レクサスNX300hのオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.472(お問い合わせの際にお伝えください)
model
レクサス NX 300h
system
メインユニット:純正
デッドニング:フロント
フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO AX165
センタースピーカー:BLUE MOON AUDIO MX080
リアスピーカー:純正
プロセッサーーアンプ:audison prima AP8.9bit
ケーブル:kaiser swingcomment
フロント2way+センタースピーカー+サブウーファーをプロセッサーでマルチドライブするシステムです。
標準は10スピーカーのプレミアムサウンドシステムでしたが、ご不満だったようで、だいぶ喜んでいただけました♪
当店初お目見えのNXのダッシュボードです。
流麗なデザイン。極めて質感の高い造り込み。さすがレクサスですね。
室内の空気も心なしか濃密に感じます。
今回のオーダーはプロセッサーアンプ投入+サウンドアッププログラムによる音の出口の整備です。
プレミアムサウンドシステムという10スピーカー仕様で外部パワーアンプも装備され、それなりに聴けるシステムでしたが、オーナー様を満足させるには至らずでご相談いただきました。
プロセッサーアンプは当店(だけじゃなく幅広く)人気商品のaudison prima AP8.9bit(税別10万円)です。
これに純正アンプからの信号を入れ、出力先のフロント2wayは、これまた当店大人気のBLUE MOON AUDIO AX165(78,000円)、センタースピーカーは同MX080(30,000円÷2)、そして純正サブウーファーもプロセッサーからドライブする構成です。
オーナー様には「楽器が奏でる細かいニュアンスがとてもリアル」だと大変お喜び頂けました♪
インストールの様子をどうぞご覧ください。
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フロントドア
写真だとちょっと伝わりにくいかもしれませんが、ドアもとても高い質感をもっています。
内装色はホワイトオーカーというクリーム系と、このブラックの二択だそうですが、クリーム系は更にゴージャス感全開な感じでしょうね。
最近、内装の張替えを含むお仕事をお引き受けする機会がでてきました、内装の業者さんと一緒に仕事をすることが増え、数多くのカスタム事例を目にする機会も増えたわけですが、このレクサスはインストルメントパネルやドアトリム、ステアリングホイールにはとても丁寧なステッチングが施されていて、カスタム車に引けを取らない出来栄えだなと、改めて感心しました。
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第二段階
ドアトリムを外すと現れる光景です。
最近は全面モジュールパネルだったり、(外車の)全面スポンジシートだったり、いろいろと新しいパターンが登場していますが、今回はスタンダードなビニールシート+ブチルゴム接着パターンです。
シートを丁寧に剥がし、ブチルゴムを除去し、綺麗に脱脂・清掃をします。
純正スピーカーはリベット留めではなく、10mmのレンチで外せるM6ボルトで固定されていました。取り外しラクラクです。
アウターパネルにアクセスできるようになったら、そちらもきれいに掃除をして、ロシアン防振材のSTP AERO BOMBを短冊状にして貼り込みます。
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第三段階
次はインナーパネルに移ります。
スピーカーケーブルを引き込み、オリジナルMDF製スピーカーバッフルを介して、AX165のウーファーを取り付けます。
ブルームーンオーディオの製品は名のごとくブルーがイメージカラーになっており、このAXのカーボンファイバーのコーンもちょっとミステリアスな濃紺色をしています。
つけるものを付けたら防振です。
今回は制振力の高いデッドニンググレードなので、サービスホールを含めて全面貼りで対応。
防振材はアウターパネルと同じくSTP AERO GOLDを使って、しっかりとしたエンクロージュアに仕上げます。
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ツイーター純正位置取付
ツイーターはAピラー根元の標準の位置で差し替えを行いました。
このクルマについていた純正ツイーターは、トヨタ車の一部に広く採用されている直径6.5cmもある大型のユニットで、これより小径の一般的なツイーターよりも低い音域までカバーするようです。
よって、センタースピーカーも同じユニットが共通で使われています。
取り付けに際しては、MDFで純正ユニットとほぼ同じ寸法のバッフルを作って固定しました。
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センタースピーカー取付加工
ダッシュボード中央にカメラを移動しました。
センタースピーカーの交換です。
前述の通り、ツイーターと同じユニットなので、バッフルも同寸法で用意し、8センチ口径のMX080が収まるように内径を大きく広げてあります。
これはツイーターに比べて空気を大きく動かしますので、エンクロージャーを意識した造作が必要です。
裏にはモコモコの吸音材を詰め、表の隙間は防振材で埋める手間を掛けています。
ちなみに標準の状態では、スピーカーの周りに隙間がある状態ですから、スピーカーの稼働条件として、適当とは言えません。
ユニットも変わり、エンクロージャーも出来たので、もうバッチリですね♪ -
プロセッサー取付け
プロセッサー取り付けの様子です。
audisonのプロセッサーは(191 x 131 x 34mm)ととてもコンパクトなので、設置場所の選択に困りません。
トランクのフロア下あたりが定番ですが、今回は出来る限り収納スペース等をスポイルしたくないとのことで、
トランク左側のバッテリーの後方に場所を見つけて設置しました。
写真だとポンと置いてあるだけのように見えるかもしれませんが(笑)、本体向かって右側に見えるベースボードを介して固定してありますので、しっかり留まっております。
最後の最後になってしまいましたが、プロセッサーの入出力の経路を掲載しておきます。
(リヤスピーカーは純正アンプから繋がった状態のままで、フェーダーで絞った(音の出ない)状態になっています)
●インプット
フロントスピーカーHI
フロントスピーカーLOW
センタースピーカー
サブウーファー
●アウトプット
ツイーター2ch
ウーファー2ch
センター1ch
サブウーファー2ch(ブリッジ)
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純正サブウーファー
最後は純正サブウーファーの写真です。
リアハッチの進行方向向かって右側に取り付けられています。
今回、予算の関係もあり、サブウーファー周りの防振は行わず、プロセッサーからの配線を結線するのみとしました。
ただ、一定の音量で鳴らすと、内装やナンバープレートにビビりが認められたので、今後手を入れる価値はあるでしょうねというお話になっております。
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作業後記
今回はプロセッサーアンプを使ったサウンドアップ事例をご覧いただきました。
BOSE、ハーマンカードン、ブルメスターと、多くのクルマにプレミアムオーディオが設定されていますが、どれほどの絶対値を持っていても、高めに抱いた期待を超えられず、不満につながってしまうケースは少なくないようです。
また、標準オーディオを含めて、メーカーで設定しているオーディオだと、再生機器はそれなりでも、スピーカーの品質や取り付け方法がボトルネックになってしまい、トータルパフォーマンスが低く抑えられてしまうのが現実です。
そういった点をカンタンに解消できるのが、当店自慢のサウンドアッププログラムです。お好みのスピーカーをオリジナルMDFバッフルを介してしっかり固定し、入念なドア防振と、スピーカーケーブル交換で音の出口を整備するメニューです。工期も一日でお渡しできますの手軽にご利用いただけます。
さらに、楽曲ソースもクオリティもあげたい。車室内で最適化された音を聞きたいとなると、プロセッサーアンプの登場ですね。
今回起用したaudisonのプロセッサアンプ prima AP8.9bitは、発売からしばらくたちますが、非常にバランスの取れた商品で人気が衰えない「強い商品」です。
当サイトを御覧頂いているお客さまなら御存知の通り、ワンボディで(1)クロスオーバー設定(2)タイムアライメント(3)イコライジングをこなし、いかなる室内環境でも最高の音響バランスを見つけ出すプロセッサは大変注目されている製品ですが、その中でもAP8.9bitはアンプ内蔵で税別10万円と、コストパフォーマンスの高さで一歩抜きん出ている感があります。
最大9チャンネルの出力に対応しているので、今回のようなネットワークを介さないフロント2wayマルチドライブはもちろんのこと、純正で多くのスピーカーを有するプレミアムシステムにもピッタリです。
ご希望とご予算に応じて、柔軟にプランさせていただきます。
どうぞお気軽にご相談ください♪
電話もお気軽に♪03-5913-8450です!