インストールギャラリー

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。

事例No.302(お問い合わせの際にお伝えください)

スバル BRZ

システム
メインユニット:Carrozzeria AVIC-MRZ009
デッドニング:フロント/リア
フロントスピーカー:FOCAL K2 POWER 165KR2
リアスピーカー:FOCAL ACCESS 165 CA1
サブウーハー:FOCAL Polyglass 33V1
パワーアンプ:FOCAL FPS4160 / FPS1500
ケーブル:cadence / STREETWIRES
コメント
お乗換に伴う載せ替えのご依頼です。

純正オプションのソニックデザインのオーディオシステムをお選びになったのですが、前車で聴き馴染んで、かつ高評価を下していらっしゃるフォーカルのシステムに戻すことをご決断になり、ご相談いただきました。

ダッシュボード全景




ブラックレザーに赤ステッチ!現代のスポーツカーのど真ん中なルックスですね。
ファミリーカーにはないスリリングな空気がくすぐります!

メインユニットはCarrozzeriaの楽ナビ(AVIC-MRZ009)です。
ここからのスピーカー出力をハイローコンバータに通し、RCAレベルの出力に落としてからパワーアンプに接続しています。

ドア全景




コチラもスポーティーなデザイン。
内装をはがす前までは、特別なインフォメーションもなく、いつもの光景を想定して作業に取り掛かるつもりでスタートしました。。。

第二段階




んん?スピーカーがなんか違う。。
内装を外して初めて、純正オプションのソニックデザインのスピーカーシステムが装備されていることを知るに至りました。

ソニックデザインのスピーカーの特徴をご存知の方も多いと思いますが、小型のスピーカーをある程度の大きさのエンクロージャーに収めた、独特のコンセプトの製品です。

第三段階




ソニックデザインのユニットを取り外したら、アウターパネルには、定石通り、オーディオテクニカ、アクワイエのAT7550Rを短冊状にして貼りこみ、質量を持たせます。

今回はソニックデザインのユニットを取り外し、一般的なスタイルのスピーカーに交換するので、写真のようにアウター/インナーパネルの防振を行うわけですが、ソニックデザインのスピーカーをそのまま使う場合、「エンクロージュアに収まっているのでドア防振は不要」という説を耳にしたことがあります。

これはこれでそれなりに支持されている考え方だと思いますのであくまで当店の意見ですが、室内でハイエンドオーディオを楽しむ場合、スピーカーボックスとしてはキッチリ完成されていても、室内の壁の反射・共鳴に気を遣うのと同じように、エンクロージュア入りのユニットでも、その外側の空気をホールドするドアパネルの防振を行うことで、もう一段上の再生環境の整備が可能になると考えます。

第四段階




スピーカーユニットの取付とインナーパネルの防振が終わった様子です。

前車からの載せ替えで取り付けたスピーカーは、FOCALのミドルクラスのスピーカーです。
素材も造りもしっかりしたもので、8万円ソコソコという、比較的リーズナブルなプライスで永きに渡って付き合える製品です。

インナーパネルを覆うデッドニング材として使用したのは、ロシア製のSTP GOLDです。

リアスピーカー




前車でお使いいただいていたリヤスピーカーを、この車にも継承なさりたいというご要望です。
純正の状態は、ご覧のとおり、空中に小計のユニット(ツイータースコーカー)が浮いている状態ですので、口径の関係で低域が再生されないのは当然のこと、エンクロージュアも気密性が無いので響きにおいてもあまり期待できません。

取り付けるユニットはそれなりのものですので、前席に引けを取らない稼働条件を整えることとします。

第二段階




純正ユニットと支持ステーを外したら、アウターパネル(フェンダーパネル)をアクワイエのAT7550Rで抑えます。
なお、ここはリアタイヤに近いところですので、ロードノイズの軽減にも繋がるものと思います。

第三段階




バッフルを固定したところです。
バッフルの型紙作成にあたっては、内装とのクリアランスを確認しつつ、できるだけ面積の広いバッフル面ができるような位置(深さ)を探り、形状を決定します。

第四段階




スピーカーを固定したら、開口部とMDFバッフルとの空間も含めて、表面全体をSTP GOLDで隙間が無いように貼り込みます。

スピーカー背面については、完全な密閉にはなっていませんが、16センチクラスのユニットをパワーアンプで駆動する場合、フリーエアでも大丈夫な位なので、これで必要十分な条件と判断します。

ラゲッジスペース




同車のオーナー様でないと、工作の規模にお気づき頂くのは難しいと思いますが。アンプが取り付けられている中央の壁はもともと無かったものです。

施工前は、リアシートの背もたれを前方に倒すと、トランクからフロントシートの背もたれ付近までが一続きの広いフロアになるような構造でした。
ここにサブウーファー用の大きなウーファーボックスを置くプランでしたので、そのボックスの背面を利用して、後方に向けてアンプを2枚取り付けたというわけです。

なお、ウーファーボックスを設置してしまうと、純正のフロアボードを踏みつけてしまい、フロア下の収納スペースにアクセス出来なくなってしまうので、残されたトランクルームのエリアで開閉できるようなサイズに作り替えました。

アンプはご覧のとおり2枚構成になっております。4chアンプ1枚で前後の4つのスピーカを鳴らし、1chアンプでサブウーハーを鳴らしています。

サブウーファー




リアシートを前方に倒すと、ドカンと現れるサブウーハーです。

音量のセッティングはシートバックを立てた状態で調整してありますので、シートバックを倒すと、当然のこと、低域が強く聞こえてしまいます。

ただし、これは、ショーや仲間とのミーティングの場などで、トランクとドアを開けて「聴かせる」シーンでは、バランスよく迫力のある音を送り出すことができます。
(大黒PAなどの屋外爆音パフォーマンスを肯定するものではありません。節度を持ってお楽しみください)

フロアパネル造作




2コマ前でご説明しました、作り替え後のフロアパネルです。
上述の通り、ウーファーボックス領域を避けて、トランクスペース内だけで開閉できるよう、コンパクトに作り替えたわけですが、使い勝手を考えて3分割構成で制作しました。
ポケットがあるのは写真で見えている中央部のみなので、「用のあるところだけ」開閉できるよう、開閉パネルをコンパクトにしました。荷物を積んでいるときには便利だと思います。

ソニックデザインスピーカー




SUBARU BRZ用の純正アクセサリーとして設定されているソニックデザイン製4スピーカーセット(写真は片側のセットです)を撮影してみました。

接続は純正のカプラーへ直接変換できるアダプターと、ツイーター用のフィルターとウーハー用のフィルターがセットになっています。それぞれのスピーカー線にフィルターが介在させてあるのは、カプラーオンのトレードインに特化した設計になっているからだと思います。
フィルターのみで信号を制御しているので、カットオフスロープは-6dbとなり、一般的な箱に入ったクロスオーバーネットワークのようにカットオフスロープを調整した設計にはなっていないようです。

作業後記





ここ数年、ご用命の頻度が最も高い、サウンドアッププログラムに比べると作業箇所・程度共にボリュームのあるお仕事でした。

リヤドアのない、リヤフェンダーの内側にスピーカーをインストールする際の工法としては、最も本格的な部類でしたし、重量級のウーファーボックスの作り込みもまた然りです。

純正ルックスキープでリーズナブルに取り組んでいただけるサウンドアッププログラムですと、既存の枠組みの中の作業で済みますが、今回のようなレベルですと、箱を作る、壁を作る、床を作ると、大工仕事の範疇に入ってきて、利用条件も変わってきますので、使い勝手を考えた設計のウエイトが増してきます。

それなりの経験値を積ませていただいているとはいえ、完ぺきではないのですが、一定のセオリーに基づいた判断はさせていただけるつもりですので、それなりの造作を伴うお仕事についても、どうぞお気軽にご相談ください。
ご希望とご予算に応じて柔軟にプラン提案させていただきます。