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フェラーリ F355 のオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。 当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。円安の影響で大きく価格が変わっているものもあります。ご了承ください。>


  • 登録日 2025/08/07

  • 事例No.890(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    フェラーリ F355

    system

    メインユニット:carrozzeria DEH-6600
    デッドニング:なし
    フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO EX165
    リアスピーカー:なし
    パワーアンプ:内蔵
    ケーブル:純正

    comment

    経年劣化でビビリが出ていたフロント2wayスピーカーを社外スピーカーにリフレッシュし、オーディオデッキもブルートゥースが利用できる製品に交換しました。
    Newデッキのネットワークモード機能を使ってバイアンプ接続し、タイムアライメントの効いた臨場感あるサウンドに生まれ変わりました♪

  • ダッシュボード


フェラーリ・F355の事例紹介です。

フェラーリの車種構成は、(1)重量級のV12・FRと、スポーティな(2)V8・FR、(3)V8/ミッドシップ、(4)特別な記念モデル(スペチアーレ)、近年になって加わった(5)SUV系、(6)PHV系といったグループに大別されます。
今回登場のF355は1994年発表で、(3)V8・ミッドシップに属するモデルです。

V8の系譜は、1976年の308/308GTBに始まっています。
次いで328(1985年)、その後は348(1990年)、348GTB/GTS(1993年)、F355(1994年)、360モデナ(2000年)、F430(2004年)、458イタリア(2009年)、488GTB(2014年)、F8トリブート(2009年)という変遷をたどり、今に至っています。


今回ご登場いただくF355は当店の常連様の車です。

発売から約30年が経過している車ということで、スピーカーの経年劣化による音割れが始まっており、(1)スピーカー交換と、(2)Bluetooth接続とCD再生が可能な1DINオーディオデッキへの交換もしたいとのご相談でした。

F355の施工は約20年以上前のことでしたが、この車のドアは比較的薄めで、スピーカー背面の余地があまりないという記憶はありましたので、製品はある程度絞られました。オーディオデッキについても、Bluetooth接続とCD再生が可能で1DINというと、こちらも限られてくるので、商品選定・ご発注とテンポよく進みました。

以下がコンポーネント紹介です。
〇1DINオーディオデッキ
carrozzeriaのDEH-6600(オープン価格)です。
現在のカロッツェリアの1DINメインユニットのラインアップは以下の通りで、各機それぞれに違いが設けてありますが、当店では、フロント出力、リヤ出力、サブウーファー出力の3つについて、帯域を分けて運用できる「ネットワークモード」を活用するプランをお勧めする機会が多いので、CD付きが良ければDEH-6600、不要であればMVH-6600が事実上の二択になっています。

製品名DVDCDUSBiPhoneBluetoothAUXAV入力DSPネットワーク
モード
MVH-6600
MVH-5600
MVH-3600
DEH-7100
DEH-6600
DEH-5600
DEH-4600
DEH-380
DVH-570


今回の車は、もともとリヤスピーカー設定がなく、運用するユニットはツイーターとウーファーの2wayですので、上述のネットワークモードを活用して、積極的に音質を追求しました。

接続方法としては、フロント出力をツイーターに、リヤ出力をドアのウーファーに接続しています。なお、デッキ側でクロスオーバー(帯域調整)ができるので、ツイーター・ウーファーそれぞれに標準装備されているインラインフィルター(後出)は取り除いています。

調整方法としては、「クロスオーバー設定」によってツイーターにハイパス、ウーファーにローパスをかけ、かつ、「タイムアライメント調整」によって、各ユニットから発せられる音声がドライバーの耳に同時に届くように調整しています。機能的には周波数事の出力レベルを上げ下げする「イコライジング」もできるようになっていますが、曲によってだいぶ様子が変わってしまうので、原則的には使わない方向で考えております。

〇スピーカー
BLUE MOON AUDIOのEX165(税込35,200円)です。

EX165は同ブランド発足時から、ベースモデルとして支持されてきたセパレート2wayスピーカー・SX165の後継モデルで、昨年から発売されている製品です。
現行の2wayセパレートのラインアップとしては、フラッグシップがRX165(税込221,000円)、ミドルグレードがVX165(税込137,500円)、そして新ベースグレードのEX165(税込35,200.円)の3つになります。
このEXには、上述のように、ツイーター/ウーファーの各スピーカーケーブルにインラインフィルターが組み込まれているので、ネットワークの設置場所を検討する必要がなく、一般的な2wayの純正交換の場面で非常に扱いやすいメリットがあります。(上述のとおり、今回はデッキ側で周波数帯域を調整する「ネットワークモード」での運用のため取り外しています)

また、昨今のクルマの室内容量の拡大傾向に伴って、スピーカーの取り付け条件がタイトになりつつある現状に対応すべく、一般的な17センチクラスのウーファーに比べて、取り付け穴径が130mm(相場より約15mm減)、取付奥行きが52.5mm(同約15-20mm減)とコンパクトに仕上げてあるのも特徴で、今回のF355ではその特性が決め手になりました。

ウーファーの取付に際しては、MDF等で製作したバッフルを噛ませるのが一般的ですが、この車の場合、ユニットの前も後ろも余裕がないため、純正スピーカーと同様に、インナーパネルに直接ネジ止めする、単純なトレードインを行いました。
ドアの筐体をスピーカーボックスとして機能させるためのドア防振については、キープオリジナルの観点から省略することとなりました。


以上をもって、一世を風靡したフェラーリF355のサウンドアップが完了しました。

ドア防振を省略しているので、スピーカーの表現力を引き出し切れておらず、かつ、低音域が伸び切らない点は否めませんが、劣化してビビリの出ていた現状からは大きく改善し、かつ、十分に実用に耐える水準に引きあがったように思います。

費用面では、スピーカーとデッキ、インストール費用込みで税込112,200円で上がりました。
それではインストールの様子をご覧になってください♪

  • メインユニット

    今回インストール(交換)した新メインユニットのDEH-6600です。

    この車が発売された90年代初頭のオーディオデッキ周りは、1DIN・2DINといった規格に適合する製品に合わせて設計されるのが主流でした。従って、純正デッキも1DINに準じたOEMで、社外品も同じくDIN対応でしたので、(化粧枠やケーブルなどの部材は必要でしたが)交換は難しくありませんでした。
    この車の場合、既に社外ユニットに交換された状態からの再入れ替えでしたので、パネルもハーネスも用意する必要もなく、なおのこと楽でした。

  • フロントドア

    フロントドアの外観です。

    ドアスピーカーは、カーペット生地にのように見える、右下のパネルの裏にあります。
    全体的にシンプルな直線で形成されていますね。
    最近のように、ココがスピーカーです!という主張がない時代の穏やかなデザインです。

  • ドアトリム取り外し

    ドアトリムを外した状態です。

    一般的なドアだと、サービスホールを塞いでいるビニールが一番表に見えるはずですが、この車の場合、ドア(インナーパネル)の内側にセットされています。
    これは、整備時にインナーパネルを取り外すことを想定した設計になっているからです。(パネルの端に比較的大きなボルトの頭が並んでいるのがおわかりになると思います)
    今回はデッドニングを省略しましたが、仮に施工するとなった場合、ビニールの除去にだいぶ手間がかかりそうですね。

    ドア全景の写真でもわかってしまうほど、スピーカーの周囲が崩壊していますね!
    ゴムでできているダンパーが加水分解してぼろぼろになってしまったのが原因です。

  • スピーカー取り付け

    スピーカー交換後の様子です。

    冒頭のスピーカー紹介のところで触れましたように、EX165に付属していたインラインフィルターを取り除く加工は施したものの、スピーカーユニットの交換自体は、単純なネジ止めですので、作業は難しくありません。
    ただし、オリジナルのネジ穴の分布がEX165と合わない部分がありましたので、穴を2箇所開けています。

  • 純正ツイーター

    純正ツイーター(運転席側)の設置状況です。

    エアコン送風口とツイーターグリルが左右につながった構造になっています。(囲み写真は助手席側の外観です)
    グリルを慎重に取り外すと、写真のようにツイーターが現れます。

    随分と小さなユニットですね。動作のほうは良好でした。

  • ツイーター交換

    EX165のツイーターに交換後の様子です。

    ・・・と言っても、両面テープで貼っただけです。
    この作業のキモはことは、もろさで知られるクラシック欧州車の樹脂パーツである「エアコン送風口」を壊さずに取り外せるか否かの一点ですので、ソコさえクリアしてしまえば、楽勝です。

    ツイーターの大きさは、EX165のサイズでめいっぱいですね。
    これ以上大きいと、エアコン送風口が戻りません。

  • ハンズフリー通話用マイク設置

    最後はハンズフリーマイクの設置状況です。

    外観の変更は極力避けたいということで、設置場所を検討したところ、いいところが見つかりました♪
    付属品とはいえマイクの性能はいいですし、クローズドな環境なのでしっかり音を拾えるので、ちゃーんと会話が出来ます。

  • 作業後記

    フェラーリF355のサウンドアップ事例をご覧いただきました。

    フェラーリといえば、高額スポーツカーの代表選手みたいな車ですので、修理費が高い、部品も高い、万一壊したときのリカバリーが大変。。と連想が走り、オーディオ屋さんの一部では、受けない業者さんもあるようですが、当店は、もともと頭のネジが少し足りないこともあるし、人が作ったものだからバラせるし、組み戻せるはず。という謎の確信に支えられて件数を経験させていただいた結果、これまでのところ「ご辞退ゼロ」を更新中です!

    フェラーリのオーディオグレードアップのプランについては、スペース的にタイトな車であることから、おおきなDSPやアンプを積めない制約がありますし、オーナー様としてもバチバチのフルオーディオのニーズは無いようですので、今回のようなスピーカー交換とデッドニングを主軸として、DSPを積む場合はアンプ内蔵型かつ小型のものを選ぶ方向になります。

    当店では、多くのフェラーリの施工経験からニーズの多いプランを研究し、フェラーリ用のサウンドアッププランを開発し、ご提供しています。
    フェラーリサウンドアッププログラムページ

    このページ内にF355向けの専用プランはありませんが、現実的には他のモデルと同様のサウンドアップが可能です。
    内容的には・・・
    ・1DINデッキ交換
    ・小型ブルートゥース付きアンプ「JOYN」取付
    ・2wayスピーカー交換
    ・DSPアンプを取付
    パワードサブウーファー取付
    ・・・といった要素を単体で、あるいは複数を組み合わせてセット施工という形でご提供しています。
    詳細な価格表もご用意しておりますので、ご興味がおありのフェラーリオーナー様はどうぞご覧になってみてください。


    ドラレコ取付などの軽作業からフルオーディオまで、ご予算とお希望に応じて、出来るだけご満足いただけるプランをご提案いたします。
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