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インストールギャラリー

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

事例No.789(お問い合わせの際にお伝えください)

スズキ ソリオ バンディット

システム
メインユニット:全方位モニター付メモリーナビゲーション(9インチディスプレイ)
ドアチューニング:フロント
フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO SX165
リアスピーカー:なし
サブウーファー:carrozzeria TS-WX400DA
パワーアンプ:内蔵
ケーブル: サウンドプロオリジナル
コメント
オプションナビの内蔵アンプ4chを全てフロント側に振り向けて、バイアンプ接続方式の2wayを組みました。
ツイーターはピラー付近にきれいに取り付けて、パワードサブウーファーも投入して、快適なオーディオ空間が出来上がりました。

ダッシュボード







スズキ・ソリオ・バンディットの事例紹介です。

ソリオは、スズキが販売する小型ハイトワゴンです。
軽自動車の市場拡大の立役者であったアルト(1979年〜)に続いて、市場を爆発させたワゴンR(1993年〜)がルーツとする車です。

開祖からの繋がりを言葉だけでたどると、なかなかややこしいので、以下に時系列で示します。。

ワゴンR(1993年〜)660cc。トールタイプの軽自動車として発売
ワゴンRワイド(1997-1999年)ワゴンRベースの1000ccとして新登場。

ワゴンR+(1999-2000年)ワゴンRワイドの後継として誕生(2011終売のソリオまで初代扱い)
ワゴンRソリオ(2000-2005年)1300ccを追加
ソリオ(2005年-2011年)

ソリオ2代目(2010年-2015年)派生モデルバンディット誕生(後出)
ソリオ3代目(2015-2020年)マイルドハイブリッド車/ハイブリッド車追加
ソリオ4代目(2020年〜)

軽自動車であるワゴンRから、1000ccモデルが生まれ、ソリオへと繋がる変遷は以上です。
今回のスポットライトであるバンディットは、2代目ソリオに時代に企画された派生モデルです。BANDIT(山賊)の名が連想させるように、押し出しの強いワイルドな味付けが特徴で、初期型以後、本家のソリオと同調してモデルチェンジを重ね、現在に至ります。


今回ご登場いただくのは、スーパーブラックパールで凄みを効かせた一台です。

当店へは始めてご連絡いただいたお客様で、新車の納車前の段階からメールでお問い合わせいただき、納車のタイミングに合わせてご入庫いただきました♪

システムの検討は、他の多くの事例がそうであるように、全てメールのやりとりで進め、内容・価格ともに確定させてから、ご入庫=初対面というパターンです。

車両購入段階のシステムは、オプションナビのヘッドユニットに対して、フロント/リヤの4スピーカーでした。
フロント側をパッシブネットワーク付きの2wayスピーカーに置き換える案もお手軽で良いのですが、音質(明瞭さ)重視、かつ、ある程度の調整も行えるようにということで、内蔵4chアンプでフロント2wayを駆動するバイアンプ接続方式で組み、サブウーファーを加えて低音域を補強しました。

以下、コンポーネント紹介です。

◯ヘッドユニットと接続
オプション設定されている、「全方位モニター付メモリーナビゲーション」です。
モニタサイズは9インチと大画面です。

音声出力は、一般的なナビと同様に4chで、標準ではフロント/リヤの4スピーカーに出力されています。
今回は、この4ch分の出力をフロント側の2way(ツイーターとウーファー)に割り当てる、「バイアンプ接続」を行いました。

スピーカーがアンプによって駆動される際、ユニットの中央にある磁石とコイルが発電機と同様の作用をし、微弱が電流がスピーカーケーブルを逆流してくる現象がおきます。この電流を逆起電流と呼びます。

ごく一般的な2wayスピーカーは、片側あたり1chの出力を、パッシブネットワークを使ってツイーターとウーファーに分けていますが、この場合、相対的に消費電力の大きい(=発電能力の大きい)ウーファーで発生する逆起電流がネットワークまで「上がって」きて、さらにツイーターユニットに向かうスピーカーケーブルにも流れ込むことで、音声信号を乱すという現象がおきます。

これを抜本的に回避する方法が、バイアンプ接続です。
高域用と低域用に別のアンプを用意し、それぞれがツイーターとウーファーを別々に駆動する方法です。高域側と低域側が回路的に独立した形になるため、電流が回り込む経路そのものが存在しないわけです。結果として、低域側が力強くビートを刻む(発電する)傍らで、ツイーターが繊細に高域を奏でる。。という静と動が調和する世界が実現します。

接続の実際としては、ナビ音声が再生されるフロントスピーカー出力をドアのウーファーに、リヤスピーカー出力をダッシュのツイーターに接続します。(逆だとナビ音声が聴こえません)
なお、両スピーカーケーブルの途中には、バイアンプ対応型(に改造した)パッシブネットワークを介在させて、ツイーター側にはハイパス、ウーファー側にはローパスを適用します。

◯スピーカー
ブルームーンオーディオのSX165(税込48,400円)です。

上述のバイアンプ接続方式をとるには、2chの入力を受け入れられるバイアンプ対応ネットワークが付属しているスピーカーセットを選ぶ必要があります。
1ch入力方式の一般的なネットワークに比べて、バイアンプ対応はハイエンド志向になるため、ミドルクラス以上の製品が対象になりますが、製品によってはバイアンプ対応型に改造することも可能です。
今回は当店の定番商品であるSX165のネットワークを改造して対応しました。

インストールに関しては、ウーファーはMDF製バッフルを介して取り付け、比較的マイルドな制振力をもつドアチューニングにて防振を行いました。
ツイーターは、純正のツイーターグリルがなく、トレードインが出来ないため、市販のツイーターポッドを使ってAピラー付近に設置しました。

○パワードサブウーファー
カロッツェリアのパワードサブウーファーTS-WX400DA(税込33,000円)を取り付けました。
パワードとしては標準的なタテヨコ30cm×20cmの断面に、24cm×14cmの四角形の大型振動板と250Wのアンプを組み込み、10センチと深めにとられたエンクロージャーによって、ボリューム感のあるヘビーベースを演出する製品です。

高価格帯の定番品であるKICKER HS10や、BLAMの新製品 MSA 25Pに比べると、ダイキャストボディでない分、軽めの音にはなりますが、コスパの点で相応の競争力はあると思います。

設置場所は助手席下です。
純正の小物入れトレイがあるのですが、オーナー様いわく、使い勝手がイマイチなので、トレイを外して、サブウーファー用に活用しちゃってくださいとのことでした。

以上を持って、ソリオ・バンディットのサウンドアップが実現しました。

精度の高い音質調整というと、連想されるのがDSPですね。確かにバイアンプと同義のマルチ化ができて、各ユニットの帯域分割、タイムアライメント、そしてイコライジングと、まさに理想的な調整機能が集約されていて魅力的ですが、それなりの予算は必要です。

これに対して、ヘッドユニットをつかったバイアンプは、帯域分割やタイムアライメントこそ出来ませんが、ハイファイの基礎であるチャンネルセパレーションはきちんと実現でき、透明感のある音が得られますし、フェーダー(前後)、バランス(左右)の調整によって一定の音作りも可能なので、コストを抑えた音質改善策としてオススメです。

それでは施工の様子をどうぞ御覧ください♪♪

フロントドア




フロントドアの外観です。

スズキ車だと、なんとなく軽自動車っぽいイメージが漂いますが、これは1300ccの登録車ですし、ハイトワゴンで背が高いため、3ナンバーのミニバンと遜色ないほどの面積があります。

ドアスピーカーは定位置の右下ではなく、中段に位置しています。ドリンクのポケットをよけた結果のように見えますね。

ドアトリム取り外し




ドアトリムを外したところです。

ご覧の通り、サービスホールはビニールで覆われています。
セパレートツイーターがない車なので、高音域の再生にアドバンテージのある「ダブルコーン」タイプのスピーカーが付いています。

アウターパネル作業




アウター側の作業が終わったところです。

ビニールシートを剥がして、清掃と脱脂を済ませたらアウターパネルに防振材を貼っていきます。
軽量化の影響もあるのか、インナーパネルのサービスホールが多いですね!大小合わせて6個あります。。

この車のように、スピーカーが比較的上についている場合、スピーカーのマグネットと、ガラスとのクリアランス、ならびにスピーカー前面とドア内装とのクリアランスがタイトなケースが多いです。

純正スピーカーに比べると、当然ながら、SX165の方が奥行きが深いため、前後の位置決めには気を遣います。

手順としては、窓ガラスまでの距離がギリギリになるような(できるだけ薄い)テスト用のバッフルをつかって、スピーカーを仮止めし、内装をあてがってみて、干渉の有無と程度を評価することになります。

干渉してしまう場合は、(1)もう少しバッフルを薄くして、後ろに下がれないか再度チェックする。(2)ドア内装の裏側を削ってクリアランスを作る余地がないか検討する。。のいずれかで調整することになります。

といっても、経験からある程度の見当をつけてから取り組みますので、やっぱだめだ〜〜(+_+)という展開になることはなかなかありませんが、収まらない事態が予見される場合は、アウターバッフル化をご提案する可能性がある旨、事前にお伝えします。

今回については、純正スピーカーのバッフル(樹脂ブラケット)と同等の厚みのバッフルとすることで、背面のガラスと、全面の内装のどちらとも干渉しないで設置することができました。
純正スピーカーのトレードイン(インナーバッフル形式)の範囲では、これ以上大きなスピーカーは取り付けできないだろうと思います。

インナーパネル作業




インナーバッフル側まで終わったところです。

スピーカーを取付けたら、清掃と脱脂を済ませてサービスホールを塞ぎます。

制振力がマイルドな「ドアチューニング」では、気密性を高めるために、全てのサービスホールを密閉するものの、より高い制振力を追求するデッドニングのように、パネル全面を覆うことはせず、ビビりやすそうな位置に防振材を点在させる方法をとります。

補強リブが設けられていたり、凹凸がはっきりしているところは堅牢度が高いため、振動しにくいのに対して、お盆のように平面が広がっているところは振動しやすい傾向があります。

ツイーター設置




ツイーターの設置状況です。

冒頭のスピーカーユニット紹介のところで触れましたように、SX165のツイーターは市販の砲弾型ポッドに収めて、設置しました。
ODEONというブランドで価格は12,100円(税込)です。

サブウーファー設置1/3




パワードサブウーファーの設置場所として、助手席シート下のスペースを選定しました。

助手席の座面を開けると、写真の様に荷物を入れるスペースが現れます。
ファミリーユースを想定して、収納スペースをたくさん設けるという、最近のトレンドに沿った設計ですね。
しかしながら、今回のオーナー様にとっては、あまり有用性を感じていらっしゃらないご様子で、パワードサブウーファーの設置スペースとして活用できるなら、手を加えて良いとのことでした。

ということで、取付工程に移ります!

サブウーファー設置2/3




トレイを取り外したところです。

シートの座面部分はワクだけになり、フロアに埋め込まれたハイブリッド用のバッテリーが見えます。
(エンジン始動用のバッテリーはボンネットの中にあります)

フロア面に対して、バッテリーはちょっと低いような位置関係なので、フロア面に掛かるように板を渡して、サブウーファーを固定する方向で進めようと思います。

サブウーファー設置3/3




パワードサブウーファーを設置したところです。

バッテリー収納の凹みを覆う寸法でボードを作成し、carrozzeriaのTS-WX400DAを固定しました。日常的にながめられないのがもったいないくらい、妙にしっくりと収まっています。

この手のサブウーファーには、音量と周波数調整のための有線式コントローラーが付属しています。車の構造とオーナー様のお好みによって、肘掛けの小物入れの中、センターコンソール部分、グローブボックス内のいずれかから引き出しますが、今回はグローブボックスで承りました。

作業後記




今回はソリオ・バンディットの事例をご覧いただきました。

スピーカー交換と防振によって、音の出口となるドア周りの整備を済ませることは大前提としたうえで、ナビの内蔵アンプ4ch分を全てフロント2wayに割り当てるバイアンプ接続で鳴らす手法は、最も低コストな音質改善手段としてオススメです。
現実に多くのお客様がお選びになるプランでもあることが、一定の有用性の証であると思います。

とは言え、バイアンプに非ずんばハイファイに非ず!とまで申し上げるつもりもありませんので、フロントはネットワークを介した2wayとし、リヤはリヤで鳴らす方法も、最もベーシックなスタイルであることはお伝えしておきます。

これに加えて、今回はパワードサブウーファーを加えることで、音の品位を高める策を取りました。これも出来るだけオススメしたいところです。
パワードサブウーファーの効能については、当サイトの多くのエントリ内でお伝えしていて耳タコで恐縮ですが、いわゆるブンブンと圧力・振動を感じるような、アップテンポな気分を演出する使い方のほかに、低周波数帯(100ヘルツ以下)で静かに鳴らし、低音域を伸ばすことで、中高音域の解像度を上げ、トータルの音場の広さ・深さを演出する「ハイファイ的使い方」にも、目を向けていただきたいと思います。

ご賢察の通り、上記の方法はソリオに限定した話ではなく、どんな車でも適用可能です。
特にパワードサブウーファーについては、ディーラーオプションナビ・社外ナビのいずれにおいても、駆動用の信号を取り出す方法は必ずありますので、是非ご検討ください♪

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