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スバル レガシィ ツーリングワゴンのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。 当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。円安の影響で大きく価格が変わっているものもあります。ご了承ください。>


  • 登録日 2025/06/26

  • 事例No.884(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    スバル レガシィ ツーリングワゴン

    system

    メインユニット:PORMIDO  PRA106
    デッドニング:なし
    フロントスピーカー:純正
    リアスピーカー:純正
    パワーアンプ:純正
    ケーブル:純正
    バックカメラ:Panasonic CY-RC110KD
    ダッシュテレビ:DreamMeker DPA101V

    comment

    純正ナビのモニターをグローブボックス内に移設して1DINスペースを確保し、フローティングタイプのディスプレイオーディオを取り付けた事例です。
    純正地デジチューナーの出力を取り出して、ディスプレイオーディオに入力しているのでテレビも見られます。

  • ダッシュボード


スバル・レガシィ・ツーリングワゴンの事例紹介です。

レガシィは100年を超える富士重工業の歴史に燦然と輝く名車です。
軍用機および航空用エンジン開発・製造を祖業とする中島飛行機に端を発し、戦後、富士重工業へと再編され、順調に業容を拡大するものの、プラザ合意後の円高による北米事業の不振から経営危機が深刻化。公然と身売り話が取り沙汰されるような窮地から脱出する救世主となったのが、1989年のレガシィの登場でした。

EJ型水平対向4気筒エンジンや、四輪駆動システムに代表される技術の集大成をつぎ込んだ意欲作で、その輝かしい販売実績によって「スポーツワゴン=レガシィ=スバル」という強力なブランディングに成功。技術偏重・硬派でド真面目のくすんだイメージから脱し、今に続くスバルの新しい神話の第一章をひらくこととなった、同社にとっても、世界の自動車産業にとっても、大変意義深いモデルです。

歴代モデルの変遷は以下のようになっています。
日本国内モデルとしては、ツーリングワゴン、セダン共に6代目で販売を終了しており、現時点の国内ではレガシィ=アウトバック(SUVモデル)という状態にあります。
初代:BC/BF系(1989年-1993年)
2代目 BD/BG系(1993年-1998年)ツインターボ化。
3代目 BE/BH系(1998年-2003年)セダンがB4に改称。SUVのレガシィランカスター追加。
4代目 BL/BP系(2003年-2009年)等長マニ採用でボクサーサウンド消滅。SUV系が別モデルのアウトバックとして独立。
5代目 BM/BR系(2009年-2014年)北米でワゴン廃止→アウトバックへ一本化。
6代目 BN/BS系(2014年 - 2020年)(北米2014年 - 2019年)ツーリングワゴン廃止。アウトバックが唯一のワゴン系に。
7代目 BW系(2019年-)セダンタイプのみ北米で販売。

市場ニーズの変化により、SUVやミニバンといった実用性も兼ね備えたモデルが全盛の時代を迎え、あれだけ硬派でカッコよかったB4セダンも、動力性能とスタイリングが芸術的なバランスを魅せたツーリングワゴンも国内販売を終了する展開を迎えています。
しかしながら、2014年発売のレヴォーグと、1995年から並走させていたアウトバックの存続により、レガシィのDNAは受け継がれることとなります。


今回お迎えするのは、4代目のツーリングワゴン(BP型)です。
当店のデモカー・日産GT-Rの車検でお世話になっているHKSテクニカルファクトリーでお近づきになった方からのご紹介でお問い合わせをいただきました。
4代目(2003年-2009年)の終盤の2008年が初年度登録ということで17年前のお車です。個性豊かなこの車をまだまだ乗り続けたいというというご意向で、オーディオビジュアルをリニューアルしたいというご相談でした。

この車のAV関係の仕様は、コストダウンのために仕様を絞り込む現代と違って多様性に富んでおり、インパネセンター部が4種類(ポケット/1DIN仕様/2DIN仕様/メーカーオプションナビ)、センターコンソールのオーディオデッキ・エアコンパネル部分が標準オーディオ、マッキントッシュ等、3・4種類に分かれています。
当コンテンツをご覧いただいているお客様の多くは容易に推測できると思いますが、センターコンソール部分が1DINあるいは2DINである場合、ここに市販のナビ・ディスプレイオーディオが物理的に取り付けられますし、信号のやりとりについても、オーディオデッキ部分と簡単に接続できます。
しかしながら、メーカーオプションの純正ナビが中央を占拠している場合は、地デジチューナーを含む純正オーディオ・エアコンのシステムと繋がっているために切り離すことができず、ナビ交換の強力な障害となります。

今回は、この難関を突破し、ディスプレイオーディオへの入れ替えをご依頼いただくこととなり、以下の作業を実施しました。
(1)純正ナビの配線を延長することでグローブボックス内に移設し、インパネ中央部を開放
(2)元の場所に1DIN用金具を設置し、純正オーディオシステムと配線を繋いて、大画面ディスプレイオーディオをインストール
(3)純正バックカメラのカメラモジュールを最新の製品にアップデート
(4)シガライターソケット(3連)+USBソケット(3連)をセンターコンソール下部に埋め込み

作業の全てが現物合わせのカスタム作業なので、画一的に進められないのは承知の上ですが、手こづったのは、当時、オプションとして販売されていた部品が一切新品で入手できないことでした。
・外部入出力ハーネス
・純正オーディオ枠
この2点のうち、外部入出力ハーネスは中古も見当たりませんでした。
そこで、多方面から情報を集めて、ピンアサインを入手して目的とする配線を特定し、接続することができました。

以下が使用製品です。

〇ディスプレイオーディオ
PORMIDO  PRA106(税込68,560円)(公式サイト価格)
当店で取り扱いのあるPORMIDOブランドのディスプレイオーディオです。
ダッシュボード内にはまり込む本体部分は1DINサイズで、モニタは11.8インチのフローティングタイプです。1DINスペースが確保できればあらゆる車に取り付け可能です。
AppleのAppleCarplay、Googleのandroidautoのサービスが使えます。
AppleCarplayについては、ワイアレス接続に対応しています(androidautoは有線)
技適取得済みです。

PORMIDO製品については、当店は取り付け協力店として登録しておりますので、PORMIDOの公式サイト(あるいは当店)でお求め頂いた製品に関する取り付けに対応いたします。(amazon等、それ以外の販路については非対応です)

純正オーディオシステムとの接続については、お示ししている接続図にあるように、以下の様につないでいます。
(1)PORMIDOの音声出力を純正オーディオのAUXとして入力しています。
これによって、PORMIDOからの音声出力を純正オーディオから再生することができます。
(2)純正地デジチューナーのVTR出力を取り出して、PORMIDOに入力しています。
これらにより、PORMIDO側で入力切替を行えば、PORMIDOのモニタでテレビ放送を視聴することができます。ただし、モニタの全てをVTR信号の再生に供することになるため、AppleCarplay等に道案内させながら、テレビを見るというような同時利用はできません。

〇リアカメラ
信頼のパナソニックの定番カメラCY-RC110KDです。
純正のバックカメラのカバーを分解して、カメラモジュール部分のみ入れ替えました。


以上をもって、黄ばんだ画面が気になっていた純正モニタから、快適大画面のディスプレイオーディオへとバージョンアップを果たしました!
シガライターソケットもご指定通りに取り付けて、使い勝手が向上しました。

今回の施工で要した費用は、すべての製品と工賃を合わせて、税込219,450円となりました。

施工の様子をどうぞご覧になってください♪

  • ディスプレイオーディオ

    今回取り付けたディスプレイオーディオです。

    純正ナビのモニターをグローブボックス内に移設して場所を開放し、1DIN金具を取り付けた上で、PORMIDO  PRA106を取り付けました。
    お察しの通り、視認性・操作性ともに非常に良好です!
    クルマの設計より大きなモニタを投入するので、エアコンの吹き出し口にかかってしまいますが、これはしょうがないですね。

    この製品の取り付けに際して、ざっと以下の作業が必要になります。(純正ナビの移設に関する作業を除く)
    ・電源ケーブル取り出し
    ・音声出力→純正オーディオAUXへ接続
    ・地デジチューナーVTR出力検索→PORMIDOへ入力
    ・GPSアンテナ取り付け
    ・マイク取付
    ・4Gアンテナ取り付け
    ・USBケーブル引き回し(→グローブボックス内)
    ・SIMケーブル引き回し(→グローブボックス内)

  • 移設先の純正モニター

    純正モニターの隠居先です。

    インパネの中央を陣取っていた純正モニタはグローブボックス内にお引越ししてもらいました。
    純正の配線を延長しているので、接続状態は完全に維持されています。当然ながらグローブボックスはきちんと閉まります。

    ちょっとピンボケしてしまってますが、一線を退いてお疲れな感じが表現されていてちょうどいいような気がします。

  • テレビ

    単独で運用されているテレビです。

    お預かり時から取り付けられている製品なので、一応紹介文は付けますが、今回取り付けたディスプレイオーディオならびに純正オーディオシステムとは一切つながりはありません。
    このテレビをお付けになった背景としては、純正モニターの経年劣化で地デジ放送が見ずらくなったために、DIYで取り付けられたようです。
    ただし、音声出力を純正オーディオに入力するワザは持ち合わせていらっしゃらなかったため、音声のみ純正地デジチューナー→純正オーディオから再生しつつ、このテレビは(微妙に音がズレるため)ミュートしてご覧になっていたようです。

  • シガーソケット

    スペシャルシガーソケットステーション(仮称)です!

    ご入庫時は1個の純正シガーソケットから、タコ足配線で色々増設されており、雑然としていました。
    この機会に配線はスッキリさせたいとのご意向でしたので、純正の灰皿ごとシガーソケット部を取り外して、簡易的な化粧パネルを製作して、市販の多連ソケットをはめ込みました。
    ブルーライトがちょっとだけオシャレです(^O^)

  • 純正テレビリモコン受光部

    純正地デジチューナーを操作するためのリモコン受光部です。

    地デジの操作はセンターコンソールの純正オーディオデッキではなく、全てリモコンで行なうため、受光部は残してあります。
    上述のとおり、PORMIDO側でVTR入力に切り替えると、テレビが見られますので、ON/OFF、選曲の際にお世話になることになります。

  • 純正バックカメラ

    バックドアの純正バックカメラの入れ替えも行いました。

    写真は、カメラ部をカバーしているリヤガーニッシュを取り外して、カメラ部を露出させた状態です。
    クラリオン製のカメラの様ですね。

  • カメラ比較

    カメラ新旧交代の儀式です。

    右が退役した純正カメラユニット、左でスタンバイしているのが、新ユニット・パナソニックの定番カメラCY-RC110KDです。

  • バックカメラ純正位置交換

    差し替え後の状態です。

    取付の為の固定手段としてエポキシ系接着剤を使いました。雨水侵入を防ぐためにモリモリに盛ってあります。

    カメラの飛び出し具合は純正と変わらないので、ガーニッシュを戻しても、変化には気付かれないでしょう。
    (解像度が違うので、カメラ画像は格段に向上しています)

  • 作業後記

    レガシィの純正モニタ移設&ディスプレイオーディオ取付の事例をご覧いただきました。

    今回は純正ヘッド移設&ナビ設置の事例をご覧いただきました。

    すべての車に等しくやってくるのが純正デッキの陳腐化ですね。
    CPUやメモリの集積度の向上とともに、電装品の性能は上がってくるので、どんなに普遍的な美しさをもつ車でも、電装品の陳腐化スピードはPC並です。

    オーディオ部分のみの改善であれば、ヘッド自体には触らず、スピーカー出力をプロセッサーに取り込む方法もありますが、ナビ機能そのものをアップデートしたい場合は、やはり本丸に手を入れざるを得ません。

    それでも、ナビとオーディオのみ。といったように機能が別れていれば、多少手間はかかるものの、ごっそり取り外して場所を作って入れ買えることも可能ですが、制御が絡んでいる場合は移設という手段になります。

    これまでに、今回と同様の純正ナビへの対応事例は数多くお任せいただきました。
    その中から、25例をピックアップして1ページにまとめ、ご覧いただけるように準備しております。
    ご興味のある方は、以下よりご覧になってください。
    古い!遅い!動かない!純正ナビ・純正オーディオ・交換事例紹介!

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