日産 スカイラインGT-R R32のオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。円安の影響で大きく価格が変わっているものもあります。ご了承ください。>

登録日 2026/06/19-
事例No.933(お問い合わせの際にお伝えください)
model
日産 スカイラインGT-R R32
system
メインユニット:純正
デッドニング:なし
フロントスピーカー:BLAM S 6.80C
リアスピーカー:なし
パワーアンプ:内蔵
ケーブル:audiotechnica
comment
ドアスピーカーをハイエンドコアキシャルスピーカーに交換した事例です。(デッドニングは後日施工予定)
パッシブネットワークを追加して、それぞれに改造を加えることで、純正CDデッキによるバイアンプ駆動を実現しています。
R32型GT-Rの事例ご紹介です。
日産のGT-Rといえば、クルマ好きならずとも誰もが知る日本を代表するスーパースポーツです。
現行のR35型からは「日産GT-R」の独立した車名に格上げされましたが、それ以前は「スカイラインGT-R」として、ベース車のポテンシャルを極限まで高めた特別なスポーツモデルという位置づけでした。
その歴史は連綿と続いていたわけではなく、途中に16年間の長い空白期間が存在します。(カッコ内は国内販売台数・生産台数)
1969年-1973年: ハコスカ・ケンメリ(PGC10型 / KPGC110型)(合計2,224台)
── 16年間の空白 ──
1989年-1994年:R32(BNR32型)(43,934台)
1995年-1998年:R33(BBCR33型)(16,520台)
1999年-2002年:R34(BNR34型)(11,344台)
2007年-2025年:R35(CBA/DBA/4BA-R35型)(世界累計約48,000台/国内約17,800台)
一時は初期型ハコスカの4年間で終止符を打たれたかに見えたGT-Rですが、バブル景気の後押しと「日産のアイデンティティたる最強のアイコンを復活させたい」という全社的な熱い機運が高まったことで、奇跡の復活プロジェクトが始動しました。
そうした最高の開発環境から生まれたのがR32型です。
1990年の全日本ツーリングカー選手権で「全6戦ポールポジション&優勝の完全制覇」という前人未到の快挙を達成。約500万円という当時のスーパースポーツとしては破格のプライスも手伝って人気が爆発し、5年間で4万4千台弱を売り上げる空前の大ヒットとなりました。
なお、長らく世界を魅了したR35型も2025年8月に惜しまれつつ生産を終了し、GT-Rの歴史はいま再び次章への過渡期を迎えています。
今回ご登場いただくのは、美しくメンテされた真っ白なR32です。とてもきれいに維持されていて、クルマに対する愛情が溢れています。
当店は毎年開催されているGT-Rのイベント『Rsミーティング』に参加させていただいておりますが、そのイベントを通じて当店のGT-R関係の取り組みをお知りになり、ご相談いただくに至ったお客様の車です。
ご要望を伺ってみますと、純正の外観を維持したまま(セパレートツイーターは付けないということ)、(1)スピーカー交換と(2)デッドニング施工、(3)純正デッキの交換と、一通り手を付けたいご意向のようでした。
しかしながら、そろそろウインドウレギュレーター(窓ガラスを上げ下げする部品)の交換を控えているので、(2)デッドニングはその後が良いだろうという判断と、費用負担の平準化を図るために、今回は(1)スピーカー交換のみ実施し、残りは後日。ということになりました。
◯スピーカー関係の商品は以下を起用しました。
BLAM S 6.80C(税込90,200円)
BLAM BFX 02(税込15,400円)
S 6.80CはBLAMのハイエンドグレード「Newシグネチャー」シリーズのコアキシャルスピーカーです。
ドアスピーカーとして標準的な165mm径のウーファーに、1インチ径のツイーターを組み合わせたコアキシャル(同軸)タイプのスピーカーです。
デッキ(アンプ)からの入力は1chで、ウーファーにはそのまま(フルレンジ)で、ツイーターには、背面に接続されているコンデンサーを介して高音域のみ出力される、ごくごく一般的な形式です。
しかしながら、今回はオーナー様のご希望により、それぞれのユニットに別チャンネルの信号(純正デッキのフロント出力とリヤ出力)を入力できるように改造を行いました。
いわゆる「バイアンプ接続」ですね。ツイーター/ウーファーそれぞれに1つづつアンプを割り当てることで、よりクリアな音質が得られるようになります。
BFX 02はパッシブネットワークです。
上述の通り、S 6.80Cに備わっていた帯域分割の機能をキャンセルして、直接2ch入力できるように改造しましたので、スピーカーの前の段階で、あらかじめ帯域分割しておく必要がでてきます。
そこでこのネットワークを介在させて、帯域を分割するというわけです。
ただ、このネットワークはもともと、1chの入力を高音/低音の2chに分割するという、一般的な形式のネットワークですので、2ch入力・2ch出力ができるように(バイアンプ対応型に)、これまた改造を行っています。
(※仮にヘッドユニット側にDSP機能が備わっていて、あらかじめ帯域分割ができる場合は、途中のネットワークは不要になります)
スピーカーの取り付けにあたっては、R32型特有のドアの形状の関係から、これまたいろいろと加工が必要です。
異型のスピーカーバッフルを制作して取り付ける他、ドアの中に格納されるガラスとのクリアランスへの配慮も必要なため、なかなか大変です。
以上を持って、R32GT-Rのスピーカー交換を行いました。
オーナー様ご希望のとおり、純正の外観をきちんと維持した上でのスピーカー交換ですので、パッと見は本当になんの変化もないのですが、上述の通り、改造、加工の連続でなかなか難易度の高い仕事となりました。
費用的には、ハイエンドスピーカー、クロスオーバーの商品代と、それぞれに対する改造、バッフル制作、ドア内の各種調整などなど加えて、税込247,140円となりました。
それでは施工の様子をどうぞご覧になってください♪
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メインユニット


まずはメインユニットから確認いたします。
センターコンソールの最下段にあるのが純正CDプレイヤーです。
これが仮にカセットデッキであったなら、今回の「第1期施工」で交換していたそうですが、今現在、CDは再生なさるそうで、動作や音質などの機能的な問題が健在化しているわけでもないため、社外品への交換は次期施工まで保留することになりました。
しかしながら、今回の施工のメインとなるスピーカー周りの脱着作業と併せて、デッキ用の電源ケーブルキットの組み込みは、先行して実施することとしました。
※商品名は「プラスマイナス電源ケーブル同時引き込みキット」のハイエンド(3.0m)です。
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フロントドア


お次はフロントドアの外観です。
こちらも外装に引けを取らず、かなーり良いコンディションを維持していますね。
スピーカーは右下の定位置にありますが、ご覧のようにスピーカーグリルが横長で、楕円形のスピーカーが採用されています。
ちなみに、この時代の日産車は、運転席と助手席のドアトリム形状が異なっていました。具体的には、助手席側にはドアグリップがあり、運転席側にはありません。ドライバーのハンドル操作の妨げになりうる要素を排除した結果なのでしょうか。
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スピーカー交換


スピーカー交換後の様子です。
スピーカーユニットはBLAMのS 6.80Cで、中央に高域担当のツイーターがついているコアキシャルタイプです。
背面のバッフルボードは、一見、純正に見えるかもしれませんが、MDFそっくり作り直してあります。
バッフルボードの左側にタテの壁が作ってあるのが特徴的ですが、これはドアポケットの(右側の)壁の役割を果たしています。
交換可能なスピーカーサイズは、教科書的には純正と同じ10cm x 16cmというサイズの楕円スピーカーか、もしくは、純正の範囲に収まる10cmの正円スピーカーのどちらかになります。
これに対して、今回は前後左右のクリアランスを細かく調整して、17センチクラス(165mm)のスピーカーを入れています。特に背面のウインドウガラスとのクリアランスがシビアで、リングの厚みをちょっとづつ変えて、高さを調整して落ち着けました。
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スピーカー端子加工前


スピーカーの端子周りの写真です。
冒頭で触れましたように、今回はスピーカーをバイアンプ駆動できるように改造を行いました。
この写真は改造前の状態です。
端子にプラス・マイナスの1chが入力され、ウーファー部とツイーター部が並列に接続されています。
ウーファーに向かう配線は、そのまま接続されてフルレンジで鳴りますが、ツイーターに向かう配線にはハイパスフィルター(コンデンサー)が介在し、高域信号のみだけ送られる仕組みになっています。
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スピーカー端子加工後


バイアンプ入力できるように加工したあとの状態です。
ハイパスフィルターからツイーターにつながる配線をカットして、紫色のケーブルをつなぎこみました。
今後は、紫色のケーブルに入力した信号が、直接ツイーターに流れるようになります。
ウーファー部への入力は、もともとのスピーカー端子(金メッキのねじ)に接続します。
冒頭での説明と重複しますが、このスピーカーへの改造と併せて、ネットワークも改造してあります。
もともとは1ch入力→2ch出力の一般的なネットワークですが、2ch入力→2ch出力できるように改造しました。
これによって、純正デッキのフロント出力とリヤ出力をネットワークに入力し、デッキのフェーダー(前後バランス)を操作すると、ツイーターとウーファーの強弱の加減を微妙に調整することが可能に鳴ります。
あと、当然ながら、各ユニットに対して、1つのアンプを割り当てることになりますので、バイアンプならではの、よりクリアなサウンドが得られるようになります。
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作業後記


今回はR32GT-Rのスピーカー交換に事例を御覧いただきました。
近い将来、ドア内の機構(ウインドウレギュレータ)のメンテナンス予定を控えているため、今回はデッドニングを保留しておりますが、御覧頂いたスピーカー交換とデッドニングを施工することで、ドア周りのリフレッシュが完了すると解釈していただいて構いません。
GT-Rほどの高価な車になると、スピーカー周りのリフレッシュに際してオーナー様のスタンスが分かれてきます。
要は見た目の変更を許容するか?、あくまでも純正外観をキープするか?という判断です。
経験上、前者が8割、後者2割といったところでしょうか。確かに高価な車ではありますが、元気な方が多い(笑)ので、「かっこよくなるならOK!」という方が多い印象ですが、「純正の外観を保ちたい」とストイック側の方もいらっしゃいます。
今回のR32で前者の場合、一般的な2wayセパレートスピーカーを調達して、ドアにウーファー、ツイーターをAピラーに埋め込み取り付けすることで、音質的にも見た目的にも良好な結果に収まります。
後者(純正キープ派)の場合は、今回のように同軸スピーカーへ交換することになります。
今回は1ペア90,200円と高額なハイエンドスピーカーを使いましたし、バイアンプ入力できるようにネットワークの追加と、改造の手間を加算しましたので予算が膨らみましたが、17センチクラスの同軸スピーカーは選択肢が豊富ですので、より低価格から高価格まで自由自在です。
あと、メーカー限定の話になってしまいますが、KICKERのみ、純正と同じ10×16cmサイズのスピーカーをラインアップしています。エントリーグレードのCSC464(税込14,850円)と、ミドルクラスのKSC4604(税込23,100円)
いずれも選択可能ですが、純正の10×16cmの面積が約125平方cmであるのに対して、16.5cm直径の振動板の面積は約 213平方cmと、約70%も拡大することになりますので、より量感を求めるなら、大きい方を入れたほうをお選びいただくのが良いと思います。
そこから先は、今回のようにバイアンプ化して、純正デッキ(or社外デッキ)で普通に鳴らすも良し、途中にDSPアンプを入れて音作りするも良し、パワードサブウーファーを入れて、よりリアルなサウンド再生を目指すも良しです。
お客様の熱量とご予算に応じて、ご満足いただけるようにプランいたします。どうぞなんでもおっしゃってみてください♪
どうぞお気軽にお問い合わせください♪♪
直接のお電話もお気軽に♪03-5913-8450です!






