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トヨタVOXYのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • ヴォクシーのスピーカー交換の事例です

  • 事例No.569(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    トヨタ VOXY

    system

    メインユニット:NSZT-Y68T
    デッドニング:フロント
    ドアチューニング:リア
    フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO AX165
    リアスピーカー:BLUE MOON AUDIO CX165
    パワーアンプ:内蔵
    ケーブル:AcousticHarmony N1

    comment

    サウンドアッププログラムにより、フロント2wayスピーカーをインストールしました。
    スライドドアのリヤについても、コアキシャルスピーカーを使い、ドア防振を含めてしっかりインストールしました。

  • ダッシュボード全景(施工前)

    トヨタ・ヴォクシーのスピーカー交換の様子です


  • トヨタ・ヴォクシーのスピーカー交換の様子です

現行VOXYのダッシュボードです。
トヨタミニバン番付の両横綱、アルファード・ヴェルファイアに対して、ノア・エスクァイアと並ぶ、大関を構成する一台です。

非ミニバンオーナーの方々にとっては、ミニバンで連想されるのは、特に押しの強い両横綱だと思いますが、この5台の昨年1年の販売統計でみてみるとこんな感じです。
ヴォクシー9.0万台
アルファード5.8万台
ノア5.6万台
ヴェルファイア4.3万台
エスクァイア4.0万台
当然、価格帯が違うこともありますが、台数ベースではホントに出てるんですね。

ちなみに、当インストールギャラリーにアップされている車の中で、ずーーっとTOP10から落ちないのがコチラのフルアルパインのヴォクシーZS煌のエントリです。
アップからまる2年は経つんですケド、、、オーナー層の厚さ(熱さ?)がデータに現われていますね!
(というか、他車に気を遣ってTOP10とボカしてますが、実はずっとダントツ1位キープです。月間アクセス1500〜2000PV維持してます)

アクラン1位のヴォクシーに迫れるか!?
期待を込めてご紹介する今回のヴォクシーのメニューは、サウンドアッププログラムによるフロント2wayと、リヤのコアキシャルのインストールです。

合わせるスピーカーは、その音色の素直さ♪とは裏腹に、当サイトで耳タコ連呼中のBLUE MOON AUDIOのミドルクラス2wayスピーカー、AX165(85,000円)です。
なお、この車はもともとツイーターの設定がないため、BLUE MOON AUDIOでオプション販売されているツイーター・マウント・ポッド(25,000円)を収めて設置しました。

今回はリヤも交換ということで、同ブランドのコアキシャル2way、CX165(40,000円)で揃えました。

以上、すっきりと収まりの良い「音の出口のグレードアッププラン」のご案内。という風情なのですが、今回は前提がちょっと変わっております。
「プレミアムダブルツィーターシステム」という10万円弱の高額オプションを組み込んである車だったのです。(冒頭の写真がダブルツイーター状態)
これはナビの音声出力を別体式のDSPアンプ(8ch)に入れて、ドアのウーファー(2)とダブルツイーター(4)、リヤ(2)を駆動するというシステムです。

せっかくのオプションでしたが、音の傾向がオーナー様のお好みとちょっと違う。。ということで、まずは、コストの掛かった別体アンプを活かして施工しました。しかしながら、DSPそのものの味付けが独特で、かつ調整の幅が狭くてしっくりこず、結局DSPアンプを取り外して、T-CONNECTナビの内蔵アンプで素直に鳴らす方法に落ち着いた。というストーリーをたどりました。

高額オプションの損切りはなかなか辛いことなので、取り外しを含めたご依頼はなかなか無いとおもいますが、その点を除けば、オーソドックスな2way+リヤのサウンドアップの事例です。施工の様子をどうぞ御覧ください♪

  • ダッシュボード全景(施工後)

    トヨタ・ヴォクシーのスピーカー交換の様子です

    こちらが施工後のダッシュの様子です。

    冒頭は施工前の、オプションのダブルツイーターユニットがついた状態でした。対して、こちらはAX165のブルーツイーターに換装済みの状態です。

    ルックス的には、メッキリングキラリ☆の片側2基づつの砲塔に比べて、オーソドックスな形で鎮静色なので、だいぶ落ち着いた雰囲気になっています。

    前出のツイーター・マウント・ポッド(25,000円)を使用しているので、微妙〜な角度調整も可能です。

    それしても9インチのナビ画面。大きいですね。
    10インチの特大モデル(NSZN-Z68T)はPanasonic製で、こちらの9インチ(NSZT-Y68T)はデンソーテン製のようです。

    10インチ版はデカい分、アルヴェル両横綱、ノア三兄弟、エスティマと適合が限られますが、9インチはヴィッツからプラドまで18車種(DCMパッケージ除く)と幅広く適合する普及モデルです。
    ナビ、AVと機能は充実しており、ダウンコンバートながら、192kHzまでのハイレゾ再生に対応しているところも魅力です。

  • プレミアムダブルツイーターシステ

    トヨタ・ヴォクシーのスピーカー交換の様子です

    ダブルツイーターのアップ写真です。

    冒頭でお伝えしましたとおり、?写真のツイーターユニットと、?車種専用のドアウーファー、?8chのDSPアンプがセットになったオプションです。
    オーナー様のお好みとは、音の傾向が違ったようで、今回のご相談のきっかけとなりました。

    試聴させていただきましたところ、おっしゃられることはよくわかりました。
    高音域の情報は確かに豊かですが、アンビエントサウンドというのか、やさしく包み込むような感じです。
    トヨタスーパーライブサウンドシステムと源を同じくする価値観ですね。
    キリキリっ!としたエッジはありませんが、その分、車室内の会話を邪魔せず、多くの方に肯定されるであろう音色を演出してあります。

    それに対して、当店のようなオーディオショップが作る音の方位磁石は、ドライバーのためだけの高精度再生(Hi-Fi)に向いているんですね。
    アーティストを目の前に座らせるような音作りを目指しますので、特段の事情が無い限り、音の焦点を広くとる(甘くする)ことはやりません。音像をキリッと一箇所に作り上げます。
    さらにDSP全盛の今日にあっては、ドライバーの耳の位置にきっちり合わせるための調整に、寝食を忘れるような世界です。

    メーカーが企画するオプション品は、リアルサウンド的なニュアンスをアピールしながらも、音質の幅という点でも、音場の広さという点でも、スイートスポットを広くとって、同乗者をふくむ購入者が平均的に満足できるような「商品としての常識」の枠を意識しないわけにはいきませんので、このあたりが限界、というか、これ以上はやりようがないはずです。

    ということで、生っぽい、リスナーに向かってくるような、時に緊張を強いるような音に萌えるタイプを自認されている方が汎用品をお求めになられる際は、販売者さまの事情を踏まえて、期待値をあらかじめ調整しておかれるのが適当だと思います。

    (そう考えると、危険物のような蒙古タンメンのカップ麺が7-11の棚の好位置を10年に渡ってキープしてるのはすごいことですね。教育次第では、市場を果てしなく誘導できてしまうということなのかもしれません。ついに北極まで登場してしまいました。)

  • ツイーター取り付け

    トヨタ・ヴォクシーのスピーカー交換の様子です

    こちらがツイーター換装後の様子です。

    BLUE MOON AUDIO AX165のツイーター+ツイーター・マウント・ポッドです。
    オーナー様はご承知のことですが、この80ヴォクシーは純正ツイーターのない車ですので、新規設置には何らかの加工が必要になります。

    エンピツほどの小径とは言え、高年式車のダッシュボードへの穴あけはかなりためらわれます。ということで、ダッシュ両脇の三角形っぽいパネルに穴を空けて固定することにしました。
    ツイーターの照準はルームミラー付近に合わせて、自然な拡散を狙いました。

    冒頭で紹介したアクランNo1のフルアルパインのヴォクシーZS煌に取り付けられていますが、アルパイン製のアドオンツイーターは、このパネルを取り外してトレードインする方式になっています。なかなかアイデアですね。

  • フロントドア全景

    トヨタ・ヴォクシーのスピーカー交換の様子です

    見どころのツイーター周りを先行してご紹介しましたので、定常モードに戻して、ドア周りの説明に入ります。
    まず外観です。

    流石ミニバン。かなり大きなドアです。
    作りはしっかり、こちらも流石トヨタですね。剛性感バッチリです。

    スピーカーがありそうな位置からドアポケット方向に流れるような、ユニークなデザインのグリルですね。
    ユニットはごく当たり前な位置についています。

  • ドアトリム取り外し

    トヨタ・ヴォクシーのスピーカー交換の様子です

    トリムを外したところです。

    ここはほとんど昭和から変わってない仕様で、ビニール+ブチルゴムです。

    スピーカーは標準の純正スピーカーではなくて、プレミアムダブルツイーターシステムを構成する、車種別スピーカーです。
    ダンパーとセンターキャップの色ツヤがちょっと主張しています。

  • アウターパネル作業

    トヨタ・ヴォクシーのスピーカー交換の様子です

    アウターの作業中です。

    ビニールシートを剥がし、ブチルゴムを取り除いて、アウターパネル側を含めてきれいに清掃、脱脂します。
    純正スピーカーも取り外し、アウターの防振です。

    材料はデッドニング時の定番となりました、サイレントコートのSC-M4-2.4という銘柄を使います。
    サイレントコートの材料はこの他にSC-M2-4.0との2銘柄を常用しています。

    前者に比べて後者のほうが比重が重いので、もともとが鉄オンリーで全体が均質な素材であるアウターパネルには前者、サービスホール塞ぎや、樹脂パーツも含むインナーパネル側には、後者を主に使っています。

  • インナーパネル作業

    トヨタ・ヴォクシーのスピーカー交換の様子です

    次にインナー側です。

    AX165のウーファーはインナーバッフルを作って取り付けています。
    純正スピーカーは、ちょっと高さあり、フランジありの立体成型バッフルでしたので、フランジ形状、高さともにMDF素材で再現し、しっかり作っています。

    塗装は、食いつきも厚みも良好なSEM社のプライマーサフェーサーを吹いています。(仕事の生産性という点でも非常によろしい材料です)

    T-connectナビ裏から、ネットワークを介して引っ張ってきた配線をつないで、固定し、全面防振です。
    こちらで使う材料は、サイレントコートのSC-M2-4.0(比重の重い方)を使います。
    これで、AX165のウーファーが発生する低音を室内側にしっかり放出できるエンクロージュアに仕上がります。

  • スライドドア

    トヨタ・ヴォクシーのスピーカー交換の様子です

    今回はリヤスピーカーの交換も行いました。
    スライドドアの防振はご紹介の機会がほぼ無かったので、ご覧になってください。

    セカンドシートにかぶっていますが、シートを外さなくても作業できる程度のクリアランスはあるので、この状態で進めます。

    リアには、フロントと同じBLUE MOON AUDIOの同軸スピーカーシリーズのCX165を取り付けます。

  • ドアトリム取り外し

    トヨタ・ヴォクシーのスピーカー交換の様子です

    トリムを蓮したところです。

    スライドドアのオート開閉機能を作業中のみキャンセルして、半ドア状態で作業を進めます。

    スライド機構以外、フロントと変わるところはありません。大きなビニールシートで覆われています。
    こちらのスピーカーもフロント同様にリベットで固定されているので、ドリルでもんで、取り外します。

  • アウターパネル作業

    トヨタ・ヴォクシーのスピーカー交換の様子です

    アウターパネルに手を付けます。

    フロント同様、ビニールを剥がして清掃、脱脂を行います。
    リヤについては、制振力のマイルドなドアチューニングで対応しますので、防振剤はオーディオテクニカのAT-7560Rを使います。

    スピーカー配線の引き換えについては、スライドドアの場合、配線の長さと経路の複雑さからだいぶ割高になるので、引き換えなしをお勧めしています。

  • インナーパネル作業

    トヨタ・ヴォクシーのスピーカー交換の様子です

    リヤ最終です。

    インナーバッフルで取り付けられているのが、BLUE MOON AUDIOのCX165です。
    コアキシャルユニットですので、真ん中に小さなツイーターがついており、1ユニットで下から上までカバーしてくれます。
    配線は、純正スピーカー配線を接続しています。

    サービスホールはオーディオテクニカのAT-7550Rでふさいています。
    かなりの面積を貼りますので、スライドドアの施工はフロントドアの施工よりもちょっち高額になりました。

    この後、ドアトリムを戻して、スライドドアのオート開閉機構をONに戻してリヤも終わり。
    標準オーディオを起点とした場合のサウンドアップはここまでで終わりということになります♪♪

    この先は、ダブルツイーターシステムのDSPアンプの取外と、ご依頼で取り付けたパワーテールゲートのご紹介です。

  • オプションDSPアンプ取外し1/4

    トヨタ・ヴォクシーのスピーカー交換の様子です

    冒頭でご説明したとおり、一旦はオプションのDSPアンプは活かし、そこからの出力を前提に施工しましたが、DSPのアンビエントな感じの特徴が強く、補正の幅も限られていて、その世界からの脱出ができませんでしたので、アンプを外し、ナビ出力につなぎ直す策をとりました。

    このコマを含めて、取り外し肯定を4枚写真でご説明します。

    まずは遺影というか、DSPアンプ在りし日のナビの表示の様子です。
    メーカーオプションのナビの調整画面を開くと、音響効果の設定画面にたどりつくのですが、例のプレミアムダブルツイーターのDSPアンプが接続されると、この調整画面がアクティブになるようになっています。

  • オプションDSPアンプ取外し2/4

    トヨタ・ヴォクシーのスピーカー交換の様子です

    別体アンプというと、トランクやリアフェンダー裏あたりが定位置なのですが、このクルマの場合、ダッシュの奥深くに取り付けております。

    プレミアムダブルツイーターはディーラーオプションですので、ディーラーさんで取付概要書を分けていただいて、分解を試みます。
    なかなか込み入っていて、面食らいました。

  • オプションDSPアンプ取外し3/4

    トヨタ・ヴォクシーのスピーカー交換の様子です

    ここまで分解すると、いよいよDSPアンプの収まっている場所が見えてきます。
    この敗戦の束の奥に専用ステーで固定されていますので、潜って覗き込みます。

  • オプションDSPアンプ取外し4/4

    トヨタ・ヴォクシーのスピーカー交換の様子です

    やっとたどり着き、取り外しに成功しました。
    このDSPアンプを撤去すると、ナビの内蔵アンプで直接スピーカーを鳴らすことができるようになります。

    ちなみにこのアンプ、8chデジタルアンプ搭載の機能だけは優れものです。
    8chの計算は、フロントでツイーターが4つ、ドアスピーカー2つ、スライドドアスピーカー2つの計8つということですね。

  • オートパワーゲート

    トヨタ・ヴォクシーのスピーカー交換の様子です

    標準で装備されていないけれど、ぜひ欲しいアイテム!
    電動開閉リアゲートを取り付けました。

    これは(株)コスティックからリリースされている「パワーテールゲート」という製品です。

    動作がスムーズで安心感が高いのもありがたいですが、全開時にちゃんと水平まで開いてくれるのもポイント高いですね。

    開閉時アラーム音システムや、イージークローザ等、安全面も考えられています。
    また、純正キーレスリモコンによる開閉も可能で、新しくリモコンが増えるというわずらわしさもありません。

    テールゲートの巨大なミニバン以外にも、ハッチバックやセダンの対応もあるようですので興味がお有りの方は適合をご覧になってみてください。

    (※取付作業は外部専門業者に依頼しております。)

  • 作業後記

    トヨタ・ヴォクシーのスピーカー交換の様子です

    今回はヴォクシーのサウンドアップ事例をご覧いただきました。

    最初の段階では、「プレミアムダブルツィーターシステム」を構成するツイーターとドアスピーカーをAX165に交換する計画でしたが、その後の試聴・調整トライの結果、DSPアンプまでも取り外すことになってしまい、結局、高額オプションが跡形もなくなくなってしまいました。
    しかしまぁ、すっきり素直な音にたどりつくことが出来ましたので、結果オーライ。前を向いていきましょう♪

    今回は、あまりご覧頂く機会のない、スライドドアのサウンドアップも行いました。
    ドライバーメインの場合、リヤの音量は絞りがちで投資リターンが低いため、手を付けないケースが多いですが、乗車人数が多い場合はぜひご検討ください。
    フロントに比べてドアが薄く条件が悪いため、その分、手を入れた場合の改善効果が見込めます。

    文中でもご紹介しましたが、フルアルパインのヴォクシーZS煌の事例もどうぞ御覧ください。

    ご希望とご予算に応じて、柔軟にプランさせていただきます。
    ヴォクシーのサウンドアップのご相談はお気軽にどうぞ♪
    電話もお気軽に♪03-5913-8450です!