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マツダ(ND)ロードスターのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。 当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.702(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    マツダ (ND)ロードスター

    system

    メインユニット:carrozzeria DEH-970
    ドアチューニング:フロント
    フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO SX165
    リアスピーカー:なし
    サブウーファー:なし
    パワーアンプ:内蔵
    ケーブル:SAEC

    comment

    セグメントオーディオを取り外して1DINスペースを作り、カロッツェリアのデッキでフロント2wayをマルチ制御するシステムです。
    外部入力用のUSB・AUXも純正コネクタに接続して使い勝手を良くしました♪

  • ダッシュボード


マツダ・ロードスターの事例紹介です。

ドライビングプレジャーの代名詞!!、マツダが世界に誇る名車です♪
コンパクトな2シーターオープンという様式は、MG・MGB(1962〜1980年)を代表格としてヨーロッパに存在していましたが、80年代後半には世界景気の影響を受けて、特に趣味性の高いスポーツカーやオープンカーの市場は停滞していました。
そんな逆境に立ち向かい!今日に続く2シーター市場の確立の立役者となったのが、マツダ・ロードスターです。

初期型であるNA型の誕生は1989年。以後、NB型(1998年〜)、NC型(2005年〜)とモデルチェンジを重ね、現行モデルは2015年からのND型、並びに、(以前はRHDと呼んでいた)金属製の開閉屋根が装備されるRFの2種類になります。

どこからどう見ても、なんとなく買うクルマではなく、大好きだから買うクルマの代表格ですので、当然、当店のような趣味性の高いお店との親和性は高いです。
その証拠に、2021年12月時点で当インストールギャラリーへの登録数は13台と、単一車種としてはGT-Rの33台ポルシェ911の15台に次いで3位です!


で、今回ご登場いただくのは、現行モデルのND型です。
NC型までは1DIN・2DINデッキを取り付けることが出来ましたが、この代からセグメントオーディオ(ベースグレード)/マツダコネクト(スペシャルパッケージ・レザーパッケージ)が装備されるようになり、好き勝手できなくなりました。

マツダコネクトの場合、統合型システムとなり、ディスプレイ部分を動かすのは現実的でないため、スピーカー出力をDSPアンプやJOYNのようなコンパクトアンプに取り込んで料理する手法がスタンダードですが、セグメントオーディオの場合は取り外してもクルマの制御システムへの影響がないため、選択の幅が広がります。

今回は、社外デッキへの交換を希望されるオーナー様からのご要望の多い、1DINデッキ取り付けスペース制作による社外デッキ取り付けに加えて、サウンドアッププログラムによるスピーカー交換をご用命頂きました。

以下、コンポーネント&作業内容の概要です。

○ヘッドユニット
カロッツェリアのDEH-970(税込38,500円)です。
現在のカロッツェリアの1DINではDEH-P01(税込11万円)と並ぶハイエンド機種です。
リニアテクノロジー社製オペアンプ、AKM製DSPチップ、バーブラウン製DAコンバーターなど、高品位パーツをふんだんに盛り込み、ワンボディでハイファイ再生が楽しめる名機として、広く親しまれている製品です。
部品が良いから音がいいのは当然ですが、この製品が特に優れているのは、通常のフルレンジ4ch出力である「スタンダードモード」の他に、内蔵アンプ4chを含むフロント3wayをマルチ運用できる「ネットワークモード」が選べる点です。

スタンダードモードにおける(1)フロント出力(2)リヤ出力(3)サブウーファー出力が、ネットワークモードでは(1)ハイレンジ出力(2)ミッドレンジ出力(3)ローレンジ出力に切り替わります。内蔵アンプが割り当てられている(1)(2)でフロント2wayを鳴らし、(3)の先にパワードサブウーファー(1個か2個)をつなぐことで、フロント2way+サブウーファーとして運用できますし、また(1)の先にツイーター、(2)にスコーカー、(3)に2ch外部アンプ+ウーファーをつなぐことで、フロント3wayとする使い方もできます。

そして今回は、(1)と(2)でフロント2wayを構成することにしました。
デッキの固定については前述の通り、セグメントオーディオユニットを取り外し、オーディオパネルをカスタム製作して1DIN設置スペースを創出し、スタイリッシュに取り付けました。
また、デッキ付属のソース入力用のUSBも、コンソールにコンセントを設けて、抜き差ししやすいようにカスタムしました。

DEH-970の在庫ございます。ネットショップページはこちらです!

○スピーカー
当店を代表する人気国産ブランド!BLUE MOON AUDIOのSX165(税込48,400円)です。
同ブランドの2wayスピーカーシリーズはフラッグシップのRX165、ミドルグレードのAX165、ベースグレードのSX165と3グレード展開となっており、同ブランドのエッセンスをリーズナブルにお楽しみいただけるSX165をお選びいただきました。

ブルームーンオーディオのスピーカー製品は「音を鳴らす機械ではなく楽器」を標榜しており、カーオーディオ用途に向いたパンチ力・メリハリはありながらも、癖の少ない素直な鳴り方が持ち味のユニットです。

このように特徴のあるスピーカーですが、これを活かすも殺すも取り付け方法次第です。
この2wayスピーカーのうち、ウーファーの方は、マイルドな制振力を発揮する防振を施したドアにMDFバッフルを介して取り付け、ツイーターの方は、Aピラーの中程に取り付けました。

以上をもって、1DINデッキ+フロント2wayのコンパクトなオーディオシステムが出来上がりました。
ウーファー、ツイーターともに標準の位置での差し替えとなりますので、スピーカー周りには変更は生じず、また、制作物となるオーディオパネルもダッシュボードとの調和を重んじて、統一感のある仕上がりを目指しました。

それでは施工の様子を御覧ください。

  • オーディオパネル制作&1DINデッキ取付


カロッツェリアDEH-970の取り付け状況です。今回のスポットライト!ですね。

1枚めの写真のように、エアコン吹出口の上方に設置されているセグメントオーディオを取り外し、DEH-970を取り付けました。
工法は多様ですが、当店でよくやるのは、ダッシュボードの形状に合わせて制作するオーディオパネルの中に、1DIN用の汎用オーディオパネルを埋め込むような作り方です。

上段に乗っている360度対応ドライブレコーダー、レーダー探知機と、下方にすこし見えているスマホホルダーはお預かり当初から設置されていたものを同じレイアウトで再度、配置させていただきました。

  • 外部入力コンセント

    新設コンセントです。

    今回取り付けたDEH-970には、ソース入力用のUSBケーブルが2本備わっています。
    これらは、コンソールのポケット部分や、グローブボックス内に引き出したりするケースが多いのですが、ロードスターの場合、外部入力用の純正コネクタ(USBとAUX)が設置されているので、コレを活用して接続してみました。

    工作内容としては、2本のうちの1本(USB1)を、この既設USBコネクタに繋ぎこみ、これと併せて、デッキ裏にジャックが配置されているAUX2を、既設の3.5mmミニジャックに繋ぎました。
    これにて、セグメントオーディオ用として設置されていた外部入力経路がきちんと新設デッキに引き継がれた格好になります。

    さらに今回は、お客様のご要望により、もう片方のUSBケーブル(USB2)についても、写真のようにアームレスト内にコンセントを新設して接続してあります。

    デッキの仕様上、複数を同時に使うことはありませんが、すべての入力経路を遊ばせずに、整然と開通しておくと、精神衛生の点でいいことあるかもしれません。


  • フロントドア

    デッキ周りの説明が済みましたので、ドアの方も一通り触れておきます。
    まずは外観から。

    NCまでは、ドア全面がドアトリム(内装)で覆われる一般的なクルマに似た構造でしたが、NDからはドカンと外装色が入り込むようになり、非日常感がMAXですね。
    オーナーになってみないとわかりませんが、これだけパッションな色がいつも目に入ってると、なんとなく高揚してアクセル踏みすぎになりそうな気がします。

    スピーカーレイアウトは、向かって右下がウーファーで、ツイーターはAピラーの中程です。

  • ドアトリム取り外し

    ドアトリムを外したところです。

    サービスホールを樹脂パネルで塞ぎ、状況に応じてウインドウのモーターなどの部品も取り付けた「モジュールパネル」方式の採用において、マツダは国内勢の先駆的立場にありました。
    DEデミオあたりでピークを迎えたこの流れは今日にも続いていますが、ウインドウレールとモーターまで一切合切に近い形は、概念的にはよさそうなものの、かえって組みにくかったりしたのでしょうか。全部盛り仕様は、最近見かけない気がします。

    このロードスターについては、後方にあいた大きなサービスホールを樹脂パネルで塞いであります。部品はセンサーっぽいのがひとつ付いているのみです。

  • アウターパネル作業

    アウターパネルが終わったところです。

    サービスホールを塞いでいた樹脂パネルを外して、清掃・脱脂し、防振材を配置します。
    今回は内蔵アンプレベルの出力にふさわしい、マイルドな制振力を発揮するドアチューニンググレードの防振を行いますので、オーディオテクニカの材料を使います。

    この段階で、スピーカーケーブルの引き込みも行います。
    ロードスターはドア配線がカプラーになっているうえに、設置場所が奥まっているので、一般的な尺度では大変な部類に入るんでしょうけども、当方はこういうことばっかりやってますので、そこそこハイペースでこなしております。

  • インナーパネル作業

    インナー側が終わったところです。

    スピーカーホールにMDFで制作したバッフルを取り付けて、SX165のウーファーを固定します。
    ロードスターの純正スピーカーのワクは比較的大きめで、そのアウトラインをトレースして作ってますのでバッフルがしっかりどっしりしています。一般的にバッフルは重くて容量が多いほうが音響的なアドバンテージが大きい傾向にあります。今回も頼りがいの有りそうな面構えですね。

    スピーカーの固定を終えたら、サービスホールの樹脂パネルを戻し、インナーパネル全体に防振材を散りばめて、均等に重みを付けていきます。
    振動の発生源となるバッフルの足元もビシッと囲って固めます。
    この後、ドアトリムを戻して出来上がり♪となります。

  • 作業後記

    今回はNDロードスターのデッキ交換+スピーカー交換の事例をご覧いただきました。

    文中でも触れましたように、マツダコネクト装着車ですと、システムからのスピーカー出力「以降」での対応に限られますが、セグメントオーディオのSグレードの場合はやりたいようにやれますので、今回のような施工ニーズがかなりあります。

    今回のように、1DINが入るようにパネルを作って、カロッツェリアのDEH-970を取り付けて、サウンドアッププログラムでブルームーンオーディオのSX165にスピーカー交換する内容で20万円程度の予算で収まります。
    予算に余裕が持てるようなら、音の厚みを演出するためにパワードサブウーファーを追加する手もオススメです♪

    ご希望とご予算に応じて、どのようにでもプランいたしますので、どうぞお気軽にご相談ください(^o^)

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