トヨタ スープラ のオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。円安の影響で大きく価格が変わっているものもあります。ご了承ください。>

登録日 2026/01/29-
事例No.913(お問い合わせの際にお伝えください)
model
トヨタ スープラ
system
メインユニット:carrozzeria FH-8500DVS
デッドニング:
フロントスピーカー:ETON PRA-16
リアスピーカー:なし
サブウーファー:BLAM MSA 25P
パワーアンプ:内蔵
ケーブル:audiotechnicacomment
ディスプレイオーディオをヘッドユニットとして、フロント2wayを鳴らし、パワードサブウーファーで低音を補強するベーシックなシステムです。
80スープラ定番のウインドウレギュレータ交換も行って、全身リフレッシュ完了です♪
トヨタ・スープラ(A80型)の事例紹介です。
「80(ハチマル)」の通称で広く知られるこのモデルは、トヨタが長年にわたり発展させてきたスポーツカーの歴史において、一つのマイルストーンといえる存在です。
スープラの源流は、1970年に発売された初代セリカまで遡ることができます。北米市場で好調だったフェアレディZ(1969-)に対抗するため、セリカをベースにした上級スポーツモデルとして企画され、1978年にA50型「セリカXX(ダブルエックス)」(北米名スープラ)が登場しました。その後、1981年のA60型、1986年のA70型とモデルを重ねながら、直列6気筒エンジンを中心とした構成を継続していきます。
そして1993年、シリーズ4代目となるA80型へフルモデルチェンジ。2JZ-GTE/2JZ-GEの直6・3000ccエンジンを搭載し、当時のトヨタが持つ技術や設計思想が色濃く反映されたモデルとして位置づけられています。バブル崩壊に伴う景気後退期の発売ではあったものの、企画段階からの高い目標は維持され、その結果として耐久性と発展性の高いパワートレインを備えたクルマに仕上がりました。
重めの車重ゆえに高速安定性が高く、直線加速に注目が集まることもありましたが、2JZ系エンジンは高出力化に強く、国内D1グランプリや海外のドラッグレースなどで広く活躍しました。また、ロングノーズ&ショートデッキを基調とした外観デザインは発売から30年を経た現在でも評価が高く、2019年の90スープラ登場後も中古市場で安定した価格帯を維持しています。
今回ご紹介するのは、2JZ-GE+5速オートマのSZグレードです。
同じ80スープラ乗りの当店インストーラー江口君つながりでご相談・ご依頼いただくことになりました。
現状では、純正オーディオが社外ナビに交換され、音響面ではチューンナップツイーターが追加されていましたが、多くの80スープラ同様に、ドアの純正スピーカーは盛大にビビりまくっておりました(^O^;)
オーナー様のご要望としては・・・
(1)ヘッドユニットをディスプレイオーディオに交換
(2)フロント2wayスピーカーを社外品に交換
(3)パワードサブウーファーも追加したい・・
とのご意向でした。
施工面では、スピーカー取り付けは音響面でメリットの多い露出形式とし、ツイーターはピラー埋め込み/ドアのウーファーはアウターバッフル形式をとることになりました。パワードサブウーファーについては、スープラ定番のリヤのラゲッジルーム付近に設置し、リヤウインドウの曲面をつかって、まんべんなく低音が広がるイメージです。
使用したコンポーネントは以下の通りです。
〇ヘッドユニット
カロッツェリアのFH-8500DVSです。
カロッツェリアのヘッドユニットは地図データを自分で持っているナビ(サイバーナビ)と、ネット経由で引っ張ってくるディスプレイオーディオに大別されますが、当機は後者・ディスプレイオーディオの中堅機です。
2DIN枠に収まるヘッドユニットとしては、ベーシックな6.8V型のモニタを持ち、DVD・CD・USB・スマホ接続・Bluetooth・AUXアナログと一通りのメディア接続が可能です。AppleCarPlay/AndroidAutoに対応しているので、スマートフォンを有線接続することで、ナビやストリーミング配信等の通信経路を活用した各種サービスを利用できるようになっています。
当機を含むカロッツェリアの中堅-上級ヘッドユニットには、スピーカー出力モードの選択機能が組み込まれており、自在に音作りをしたい方には非常に有用な機能です。
選択肢としては、内蔵する4chのアンプ全てをフルレンジ出力する「スタンダードモード」か、2chをハイレンジ出力、もう2chをミッドレンジ出力とし、プリアウト出力でローレンジのサブウーファーを個別に制御する「ネットワークモード」のいずれかが選べるようになっています。
後者はいわゆる「簡易型のDSP」機能であり、各チャンネルごとに○出力帯域を設定できるクロスオーバー機能、○出力タイミングを調整できるタイムアライメント機能、○帯域ごとの出力レベルを調整できるイコライジング機能が備わっています。調整のきめ細かさや内部処理のサンプルレード等の点において、外付けのDSP専用機には及びませんが、コストバランスを考慮すると非常に価値があります。
今回は、この機能の「ネットワークモード」を使って、ピラーのツイーター、ドアのウーファー、ラゲッジルームのサブウーファーをマルチ制御するパターンを選択しました。
〇スピーカー
ETONのPRA-16(税込66,000円)を使いました。
PRA-16は25mmツイーターと165mmウーファーから構成される2way商品です。
ETONは1983年に創立された歴史あるドイツのオーディオ製品ブランドです。カーオーディオ・ホームオーディオのジャンルを問わず全てドイツ国内の自社工場で生産しています。
スピーカーのグレード展開は上からHEXシリーズ、ONYXシリーズ、CSRシリーズ、PLUSシリーズ、PRAシリーズと重層的な商品構成で展開しており、予算に応じた選択ができるので便利です。
音の傾向はドイツらしく?極めて正確で色付けが少なく、それでいて音楽の情感を丁寧に描き出すサウンドが特徴で、キーワード的には「知的・正確・解像度重視」といったところです。
なお、PRA-16には、パッシブ接続時のために、ツイーター用のハイパスフィルターが付属していますが、今回はヘッドユニット側の「ネットワークモード」により、スピーカーユニットごとに周波数帯域を定めて入力するマルチ接続ですので、このフィルターは使いませんでした。
〇パワードサブウーファー
BLAMのMSA 25P(税込77,000円)を使いました。
BLAMのパワードはMSA 25P(25センチ・180W)、 MSA20(20センチ・120W)の2タイプあり、前者の強い方を選びました。
当店でパワードサブウーファーをお勧めする際、今回のMSA 25P、KICKERのHS10(25センチ・180W・106,700円)の他、目的によってはcarrozzeriaのTS-WH1000A(21cm×8cm×2基・200W(最大)・オープン)を含めた合計3つあたりが有力候補になるのですが、今回のMSA 25Pは鳴りっぷり、口径、出力、重さ、そして価格の点でバランスがよい製品だと思います。
〇その他
当店名物ウインドウレギュレータ―交換を実施しました。
発売から30年を数える80スープラでは、ウインドウレギュレータ―の不調を抱える個体も少なくないため、交換ニーズに即応するために部品を在庫しております。今回のスープラも調子がイマイチのようでしたので、スピーカーインストールと並行して交換を実施しました。
以上をもって、80スープラのオーディオシステム一式のリフレッシュ+パワーアップが完了しました。
80スープラはドア・ラゲッジルームともに設計・スペースに余裕があるため、純正交換のみからフルオーディオまで、実に幅広いシステムがプランできるのが特徴です。
今回は16センチスピーカーの実力をしっかり引き出せるようにスピーカー位置の補正を行い、さらにウーファー・ツイーター共に露出させ、パワードサブウーファーも加えることでサウンドクオリティの向上を狙う、堅実な内容となりました。
予算的には、2DINディスプレイオーディオ、2wayスピーカー、パワードサブウーファー、ウインドウレギュレータの商品・部品代と、デッドニング施工を含む工賃一式を含めて、税込556,930円となりました。
それでは施工の様子をどうぞご覧になってください♪♪
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メインユニット(施工前)


お預かり段階のヘッドユニットです。
もともと付いていたのはカロッツェリアのサイバーナビです。
上段の1DINに格納されているモニターが水平にせり出したのち、垂直に立ち上がる仕組みになっています。美しさと実用性がバランスした大変優れた製品でしたが、メカが複雑な分、コストが削りにくく、タブレットが形を変えただけに近い最近の製品群に押し流されて消えてしまいました。
非常に評価の高かった製品ですが、Bluetooth機能がなく、地図の更新も終了しているので、これを機に新しい製品にアップデートします。
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メインユニット(施工後)


ディスプレイオーディオへ換装後の様子です。
製品はカロッツェリアのFH-8500DVSです。
同社のディスプレイオーディオのエントリーグレードに位置する製品です。DMH-SF900(10.1V型)、DMH-SF700(9V型)、DMH-SZ700(6.8Vワイド)、DMH-DMH-SF600(9Vワイド)といった製品が上中級機で、大きく高精細なモニターとHDMI入力対応、「Apple CarPlay」「Android Auto」のワイアレス接続(SF900のみ)と、いろいろ充実していますが、DVD・CDといった回転メディアにはどれも対応しなくなってしまいました。
このFH-8500DVSは、カロッツェリアの現行ディスプレイオーディオ製品の中で、(ワンランク下位のFH-6500DVDと並んで)回転メディアに対応する数少ない製品です。
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フロントドア(施工前)


施工前の純正のドアです。
ドアには大きめのスピーカーグリルがついていますが、中のスピーカーユニットはグリルよりはるかに小さい10センチ径のユニットです。かつ、ユニットの中心は、グリルに対して左上に寄っています。
従って、市販の16-17センチクラスのスピーカーを「きちんと鳴る状態」でインストールする場合、スピーカーグリルの中央にスピーカーが位置するように、スピーカー保持のためのバッフルを製作する必要があります。
今回は(1)アウターバッフル形式で、(2)この見た目を大きく変えずに、(3)費用を抑えて施工したい・・というオーダーでした。
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ドアトリム取外し


ドアトリムを外したところです。
純正スピーカーのエッジ(ダンパー)が、加水分解の影響ですっかり崩壊してしまい、ほとんど残っていませんでした。
80スープラは初期型の発売から今年で33年。。とは言え、他の車と比べると、80の純正スピーカーの素材はちょっと劣化しやすい方だったのかもしれません。
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オリジナルバッフル(改)


バッフルボードを取り付けたところです。
当店オリジナルの80用バッフルは、ドアトリム上に表現されているスピーカーグリルの中心に、取付予定のスピーカーの中心が合うように補正をかけた設計になっています。
通信販売でご提供しているオリジナルバッフルは、インナーバッフル形式(振動板がドアトリムの内側に位置する)でスピーカーを交換される際にお使いいただける製品であるのに対して、今回用意したのは、アウターバッフル形式(振動板がドアトリムの表面or外側に位置する)で使う前提の設計になっています。
具体的な相違点としては、アウターバッフルにする場合、スピーカーと内装がキッチリ並行にならないとならないので、取り付け面を加工しています。
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インナーパネル作業


インナーパネル側の作業が終わったところです。
上出のオリジナルバッフルが固定した後、インナーパネル全面を防振材で覆います。
この後、ドアトリム(内装)を付け戻して、アウターバッフル→スピーカー→グリルの順で取り付けていきます。
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フロントドア(施工後)


出来上がりです♪
とても自然な仕上がりになったのではないでしょうか。
当店でウーファー(ドアスピーカー)を露出させて取り付ける工法として、以下の2パターンを想定しています。
(1)セミアウターバッフル
こちらは、スピーカーベースに直接スピーカーを取り付けて露出させる方法で、内装は丸く穴をあけるだけのシンプルな施工です。
(2)アウターバッフル
こちらは、スピーカーベースと化粧バッフルの2ピース構造で、内装の上から化粧バッフルをカブせて、内装を軽く押さえつける工法です。
今回は、(2)の内容なのですが、スピーカーもグリルも黒一色なので、純正からの乖離を感じさせない自然な仕上がりになっています。
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ツイーター取り付け(施工前)


お預かり段階のツイーターです。
というか、純正ツイーターはダッシュボード奥(ガラスの際)についており、これは後付けした「チューンナップツイーター」ですね。
ほどなくしてお別れなので、細かいことを言ってもしょうがないですが、折角なら、もっと上あるいは車両の中心線に向けたほうがいいかもですね。
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パワードサブウーファー


最後はサブウーファーです。
BLAMのパワードサブウーファーMSA 25Pをラゲッジルーム前方に設置しました。固定はマジックテープです。
この製品にはその他のサブウーファーと同様に、ボリューム調整用のコントローラーが付属していますが、「ネットワークモード」で接続されているヘッドユニットFH-8500DVSから調整できるので設置していません。
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作業後記


今回はトヨタ・スープラ(JZA80型)のサウンドアップ事例をご覧いただきました。
走りのパフォーマンスを追求するスポーツカーだからといって、車内のエンタメ要素が後回しになるかというと、今はそんなことはありません。全帯域の音をまんべんなく鳴らすハイファイを整えつつ、サブウーファーの活用によって、低域を強めに演出したパンチのあるサウンドを求めるユーザーが多いようです。
今回のケースでは、ヘッドユニットを使い勝手のよいディスプレイオーディオに換装し、経年劣化で崩壊していたスピーカーを取り除いて、社外の2wayスピーカーに換装し、パワードサブウーファーで低音域を補強する、基本に忠実なシステムアップを図りました。
ベーシックではあるけれども、ウーファー、ツイーター共にアウターバッフル/ピラー埋め込みと、障害物による音質劣化要因を排除したインストールにこだわって、より上質なサウンドを獲得しています。
この型のスープラに関しては、リヤの大きなラゲッジルームがインストールスペースとして使えますので、サブウーファー、アンプといった大型アイテムを自由にレイアウトでき、LEDを入れれば、リヤウインドウ一杯に広がる光がエモさ満点!魅せるインストールの頂点と呼ぶにふさわしい世界が楽しめます。
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当店では、ドラレコ・デジタルミラーの取り付け、スピーカーの交換のみといったライトなお仕事からフルオーディオまで。お客様のニーズに幅広く対応させていただいておりますが、その中でも、ついついノリノリになってしまうのが、大掛かりな作り込みを伴うパターンです。
とりあえずスタートラインに立ってみるかな、ということなら、フロント2way交換+デッドニングのサウンドアッププログラムだけでも充分楽しんでいただけると思いますが、ご予算に応じて、スピーカーの性能をフルに引き出すアウターバッフル化や、見せ場のリヤ系の作り込みもご検討ください。フルパワーで腕を振るわせていただきます!
こちらが 当コーナー登録のスープラ一覧(A80/A90)当コーナー登録のスープラ一覧です。どうぞ参考になさって下さい。
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