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ホンダステップワゴンスパーダのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。 当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.836(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    ホンダ ステップワゴン スパーダ

    system

    メインユニット:carrozzeria AVIC-RQ911
    デッドニング:フロント
    フロントスピーカー:HERTZ MLK1650.3 Mille LEGEND
    リアスピーカー:morel MAXIMO ULTRA 602 coax
    パワーアンプ:morel MPS 4.400
    ケーブル:audiotechnica

    comment

    楽ナビをヘッドユニットとして、4chアンプを通して、フロント2wayとリヤコアキシャルを鳴らすシステムです。
    2024年夏に惜しまれつつ閉店した秋葉原の名店「インパルス」さんからの最後のご依頼で組んだ車です。

  • ダッシュボード


ホンダ・ステップワゴン・スパーダの事例紹介です。

ステップワゴンは、ホンダが1996年に発売したミニバンです。
1990年代までのミニバンの多くがキャブオーバータイプ(エンジンの上に座る)のFRだったのに対して、ボンネット内にエンジンをおくことで、車っぽいキュートなスタイリングを得て、FF駆動によって広々とした室内を実現した車でした。

セールス面では、当時無名に近かった佐藤可士和氏をアートディレクターに起用し、ホンダが生まれ持った自由で伸びやかな空気さらに超える、底抜けに明るく楽しい世界観の創造に成功。RVブーム最後発だった同車が、月販1万台を超える大ヒットを記録するに至りました。

その後、2001年に2代目(RF型)、2005年に3代目(RG型)、2009年に4代目(RK型)、2015年に5代目(RP型)とよどみなく順調にモデルチェンジを重ね、2022年モデルチェンジの6代目(RP型)が現行モデルとなります。


今回ご登場いただくのは、5代目RP型のスパーダハイブリッドGホンダセンシングです。

オーナー様とは直接の関係はなく、秋葉原のオーディオ機材ショップインパルスのご紹介でご依頼いただいたお仕事です。
同店は平成4年の創業で、令和6年まで31年間に渡って営業を続けてこられましたが、諸般の事情により、7月7日を持って閉店されることになったそうです。
同店はカー/ホーム両分野のオーディオ機器を取り扱っておられましたが、カーに関しては取付の機能を持たないため、基本的にDIY派のお客様が主力だったようですが、取付まで希望されるお客様に関しては、当店を含む提携の業者に依頼する形式でサービスを形作っていらっしゃいました。

そしてこの度、円満に終業を迎えることになったわけですが、閉店といえば在庫放出の閉店セールがつきものです。
今回のご依頼は、単なる取付にとどまらず、閉店セール用の在庫のうちから、予算上限50万円(工賃込み・使い切る!)で、商品選定も含めてやってほしいという内容でした。

システムの概要としては、すでに取付済みだったカロッツェリアの楽ナビをヘッドユニットとして、フロント2wayとリヤコアキシャルを4chアンプを介して駆動するという内容で、スピーカーケーブルと電源ケーブル、ヒューズ、バッフルと、機材に見合ったハイスペ品をセレクトし、防振材に至るまで、きっちりと在庫でまかないました!
予算的には、機材一式で40万円、当店の工賃として10万円頂戴し、めでたく50万円満額消化となりました。

コンポーネントは以下です。

○ヘッドユニット
楽ナビAVIC-RQ911
一般的なナビと同様に、4ch出力を持ってますが、高電圧のハイレベル出力(スピーカー出力)のみで、ローレベル出力のRCA端子は持っていません。
この条件でも、アンプ側がハイレベル入力に対応している場合は直接つなげられるのですが、今回のアンプは未対応なので、ローレベルに変換してやる必要があります。
するために、前後それぞれにハイローコンバーターを介在させています。

○アンプ
morel MPS 4.400(税込70,400円)です。
当コーナーでモレルというと、スピーカーブランドとしてご紹介する機会がほとんどですが、少数ながら高級アンプもラインアップしています。
当モデルは4chのD級動作アンプで、4Ω時で70W、2Ω時で100Wの出力を持っています。

○スピーカー
フロント用としてHERTZ MLK1650.3 Mille LEGEND(税込165,000円)
リヤ用としてmorel MAXIMO ULTRA 602 coax(税込36,300円)
をそれぞれ使いました。
フロントの方は発注者さんのご指定でしたので、ブランドが分かれています。

アンプの出力は4chですので、フロントはキット付属のパッシブネットワークを使って、ツイーターとウーファーの2wayで鳴らします。
リヤはコアキシャルスピーカーですので、そのまま接続ですね。


以上を持って、インパルスさんからの最後のご依頼車両のシステムが組み上がりました。
在庫の範囲内でまかなう・使い切る前提ですので、そのまま参考にしていただく事例にはならないかもしれませんが、記録としてご覧いただければと思います。

それでは施工の様子をどうぞご覧ください♪

  • フロントドア

    ドアの外観です。

    今となっては、ミニバンのみならず多くの車種で採用されている、収容力を意識したドアトリムのデザインですが、その起点となったのはファミリー色全開でデビューしたステップワゴンの思想だったんじゃないでしょうか。

    この車のスピーカーレイアウトは、フロント2wayがドアとダッシュボード上、リヤはスライドドア上と、ちょうど反対側の壁面となっています。

  • ドアトリム取り外し

    ドアトリムを外したところです。

    ドアトリムを外すと、ゴムシートがラミネートされたビニールシートにて、サービスホールが塞がれています。
    ビニールシートの接着剤として、一般的に使われているのが、黒いブチルゴムです。
    ただ、ホンダのは特別配合?なのか、特別粘着性が高く、きれいに除去するのが大変です。

  • アウターパネル作業

    アウターパネル側の作業が終わったところです。

    ドア防振の仕様は、当店でいうところのドアチューニングレベル(比較的マイルド)で施工することになりましたので、インパルスの在庫にあった防振材をフルに使って再現してみました。

  • フロントスピーカー用バッフル

    スピーカーを取り付けるバッフル周りです。

    ホンダ車のドアスピーカー部は、ウインドウレールが比較的近くにあり、奥行きに制限があるので、あまりマグネットが大きいスピーカーを入れることができません。
    無理して入れてしまうと、窓ガラスを下げた時に、マグネットに干渉してしまうことがあります。

    写真は、窓ガラスが上限いっぱいまで上昇した時の、ウインドウレールの様子です。
    基本的には、このウインドウレールに干渉しなければいいはずなんですが、ガラスを下げてみたら、ガリッと干渉してしまったという過去の経験がトラウマになっており、以後、マグネットが大きいスピーカーだなと感じた時は、入念にチェックするようにしています。

    今回は、マグネットの干渉を回避するために、3種のバッフルを組み合わせて取り付けています。
    鉄板に接触する製品に、M&M Design MX-614(ホンダ用ジュラルミンバッフルベース)を使用します。
    次に、M&M Design PCD1(マルチピッチジュラルミンバッフル)を重ねてみたのですが、依然として3mmほどマグネットが干渉するので、5mm厚の鉄製スタビライザーをかませて干渉を回避しています。

    こうやって、干渉回避のためにスピーカーを前に出した結果、本来の位置から内装側に1センチ近く飛び出すこととなり、内装裏のリブとの干渉が懸念されたため、リブをすこし切り落としました。

  • インナーパネル作業

    インナーパネル側が終わったところです。

    こちらも、在庫されていた商品を組み合わせています。
    3種混合で見た目はイマイチですが、、在庫品縛りの条件下では及第点でしょう。

    音的には、上述のドアチューニングレベルの制振効果は十分に得られているので合格です。

  • 純正ツイーター

    純正ツイーターを裏から見たところです。

    取付箇所は、ダッシュボードの両端です。
    純正ユニットが小ぶりなので、周囲に余裕があるように見えますが、グリルやハウジングが控えめな小ぶりの製品を選ばないと、トレードインは難しそうです。

    今回は、このグリルからツイーターを露出させても良いとの許可をいただいているので、MDFでバッフルを制作することになります。

  • ツイーター取り付け用バッフル制作

    ツイーター取付バッフルを切り出したところです。

    純正のカバーと同じ大きさの板を切り出して、ツイーターが収まる穴をあけたバッフルを製作しました。
    ダッシュボード側と干渉の都合から、板の中心に穴を空けられなかったのですが、実際に黒く塗って、ユニットを取り付けて設置してみるとあまり気になりませんでした。

    ここで痛恨のミス告白なんですが、取付後の写真を撮影し忘れました。大変申し訳ありません。

  • スライドドアスピーカー

    リヤ方面に目を転じて、スライドドアに付いているスピーカーをご覧いただきます。

    純正スピーカーは、フロントドアと同じ製品が装着されています。
    ドア内装を外すには、こんな感じに中途半端な位置で止めて作業をする必要があります。

  • スライドドアスピーカー交換

    スライドドアの作業が終わったところです。

    予算の都合で、スライドドアはスピーカー交換のみで、ドア防振の作業はしていません。
    フロント側については、スピーカーケーブルの引き換えを行いましたが、リヤについては純正ケーブルを使用しています。

    しかしながら、接点抵抗を減らすための配慮はしたいというご要望で、純正コネクターは切り落として、ファストン端子に変更してほしいというご要望でした。

  • パワーアンプ&ネットワーク設置(助手席下)

    助手席下には、フロントスピーカー用のネットワークの上に4チャンネルアンプを乗せ、その手前にハイローコンバーターをフロント用とリア用の2個を設置しました。

    本来であれば、やぐらを組んで1階と2階を分けるような配慮をしたいところなんですが、シート下のスペースが十分にとれず、直接重ねないとシート位置調整に支障を来してしまうため、こういった取付になりました。
    結果として、ノイズが乗るような状態にはなっていませんので、コスト・スペース等の諸条件のバランスを考えて、これでよしとしました。

  • 作業後記

    ホンダ・ステップワゴン・スパーダのオーディオ取付事例をご覧いただきました。

    今回の事例については、オーナー様のご要望、あるいは当店のお勧めに基づいて商品選定したわけではなく、セール在庫品の中でまかなう前提で組んだシステムですので、前後スピーカーの銘柄違い等のばらつきはご了承ください。

    とはいえ、定評あるHERTZのハイエンドスピーカーですので、その音は一級品です。納車の際は大変お喜びいただけました♪


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