メルセデスベンツCクラスC200(S205)のオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.512(お問い合わせの際にお伝えください)
model
メルセデスベンツ Cクラス C200(S205)
system
メインユニット:純正
ドアチューニング:フロント
フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO SX165/MX080
リアスピーカー:純正
プロセッサーアンプ:audison prima AP8.9bit
ケーブル:kaiser swingcomment
メルセデス・ブライトオーディオパッケージのC-F1-8の事例です。
フロント2way+助手席サブウーファーをプロセッサーアンプで駆動します。
メルセデス・ベンツCクラスの前方席の様子です。
お陰様で多くのCクラス車両をお預けいただいておりますが、当コーナーへの赤レザーシートのエントリは初めてです。
赤・黒・シルバー&赤ステッチのカラーリングは、GT-R等スポーツ車の定番コーディネートとして目にする機会が多いですが、Cクラスに適用すると、ゴ〜ジャス感を帯びた表現にシフトしてくる感じですね。
ちょっとセクシーな感じもして、なかなかステキです♪
さて、今回は多くのCクラスオーナー様にご高評いただいているメルセデス・ブライトオーディオパッケージをご用命頂きました。
当パッケージの標準では以下の3プランと・・・
(1)C-F1:フロント2way交換&ドア防振
(2)C-F1-W:フロント2way交換・助手席足元のサブウーファー交換&ドア防振
(3)C-F1-8:フロント2way交換・助手席足元のサブウーファー交換&ドア防振・プロセッサーアンプ
それぞれに1wayリヤスピーカー交換を加えた合計6プランがあります。
さらに、オプションとして標準オーディオでは省略されている運転席側足元のサブウーファー設置もご依頼いただけるようになっています。
このうち、今回は(3)のC-F1-8をご用命頂きました。
上記では、簡単に「フロント2way交換」と記載しておりますが、標準オーディオの前方席は、助手席足元のサブウーファー以外は、一対の左右のドアスピーカーのみの設定となっておりまして、このドアスピーカー(ウーファー)の交換と、ドアミラー裏の▲カバーのところにツイーターを新規に設置することで、2way化いたします。
さらに、助手席足元のサブウーファーユニットも交換し、ドア防振、スピーカーケーブル交換も適宜行い、audison(オーディソン)のプロセッサーアンプPrima AP8.9bitを設置いたします。(プロセッサーアンプ用に電源も引きます)
このプロセッサーアンプは8ch分のアンプを内蔵していますので、フロント2wayと助手席サブウーファー、リヤスピーカーの合計7chを個別に制御して、音響の適正化を図ることができます。
サブウーファーをひとつだけ含む機器構成は特に珍しくありませんが、Cクラスの標準オーディオに含まれる助手席サブウーファーからは、左側のチャンネルの音だけがでているので、中高域はステレオなのに、低域だけ片チャンネルなので、曲によっては独特の違和感を覚えることがあります。
オプションの運転席側サブウーファーを追加しない限り、上記の(1)と(2)では、この特性は解消されませんが、今回の(3)の場合、「左右のチャンネルを合成した低域のモノラル信号」をプロセッサーでつくり、サブウーファーに供給しますので、前述の違和感は解消されます。
運転席側サブウーファーも足して、低音域もステレオにしたほうが、よりグッとくるようにはなりますが、プロセッサー駆動によるハイエンドスピーカー2way+1サブウーファーという構成は、十分先頭集団レベルですので、あらゆるジャンルの曲を十分堪能していただけるものと思います。
前置きが大変長くなって恐縮です;;
それでは施工の様子をごらんくださいー。
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フロントドア
ドアトリムの外観です。
こちらも赤黒コンビでしっとりきているところに、ウッドパネルが組み合わされて、ゴージャス感が際立っております。
シート操作スイッチの前方にある○がウーファーですね。
標準の口径は8センチで、今回交換するBLUE MOON AUDIOのMX080も8センチですが、加工によって10センチユニットまで納めることが出来ます。
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ドアチューニング
それでは実作業に移っていきます。
一般的な車のドアは、ドアの内側の鉄板(インナーパネル)にスピーカーが付いていて、外側の鉄板(アウターパネル)との空間をスピーカーボックスに見立てて防振を行っていきますが、このCクラスのドアは、ドアの内装にスピーカーがついていますので、写真のインナーパネルと内装をそれぞれ防振して、その空間をスピーカーボックスとして運用することになります。
一般的なインナーパネルは、メンテナンスのときに手を入れられるように、サービスホールと言われる大きな穴が2つ3つ空いていますが、このクルマの場合、パネル周囲のボルトを外して、パネルをそっくり外してしまうアプローチをとっていますので、穴がありません。よって、気密性の点において、一般のドアに対してアドバンテージがありますね。
とは言え、スピーカーが発する波動を受けた共振の抑制と、外部ノイズの侵入を防衛するための防振は依然として必要ですので、防振材を適宜配置して質量を与え、外部環境に影響を受けにくい状態に仕上げていきます。
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ドアトリム
ドアトリム裏の様子です。
写真の左上のはじっこのシルバーに光っているのが、交換後のスピーカー、我らがブルームーンオーディオのMX080です。
シルバーのマグネットが小ぶりに見えますが、磁束密度の高いネオジウムマグネットなので、スリムなルックスになっています。
前のカットのインナーパネルと対になってスピーカーボックスを形成する、このドアトリムの裏側にも防振材を配置していきます。
一般的な国産車と比べて、メルセデスのドアトリムは異様にがっしりしているので、ビビリにくいのですが、全体としての評価はひとまず脇において、ビビリは相対的に弱いところで生じますので、比較的おおきな面の部分を中心に貼りつけていきます。
この後、もともと装着されていたフェルトのフトンのような吸音シートを戻して、ドアに取り付けます。
なお、これと並行して、助手席足元のサブウーファーを同じくブルームーンオーディオのSX165と交換しておりますが、今回は写真レスです。
必要に応じてこちらの事例でご確認ください。
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純正位置ツイーター取付
ミラー裏の▲カバーの裏側です。
前述の通り、標準オーディオはツイーターレスですが、プレミアムオーディオ選択時にはツイーターがつけられるように、ブラケットが形成され、音が抜けるようにスリットが設けてあります。
このブラケットを適宜加工して、SX165付属のツイーターを取り付けます。
製品のツイーターはハウジングに収まっていて、そのままでは付きませんので、中身だけ取り出します。
固定は、熱と振動に強いエポキシ系の専用接着剤を用いて行います。
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audison prima AP8.9bit
プロセッサーアンプは、助手席の下に設置します。
このprima AP8.9bitの寸法は、幅198ミリ×奥行き134ミリ×高さ45.5ミリとコンパクトなので、ご覧のようにスッキリと収まります。
覗き込んでも見えにくいよう、前方に寄せて設置しますが、シートももともと低めなので、意識的に覗き込まないと気づかないでしょう。
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C-F1-8プラン紹介
それでは最後に、今回のプランを再度紹介させていただきます。
(1)ドア防振によってスピーカーの稼働条件を整え
(2)ドアスピーカーをブルームーンオーディオのハイエンドユニットに交換
(3)ツイーターを追加
(4)助手席側サブウーファーの交換
(5)プロセッサーアンプを加えて、全ユニットの出力個別に制御(帯域分割・タイムアライメント・イコライジング)し、音場の最適化を図るプランです。
このプランでは、8ch分の内蔵アンプを備えるプロセッサーアンプを投入しますので、室内の7つのユニットを全て個別に制御いたします。
(ツイーター×2、ドアスピーカー×2、リヤスピーカー×2、助手席足下サブウーファー×1)
価格は\328,150。明細は以下です。
ツイーター(SX25T)\18,000
ウーファー(MX080)\30,000
サブウーファー\19,000
デッドニング一式\40,000
バッフル\8,500
ツイーター取付加工\6,000
サブウーファー取付加工\15,000
プロセッサーaudisonAP8.9bit\100,000
配線一式\20,650
施工工賃\50,000
プロセッサセッティング\20,000
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\327,150(税別)
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