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スバルレヴォーグSTI Sportのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。 当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • レヴォーグのスピーカー交換とDSPアンプ搭載の事例です

  • 事例No.824(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    スバル レヴォーグ STI Sport

    system

    メインユニット:純正センターインフォメーションディスプレイ、harman/kardon
    デッドニング:フロント
    フロントスピーカー:JBL BM3F30FSP
    リアスピーカー:純正harman/kardon
    プロセッサーアンプ:audison Prima AP F8.9bit
    ケーブル:audiotechnica、kaiser swing
    TVキャンセラ:BLITZ NAS15

    comment

    レヴォーグ標準のヘッドユニット出力(6ch分)をDSPアンプに入力し、フロント2wayとリヤの6スピーカーを制御するシステムです。
    お乗り換えに伴う移設ということで、前車でお使いだったオーディオ機器を活かして、買い足しナシでインストールすることができました。

  • ダッシュボード


スバル・レヴォーグの事例ご紹介です。

レヴォーグは2014年発売で、2020年に初のフルモデルチェンジを経て現在に至ります。
富士重工業復活の立役者であったレガシィを一回りコンパクト(全長/ホイールベースそれぞれ-100mm、全高-50mm)にした、富士重工業の伝統を感じさせる筋肉質なスポーツツアラーとしてデビューしました。

このクルマの発売時期こそ、インフレへの期待で景況感が好転し始めていましたが、開発された時期は、リーマンショックに端を発するデフレ経済のド真ん中の頃で、販売回復への期待も込めて並々ならぬ気合で開発されたものと思われます。その甲斐あって、レガシィのデビュー期を彷彿とさせる注目を集め、多くのスバリストの所有欲を満たす存在になりました。

2020年のフルモデルチェンジをもってVN型となり、より精悍なイメージを高めて登場してきました。
これだけ売れ筋で、スバルもお客さんも期待の大きいクルマということで、存在価値を高めるべく、念を入れてスペックを磨き上げた形跡が感じられます。

エンジンやアイサイトの高性能化は当然のことでしょうが、開発陣全体の気迫が色濃く表れているのが、新デザインコンセプト「BOLDER」を採用したボディデザインの完成度の高さだと思います。
要所要所にエッジを効かせながらも、全体を旋回する流麗なラインが美しく、スバリストの皆さんに留まらず、好意的にとらえる方がほとんどじゃないかと思ってしまいます♪


今回は、最新のVN5型のSTI Sportsのご紹介です。
3回目の改良を加えられた通称「4型」なので、(2024/04/19時点での)正真正銘の最新型で、今回の改良から導入された(STI Sports EX/STI Sports R EXに標準装備)harman/kardonのオーディオシステムが装備された一台です。

例によって以前からお付き合いいただいているお客様がご購入になられたおクルマで、システムの移設をご依頼いただきました。
これまではBMWにお乗りでした。JBLの3wayスピーカーシステムと、audisonのDSPアンプをインストールさせていただいたのですが、これを載せ替えたいということでした。

ただ、レヴォーグのスピーカーシステムの構成上、ダッシュボード上のハイレンジスピーカーと、ドアのウーファーの2wayのみ取付可能ですので、JBLの3way(ツイーター・10センチコアキシャル・16センチウーファー)のうち、10センチコアキシャル・16センチウーファーを継承することとしました。

以下、コンポーネント紹介です。

◯DSP
audison Prima AP 8.9bit(税込11万円)です。
2014年に市場投入され、DSPアンプの低価格化と市場拡大の立役者となった製品です。

当店でも、車種別パッケージプランであるBMWブライトオーディオパッケージや、GT-Rスーパーサウンドアッププログラムのデフォルト機として採用する他、多くのお客様にオススメしてきた思い出の一台です。
2020年には、ハイパワー&ハイレゾ対応版のAP F8.9bit(税込154,000円)が上市され、しばらく併売という形を取ってきましたが、2022年あたりから、流通在庫のみの対応となりました。

当機は35 W x 8chのアンプを内蔵していますので、フロント2wayのうち、ダッシュボード上のハイレンジ用として左右で2ch、ドアのウーファーには左右で2ch、リヤの左右で2chと、合計6chのアンプを全て割り当てました。

入力信号の考え方としては、フルレンジ信号が2ch(ステレオ)だけあればよいというのが基本になりますが、harman/kardonのセパレートアンプの段階で、ハイレンジ側とローレンジ側に分割されて出力されているため、その両方を取り込んで合成することになります。
したがって、合計4ch分取り込む必要があるということです。さらに、今回はリヤスピーカーもDSPの支配下に含めることにしますので、リヤ用の2chも加えて、合計6chを取り込むことになりました。

◯スピーカー
JBL BM3F30FSPという品番で販売されていた3wayキットです。
現在では、カーオーディオ向けの販売を終了していますが、終盤のラインアップの中で、ミドルクラスの位置づけでGTOというグレード名で販売されていたコンポーネントを組み合わせて企画されたキットでした。

1インチのツイーター(ミラー裏)と、10センチのコアキシャルスピーカー(ドア)、16センチのウーファー(シート下のフロア)の3way構成となっており、当時はだいぶ売れた製品でした。

冒頭でもお伝えしました通り、レヴォーグには10センチと16センチのみ継承することになりましたので、ツイーターはお手元で保管していただくことになりました。

移設に際しては、スピーカーの動作チェックと簡単なメンテナンスを行って、ドアのデッドニングを施工し、カスタム製作したMDFバッフルを介して取り付けを行いました。

以上を持って、純正ヘッドユニットの出力をDSPアンプに取り込んで、フロント2way+リヤの6スピーカーを鳴らすオーディオシステムが組み上がりました。

オーディオ関係では、スピーカーケーブルも含めて、全て前車からの積み替えですので、資材と工賃のみで済みました。これにBLITZ NAS15(TVオートタイプ)というTVキャンセラーのご購入・取付けもご依頼いただきましたので、ご予算総額は240,130円となりました。

それでは施工の様子をご覧ください♪

  • フロントドア

    フロントドアの外観です。

    黒と赤の定番スポーツカラーリングです。が、赤は少しくすんだトーンに抑えてあるので落ち着いた雰囲気をまとっています。

    スバル車のプレミアムオーディオには、古くはマッキントッシュ、ごく最近はDIATONEが選定されていましたが、新しいパートナ−はharman/kardonということになりました。
    スピーカーグリルのところにシルバー地のエンブレムが光っています。

  • ドアトリム取り外し

    ドアまわりの施工に先立って、ドアトリムを外したところです。

    標準オーディオに組み込まれているドアスピーカーは、楕円のブラケットに円形の振動板の組み合わせなのですが、プレミアムオーディオ用には、振動板面積の多い楕円形が採用されています。
    さらには、ビニールシートに重ねられている防音用ゴムシートも拡大・増量されていて、それなりに気を遣ってあるようです。

  • アウターパネル作業

    アウターパネル側の作業が終わったところです。

    ビニールシートを剥がして、清掃と脱脂を済ませたら、アウターパネルに短冊状にカットした防振材を貼っていきます。
    スピーカーケーブルはこの段階でドア内に引き込んでおきます。

  • インナーパネル作業

    インナーパネル側の作業が終わったところです。

    楕円形のスピーカーホールを塞ぐように、楕円形状のベースボードを持つバッフルを製作し、JBLのウーファーを取り付けます。
    インナーパネルは全面を防振材で覆って、ドアの気密性と共振へ耐性を高めてやります。

  • 純正ハイレンジスピーカー

    ダッシュボードに移動して、純正のハイレンジスピーカーを御覧頂いています。

    ここには、高域専用のツイーターではなく、8センチ径の2wayコアキシャルスピーカーが設置されています。
    コストを抑えた標準オーディオの場合、ドアのウーファーと高域ユニットは1系統(1ch)のケーブルで並列につながっていて、高域側にハイパスフィルタをいれて調整してあるのが通例ですが、セパレートアンプ式のプレミアムオーディオの場合、アンプの段階で帯域を調整してあるケースがほとんどです。

    テストのためにフルレンジスピーカーを繋いでみたところ、低音が出ていませんでしたので。アンプ段階でハイパス(ローカット)がかけられていると確認できました。

  • JBL 2wayコアキシャルスピーカー

    JBLのコアキシャル(同軸)スピーカーに交換したところです。

    純正ハイレンジより幾分大きいのですが、なんとか純正のネジ穴で取り付けることができました。
    JBLのコアキシャルスピーカーは一昔前の設計でツイーターの飛び出しが大きく、グリルカバーとの干渉が心配でしたが、なんとか避けられたので一安心です。

  • 助手席下

    助手席を取り払って、フロアを見下ろしているところです。

    ここにDSPアンプを取付けようと目論んでいるのですが、黒いハコが居座っているので立ち退きの相談です。
    これはアイサイトの後退時ブレーキアシスト(RAB=Reverse Automatic Braking)のソナーコントロールユニットだそうです。

  • アンプ内蔵DSP

    DSPアンプ設置後の様子です。

    件のソナーコントロールユニットは、金属のカバーを取り外して少し横にずらし、都合したスペースにDSPを配置しました。

    コントロールユニットを防護していたカバーを外しているので、メーカーさんからすると決して望ましい姿ではないと思いますが、写真の左手前側(進行方向)に対して、一段低い位置に潜り込んでいること。シートを付け戻すと、シートスライドのポジションにかかわらず露出を避けられる位置でもあること。新規に隣接することとなったDSPアンプが相互に防護的に作用することが期待できること。などから、事実上の問題はないだろうと判断しました。

  • 作業後記

    今回はお乗り換えに伴うシステム移設の事例をご覧いただきました。

    当店の営業年数はだいぶ長くなってきましたので、乗り換えに伴う移設のご相談を承る機会が定期的にあります。

    今回の事例のように、ほぼ全ての機器をそっくり移設というパターンもありますし、乗り換えを期にスピーカーを入れ替えるとか、パワードサブウーファーを追加するとか、DSPアンプを追加・更新するといった、コンポーネントのグレードアップを希望されるケースも少なくありません。

    更には、アウターバッフル化やツイーター埋込といった、リスニング条件の抜本的な改善を目的とした、外観の変更を伴う造作まで踏み込むパターンもあったりして、実に様々です。

    当店は、新規インストール案件のみならず、乗り換えに伴うシステム移設やグレードアップのご要望にも対応させていただいており、数多いプラン立案と施工経験を通じて、多くのお客様のご要望を形にしてきました。

    ナビ・オーディオデッキといったヘッドユニット、DSPアンプ類といった車載機器について、室内の条件に合わせて美しく取り付ける川上の仕事に加えて、最終的に音質を決定するドア周りの整備(スピーカーの取り付けとデッドニング)といった川下に至るまで、オーディオシステムの所定の性能を引き出すには、沢山のノウハウが必要になります。

    当店はこれまでに蓄積させていただいた豊富なノウハウをもとに、お客様のご要望とご予算に応じて、きめ細かなプランニングと施工を行っていきたいと考えております。
    カーオーディオに関する課題がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。

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