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トヨタVOXYのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.777(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    トヨタ VOXY

    system

    メインユニット:ALPINE XF11NX2
    デッドニング:フロント
    フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO CX100、SX165(ウーファーのみ)
    リアスピーカー:純正
    パワーアンプ:内蔵
    ケーブル:純正

    comment

    サウンドアッププログラムによるフロント2wayスピーカーの交換を行いました。
    ドア防振はデッドニンググレードで施工し、スピーカーの性能を十分に引き出せる状態に仕上がっています。

  • ダッシュボード


トヨタ・ヴォクシーの事例紹介です。

ヴォクシーは、トヨタのロングセラーミニバンです。
その源流はライトエース/タウンエース(1970年〜)にさかのぼり、直接の分岐点はライトエース・ノア(1996-2001年)で、2001年のフルモデルチェンジ時にノアとヴォクシーの2兄弟が揃ってデビューした格好になります。

これによって、トヨタのミニバンは、1990年発売のエスティマ(3ナンバー)、1995年のグランピア(3ナンバー)に、ノア・ヴォクシー(5ナンバー)が加わって充実期に入り、さらにアルファード(2002年)・ヴェルファイア(2008年)を迎えてミニバン黄金時代へと繋がっていきます。

後にエスクァイア(2014年)が合流して3兄弟となるノア系は、フルサイズのアルヴェルに比べて取り回しのよいボディと、リーズナブルなプライスにより、車好きなパパを擁するファミリー層中心に広く支持され、盤石な市場を築いているようです。


今回ご紹介するのは、全身キメキメのヴォクシーです。
その昔は、一世を風靡したスポーツセダン・アルテッツァを乗り回していた方で、ご家庭を持たれてから、ヴォクシーへと転向されたお客様です。
と言っても、大人しく完全ノーマルという訳にはいかなかったようで、GRのフルエアロパーツに、BBSホイール、ブリッツの車高調など、なかなか見応えのあるカスタマイズが施されています♪

オーディオ関係については、純正のディスプレイオーディオをアルパインのBIGXに交換されてあり(アルパインスタイル施工)、スピーカーは純正のままでした。
ヴォクシー/ノアの純正スピーカーは、(1)フロント・リヤの4スピーカーと、(2)それにスコーカーを足した6スピーカーと、(3)それにフロント・リヤのツイーターを足した12スピーカーの3パターンがあるようですが、今回のお車は(2)の6スピーカーでした。

今回の車はスコーカー(ハイレンジユニット)がある分、4スピーカーに比べて優位だと思いますが、キリッとした音が欲しい♪とのご要望で、サウンドアッププログラムによるスピーカー交換をご依頼いただきました。

以下、コンポーネント紹介です。

○ヘッドユニット
上述の通り、アルパインの11型フローティングナビが装着されています。

80系のノア、ヴィクシー、エスクァイアでは、専用パネルをキット化した11型カーナビ ビッグX11「EX11NX2-NVE-80」があるのですが、90系では設定が無いため、汎用のフローティングタイプを選ぶことになります。しかしながら、純正のディスプレイオーディオを単純に切り離すわけにはいかず、状況に応じて再度接続できるように加工するなどの手間が必要になります。

このスキマを埋めるために、アルパイン系のプロショップ「アルパインスタイル」で変換キットとBIG-X本体を組み合わせたインストールサービスを行っているようで、今回のお客さまは、コレを利用して取り付けられたようです。

○スピーカー
スピーカーは当店を代表する人気国産ブランド!BLUE MOON AUDIOのSX165(のウーファー)と、10センチコアキシャルのCX100(税込40,700円)です。
同ブランドの2wayスピーカーシリーズはフラッグシップのRX165、ミドルグレードのAX165、ベースグレードのSX165と3グレード展開となっており、同ブランドのエッセンスをリーズナブルにお楽しみいただけるSX165をお選びいただきました。

SX165は2wayのセット商品ですが、今回はスピーカーのみの交換のため、純正のハイレンジスピーカーとの同一性を意識して、ドアのウーファーはSX165を使って、ハイレンジの方は10センチコアキシャルを組み合わせることにしました。
ドアウーファー交換にあたっては、スピーカーバスケットをしっかりと安定させるために、MDFのカスタムバッフルを介して取り付け、ドアをスピーカーボックスとして成立させるためにデッドニンググレードで防振を行いました。

ハイレンジスピーカーの方は、純正スピーカーグリルの中でトレードインし、外観の変更が生じない仕上がりとなりました。

スピーカーケーブルについては、純正ケーブルを活用することとし、純正ケーブルと交換スピーカーとの結線部分に、お店で制作したのケーブルを少し足した程度で済ませました。

以上を持って、ヴォクシーの上質な2way化を実現しました。
当店で実施した施工内容は比較的地味ですが、、スピーカーの実力をきちんと引き出すために、セオリー通りの手順を踏んでインストールしてあります。理想的な音を出せたと思います。

それでは施工の様子をご覧ください(^o^)♪

  • フロントドア

    それではドアの外観から始めます。

    直近のモデルチェンジで、かなり精悍な顔立ちに進化しましたが、路線としてはファミリーユースを意識した車ですので、使い勝手や室内の空間確保には最大限の工夫が凝らされています。

    ドアを見てみると、見慣れないヒザの位置に、使いやすそう〜なポケットが設けられている上、ここ数年のトレンドとして、室内空間を広くするためにシートは左右に広げて設置されている分、ヒジがおさまるスペースを確保するために、ドアトリムが大きくえぐられています。

  • ドアトリム取り外し

    ドアトリムを外したところです。

    サービスホールは樹脂パネルで塞ぐパターンをとっていますね。クラシックなビニールのパターンに比べて、幾分、遮音性は上がりますので、室内の静寂性確保に寄与していると思います。

    また、ドア防振をしない前提でのスピーカー稼働条件としては、一定の硬さのフタが抵抗になってくれる分、、ドア防振の2大目的である(1)密閉と(2)共鳴の抑制のうち、(1)がある程度、期待できる状態にあると言え、スピーカー前後の空気がある程度遮断されて損失が起きにくい状態になっています。

    とは言え、常用域レベルの音量で暫く聞いていれば、遅かれ早かれディテールの甘さが気になってくるはずなので防振は必要なんですが、ビニールに比べれば「限界が(ちょっと)高い」し、「人によってはそこそこ満足できちゃうかもしれない」とは言えると思います。

  • アウターパネル作業

    アウターパネル側の作業が終わったところです。

    アウターパネルの清掃、脱脂を済ませて防振します。
    サービスホールを覆っていた樹脂パネルを外して、インナー/アウターの両パネルを清掃・脱脂して準備を整えた後、アウターパネルに防振材を配置します。

    スピーカーケーブルを社外品に引き直す場合は、この工程で作業するのですが、今回は純正ケーブルを活用しますので作業はなしです。

  • インナーパネル作業

    インナーパネル側の作業が終わったところです。

    MDFで制作したバッフルを取り付けて、スピーカーを固定したら、インナーパネル全面を防振材で覆います。
    上述のとおり、スピーカーケーブルは純正を活用しますが、ケーブルの末端の純正カプラと、スピーカー背面にある接続端子との間は、何らかの方法で繋ぐ必要があります。

    もっとも低コストなのは、(1)純正カプラをカットして、お店のスピーカーケーブルを繋いで、スピーカー側にY端子などをかしめる方法。あるいは、(2)カプラはそのままにして、スプライスを使って、純正ケーブルの途中からお店のケーブルを分岐させる方法(スピーカー側は(1)と同じ)ですが、車両側に一切負担をかけない方法は、(3)純正ケーブルの末端のカプラ(メス)に対応したオスカプラ、お店ケーブル、Y端子等を用意して「変換カプラケーブル」を制作して接続する方法です。

    最近、この(3)を使うケースが多く、今回もこれでやっています。

  • ハイレンジスピーカー

    ダッシュボードのピラーの根元付近のスピーカーグリルです。

    スピーカー構成の違いの関係なく、ここにはこのグリルがついており、○4スピーカーのときは中身がナシで、○6スピーカー(今回)のときはフルレンジスピーカー、○12スピーカーのときは、コアキシャル2wayスピーカーが取り付けられることになります。

    このあたりは、ヴォクシーのFAQページに表と図解入りでまとめてありますので、気になる方はご覧になってみて下さい。
    スピーカーの口径、W数、取付位置を教えて。

  • ハイレンジスピーカー(施工前)

    カバーを外すと純正スピーカーが現れます。

    上述のとおり、今回は6スピーカーですので、ここにはフルレンジスピーカーが取り付けられています。
    スピーカーケーブルから入力される信号は当然ながら片側1chですが、12スピーカー用のコアキシャル2wayにグレードアップされた場合でも同じ1chです。

    ちなみに、入力される信号は(全帯域をふくむ)フルレンジで、スピーカーの背面に組み込まれているハイパスフィルター(コンデンサー)によって、低音域をカットする仕組みになっています。

  • ネットワーク設置

    純正スピーカーケーブルの先に、ネットワークとスピーカーを仮接続した様子です。

    フロントドアの「インナーパネル作業」のカットで触れました、フロントスピーカーの接続方法と全く同様に、このハイレンジスピーカーにおいても、当店で制作した「変換カプラケーブル」を使って接続しています。

    車両側から出ている純正カプラが、けっこう低い位置にあるのがわかりますね。
    これにメスカプラが嵌合し、そこから伸びている赤白のケーブルが、ネットワークに付属している赤黒のケーブルに繋がり、ネットワークから出力される2ch分のケーブルが、コアキシャルユニット(CX100)のツイーター部とウーファー部に入力されています。

  • ハイレンジスピーカー(施工後)

    CX100へ交換後の様子です。

    スピーカーのフランジに設けられているネジ穴がぴったり合いました、特に干渉するところもありませんでしたので、無加工で取り付けられました。

  • スピーカーグリル(加工前)

    スピーカーグリルの裏側です。

    円形のリブを囲むように、放射状のリブが設けられていますが、今回はスピーカーの直径が大きくなるうえに、スピーカーの高さも高くなるため、リブは切り落とす必要があります。

  • スピーカーグリル加工後

    加工後の様子です。

    CX100の振動板に干渉する部分を取り除きました。
    円形部分はほとんど切除して、放射状部分も必要量、切り落としました。これでスピーカーに干渉することなく、カバーを元通りに取り付けられます♪

    「干渉問題」はこの程度の手間で解決できてしまうんですが、メーカーの適合表示で10cmスピーカーがNGになっている理由の一つに、こういった干渉の問題が挙げられます。
    メーカーの適合可否判断は、製品がまったくの無加工(俗に言うポン付け)で取り付けられるかどうかにあるので、スピーカーそのものの寸法的には全く問題なくても、どこか干渉すれば即NGという判断になってしまいます。当然ながら、看板のある量販店では余計なリスクをとらず、メーカーの判断を尊重するので、「適合不可になってますねー(棒読み)」と断られてしまうことになります。

  • 作業後記

    今回はヴォクシーのサウンドアッププログラムによるスピーカー交換の事例をご覧いただきました。

    クルマのオーディオのグレードアップには、川上のデッキ、プロセッサ、アンプから、川下のドア防振、スピーカーと手をつけるところは複数ありますが、最も体感(聴感)上の変化が得られやすいのは音の出口である、川下のデッドニングとスピーカー交換の部分です。

    当店の人気メニューのサウンドアッププログラム(の標準メニュー)では、デッキ裏からドアに渡るスピーカーケーブルの交換、ドアの防振、インナーバッフル製作、スピーカー交換と、ドア周りのグレードアップをワンストップで完成させるメニューを、原則一日の納期でご提供しています。

    今回はドア防振を(制振力の強い)デッドニンググレードに上げている点が異なりますが、標準メニューでは、80,630円(税込)+お好みのスピーカー代とコストパフォーマンスも抜群です。


    次に、ノア・ヴォクシーに適合するスピーカー選択について触れておきます。

    本文でご説明しましたように、6スピーカー/12スピーカーともに、ヘッドユニットからフロント用に向かう1chのフルレンジ出力が、ドア方面とダッシュ方面に分岐され、それぞれの末端にセットされたカプラを通じて、スピーカーに接続される格好になっています。
    そしてスピーカーはドア側が17センチクラスで、ダッシュ上が10センチクラスでした。

    この両スピーカーのサイズを維持しつつ、社外品に交換する場合、ドア側の候補はたくさんありますが、ダッシュ側の「10センチかつコアキシャル」の条件を満たし、かつ、ドアとダッシュと同ブランドで揃えるとなると、ググッと候補が絞られてきます。
    (ウーファーと1インチツイーターの2wayセットに交換することも出来ますが、製品の仕様に応じて、ネットワーク設置のための配線の部分的or全体的な引き換えが必要になるため、幾分コストが上がります)

    今回はブルームーンオーディオのSX165(のウーファー)と、CX100の組み合わせでご案内しましたが、コレ以外だと、以下の選択肢が考えられます

    以下の順で表記いたします。
    ・ブランド名
    ・防振をデッドニングで施工した場合の工賃・税込総額
    ・製品名(ウーファー/高域用コアキシャル/センター)

    ブランド名:BLAM(フランス)
    工賃・税込総額:191,950円
    (Signature WS 6.80/RELAX 100RFC

    ブランド名:audison(イタリア)
    工賃・税込総額:143,550円
    AP6.5P/APX4

    ブランド名:ETON(ドイツ)
    工賃・税込総額:187,550円
    PSX-16/PSX-10

    ブランド名:KICKER(アメリカ)
    工賃・税込総額:161,150円
    KSC6704/KSC404

    ブランド名:MOREL(イスラエル)
    MAXIMOグレード
    工賃・税込総額:208,450円
    (MAXIMO COAX 6/MAXIMO ULTRA 402)

    ブランド名:MOREL(イスラエル)
    TEMPOグレード
    工賃・税込総額:237,050円
    (TEMPO Ultra Integra 602/TEMPO Ultra Integra 402)
    MORELのカタログはコチラ

    以上が、17センチクラスのウーファー/10センチクラスのコアキシャル・ハイレンジスピーカーを同ブランドで揃えられる選択肢のご紹介でした。

    スピーカーの選択、スピーカーケーブルの引き換えの有無、あるいはできるだけケーブル引き換えを抑える方法など、ご希望とご予算に応じて、如何様にもプランさせていただきます。
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