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サウンドプロ

マセラティ ギブリ のオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。 当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。円安の影響で大きく価格が変わっているものもあります。ご了承ください。>


  • 登録日 2026/05/07

  • 事例No.927(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    マセラティ ギブリ

    system

    メインユニット:純正
    デッドニング:フロント
    フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO EX165
    センター:純正
    リアスピーカー:純正
    サブウーファー:Pioneer TS-WX300A
    パワーアンプ:純正
    ケーブル:純正

    comment

    フロント2wayスピーカーを交換し、デッドニングで環境を整え、大型パワードサブウーファーで低音域を補強したプランです。
    サブウーファーは33,000円と低価格ですが、エンクロージャータイプならではの駆動力で車内の空気を支配して、広くて深い音場を演出しています。

  • ダッシュボード


マセラティ・ギブリの事例紹介です。

「ギブリ」という名は、リビアの砂漠から吹き付ける熱風に由来しており、マセラティの歴史において特別な意味を持つ伝統的なネーミングです。
現在、街中で見かけることの多い現行モデルは2013年に登場した3代目(M157型)ですが、そのルーツは1966年まで遡ります。

初代(1966-1973年)は、ジョルジェット・ジウジアーロのデザインによる美しい2ドアクーペで、フェラーリ・デイトナらと世界最速の座を争った伝説的なモデルです。その後、1992年に「ギブリII」として復活した2代目(1992-1997年)は、当時の「ビトゥルボ」シリーズの流れを汲むスクエアな2ドア4シータークーペとして、多くのファンを魅了しました。

今回ご紹介する3代目は、これまでの2ドアクーペから4ドアのスポーツセダンへと大胆にコンセプトを変え、マセラティの量販戦略を担うEセグメントモデルとして華々しくデビューしました。
ベースとなったのはフラッグシップセダンの5代目クアトロポルテを想起させる流麗なデザインですが、よりコンパクトで引き締まったボディに、3.0L V6ツインターボエンジンを搭載。マセラティ史上初となるディーゼルモデルや、4WDシステムの「Q4」がラインナップされたことも大きなトピックです。

マセラティらしい官能的なサウンドとイタリアンエレガンスを兼ね備えつつ、日本市場では1,000万円を切る戦略的なプライスが設定されたこともあり、ブランドの門戸を大きく広げるヒット作となりました。

2021年のマイナーチェンジでは、ブランド初のマイルドハイブリッドモデルや、3.8L V8ツインターボを積む最強の「トロフェオ」が追加されるなど、電動化と高出力化の両面で進化を遂げましたが、惜しまれつつも2023年にその生産の歴史に幕を閉じました。


今回お迎えする車両は、現行モデルとなる3代目(M157型)です。

中古で購入されたとことですが、「ゼンゼン低音が物足りない、壊れているのではないか(怒)!」とディーラーにクレームを入れてみたものの、望むような返事はなく、、と、困り果てた末の問い合わせでした。

それでは拝見いたしましょう。ということで、ご来店いただいて、聞かせていただいたのですが、、申し訳ないですが、実際のところ、こんなもんです。
「純正オーディオ」という言葉の響きには、格下に捉えるようなニュアンスが漂いますが、なんだかんだ言って日本車の場合、(一部の商用車を除いて)それなりのバランスで仕上げてあるのに対して、外車だと、ブランドイメージや価格に対する期待ほどのパフォーマンスが感じられない事例はいくらでもあります。
また、普段お聞きになられている曲やジャンル、特に再生ボリュームを前提とすると、明らかに歪んでしまって、この純正オーディオには荷が重い感じでした。

ご要望としては、「とにかく気持ちよく聴けるようにしたい!」けれども、車を買ったばかりで出費は抑えめにしたいということでしたので・・
(1)サウンドアッププログラムのベーシックプランで2wayスピーカーを交換+デッドニング施工することで、リーズナブルにスピーカー再生の条件を整えつつ、
(2)重要級のヘビーベースで満たすために大型パワードサブウーファーを加える
プランをご提案しました。

以下がコンポーネント紹介です。

◯スピーカー
BLUE MOON AUDIOのEX165(税込35,200.円)を使いました。

EX165は、同ブランド発足時からベースモデルとして支持されてきたセパレート2wayスピーカー・SX165の後継モデルです。
現行の2wayセパレートのラインアップとしては、フラッグシップがRX165(税込221,000円)、ミドルグレードがVX165(税込137,500円)、そして新ベースグレードのEX165(税込35,200.円)の3つになります。
このEXは、低価格ながら、交換用社外スピーカーに求められる、再生品質を持ち、かつ、ブルームーンオーディオらしいメリハリのあるサウンドが特徴です。またツイーター/ウーファーの各スピーカーケーブルにインラインフィルターが組み込まれているので、2wayの純正交換の場面では非常に扱いやすいメリットがあります。(今回のようにフィルターを取り除く運用も可能です)

今回のインストールに際して、ウーファーは既存の純正ドアスピーカーとの入れ替えを行い、ツイーターは、Aピラーのツイーターグリル内で入れ替えを行いました。

ドアに対してはデッドニングを施工いたしました。
これはドア防振の施工方法のうち、比較的マイルドな内蔵アンプの出力に適した「ドアチューニング」に対して、相対的にハイパワーな外部アンプの出力に相応しい施工方法です。
ドアのアウターパネルに防振材を等間隔に配置し、インナーパネルに関しては防振材で全面的に覆うことで、スピーカーの振動板の前後の空気の行き来を遮断し、併せてスピーカーが発生させる振動に対する耐性を高めることで、ドアをスピーカーボックスとして機能させ、スピーカーの性能を適度に引き出せる条件を整えました。

◯パワードサブウーファー
carrozzeria TS-WX300A(税込33,000円)を使いました。
パワードサブウーファー製品は手頃に導入できるシート下に設置できる薄型の製品と、トランク等への設置が前提となる一定の大きさのあるエンクロージャーに収められた製品とがあり、今回のは後者です。
ウーファーユニットのサイズは30cmで、エンクロージャーは密閉型と(通気口が開けてある)バスレフ型のうちの後者です。
製品サイズ は横503ミリ×高さ378ミリ×奥行き(底)318ミリ・(天)253ミリの大型台形です。アンプは定格入力350W、瞬間最大入力1300Wです。
エンクロージャータイプは早いビートの再生に有利な密閉型に対して、バスレフ型は通気口を介してより大きく空気を動かすことで、深く大きな音場を作れる点に強みがあり、今回のお客様のノリでは圧倒的にバスレフが向いていました。

以上を持って、マセラティ・ギブリのサウンドアップが実現しました。

ご要望のより予算を抑えましたが、カーオーディオの要(かなめ)となるドア防振は妥協せずにデッドニンググレードでしっかりと施工して、スピーカーの性能をしっかり引き出せるように配慮しましたので、高音・中音・低音とバランスのよいメリハリの有る音が再生できています。
加えて、大型エンクロージャーを持つパワードサブウーファー導入により、量感豊かで、広さと深さのある音場が得られ、オーナー様の好みの曲ジャンルをこなせる水準に引き上げることが出来ました。

予算的には、2wayスピーカー、パワードサブウーファーの製品代金と、デッドニングを含む施工費用をあわせて、税込み235,950円となりました。
それでは施工の様子をどうぞご覧になってください。

  • フロントドア

    フロントドアの外観です。

    肘掛けから上の部分の表皮が若干浮いています。ダッシュボードの上面も同様の症状がでています。修正も可能ですが、相当お金がかかるので当面見送りだそうです。

    フロントスピーカーはドア右下のウーファーと、ダッシュボード両端のツイーターとの2wayです。
    アンプのチャンネルは別になっていて、ウーファーにはローパス(ハイカット)、ツイーターにはハイパス(ローカット)された信号が出力されています。

  • ドアトリム取り外し

    ドアトリムを外したところです。

    インナーパネルのサービスホールは、欧州車によく見られるスポンジシートで覆われています。
    この車に関しては、シートの厚みがリッチなので、静粛性確保に一役買っているようですね。

  • アウターパネル作業

    アウターパネル側の作業が終わったところです。

    スポンジ状のシートを剥がして、ノリをきれいに取り除いて、脱脂を済ませたら、アウターパネルに短冊状にカットした防振材を貼っていきます。
    スピーカーは樹脂製のブラケットと、スピーカーユニット本体が別パーツになっています。音質重視でいくなら、ブラケットも外してMDFでバッフルを組むのがベストですが、コストを抑えるべく、スピーカーのみの交換で行きます。

  • インナーパネル作業

    インナーパネル側の作業が終わったところです。

    スピーカーは、前述のとおり、純正の樹脂ブラケットを活かして、スピーカーユニットのみ、EX165に交換しています。
    インナーパネル部については、防振材を全面貼りして、機密性の確保と、制振力の向上を図っています。

    スピーカー配線については、製品付属のネットワークを使用せず、純正アンプから出力されている純正スピーカーケーブルに繋いでいます。

  • 純正ツイーター

    純正ツイーターの様子です。

    台形の樹脂が写ってますが、これはツイーターグリルですね。、ダッシュボード両端のピラーの根元辺りに取り付けられているのを外して、裏返した状態です。
    このあと、ツイータユニットを外して、EX165のツイーターに交換するわけですが、車両側の寸法には余裕があるので、より大型のツイーターでも取り付け可能です。

    前述の通り、ツイーターには、アンプでハイパスされた信号が来ているので、そのままツイーターに入力しても問題ないはずですが、写真のツイーターを見てみると、ハイパスフィルターの役目を果たすコンデンサーが付いています。おそらく(フルレンジ信号を入力する前提の)他の車両の部品を使いまわしていると思われます。

  • 純正位置ツイーター取付加工

    ツイーターユニットを入れ替えたあとの様子です。

    純正ツイーターを外して、ツイーター固定用に設けられている「ツメ」をカットして、EX165のツイーターをセットし、エポキシ系接着剤で固定しています。
    なお、エポキシ接着剤はしっかり食いつくものの、相手を溶かしたりしないので、じわっと力をかければ取り外すことも可能です。
    車両売却など「純正戻し」の場合は、またエポキシ接着剤を使って純正ツイーターを接着することで、元通りに戻せます。

    ツイーター側のスピーカーケーブルの末端には、カプラを取り付けておいておくことで、ケーブルをカットすることなく車両側のカプラとカチッと接続できるようになります。

  • パワードサブウーファー(背面)

    トランクに移動して、サブウーファーの設置場状況をごらんいただきます。

    トランクに鎮座する大型のサブウーファーボックスです。サブウーファーユニットは前方に向けてあるので、トランク側からは後ろが見える格好になります。
    リヤシートの背もたれは、荷物の積載などのケースを想定して、部分的に倒してトランクスルーにも出来ますが、完全に閉じた状態でも、十分に室内に低音を届けることができます。

  • パワードサブウーファー(正面)

    可倒式のリアシートを倒したところです。

    通常は背もたれを倒しませんので、あくまでも写真撮影用のカットですね。
    サブウーファーの性能を考えると、より大きいユニットで、かつ、より大きい(余裕のある)エンクロージャーであることが理想なので、トランクやリヤシート部のスペースを許容できるのであれば、エンクロージャータイプをおすすめしたいところです。
    性能的には、やはりウーファーユニット単体で購入して、堅牢なエンクロージャーカスタム製作し、専用のアンプで駆動するのがベストですが、予算はそれなりに掛かります。対して、この製品の場合、性能面では幾分劣後しますが、製品代金33,000円で済みますので、コスパは非常に良いと思います。

  • 純正パワーアンプ

    最後は純正アンプです。
    トランクには、左後ろに純正の8chパワーアンプが設置されています。アンプの出力のうち、フロントドアに向かうケーブルを分岐して、パワードサブウーファーに入力しました。
    バッテリーもトランクに設置されているので、パワードサブウーファーへの「バッ直」も比較的簡便に済みました。

  • 作業後記

    今回はマセラティ・ギブリのサウンドアップ事例をご覧いただきました。

    念願のギブリのオーナーになられ、純正オーディオにも、外観のクオリティや走行性能に見合ったレベルを期待したものの、そこは裏切られた格好になってしまい、「こんなはずはない!」藁をも掴む心持ちでアクセスしていただきましたが、基本的なサウンドアップメニューによって、全域にわたって音が出る状態にし、パワードサブウーファーで音場の広さと深さを演出することで、ひとまず納得していただける水準に引き上げられました。


    本文でも触れました通り、オーディオの音質向上への寄与度が最も大きいのが、こういったドア周りの整備です。

    もっとお金をかけてDSPやアンプ、電源周りと行った「川上」を整備すれば、信号の品質(ノイズ逓減・解像度向上)は上がりますが、信号を空気の振動に変換する装置であるスピーカーの性能がイマイチなら、やってもやんなくても同じ。というくらいにロスしてしまいます。

    仮にスピーカーが良いものでも、取り付けがしっかりしていなかったり、スピーカーボックスであるドア防振が不十分で、ビビリや空気漏れによる損失が生じていれば、「ツイーターの高域がハッキリ聴こえるから、これでいいんだよね?ね?」くらいの感想しか持てないような、投資の大部分を毀損してしまうほどのロスが生じてしまいます。

    逆に言えば、デッキとスピーカーが純正でも、きっちり防振するだけで「純正もバカになんないねぇ」と、けっこう聴けちゃったりするくらい、音の出口の環境整備は、その他の投資の有効性を引き出す大前提となるファクターなのです。

    10万・20万もするようなハイエンドスピーカーじゃなくても、5万以下の普及品のスピーカーでも十分です。音の出口の整備を最優先でご検討ください!

    それと合わせて、サブウーファーについても、出来るだけ導入の方向でご検討ください。
    音の中心には、その音の高さを決める最も低い周波数=基音(きおん)があり、その上に倍音(ばいおん)と呼ばれる、基音の整数倍の周波数成分がいくつも重なっています。
    つまり、一つの音の中には、実際には複数の音が同時に含まれており、この「基音+多層の倍音」の組み合わせが、音の厚みや存在感を作り出しています。

    例えば、現代の音楽シーンで多用されるエレキベースやシンセベース、そしてキックドラムの音に関しては、基音が40-120Hz程度と、まさにサブウーファーの再生帯域と重なる帯域に位置しています。仮にこの帯域の再生が脆弱で基音が再生されない、あるいは不十分だと、倍音だけが浮いてしまい、音に「芯」がなくなり、薄く軽い、実体感のとぼしい音になってしまいます。(感動できない、グッと来ない理由の主要な一つです)

    こういったよくある実態に対して、サブウーファーを導入することで、システム全体で再生できる最低の音を下げ、より低い基音が再生できるようになり、層の厚い倍音を再生できるようになるわけです。
    せっかくの良い音を追求するためにスピーカー交換やドア防振に経費をかけるわけですから、もう一声、予算を割いていただいて、完全に近づいていただきたいところです!

    長年の経験を活かし、お客様のご要望にお応えします!どうぞお気軽にお問い合わせください♪♪
    直接のお電話もお気軽に♪03-5913-8450です!