VW ザ・ビートル のオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。円安の影響で大きく価格が変わっているものもあります。ご了承ください。>

登録日 2026/09/04-
事例No.944(お問い合わせの際にお伝えください)
model
VW ザ・ビートル
system
メインユニット:純正
デッドニング:なし
フロントスピーカー:純正
リアスピーカー:純正
キーレス連動ミラー格納キット:CEP MRR005comment
キーレス連動ミラー格納キット【リトラス】の取り付け事例です。
ビートルのように純正でキーレスミラー格納機能のない車や、あっても動作タイミングがイマイチな車に好適です。
フォルクスワーゲン・ザ・ビートルの事例紹介です。
ビートルの歴史は、1938年に登場した初代「タイプ1」から始まります。フェルディナント・ポルシェ博士が手がけた合理的なRRレイアウトと独特の丸みを帯びたフォルムは世界中で愛され、累計2,100万台以上を記録する歴史的大衆車となりました。
その後、1998年にはゴルフベースのFF車として現代に蘇った2代目「ニュービートル」が登場。円弧を重ねたポップなデザインでリバイバルヒットを果たします。
そして2011年に登場した3代目が、今回ご紹介する「ザ・ビートル」です。初代タイプ1のクラシカルなプロポーションへと原点回帰しつつ、より低くワイドでスポーティなスタイリングへと刷新されました。
2019年に惜しまれつつ生産終了を迎え、約80年に及ぶビートルの歴史に幕を下ろしましたが、今なお色褪せない個性と完成度の高さで根強い人気を誇っています。
今回お迎えする車両は、エッグシェルのようなホワイトが丸いフォルムにピッタリな最終型のビートルです。
この車はリモコンキーの操作によって、キーレスエントリーは可能ですが、ミラー開閉を連動させる機構がついていません。
日本は駐車場が狭く、他人への配慮を気にするお国柄ですので、駐車時のミラー格納は半ば常識となっており、グレードによって標準装備されるほか、オプションで追加する選択肢も与えられています。
これに対して、今回のビートルを含む一部の車ではオプション設定がないため、駐車の都度、室内からのボタン操作でミラーを開閉せざるを得ないのが実情です。
こういったニーズにいち早く対応するのがサードパーティメーカーの皆さんです♪
コムエンタープライズという会社さんから、RETRAS(リトラス)という商標にて、後付け可能な「キーレス連動ミラー格納キット」が販売されています。
◯ キーレス連動ミラー格納キット【リトラス】 Ver5.5 MRR001(税込5,940円)
◯ 欧州車用キーレス連動ミラー格納キット【リトラス】 Ver5.1 MRR005(税込6,490円)
この製品の仕組みを簡単に説明します。
【設置】この製品に(1)ドアロックモーターと、(2)ドアミラー開閉モーターと、(3)常時電源をつないでドア内に設置します。
【動作】ユーザーがキーレスを操作すると、必ずドアロックモーターが動作することになりますので、その信号を検知したら、ドアミラーモーターを動かして開閉するという仕組みです。
また、以下のように、サードパーティならではの気の利いた設定も可能になっています。
◯ミラー格納タイミング
・スマートキー操作時(1回)→スマートキーでロックと同時に格納
・スマートキー操作時(2回押し)→スマートキーでロック操作2回で格納
・ACCオフ2秒後→ACCオフ後2秒で格納(スマートキー関係無し)
・ACCオフ10秒後→ACCオフ後2秒で格納(スマートキー関係無し)
※室内の開閉ボタンも従来通り操作可能です。
◯ミラー復帰タイミング
・アンロックorACCオン→車外からのスマートキーでアンロック時で復帰/ミラー格納状態で車内にいて、ACCオンで復帰
・ACCオン→ACCオンのみで復帰(スマートキーアンロックには無反応)
◯エンジンスターター対応機能
・有効→ドアロック中にエンジンが始動した場合は(無人のエンジンスターターと判断して)ミラーが復帰しない
・無効
純正戻し機能
・有効→スマートキーでアンロック連続3回で純正状態(システム無効)/ロック連続3回でシステム復帰
・無効
※ミラーを格納した状態で壁ギリギリに寄せて停める場合は、アンロック/ACCオン時にミラーが開いてしてガリッとやらないように「無効にしておく」等の対応が可能になります。
以上が機能説明です。
次にインストール方法についてです。今回は当店ならではの工夫を凝らして、車両への負担を少なく、コストも抑えて施工しました。
(1)両ドアにミラーコントロールユニットがある車の一般的な取り付け方
・製品を2コ(ドア1枚あたり1コづつ)使います。
・(両ドア)ミラーモーターのケーブルをカットして製品からのケーブルを割り込ませます。
・(両ドア)ドアロックモーターのケーブルを分岐させて、製品からのケーブルを接続します。
・(両ドア)ドア内の機構から電源線を確保します。
(2)当店で工夫した取り付け方
・製品は1コだけ使います。
・ミラーモーターの線はカットしません。
・(運転席側のみ)ミラー開閉スイッチのケーブルにコネクタを取り付けて、製品からのケーブルを割り込ませます。
・(運転席側のみ)ドアロックモーターのケーブルを分岐させて製品からのケーブルを接続します。
・(運転席側のみ)ドア内の機構から電源線を確保します。
メーカー推奨の(1)の方法でやっても良かったんですが、回路図を拝見して、1個でもできるんじゃないかと疑問に思い、基盤に若干の改造を加えることで、「運転席側のドアのみの施工」で、「最小のケーブルへの負担」で、「メーカー修理時の一時的な純正戻しにも対応できる」ような施工方法をとることが出来ました。
それでは、施工の様子をご覧ください♪
-
ドアトリム取り外し


ドアトリムを外したところです。
実はこれは作業が全て完了した状態です。
黒on黒で保護色になっちゃってますが、赤矢印のところに見えるのが、キーレス連動ミラー格納キット【リトラス】です。
サービスホールをふさぐ樹脂パネルに両面テープで固定しています。
-
ミラースイッチケーブル加工


ミラースイッチの裏側を見ている図です。
ハーネスの先にブラ下がっているのが、ミラースイッチです。
ミラースイッチのケーブルを一旦カットして、両端にオスメスのカプラーを取り付けます。この写真はこのカプラーを繋いだ「純正」状態です。
キットを組み込むには、このカプラーを外して、キットの基盤のある回路から引っ張ってきたケーブルをつなぎ込んで割り込ませます。
このケーブルから信号を送出することで、「ミラースイッチを操作するような制御」を行い、取説にあるようなミラーモーターに直接接続するような回路を省略しています。
-
電源取り出し


パワーウインドウのモーターモジュール付近です。
ここには、常時電源が来ているので、キットの電源を取り出すのに都合が良いです。
常時電源、アクセサリー、アースの3点を取り出しました。
ケーブルの接続には、ケーブルをカットせずに分岐接続が可能なスプライスで行っています。
-
ドアロックモーター信号確保


運転席ドアパネルの右上部分です。
7本あるケーブルの内、下の2本がドアロックモーターにつながっていますので、ここから信号を取り出します。
ユーザーがスマートキーを操作して、ドアロック/アンロックすると、必ずここの電圧が変動しますので、これをトリガーとしてミラーを開閉する仕組みです。(ACCオン/オフをトリガーにするケースは除く)
こちらのケーブルの接続も、ケーブルをカットせずに分岐接続が可能なスプライスで行っています。
-
MRR005の基盤


キットの基盤です。
当然ながらムキ出しで販売されているわけではなく、黒いプラスチックのケースに収まっています。
今回のカスタム接続のために基盤を取り出して、秘密の回路にケーブルをつなぎました。ケーブルの先は前出のミラースイッチのケーブルに割り込ませています。
-
使用部品


ケーブル接続・改造のために使った部品たちです。
白い樹脂でできてるのがコネクターです。部品としてのコネクターの中には金属製の端子が入っておらず、外側だけが販売されています。
透明な箱に入っているのが、中に仕込む端子(正式名称はコンタクト)です。
今回の件に限らず、純正のスピーカー端子をカットせずに信号を取り出すための「変換カプラー」を作る際など、こういった類の部品をあれこれ調達しています。
当店が秋葉原に近いという事もあり、こういった調達はお手の物です。
子供ころから電気工作が趣味だったので、テスターやオシロスコープなどの計測器も大好物です。
-
動作確認


最後の動作チェックです♪
キーレス操作連動で格納されるようになりました。
純正でオプション設定されている車だと、ドアロック/アンロック連動が主流なので、「荷物を取り忘れたときにアンロック」といった場面で、いちいち展開してしまいますが、このキットだと複数のモードから選べるのでいいですね。
-
作業後記


今回は キーレス連動ミラー格納キット【リトラス】 の取付事例をご覧いただきました。
Theビートルはスマートキーによるミラー格納機能がないため、こういった後付けキットに対する明確なニーズがありますが、標準で装備されている車のオーナー様にとっても、意外とニーズはあるようです。
以下に整理してみました。
●純正機能のタイミングに不満がある
純正はロック/アンロック連動のみ固定のことが多く、「2回ロックで格納」「ACCオフで格納」など細かい調整ができない
●リモコンエンジンスターター併用者
リモコンスタートの際、ロック状態でもミラーが開いてしまうケースがあり、対応済みの後付け品に置き換えたいニーズがある
●一時的にオフにしたい
洗車機や特殊な駐車環境でミラー畳みを一時停止したいが、純正は操作が複雑だったり、車外から設定変更できない車種もある
●輸入車オーナー
輸入車の中には、グレードや仕様によってこの手の快適装備が省かれているケースがある
イマイチだけどこんなもんだろう。で使い続けていらっしゃる方がほとんどかもしれませんが、上記に当てはまるような方には検討の価値がある製品かもしれません。
ご用命の際はどうぞお気軽にご連絡ください♪
メールフォームはこちらです♪♪
直接のお電話もお気軽に♪03-5913-8450です!




