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サウンドプロ

三菱エクリプスクロスのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 三菱エクリプスクロスのスピーカー交換の事例です

  • 事例No.576(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    三菱 エクリプスクロス

    system

    メインユニット:ALPINE BIGX
    ドアチューニング:フロント
    フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO SX165
    リアスピーカー:純正
    ケーブル:kaiser swing

    comment

    サウンドアッププログラムでブルームーンオーディオのSX165を取り付けました。
    ツイーターは標準の位置で差し替えなので、外観への変更は全くなしです。

  • ダッシュボード


エクリプスクロスのダッシュボードです。

三菱自動車から、昨年(2018年)の3月に発売されたばかりの新型車です。
クロスの名の通り、RVRとアウトランダーと並んで、SUVカテゴリに属するモデルです。
エンジンは最近の潮流のダウンサイジングターボで、1500ガソリンと2300ディーゼルの2ラインアップです。

エクステリアは、三菱のテイストたっぷりのデザインです。
直線の使い方がちょっと長めなのと、比較的はっきりしたカド。そのへんが特徴なんでしょうか。BMWやマツダのように統一モチーフがあるわけじゃないですが、遠目にもすぐわかる三菱らしさが今回も健在です。

さて、当コーナー初登場の三菱新SUVのオーダーはサウンドアッププログラムによるスピーカー交換です。

メインソースはアルパインBIG Xです。
これは、今回のご来店の前にお取り付けになられてました。モニターは11型です。
スマホ界では、iPhoneSEのように扱いやすさ重視の小型モデルに商機が逆戻りする現象が散見されますが、コチラは安全性が全てに優先する世界ですので、主要構成要素である操作性と視認性の点で、社外・純正ともに、拡大はあっても縮小はなさそうですね。

スピーカーの方は、当店人気のBLUE MOON AUDIOから、ベーシックモデルのSX165(44,000円)をお選びいただきました。
RX165(180,000円)・AX165(85,000円)と並ぶ2way3兄弟のうち、最も低価格のモデルではありますが、同ブランドのテーマである「クセのない、楽器そのものに近い存在」は等しく体現されており、スピーカーの2大評価ポイントである情報量の豊富さと、パワー感の点において、コスパの高さを十分に感じさせてくれる製品です。

インストールについては、製品付属のネットワークを使って、フロント出力を高域・低域に分岐させる方法で接続し、MDFバッフルで固定し、マイルドな防振力のドアチューニングにて足場を固める方法にて行いました。

三菱独自の純正スピーカー固定方法の影響でスピーカーホールが狭いため、ちょっと切削して広げた点以外は標準的なサウンドアッププログラムの事例です。
施工の様子をどうぞ御覧ください♪

  • フロントドア

    ドアトリム拝見です。

    適度な抑揚、たっぷり収納と、いまどきSUVの様式を備えたドアですが、過度に線をひねらないハンドルや、スピーカーグリル周りのデザインに、三菱アイデンティティーが表れているような気がします。

    総じて平穏で、理解にリソースを必要としない点で、こういうのがユニバーサルデザインの目指す方向の一つなのかなぁ、なんて思ったり。

    造りはしっかり頑丈な感じ。ツイーターはドアでなくて、ダッシュボード上にあります。

  • ドアトリム取り外し

    ドアトリムを外したところです。

    いつものブチルゴム留めのビニールシートです。
    しかしよくみると、ビニールの場合は口が空いたままが相場のはずのサービスホールに、樹脂パネルでフタをしてあります。ちょっと見かけないパターンですね。

    背景はよくわかりませんが、外来ノイズ防衛の点では一定の効果があるでしょう。特に、ドアをエンクロージャー化しようとしている我々にとっては、防振材だけで固めるのに比べて、ほとんどぶれないカベとして機能してくれるので、大変ありがたいところです。

    純正スピーカー周りにご注目ください。
    一般的には、ネジ留め・リベット留めのためのフランジ部分が広がっているものですが、これには一切ありませんよね。三菱のスピーカー工程方法は、当方の知る限り最も簡素で、差し込んで30度くらい、時計方向に回すだけでオシマイの取付作業の生産性追求型なのです。そういうわけで、周りのヒラヒラがないんです。

  • アウターパネル作業

    それでは作業に入っていきます。

    ビニールシートを剥がして、ブチルゴムを取り除き、クリーナーを使って清掃します。
    スピーカーケーブルは純正デッキのスピーカー出力のところ以降を引き直して、ウーファーに向かう線をドア内に引き出しておきます。
    アウターパネルを脱脂、清掃したらオーディオテクニカの防振材 AT7560Rを貼ります。

    スピーカーホール周りは、前述の「回して固定式」のスピーカーと噛み合わせるため出っ張りが内側に出ています。
    これは、スピーカー振動板の裏面の空気の動きの抵抗要因になりますので、(オーナー様ご了承のもと)カットいたします。(写真はカット後です)
    多くのホンダ車も同様で、変わった固定方法で通り道に出っ張りがありますので、カット処理を行います。

    この後、バッフル固定用のボルト穴をあけて、次工程へ移ります。

  • インナーパネル側作業

    それではドアの最終工程に入っていきます。

    MDFにて制作したバッフルをインナーパネルにボルトで固定し、BLUE MOON AUDIOのSX165のウーファーを取り付けます。
    表側にブラブラしているカプラー2個のうち、小さい方は純正スピーカー用です。バッフル側面に差し込む方式なので、表に出ているんですね。最近よくあるパターンです。
    SX165の端子は、多くの社外スピーカーと同じで背面にありますので、引き直したスピーカーケーブルはドア内にとどめてあります。ケーブル終端にスピーカー用ギボシをカシメて、接続します。

    配線が終わったら防振ですね。
    今回はマイルドな防振性能をもつドアチューニングですので、全面貼りでなく、要所を貼ることになります。

    一般的には、ドア内の容積を固定するための「サービスホールの穴ふさぎ」が作業の中心になり、各所の微細なビビリを抑える防振がそれに続く格好になります。

    後者については、今回は他の事例と何ら変わりませんが、前者については、樹脂パネルがありますので、これをカベの骨材として活用することで、音圧による容積の変動(ふくらんだりしぼんだり)を効果的に抑制することができます。

  • 純正ツイーター

    ドア施工を終えて、ツイーターの入れ替えのためにダッシュボード上に移ります。

    そしてこちらが純正ツイーターです。
    でも、ツイーターで連想される形状のユニットではないですね。直径は7センチもありますので、高域も担当しているスコーカーという感じでしょうか。

    7センチですので、キリキリの高域の表現はちょっと甘い感じもしますが、大きい分、ウーファーとのつながりは良好です。

    今回はフロント2wayキットの組込ですので、ドアのウーファーとセットで交換してしまいますが、ほんのちょっと高音域をハッキリさせるだけでいいんだけどなー、という方は、純正オーディオのまま、このユニットのみ8センチのコアキシャルユニットに差し替えてみても良いかも知れません。

  • ツイーター設置

    コチラがSX165のツイーターに交換後の状態です。

    見映えがさっぱりしちゃってますが、ツイーター本体についているグリルを取り外しているためです。
    この上に標準のグリルカバーがつくので、防護の点では問題ありませんし、二重に覆われてしまっては、せっかくのツイーターグレードアップの効果が半減してしまいますので、これがベストです。

    社外品に差し替える際には、なんらかのステーが必要になります。
    ユニットを差し込んで固定できるよう、板材をくり抜いて作成するか、写真の例のように、ユニットが乗るように、中央を一段下げた形状に曲げて作るかの二択になると思いますが、当店では後者にあたるパーツをオリジナル制作して準備しております。

    ツイーターの直径は製品によってまちまちで、幅広くフォローするのは難しいですが、高さはある程度のマージンを設けておけばほとんどカバーできてしまいますので、汎用性の高いパーツです。
    (↓今回使ったのは、背が高い2型のほうです。)
    https://www.soundpro.jp/ec/products/detail/101

  • 作業後記

    今回は三菱の新車!エクリプスクロスのサウンドアップ事例をご覧いただきました。

    サウンドアッププログラムによるスピーカー交換の標準的なケースですね。
    標準でツイーターを格納するスペースのあるクルマであれば、同じ作業フローで対応できるメニューですので、どうぞご検討ください。気になる見た目への変更は一切生じません。

    クルマのオーディオのグレードアップには、川上のデッキ、プロセッサ、アンプから、川下のデッドニング、スピーカーと手をつけるところは複数ありますが、最も体感(聴感)上の変化が得られやすいのは音の出口である、川下のデッドニングとスピーカー交換の部分です。

    当店の人気メニューのサウンドアッププログラムでは、デッキ裏からドアに渡るスピーカーケーブルの交換、ドアの防振、インナーバッフル製作、スピーカー交換と、ドア周りのグレードアップをワンストップで完成させるメニューを、(トラブルがない限り!)一日の納期でご提供しています。

    価格は73,300円(税別)+お好みのスピーカー代とコストパフォーマンスも抜群です。
    ちょっと音にこだわりたいお客様。どうぞお気軽にご相談ください
    電話もお気軽に♪03-5913-8450です!