかかりますし、パワフルで元気よくなるのとトレードオフで、厳密には音が若干荒くなります。

    いずれにしても、出力があって体感的に十分♪な感じで鳴るのなら、これで良いですね。

  • ツイーターマウント制作

    こちらもご指名の多い、カスタムツイーターマウントです。

    標準のツイーターも同じ位置についていますが、ここにマウントをこしらえて、GTO660Cのツイーターユニットを露出形式で取り付けています。

    V1,V2V3と、プランを問わずお声がかかる、人気オプションです♪

  • パワーアンプ取付

    最後はパワーアンプ周りの様子です。

    助手席のカーペット下には、純正のパワーアンプが設置されているのですが、その脇に発泡スチロールで塞がれているスペースがあります。
    スチロールには、防音以上の機能は無いと思いますので、アンプやDSPといった車載機器設置のニーズが勝る時は、適宜くり抜いて、設置スペースとして活用させていただいています

    JBLアンプのグレード序列は、GTR>Stage>CLUBの順となります。
    GTRアンプはフラッグシップ相応の造りで、情報量が確保されるように作られていて良いのですが、100W×4chモデルのGTR104で75000円と、相対的に値が張ります。
    当パッケージでは、コスパ優先でCLUB704をプラン標準としておりますが、サイズが一回り小型で、価格もほぼ変わらないStage A9004を今回提案させていただきました。

    組み合わせるスピーカーとの総合的は判断からも、高出力が得られるのもポイントです。
    標準としているCLUB6500Cの入力インビーダンスは3Ωなのに対して、今回使ったStadiumGTO600Cは2.5Ωなので、アンプの出力が同じ場合、より抵抗が低い後者のほうがパワーが出ます。

    なお、アンプ側の比較としても、プラン標準のCLUB704は、2Ω対応のステレオ出力で100W x4に対し、Stage A9004は、同2Ωで110W x4ですので、今回の組み合わせは、相対的に低抵抗スピーカー×高出力アンプということになり、スペック的にも体感的にもパワフルなシステムといえます。

  • 作業後記

    今回はGT-Rスーパーサウンドアッププログラムのグレードアップ施工例の御紹介でした。

    プランご紹介ページの公開と、GT-Rをデモカーにしていることもあってか、お陰様で大変多くのGT-Rオーナーの皆様にご利用いただいております。

    再掲になりますが、当プログラムのプラン構成は以下です・・・
    まずは標準プランのご案内です。当プログラムは標準で以下の3つのプランを設定しております・・
    【V1】フロントスピーカーの交換+デッドニングのV1(110,450円)
    【V2】V1にリヤスピーカーをサブウーファーとして運用するための加工を付加(181,100円)
    【V3】V1に4chアンプ投入とリヤスピーカー交換V3(237,000円)

    さらにオプションは以下の2つ・・・
    ・ツイーターを露出させるツイーターマウント制作(40,000円)
    ・アルミ合金とカーボンコンビのJBLグリルが美しいアウターバッフル制作(35,000円)

    これをベースに、今回はスピーカーとアンプの銘柄入替えによるグレードアップを行いましたが、このアンプをDSPアンプにすることで、自在な音作りを可能にしたり、また、iPhoneや各種DAPのデジタル再生への対応と言ったグレードアップも可能です。

    お客様のご予算とご希望に応じて、柔軟にプランさせていただきます。
    どうぞお気軽にご相談ください(^o^)

    ご連絡はお気軽にどうぞ♪
    電話もお気軽に♪03-5913-8450です!