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サウンドプロ

ホンダ フリード のオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。 当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。円安の影響で大きく価格が変わっているものもあります。ご了承ください。>


  • 登録日 2026/06/04

  • 事例No.931(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    ホンダ フリード

    system

    メインユニット:PORMIDO PRA109
    デッドニング:フロント
    フロントスピーカー:morel MAXIMO ULTRA 602MkII
    リアスピーカー:純正
    サブウーファー:audison APBX 10AS2
    プロセッサーアンプ:audison bit Ten
    パワーアンプ:ABYSS MFA-1
    ケーブル:audiotechnica、SAEC

    comment

    ディスプレイオーディオのソースを外部DSP+4chアンプで調整し、フロント2wayスピーカー+パワードサブウーファーで鳴らすシステムです。
    DSPはアンプレスタイプタイプなので、よりクリアでひずみのないサウンドが楽しめます♪

  • ダッシュボード


ホンダ・フリードの事例紹介です。

フリードはコンパクトミニバンカテゴリに属する小型乗用車です。
モビリオの後継車として、「運転しやすいサイズでなおかつ室内空間にもゆとりあるコンパクトミニバン」を求めており、ミドルサイズミニバンでは少々大きすぎると考えているファミリー層をターゲットして開発されました。

初期型は2008年に発売され、2016年に2代目にモデルチェンジし、2024年から3代目に渡る現行モデルにバトンタッチしました。
全世代を通じて変わらない点としては、ガソリン1.5Lと1.5Lハイブリッドの2パターン構成、3列シート、両側スライドドア、低床・低重心パッケージといった点が挙げられます。
変更点としては、2世代目で1列目-3列目間距離が90mm増加、ウォークスルー拡大、スライドドア開口部拡大が施されて3列目の利便性の向上が図られ、ハイブリッドシステムがIMA方式→SPORT HYBRID i-DCDに変更、安全装備であるHonda SENSINGも導入されました。
3代目でもハイブリッドシステムがi-DCD→e:HEVへと熟成され、安全装備の面でも広角カメラ、前後8ソナー等を採用しHonda SENSINGが大幅に強化されています。

競合車種としては、往年のライバルであるトヨタ・シエンタが挙げられ、長年にわたりトップ争いを繰り広げています。
5ナンバーに近いサイズ、5ドア(両側にスライドドア)、定員5から7人、シート2列or3列といった使い勝手に関わるパッケージ面に加えて、FF、全長約4.3m、全幅約1.7m、1.5Lハイブリッドといったスペック面でもぴったり並んでおり、多くの購入予定者を悩ませる存在です。


今回お迎えするのは、3代目の現行フリードです。

既に社外のディスプレイオディオ(PORMIDO PRA109)を導入された方からのご相談で、PRA109に備わっているDSP機能では、音質向上が体感できなかったので、「オーディオシステムを抜本的に組み上げたい」というご意向でした。

大枠としては、以下をご希望で、リヤスピーカーは不要という前提でした。
◯スピーカー関係
(1)フロント2wayスピーカー交換・デッドニング
(2)Aピラーへのツイーター埋め込み取り付け
(3)サブウーファー導入
◯DSP関係
(4)DSP(アンプレス)導入
(5)パワーアンプ導入

これに対するプランを考えるうえで、コストを大きく左右するDSPのチャンネル数の算出からスタートします。
リヤは鳴らさないとなると、最低限、必要なチャンネル数は5つ(フロント2wayで4ch、サブウーファーで1ch)となるので、ぴったり5chをカバーできるDSPを選定し、パワーアンプの方はフロント用に4chを用意し、サブウーファーについては、アンプ内蔵のパワードタイプにすることで、トータル予算を抑えつつ、できる限り高品質の製品でまとめるプランをおすすめし、ご発注いただきました。

以下が使用コンポーネントです。
◯ヘッドユニット
PORMIDO PRA109です。(お預かり段階で取り付け済みでした)
これは当店でも取り扱いのあるPORMIDOブランドのディスプレイオーディオです。
ダッシュボード内にはまり込む本体部分は1DINサイズで、モニタは超大型13.3インチ!のフローティングタイプです。1DINスペースが確保できればあらゆる車に取り付け可能です。
AppleのAppleCarplay、Googleのandroidautoの両サービスが使え、かつ、両方ともワイアレス接続に対応しています。

接続については、本機に備わっている4ch出力のうち、フロント2chをDSPに入力し、プロセシングした後、フロント系信号はセパレートアンプへ、サブウーファー信号はパワードサブウーファーへそれぞれ出力します。

◯DSP
audisonのbit Ten(税込63,800円)です。
当コーナーでご紹介の機会の多いアンプ内蔵型のDSPと違い、アンプを含まない(アンプレス)タイプのDSPです。
アンプレスタイプのメリットはエネルギー消費の多いパワーアンプ機能を持たないため、(1)アンプ由来の電圧変動やノイズの影響を排除でき、より安定した動作が見込める点と、その時々の(2)好みに応じたアンプ選択の自由度も得られる点で、ハイエンドハイファイを指向するユーザーに選ばれる製品です。

当機はaudisonのアンプレスDSPの普及モデルで、5chまでのプロセシングができます。
入力はローレベル2ch/ハイレベル4ch+ハンズフリーフォン入力、出力はローレベル5ch(デジタル出力は非対応)です。

◯セパレートアンプ
ABYSS MFA-1(税込74,800円)です。

ABYSSは韓国系のオーディオ機器メーカーで、現在のところアジア全域とイスラエルを商圏としているようです。
現在の商品構成はアンプ5種7製品、スピーカー3種3製品を展開しています。日本市場においても、この数年で見かけるようになってきました。
当機MFA1は、同ブランドのエントリーグレードに当たる4chのD級アンプで、税込74,800円という価格に対してかなり音が良いと感じましたので、4年ほど前から取り扱いを開始しています。

◯スピーカー
MorelのMAXIMO ULTRA 602MkII(税込80,300円)です。

モレルはイスラエルのスピーカーメーカーで、ヨーロッパ調の穏やかで自然な音色を基調としながらも、高い描写力と情報量を併せ持つことで知られています。繊細な表現力と聴きやすさを高次元で両立しており、ジャンルを問わず楽しめるバランスの良さが魅力のブランドです。

現行ラインアップは、フラッグシップのSupremoを頂点に、Elate Carbon、Hybrid、Virtus、Tempo Ultra、Maximo Ultraなど複数のシリーズで構成されており、今回お選びいただいたMAXIMO ULTRA 602は、その中でもエントリークラスに位置付けられる6インチ2wayコンポーネントスピーカーです。

◯パワードサブウーファー
audisonのAPBX 10AS2(税込88,000円)を使いました。

当コーナーでよくご紹介するパワードサブウーファーは、シート下に収まるBLAMの2製品(後出)と、KICKERのHS10ですが、audisonにはもっと大きな箱を備えた製品がラインアップされています。(KICKERやPIONEERのもっと巨大な製品は除く)
上段のBLAM2製品とKICKERに対して、下段のaudisonの大容量ボックスタイプは、シート下タイプより箱が大きく、厚みは16センチ近くあります。
タイプメーカー型番税込価格ユニット
サイズ
アンプ
出力
本体サイズ
シート下
タイプ
BLAMMSA 25P77,000円25センチ180W345mm x 245mm x 78mm
BLAMMSA 2058,000円20センチ120W288mm x 208mm x 66mm
KICKERHS10106,700円25センチ180W354mm x 249mm x 81mm
大容量
BOXタイプ
audisonAPBX 10AS288,000円25センチ400W460mm x 338mm x 158mm
audisonAPBX 8AS280,300円20センチ250W386mm x 294mm x 158mm

室内の低音域を充実させることで、楽器やボーカルの基音(固有の音のうち最も低い音)の再生を可能にし、その上に積み重なる倍音効果によって、各主体の音のリアリティや、音場全体の高さと広さを演出する役割を担うサブウーファーには、高品質なスピーカーユニットの他、できるだけ強いアンプと十分なボックス容量の確保が望ましいとされます。
当店も、このセオリーに則って、可能であれば大容量ボックスタイプをおすすめしたいのですが、設置スペースの関係からMSA 25Pに落ち着くパターンが主です。

今回は、薄型パワードサブウーファーの設置場所として助手席下が使えない(障害物あり)ので、3列シート後方に設置することになりました。ここであれば、広めスペースを確保できるので、音質の点でアドバンテージのある「ボックス型」でスピーカーユニットもアンプも大きなAPBX 10AS2を起用することになりました。

以上を持って、ホンダ・フリードのサウンドアップが実現しました。
フロント2way+サブウーファーという制御しやすいシンプルなスピーカー構成と、アンプレスDSPならではのクリアな信号によって、大変上質なサウンドを手に入れることができました。
予算としては、フロントスピーカー、パワードサブウーファー、DSP、アンプといった商品と、デッドニング資材、工賃一式で税込607,970円となりました。

それでは施工の様子をどうぞご覧になってください♪

  • フロントドア

    フロントドアの外観です。

    5ナンバー枠に寄せたボディサイズとはいえ、ミニバンのドアは高さがあるぶん大きく、収納もたっぷりです。
    ドアには、16cmクラスのフルレンジスピーカーが左右に1個ずつ設置されており、ツイーターはありません。

    リアスピーカーは、スライドドアに設置されています。設置位置がドア前方(進行方向)寄りのため、フロントシートに座っていると、ちょうど腰の後ろあたりから聞こえることになるので、耳障りに感じる方もいらっしゃるようです。

    今回は、オーナー様のご意向により、通常はフロント2wayのみで再生するため、メインユニットのフェダー(前後振り分け))調整によってリアスピーカーは鳴らないように抑えてあります。

  • ドアトリム取外し

    ドアトリムを外したところです。

    サービスホールは前後に2つあり、ビニールシートで覆うクラシックなスタイルです。
    スピーカーは16センチクラスです。ユニットの上方にネジが一つ見えていますが、固定はこの一点のみで、下の方は2つの爪で引っ掛ける仕様になっています。
    なお、ホンダ車には車種、グレード関係なく、すべての車にこのタイプのスピーカーが設置されています

  • アウターパネル作業

    アウターパネル側の作業が終わったところです。

    ビニールシートを剥がして、ホンダ特有の粘っこいブチルゴムを丁寧に除去した後、アウターパネル全体に対しても清掃、脱脂をし、防振材を貼っていきます。

    当店のドア防振は内蔵アンプのようなマイルドな出力向けの「ドアチューニング」グレードと、出力の大きな外部アンプ、向けの「デッドニング」グレードの2方向でご提供していますが、今回は後者ですので、アウターパネルのより大きな面積に対して防振効果を持たせるべく、短冊状にカットした材料を配置しています。

  • インナーパネル作業

    インナーパネル側の作業が終わったところです。

    モレルのスピーカーは、MDF製のバッフルを使用して取り付けています。
    一つ前のスピーカーホール部をご覧いただくと、ホールが「ガイコツ型」で丸くないのにお気づきになると思います。この状態のまま、スピーカーバッフルを取り付けてしまうと、内径の内側に鉄板の一部が飛び出すことになりますので、スピーカー振動板が前後運動する際に生じる「背圧」の円滑な排出を阻害要因となってしまいます。従って、これを防ぐために、内側に飛び出した鉄板をトリミングしています。

    スピーカーを固定した後、写真のように、サービスホールを塞ぐのと、インナーパネルのビビリを抑えるために、インナーパネル全体を防振材で覆い、ドアをスピーカーボックスの様に仕上げます。

    この後、ドアトリムを付け戻してドアは完成になります。

  • ツイーターピラー埋め込み

    ツイーターの設置状況です。

    この車には標準でツイーターが装備されないので、アフターで取り付ける際には設置方法を検討する必要があります。
    ツイーターに付属する置台(マウント)がある場合は、ダッシュボード上に(両面テープで)固定するのが簡単ですが、ちょっとコストをかけてAピラー上に設置するのも人気があります。
    この場合、より目線に近い位置に取り付けられるので音像を高めに引き上げる効果が得られるアドバンテージがあります。

    この工法を取る場合、埋め込みの造形と表面の仕上げに気を遣う必要が出てきます。
    表面は、もとのAピラーの質感に近い合成皮革を貼る方法と、塗装で仕上げる方法に大別されますが、メインは前者です。
    今回はつや有りの合皮ではなく、内装に近いスエード調の生地を使用しました。

  • パワードサブウーファー

    パワードサブウーファーの設置状況です。

    大きめのエンクロージャーに10インチ(25センチ)のウーファーとアンプを内蔵したボックス型サブウーファーです。
    サイズは460mm x 338mm x 158mmと、一抱えくらいの大きさがあります。

    場所はサードシートの後方で、マジックテープで固定しています。上面と底の2面で固定しているので、走行中に転がるようなことはありません。
    なお、当製品の電源ケーブルはコネクタ接続方式を採用しているので、容易に安全に切り離しが可能です。本体重量は9.4kgと、石油ポリタンクの半分くらいの重量なので、一時的に車両から降ろすことができます。

  • 運転席下

    運転席下の活用状況です。

    フロントシート下のエリアには、ほぼ車幅いっぱいの幅でハイブリッド用のバッテリーが設置されているため、フロアの位置が高く、かつ、助手席側には換気ダクトがあって、シート下のスペースがほとんどないため、相対的に余裕のある運転席下の方に、DSPとパワーアンプを設置しました。

    パワーアンプをタテにレイアウトしているのは、シート下面にあるハーネスを避けるためです。

  • 作業後記

    今回はホンダ・フリードのサウンドアップ事例をご覧いただきました。

    フロント2way+パワードサブウーファーというシンプルな構成ですが、アンプレスDSP+4chアンプで制御・駆動するハイファイ志向の本格システムと言えます。
    さらにツイーターは、セッティングのアドバンテージの高いAピラーへのツイーター埋め込みを行い、深いダッシュボードと高いルーフ、狭すぎず広すぎない適当な室内容量と、リスニングルームとしての条件を備えたミニバンの素性の良さが相まって、非常に理想的な一台に仕上がっています。


    今回のシステムで強調しておきたいのは、大型のボックス型パワードサブウーファーの効用ですね。

    急がば回れで理論から整理します。
    私たちが聴いている「ひとつの音」は、実は一つの周波数だけでできているわけではなく、音の中心には、その音の高さを決める最も低い周波数=基音(きおん)があり、その上に倍音(ばいおん)と呼ばれる、基音の整数倍の周波数成分がいくつも重なって、「一つの音として」聞こえています。

    例を挙げます。
    トランペットは、基音がおおむね150-800Hzに位置し、その上に第2-第10倍音(300-8,000Hz付近)
    バイオリンの基音はおよそ200-1,000Hz。その上に第2?第8倍音があり、演奏法によっては第10倍音(約10kHz)付近まで持続。
    男性のチェストボイスの基音は約100-150Hz、第2?第4倍音(200-600Hz付近)
    現代の音楽で多用されるエレキベースやシンセベース、キックドラムの基音は40-120Hz程度に位置しており、その上にそれぞれの倍音群が積み重なります。
    つまり、一つの音の中には、実際には複数の音が同時に含まれているのです。この「基音+多層の倍音」の組み合わせが、音の厚みや存在感を作り出しています。

    この真実に対して、多くのカーオーディオの実態はどうなっているでしょうか。
    最も低い低音域を再生するドアスピーカー(ウーファーとも呼びます)が現実的に再生できている下限は、(一般的なインストールでのもろもろのロスを差し引くと)100Hz程度で、それも最下限はエネルギーが脆弱なので、上述の「基音」をしっかりと再生できるのは150-200Hz以上といったところです。
    上述のとおり、現代の音楽で多用されるエレキベースやシンセベース、キックドラムの基音は40-120Hz付近、男性ボーカルで100-150Hzに集中しており、このあたりがきちんと再生されていないのが現実です。

    この場合、音の高さを決める基音が脆弱で、その上位に連なる倍音の方が主体になってしまうため、リアリティに欠け、無機質で感動につながらない音になってしまっています。
    「なんとなく聴けている」気がしていても、なんかイマイチしっくりこない。。という思いの原因の一つはここにあるわけです。

    冒頭部でも触れましたとおり、サブウーファーは、「室内の低音域を充実させることで、楽器やボーカルの基音(固有の音のうち最も低い音)の再生を可能にする」機器です。
    この重要な帯域の再生を完全にして初めて、「その上に積み重なる倍音効果によって、各主体の音のリアリティや、音場全体の高さと広さを演出する」ことが可能になるわけです。

    次に機器選びとなるわけですが、サブウーファーには、高品質なスピーカーユニットの他、できるだけ強いアンプと十分なボックス容量の確保が望ましいとされます。

    理想的なのは、MDFなどの素材で重量のあるエンクロージャーーを制作し、25-30cmといった口径の大きなユニットを取り付けて、サブウーファー用の大出力モノラルアンプで駆動することですが、相応の費用と、ラゲッジルーム等にインストールスペースが必要になるため、正直言って万人向きではありません。
    これに対して、本文中の表でお示ししたように、筐体内にアンプを内蔵した「パワードタイプ」は、機能とコストのバランスがよく、現実的です。
    これらの中でも、今回使用したaudisonのAPBX 10AS2は、460mm x 338mm x 158mmとシート下に収まるサイズを超えるので、ラゲッジルームや後部座席等への設置が前提となりますが、大型ユニットを「余裕のあるハコ」で鳴らすという、コンパクトさが売りのシート下タイプの限界を超えることができます。
    製品のコストは税込88,000円とシート下タイプとそう変わらない水準でリーズナブルです。
    リアリティあるサウンドを手に入れたい方は、どうぞ前向きにご検討ください♪

    どうぞお気軽にお問い合わせください♪♪
    直接のお電話もお気軽に♪03-5913-8450です!