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サウンドプロ

BMW X3 のオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。 当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。円安の影響で大きく価格が変わっているものもあります。ご了承ください。>


  • 登録日 2026/05/28

  • 事例No.930(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    BMW X3

    system

    メインユニット:純正harman/kardon
    デッドニング:フロント
    フロントスピーカー:BLAM BM 100 NS
    センター:BLAM MB 100 MN S
    リアスピーカー:純正harman/kardon
    サブウーファー:純正harman/kardon
    パワーアンプ:純正harman/kardon
    ケーブル:純正

    comment

    フロント2wayスピーカーとセンタースピーカーをBLAMのトレードインスピーカーに交換し、デッドニングでドアの環境を整えた事例です。デッドニングの影響で室内の静寂性アップのおまけも付いてきました。

  • ダッシュボード


BMW・X3(G45)の事例ご紹介です。

同車は、プレミアムミドルクラスSUV市場のパイオニアとして、2004年の初代(E83型)登場以来、世界中で高い人気を誇るコアモデルです。
BMWは自社のSUVを「単なるユーティリティカーではなく、走りを極めたモデル」として、一般的なSUV(スポーツ・ユーティリティ・ビークル)とは呼ばず、SAV(スポーツ・アクティビリティ・ビークル)とSAC(スポーツ・アクティビリティ・クーペ)という独自のカテゴリーに位置づけているのが大きな特徴です。

BMWの「Xシリーズ」の車種構成は、奇数モデル(X1、X3、X5等)が王道のSAV、偶数モデル(X2、X4、X6等)が流麗なクーペフォルムを纏ったSACに大別されます。
今回焦点をあてるX3の系譜としては、先行した初代X5(2000年登場)の大ヒットを受けて、より日本の道路事情にも扱いやすいサイズとして企画されました。のちに後発のX1(2010年登場)がデビューしたことで、実用性とプレミアム性のベストバランスを担う中核モデルとしての地位を不動のものにしています。

スペック的にもBMWのアイデンティティである「駆けぬける歓び」が貫かれており、熟成の前後重量配分50:50はもちろん、お家芸であるシルキーシックス(直列6気筒エンジン)や高効率な直列4気筒クリーンディーゼル、インテリジェント4輪駆動システム「xDrive」を搭載し、SUVの常識を覆す軽快なハンドリングと高い悪路走破性を両立しています。

時代を先導するモデルらしく近年の電動化トレンドにも素早く適応しており、3代目(G01型)ではプラグインハイブリッド(PHEV)に加え、BEV(電気自動車)仕様の「iX3」もいち早く投入されました。さらに2024年にはフルモデルチェンジを敢行して4代目(G45型)へと移行し、最新のマイルドハイブリッド技術や先進のデジタルインターフェースを武器に、さらなる進化を遂げています。


今回お迎えする車両は、最新のX3 20 xDrive M Sportです。
2024年にフルモデルチェンジを迎えた4世代目にあたる最新型で、型式はG45型です。

このX3には標準でharman/kardon サラウンド・サウンド・システムが搭載されており、750Wのセパレートアンプと15スピーカーが装備されています。しかしながらオーナー様はより上質なサウンドをお望みのようで、ネット検索の末、当店にお問い合わせいただきました。

施工プランについては、お客様との協議の結果、フロント2wayスピーカー(ツイーターとドアスピーカー)ならびにセンタースピーカーを交換し、ドアのデッドニングによる環境整備です。

いわばカーオーディオのはじめの一歩とも言えるメニューですね。まったくの純正の状態を起点として、
(1)スピーカーボックスに当たるドアをきちんとした箱(エンクロージャー)に仕立てるための防振を施し、(2)スピーカーの性能を上げる。ことで、どなたでも実感していただけるほどの大きな変化をもたらす事が可能です。
また、DSPアンプやデジタルソース再生など、「川上」部分のグレードアップに比べて、グッと低コストで施工できるのもメリットですね。

以下が今回使用したコンポーネントです。
◯スピーカー
すべてBLAM(フランス)のトレードインスピーカーを使いました
(1)BM 100 NS(フロント2wayスピーカーセット)(ペア・税込46,200円)
(2)MB 100 MN S(センタースピーカーとして)(ペア・税込46,200円)

いずれもBLAMから発売されている車種(というか自動車メーカー別)専用キットです。
(1)は品番の「BM」が示すように、BMWのフロントスピーカー用に企画された商品で、ツイーターとドアスピーカーの2wayになっています。
この他に、シート下のフロアに埋め込まれているサブウーファー交換用の製品、BM 200XF(ペア・税込52,800円)もありますが、今回は使っていません。

(2)はちょっと説明がややこしいのですが、この商品そのものは品番MB→メルセデス・ベンツ用のフロント2wayのキットです。
実はBLAMからBMWのセンタースピーカー用の製品が発売されていないため、BMW用に用意された商品群ですっきりとトレードイン!が出来ません。しかしながら、BMWのセンタースピーカーの形状が、メルセデス用のスピーカーフレームと同一であることが事前にわかっていたため、当該ペア製品を調達して、片側だけ使うという方法で対処することにしました。(もう片方は予備としてお持ち帰りいただきました)

◯ドア防振
当店のドア防振は、内蔵アンプのような比較的出力がマイルドなシステム向けのドアチューニングと、セパレートアンプのように出力が大きなシステム向けの「デッドニング」の2つに分けて施工しております。
今回は制振力の強い後者の方で施工させていただきました。

施工の対象となるパネルのご説明です。ドアトリムを外すと、ドアのインナーパネルに設けられたスピーカーホールにスピーカー取り付けられている、ごく一般的な設置方法の場合、インナーパネルとアウターパネルがエンクロージャーの外壁になるため、この両方に対して防振材を貼り付ける工法になります。
これに対して、このBMWのインナーパネルにはスピーカーホールがなく、インナーパネル上に設けられた土台の上にスピーカーが固定され、スピーカーの正面がドアトリム(スピーカーグリル)に押し付けられるような恰好になっています。従って、インナーパネルとドアトリムに囲まれた空間がエンクロージャーとなるため、この両パネルに対して防振材を施工する工法をとります。

以上を持って、BMW X3(G45型)のサウンドアップが実現しました。
上述の通り、純正システムを起点としたステップアップでは、最も低コストで最も音質アップが体感できるオイシイ段階です♪
予算的には、BLAMのスピーカーセットとデッドニングの資材費と工賃を含めて、税込総額154,000円となりました。

それでは施工の様子をどうぞご覧になってください♪

  • フロントドア

    フロントドアの外観です。

    3世代目(G01)までに比べると、面構成がずいぶんと大胆になって、近未来感さえ覚えるデザインですね。
    ドイツ車=ストイックで剛健というのは過去の感覚になりつつあるような気がします。

    ドアへのスピーカーレイアウトはドアスピーカー(スコーカー)とツイーターの二つです。
    前者はドアオープナーの下のネットグリルの中で、ツイーターはドアミラーの裏にある三角のグリルの中です。

  • ドアトリム取り外し

    ドアトリムを外したところです。

    スピーカーをよくご覧いただくと、インナーパネルから浮いたような位置についているのがおわかりになると思います。
    冒頭でお話しましたように、スピーカーホールに取り付ける方式ではなく、パネル上に設けられた足場の上にスピーカーを取り付ける方式なんですね。
    ということですので、この黒いインナーパネルと、ドアトリム(内装)とで囲まれる空間がエンクロージャーになりますので、この両方に対して防振を行うことになります。

  • インナーパネル作業

    インナーパネル側の作業が終わったところです。

    デッドニングに関しては、ご覧のようにインナーパネル全体を覆うように施工します。
    一つ前の写真をご覧いただくとおわかりのように、けっこう起伏が激しいので、「浮き」が生じないように防振材を小さめにカットして、きっちり貼り込みます。

    スピーカーはBMW用のトレードインのBLAM BM 100 NSに交換しています。
    取り付けはボルトオンですが、スピーカーケーブルのコネクタが合わないので、当店で用意した変換コネクタを使って接続しました。これによって、車両側・スピーカー製品側の両方のコネクタを損傷することなくインストールが完了します。

  • ドアトリム裏側

    車両から取り外したドアトリム(内装)を裏側から見ています。

    白い吸音材(シンサレート)が取り付けられています。これは中-高周波を吸収(熱に変える)する効果がある素材です。
    丁寧に取り除いて、防振施工を終えた後、また元に戻しましょう。

  • ドアトリム防振

    ドアトリム裏のデッドニングが終わったところです。

    リブが入っていたり、狭い面積で起伏が大きくて歪みにくい部分に比べて、平面が広がっているところはビビりやすい傾向にあります。
    従って、そういった平面部分を重点的に防振材で抑えていきます。

  • 純正ツイーター

    純正ツイーターの様子です。

    ミラーの裏の三角形のカバーの中にツイーターが装着されています。
    BMWのロゴが確認できます。

  • ツイーター交換後

    ツイーター交換後の様子です。

    トレードインキットとして販売されているBLAM BM 100 NSのユニットですので、取り付け自体は難なく完了しました。
    しかしながら、上述の通りコネクタが合わないので、変換コネクタを使って解決しています。

  • センタースピーカー(交換前)

    交換前のセンタースピーカーの様子です。

    冒頭で触れましたように、センタースピーカーは、旧型のスピーカーフレームが採用されており、BMW用のセンタースピーカー用製品が販売されておりません。しかしながら、メルセデス・ベンツでは、BMWにとって「旧型」の位置づけであるスピーカーを現行で採用しているため、メルセデス用のトレードインスピーカーを調達することで対処しました。

  • センタースピーカー(交換後)

    こちらが交換後の状態です。
    前述の通り、メルセデス・ベンツ用の製品で、品番はBLAM MB 100 MN Sになります。

    この製品は(今回ドアに使った商品と同様に)ツイーターもセットになった2way商品ですので、ツイーターも同時に交換しました。
    あと、くどくて恐縮ですが、両ユニットのコネクタも変換コネクタをかませて接続しています。

  • 作業後記

    今回はBMW X3(G45)のサウンドアップ事例をご覧いただきました。

    標準でハーマンカードンのサラウンド・サウンドシステムが搭載されている車ではありますが、純正システムの音は、焦点を広め・甘めにとった万人受けするセッティングにせざるを得ず、また、組み立て効率と燃費の悪化につながるデッドニングなんて、当初から想定にありませんから、スピーカーの性能をフルに発揮させた、情報量が豊かでメリハリのあるサウンドは期待できないのが実情です。

    そこで本文でも触れました通り、オーディオの音質向上への寄与度が最も大きいのが、こういったドア周りの整備です。

    もっとお金をかけてDSPやアンプ、電源周りと行った「川上」を整備すれば、信号の品質(ノイズ逓減・解像度向上)は上がりますが、信号を空気の振動に変換する装置であるスピーカーの性能がイマイチなら、その寄与の多くが毀損されてしまいます。

    また、仮にスピーカーが良いものでも、取り付けがしっかりしていなかったり、スピーカーボックスであるドア防振がされていない、あるいは不十分で、ビビリや空気漏れによる損失が生じていれば、「ツイーターの高域がハッキリ聴こえるから、これでいいのかな?」くらいの感想しか持てないような、これまたスピーカー投資の大部分を毀損してしまうほどのロスが生じてしまいます。

    まとめると、デッキとスピーカーが純正でも、きっちり防振するだけで「純正もバカになんないねぇ」と、けっこう聴けちゃったりするくらい、音の出口の環境整備は、その他の投資の有効性を引き出す大前提となるファクターなのです。

    スピーカー交換するにしても、10万・20万もするようなハイエンドスピーカーじゃなくても、5万以下の普及品のスピーカーでも十分です。
    ドア防振とスピーカーのスペックアップを通じた、音の出口の整備を最優先でご検討ください!

    どうぞお気軽にお問い合わせください♪♪
    直接のお電話もお気軽に♪03-5913-8450です!