スバルレガシィアウトバックのオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.422(お問い合わせの際にお伝えください)
model
スバル レガシィアウトバック
system
メインユニット:純正
デッドニング:フロント、リア
フロントスピーカー:BLAM 165.100
リアスピーカー:純正
ケーブル:kaiser swingcomment
BLAMのハイエンドユニットで女性ボーカルを聴きこむアウトバック号です。
フロント・リヤ共デッドニングで足場を固めてますので、先々のシステムアップも余裕です。
お客様から感想のメールをいただきました。
(個人/団体名、必要に応じて商品名は伏せさせていただいております。)
竹原 様
本日は、アウトバックの音響施工ありがとうございました。
デッドニング、スピーカー交換は、今回が初めてでした。ネットでせこせこと情報収集はしましたが、それだけではどうも。
帰りの1時間半だけで、まず驚きと感動でした。音楽以外の音が施工前より明らかに静かになりました。
施工前は、音楽を含めて全ての音が平等に聞こえてくる感じでした。それでも以前の車よりは、全然良くなったと感じておりました。
施工後は、音楽以外の音は、頭の後ろの方から控え目に聞こえてくる感じで、完全に音楽メインの空間です。ボーカルの一言一言が、ものの見事にはっきりときれいに聞きとれます。音がぼやけてないです。背伸び して、施工して頂いて良かったです。
音響の施工技術は凄いですね。これからも疑問点、より良くしたい点が出てきましたら、当分ないと思いますが、ご教授をお願い致します。これから沢山の音楽と共にドライブに出掛けるのが非常に楽しみです。
本当にありがとうございました。
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ダッシュボード全景
スバル車ならではの硬派でシンプルなダッシュボードです。
それにしても近年の標準ナビは画面の大型化がトレンドですね。正に留まるところを知らないと言った感じ。
この見やすさ・操作性になれちゃうと、絶対昔には戻れませんよね。
さて今回は、スピーカー交換とドア防振その他で、音の出口をしっかり整備するサウンドアッププログラムでフロントドアを固め、合わせてリヤドアの防振も行うカスタムプランの事例ご紹介です。
起用するスピーカーは、新生のフレンチブランドスピーカーで高評化を集めているBLAMの2wayスピーカー165.100(税別84,000円)。
特に女性ボーカルでは、他の追随を許さない描写をみせる個性派ブランドです。
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フロントドア
ドア内装の外観です。
このクルマは、ドアポケットにペットボトルが収まるスペースがあるほど、内装とインナーパネルの間のクリアランスが大変広いです。
ここに空間を設けることで、安全面のメリットが得られるのだろうと思いますが、カーオーディオの音質追求の点ではデメリットとなりえます。
これは、外部アンプでハードに鳴らすことを前提とした話ですが、インナーパネルと内装の空間(A)が広いと、ドアの筐体(インナーとアウターパネルの空間)で生じる波動が、A内の空気を振動させ、ドア内装をコーン紙のように律動させる現象が起きます。
この場合の内装の動きは、スピーカーのコーンの動きと逆の位相(コーンがへこんだ時にドア内に陽圧が生じ、内装が膨らむ)になるため、コーンの動きを打ち消す感じになり、音を濁らせる/ぼやかす原因となります。
そういった場合の対応としては、(ビビり防止でドア内装裏側に防振材を貼る、一般的な対策とは別に)空間にコットンなどを充填して空間を埋め、波動の伝わりを断つ対策をとります。
しかしこれは、かなりパワーを上げるとか、ハイファイを極めに極めたいといったマニアックな世界の話ですので、善良な一般のお客さまにはスルーしていただいてOKです。。
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施工前
ドアトリムを外したところです。
雨水の侵入防止を目的としたビニールシートが、ブチルゴムで接着されているのはお馴染みの標準仕様ですが、このクルマの場合、更にビニールのバタつきを押さえ、環境音やロードノイズの侵入を防ぐ意味合いでゴムシートで覆われています。
このあたりは、クルマのグレードが上がるほど、より多くの素材を組み合わせて入念に対策してありますね。開閉音の重厚感や、走行時の静寂性への寄与はなかなか大きいと思います。。
エコカーなど、車格に対して幾分チープ感のあるドアの質感を向上する目的でのデッドニングのご用命も少なくありません。気になっていらっしゃるようなら、どうぞ御相談下さい。
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デッドニング
インナーパネル関係の作業が終わったところです。
ドア筐体の清掃、脱脂を済ませてから、まずアウターパネルに防振材を貼ります。
次いで、インナーパネルを防振して、スピーカーケーブルを引き回したら、オリジナルバッフルを制作してBLAMのウーハーを固定します。
音出しをして低域によどみを感じたら、(一旦スピーカーを外して)拡散材をスピーカー背面に貼って調整します。
防振材はロシアのStP製、拡散剤は積水化学のレアルシルトディフュージョンを使っています。
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リアドアアウターパネル
静寂性確保・質感向上の観点から、リアドアのデッドニングも行いました。
写真は、アウターパネルの施工状況です。
短冊状に切って、一定間隔で貼ってゆきます。
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リアドアインナーパネル
インナーパネルの状況です。
お客さまのご要望により、フロント同様、デッドニンググレードでの施工です。
質感向上の目的もありますが、純正スピーカー、内蔵アンプなので本来は(軽めの)ドアチューニングで十分なのですが、やはり趣味の世界ですので、やっちゃおうか♪というお客さまは多いですね。
少々オーバークオリティではありますが、アンプ追加など、今後のシステムアップにも対応できるので、ご予算に余裕があるようでしたらどうぞご用命ください。
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ツイーター純正位置取付
ツイーターをトレードインした様子です。
当店オリジナルのトレードインブラケットを使用して固定しました。トヨタ・スバル車でツイータースコーカー(大きめの高域ユニット)がついている車種なら、ほとんど適合します。ぴったり収まっているでしょう。
BLAMのツイーターには、もともと保護用のグリルネットが装着されていますが、ユニット前の抵抗を減らすために取り外しております。
(最終的に内装と同色の純正部品のグリルで覆われますので、破損の心配はありません。)
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作業後記
今回は標準的なサウンドアッププログラムにリヤドアも加えたカスタムプランをご覧頂きました。
原則として、内蔵アンプ前提ですと、外部アンプほどのスピーカー(コーン)の駆動力がないので、防振力のマイルドなドアチューニングをお薦めしていますが、大きめな音が好みの場合や、先々のシステム変更を視野に入れている場合は、防振力の強いデッドニングで始めるパターンもありです。
純正オーディオではチョッと物足りないな。という感覚でしたら、純正デッキ+ドアチューニングレベルでも十分ご満足いただけると思いますが、ひとまずガッツリやってみたいよ!とおっしゃるようなら留めませんので、どうぞご検討ください!
御相談はお気軽にどうぞ♪