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トヨタセンチュリーのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。 当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • トヨタ・センチュリーのブルートゥースレシーバ取付の事例です

  • 事例No.845(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    トヨタ センチュリー

    system

    メインユニット:純正
    デッドニング:なし
    フロントスピーカー:純正
    リアスピーカー:純正
    サブウーファー:純正
    パワーアンプ:純正
    ケーブル:純正
    バックカメラ:Beat-Sonic BCAM7AW
    モニター:Datasystem SSM-W5.0II
    Bluetoothレシーバー:audiotechnica AT-HRD300
    ETC1.0:Panasonic  CY-ET926D

    comment

    ブルートゥースレシーバー取付、リアカメラと専用モニター取付、ETC車載器の交換を行った事例です。
    ドライビングユーティリティのグレードアップにより、乗りやすくなりました。

  • ダッシュボード


トヨタ センチュリーの事例紹介です。

センチュリーはトヨタの最上級グレードセダンに位置付けられる車です。
俗に言うショーファー・ドリブン・カー(職業運転手が運転する車)で、日本国内の官公庁・企業などでの公用車・社用車(役員車)の利用を想定して作られ、天皇陛下がお召しになる御料車(1989年以降※)や、内閣総理大臣専用車としても使われています。
(※御料車専用車種であるトヨタ・センチュリーロイヤルは2006年から)

生産開始は1967年(昭和42年)で、これまでに2回モデルチェンジを受け、今に至っています。
初代1967年-1997年VG系
生産年数30年、排気量を2回拡大
3000cc→3400cc→4000ccV8
全長5120mm全幅1890mm全高1450mm

2代目1997年-2017年GZG型
生産年数20年間、12気筒化
5000ccV12 DOHC VVT-i
全長5270mm全幅1890mm全高1475mm

3代目2017年-
ハイブリッド化
5000cc V型8気筒 直噴 DOHC+モーター
全長5335mm全幅1930mm全高1505mm

3代目の現行車は時代の主流であるハイブリッド型エンジンに切り替わっており、排気量こそ違えど、レクサスLSのようなビッグセダンと大差ない形式をとっていますが、2代目に搭載されていたエンジン(1GZ-FE)は、日本における乗用車用エンジンとして唯一、V型12気筒レイアウトを持つエンジンとして、車好きに知られているエンジンです。

基本構造は、信頼性の高い直6エンジン(1JZ)の腰から上を二つ並べた格好になっており、センチュリーの主たる使途を鑑みて、片バンクの6気筒にトラブルが生じても、残りの6気筒が機能して、たゆまず走行できるようになっています。同様に、ブレーキを含むその他の走行機器の多くに2重系統化が施されており、トヨタの信頼性の極みを具現化したモデルに仕上がっています。
市販車への1GZ-FE搭載は、2代目センチュリーが最初で最後になっていますが、2006年から御料車専用車種として運用されているトヨタ・センチュリーロイヤルには引き続き搭載されています。

そういった機構上の独自性に加えて、美しく輝く鳳凰のエンブレムや、奥深い輝きをたたえる高品位塗装など、内外装の質感への憧れも加わって、事情が許す、わけないけど、、もし何とかなる?なら乗ってみたい車ではあります。
特に2代目は300万円から700万円ほどと、(維持費・修理費は高いけど)車両価格でみればなんとかなりそうです。また、その用途からして、きちんとメンテされている車がほとんどということで、思いきってオーナーになられる方もぼちぼちいらっしゃるようです。


今回ご紹介するセンチュリーのオーナー様もそういった方のお一人です。

程度の良い個体を入手され、大変ご満足のご様子でしたが、以下の点を改善したいということでご連絡いただきました。
(1)Bluetoothを使えるようにしたい。
(2)後方が見えずらいので、カメラを追加したい。
(3)ETC車載器が旧型のオンダッシュ形式なので、目立たない製品に変更したい。

いずれも、車両の現況によって方法の調整は必要ですが(特に1)、対応可能です!ということで、現況をお伺いしつつ、お見積もりをお出ししました。

検討の結果、確定した方法は以下です。
(1)Bluetooth
「どこからどうやって外部音声信号を入力できるか?」が焦点になり、車両の年式に応じたヘッドユニット周りの仕様と、オプションの状況によって変わります。

まず、前期型にはアナログ外部入力のプラグがありません。従って、RCAプラグで普通に入力することはできません。
次の手として、メーカーオプションのVHSビデオが搭載されていれば、その音声信号を組み替えにより入力が可能です。しかしながらビデオはなかったので、この手も使えません。

となると、前期型で標準装備のアナログテレビの音声として入力する方法になります。具体的にはテレビチューナーからアンプに向けて出力されている音声信号のケーブルに、ブルートゥースレシーバーからの出力を接続することになります。
実際の使い方としては、ブルートゥース経由のソースを視聴する場合、テレビに切り替えていただくことになります。

使用したレシーバーは、オーディオテクニカのデジタルトランスポートAT-HRD300(税込30,800円)です。

(2)後方カメラ
後付けカメラについては、車体への加工も不要で目立ちにくい、ナンバーボルトに固定できる製品を選びました。Beat-Sonicの BCAM7AW(税込15,400円)です。

問題はモニタの方ですが、バックギア連動で純正モニタの表示が切り替わるような機構がついていると都合がよいのですが、この車にはついてません。
なんとか純正モニタに表示させようという場合、テレビチューナーの映像にコンポジットで接続する方法がありますが、バックする度に、映像切り替えをマニュアルで行なう必要が出てくるので、使い勝手がイマイチです。

オーナー様のご意向も伺ったうえで決定したのは、5インチ程度の小型モニタをミラー付近に設置して、バックカメラ画像を常時表示する方法です。
使用した後付けモニタはDatasystemのSSM-W5.0II(税込14,080円)です。

(3)ETC入れ替え
往時の法人車両でよく見られた、オンダッシュの目立ちまくりの車載器は取り外して、ごくごく一般的な車載器に変更しました。
ETC2.0である必要はないので、Panasonicの CY-ET926D(オープン価格)です。
取付位置はグローブボックス内です。

以上の3点をもって、センチュリーのドライビングユーティリティー・アップデートが完了しました。
かかった費用は、オーディオテクニカのデジタルトランスポート、ビートソニックのカメラ、データシステムのモニタの3点の機器と、インストール費用を含めて税込153,120円となりました。ちなみに所要日数は丸2日間でした。

それでは施工の様子をご覧ください♪

  • Bluetooth接続

    ブルートゥース接続できてますよ!の証拠画像です。

    上述の通り、Bluetoothレシーバーの出力をアナログテレビチューナーの音声出力と入れ替えて入力していますので、TVモードを選択すると音声がスピーカーから聞こえてきます。

    アナログテレビでは、当然ながら受信できる放送局が無いので、画面は砂嵐になりますが、写真のように地図画面にしていれば気になりませんね。

  • 助手席下・作業中

    助手席下にブルートゥースレシーバーを設置しているところです。

    テレビチューナーと純正アンプは助手席下に設置されていますので、テレビチューナーから純正アンプに繋がっているオーディオの配線をBluetoothレシーバーの出力と組みかえます。
    Bluetoothレシーバーの電源は、パワーアンプの電源から分岐しています。

  • 助手席下・施工後

    レシーバー取付完了時の様子です。

    センチュリーほどの車格となると、エアコンダクトも立派ですね。
    お蔭でBTレシーバーがそっくり隠れてしまうので、外観には全く変化なしです。

  • リアカメラ

    リアカメラ取付後の様子です。

    ナンバーを固定している右側のボルトをカメラに入れ替えました。
    Beat-Sonic製のBCAM7AW(バックカメラ カメレオン Mini)です。

    この製品は、イージーインストールをアピールしているだけに、カメラの取り付けそのものは非常に簡単なのですが、車両前方までケーブルを引き回す手間がかなり大変でした。

    トヨタの車ですから、整備性は第一に考えて作られているものの、重厚な構造のため、一般の車のようにサクサクとはいきません。
    途中、4か所に小さな穴開けが必要でした。(すべて防錆処理を施して、グロメット取付済み)

  • 5インチモニター

    バックカメラ用のモニタ取り付けの様子です。

    ルームミラーのすぐ近くにモニターを取り付けました。
    今回新設したバックカメラの映像が常時表示されています。

  • ETCアンテナ

    ETCアンテナの設置状況です。
    手前はドラレコで、ETCアンテナは奥です。

    ETCの音声案内は、ここから聞こえます。

  • ETC車載器

    ETC車載器の設置状況です。

    ETCの本体は、グローブボックス内に設置しました。

  • 作業後記

    今回はトヨタ・センチュリーのドライビング・ユーティリティーのアップデート施工をご覧いただきました。

    今回手を入れたのは、相対的に不便を感じていらっしゃった●ブルートゥース受信と●リアカメラ増設+画像表示、あと見栄えがちょっと、、ということで●ETCと、それぞれに低予算で解決する方法を提案させていただきました。

    この他の解決策としては、2DINナビあるいはディスプレイオーディオをインストールする方法もあります。
    純正モニタを撤去して、取り付けることになりますので、ダッシュボード周りに若干変更が生じますが、流行のフローティングタイプはあえて避けて7V型あたりに抑えておけば、化粧パネルをきれいに作って後付け感を抑えたインストールが可能だと思います。

    なお、エアコンコントロールは別になっているので、モニタは取り外してしまっても(移設しなくても)問題はなさそうです。
    今回の事例よりは少し予算がかかりますが、ブルートゥース、リアカメラ、ETCの一元的制御に加えて、ナビ、ネットサービス利用まで視野に入れる場合の方策として検討の価値はあると思います。

    あと、うっかり忘れるところでしたが、オーディオのグレードアップももちろん可能です。
    スピーカー周りの構造が特殊なので、ちょっと手間はかかりますが、スピーカー交換・ドア防振ともにきちんとやれます。こちらのほうもどうぞご検討ください。


    ご予算とお希望に応じて、出来るだけご満足いただけるプランをご提案いたします。
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