RENAULTアヴァンタイムのオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.370(お問い合わせの際にお伝えください)
model
RENAULT アヴァンタイム
system
メインユニット:Mcintosh MX406、Fiio X5 2nd generation
カーナビゲーション:Carrozzeria AVIC-RW09
デッドニング:フロント
フロントスピーカー:BLAM 165.300
サブウーハー:BLAM Super Sub 10
パワーアンプ:harman/kardon CA280、TC600
プロセッサー:HELIX DSP PRO
ケーブル:SAEC SPC-650
バッテリー:Panasonic CAOS WD、Blue
セキュリティー:プッシュスタートシステムcomment
カーオーディオにはアドバンテージの高いビッグキャビンを持つ同車に、気鋭のフレンチブランドBLAMの3wayユニットと25センチサブウーファーをインストールしました。
5枚アンプの後ろ盾を得て、同ユニット最大のウリである生々しいヴォーカルの描写力が大きく花開いた一台です。
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ダッシュボード全景
とてもとても広いダッシュボード。
手前がグッと下がった形状で奥行き感が強調され、アルファードクラスよりもう一段大きな印象です。
中央にそそり立っているサブモニターは、センターポケットを撤去して設置してあります。
今回は、カロッツェリアナビ・マッキントッシュCDプレイヤー・ハイレゾプレイヤーの3ソースをヘッドとし、HELIXのプロセッサー DSP PROと、5台のアンプを介して、気鋭のBLAM製ツイーター・スコーカー・ミッドバス・サブウーファーを鳴らすハイファイシステムです。
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メインユニット
写真のタイトルはメインユニット。としていますが、どれをメインとしてご紹介したものか、判断に迷います(笑)
カロッツェリアナビAVIC-RW09の音声は、マッキントッシュMX406のAUXに繋がっており、そのマッキンからDSP PROへはRCAアナログ接続されています。
写真右に見えるカッコ良いハイレゾプレイヤーFiio X5 2nd generationは、同じくDSP PROに同軸ケーブルでデジタル接続されています。
DSP PROはデジタル/アナログの優先再生パターンを設定できるようになっています。
このクルマでは、ハイレゾプレイヤーがリムーバブルな外付けデッキのような位置づけになりますので、通常はマッキン経由のアナログソースを優先再生するように設定してあり、ハイレゾプレイヤーを接続、信号を察知した時だけ、そちらの再生に切り替わるようになっています。
ただ、無音部分に差し掛かった際に、アナログに復帰してしまうケースが有ったので、10秒以上無信号の場合に切り替わるように設定を調整しました。
なお、AVIC-RW09のガイド音声については、いかなる状態でも聞こえてくれないと困りますので、別途設置したスピーカーから聞こえるようにしてあります。
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ミッドバス
全長1mを超えるドアは少し特殊な開き方をします。
国産車ではトヨタソアラ(30系まで)でも採用されていた外へオフセットしてから開く(蝶番が2つある)構造になっています。
このクルマでは、写真中央に見えるBLAMのミッドバスの左右に、それぞれ逆方向に開くヒンジが組み込まれています。
メリットは実際のドアの開度に比べて、開口部が広く取れる事で、ビッグキャビンに2ドアを組み合わせる上では、必然の選択といえるでしょう。
この構造だと、エンクロージャーの容積がほとんど確保できないように感じられると思いますが、ドアを閉めると、スピーカー裏の空間と、ドア側の空間がつながるようになっているので、一応、大丈夫です。
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ツイーター・スコーカー
BLAMの中域・高域用ユニットをAピラーの根本付近に設置しました。
ここはもともと、標準のスピーカーが埋め込まれていた位置です。
ワンオフで制作したスタンドを介して取り付けました。
意匠を優先して、全くの左右対称にレイアウトしましたが、タイムアライメントを使用して各スピーカーの時間軸を揃える事が出来るので、大きな支障はありません。
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サブウーファー
ラゲッジスペースにサブウーファーを設置しました。
荷室と室内を隔てる「遮閉板」を撤去して新たにサブウーハーを固定するバッフルボードを設け、アクリルで制作したエンクロージャーを宙刷りにして設置しています。
アクリルウーハーボックスは共鳴が少ないので、締まりのある低域の再現に大きく寄与します。
BLAM Super Sub 10は25cmとコンパクトなサイズながら、十分ストロークがあり、厚みのある重低音をもたらしてくれます。
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ラゲッジルーム
ラゲッジルーム中央には、前出のウーファーボックスが張り出しているのは仕方ありませんが、それ以外のスペースは有効に使えるよう、多くの機材をフロアにレイアウトしました。
使用しているアンプは全部で5台あります。
CA280をツイーターに各1台、TC600がスコーカー、ミッドバス、サブウーハーに各1台使用しています。
これらをご覧のようにやぐらを組んで、床下収納できるように造ってあり、通常はこの上に生地を貼った床板を被せることになります。
なお、HELIXのプロセッサーDSP PROは、PCとの接続で調整、設定をするだけですので、後席下へ設置しています。
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作業後記
今回は10年来のお馴染み様の乗り換えに伴う「再インストール」事例をご覧頂きました。
日本での正規輸入車の販売実績がわずか206台のみのアヴァンタイム(wiki)と併せて、マッキントッシュのCDプレイヤーMX406や、ハーマンカードンのアンプTC600といったニューヴィンテージユニットのいずれも、珍しくor懐かしく?眺めていただいた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
当店では、現行品の販売・取付のみならず、長年ご愛用のお気に入りユニットの取付も承っておりますので、どうぞお気軽にご相談ください。
通電・動作チェックや修理(可能な場合)も含めて対応致します。
あと、今回新規に投入したBLAMの3wayスピーカーユニット165.300(税別102,000円)並びに、25cmサブウーファーSuper Sub 10(税別52,000円)にも触れておかねばなりません。
BLAMは、フレンチサウンドを代表するブランドFOCALのカー部門の開発責任者を務めていた、ギー・ボンネビル氏が独立して立ち上げたブランドで、長らくオーディオ業界に携わったキャリアが生かされた製品である点に加えて、ホーム用に開発されたユニットをカー向けにアレンジしたのではなく、同氏の長年の念願に沿って、カー用に一から開発した製品である点が大きなセールスポイントとなっています。
ハイエンドのLIVEシリーズと、エントリーのリラックスシリーズの2シリーズの構成となっており、今回起用したのはLIVEシリーズの中の上あたりに位置する製品です。
当サイト新製品紹介コーナー内ページ
こういった製品のパフォーマンスは大体価格(とルックス)に比例しますので、純正や、エントリークラスのユニットを軽く超えるパワーと再現力を持っているのは当然ですが、フランス系ブランドの特徴と言える、ヴォーカルの描写力には、カー用ユニットで世界トップクラスの価値を感じます。
JBLのような、明るくパワフルなアメリカンサウンドとは違う、力強さとシットリとした空気感が両立したBLAMの音。趣味の合うお客様はどうぞご堪能ください。
お店のデモボードには、同ブランドの165.100(税別84,000円)が用意してあり、常時視聴可能です!
お問い合せはお気軽にどうぞ♪
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