ホンダシビックTYPE-Rのオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.666(お問い合わせの際にお伝えください)
model
ホンダ シビック TYPE-R
system
メインユニット:carrozzeria AVIC-CZ902XSIII
デッドニング:フロント、リア
フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO RX165 ACTIVE
リアスピーカー:BLUE MOON AUDIO CX165
サブウーファー:BLUE MOON AUDIO WX250
プロセッサーアンプ:HELIX P-SIX DSP Mk?
DSPコントローラー:HELIX DIRECTOR
パワーアンプ:carrozzeria PRS-D800
ケーブル:kaiser swing、audiotechnica
レーダー探知機:COMTEC 909LS
ナビ連動ドラレコ:carrozzeria VREC-DS800DC
ビーコン受信器:carrozzeria ND-IB1
ETC2.0:carrozzeria ND-ETC2comment
カロナビからDSPアンプでフロント2way+リヤ2way(同軸)を鳴らし、箱入りサブウーファーで低域を固めたシステムです。
ナビ周りもドラレコ・ETC・レーダー・ステアリング連動バックカメラとスキのない一台です。
シビック・タイプRの事例ご紹介です。
シビックのタイプRは、1997年のEK9型を皮切りに、ベース車に合わせてモデルチェンジを重ね、現行は2017年のFK8型です。
タイプRは世代によって日本からイギリス工場(ホンダ・オブ・ザ・UK・マニュファクチャリング(HUM))で生産されてきた歴史があり、初代のEK9型と3代目のFD2型以外はイギリスの工場で生産されています。。しかしながら、今(2021年)においては、ブレグジットをきっかけとしたイギリス工場閉鎖が決定しているため、過去形で表現しなくてはならなくなりました。
特に3代目以降は「タイプR=イギリス生産」と認識されていましたので、一時はこれでタイプR消滅か!?との半ば短絡的な噂も流れましたが、営利企業的に合理性のある判断とも思えないので、きっと続くものと思います。雰囲気的にはアジアよりは欧米生産のほうがよさそうですけども。
で、イギリス工場における最後のモデルとなるFK8型については、現時点ですでに完売となっていますが、、今回ご紹介する個体は、ほぼ最終ロットの中の一台です!
昨年(2020年)の9月頃に初めてご連絡を頂き、プランを煮詰め、納車になったのが2021年の3月。直ちにご入庫いただき、ほぼ一ヶ月後にあたる本日、お披露目の運びとなりました。
プラン内容は高回転型のホンダのエンジンのごとく、初回のご入庫にして、いきなりレブリミットに達する充実の内容。ハイエンドコンポーネントで揃え、よっぽどのことがないと追加はおろか、変更のニーズも出てこないだろうという構成になりました。
プランの概要としては、サイバーナビXをソースとして、DSPアンプを介してフロント2way+リア2way(同軸)を鳴らし、サブウーファーはセパレートアンプにてドライブします。
オーディオ以外では、前後ドラレコ/ビーコン/ETCはサイバーナビXと連動。最新のレーザー・レーダー探知機も加えて、ドライビングユーティリティも完璧の布陣となりました。
以下コンポーネント紹介です。
○ヘッドユニット
カロッツェリア・サイバーナビのフラッグシップモデルAVIC-CZ902XSIII(税込272,800円)です。
ハイエンドオーディオの様式美。カーナビ唯一の全面銅製シャーシに身を包んだ、世界最強のナビです。
完全ハイレゾ対応で、楽曲デジタルデータのプロセシング、増幅ともにハイレベルなスペックを有していますが、内蔵アンプのチャンネル数が4ch(+サブウーファー用プリアウト)で、今回の構成(フロント4ch+リヤ2ch+サブウーファー)をまかなえないため、DSPアンプと協同して運用することとなりました。
ナビへの電源はオーディオテクニカのレギュレーターAT-RX80(税込49,500円)を介して供給し、電圧の変動とノイズを抑制しています。
○DSPアンプと外部アンプ
ヘリックスのP-SIX DSP MKII(税込198,000円)です。
8chまでのプロセシングに対応し、内蔵アンプは 6ch備えたDSPです。
内部動作サンプルレートは96KHz/24bitを誇り、標準の光入力では96KHz/24bitまでの入力に対応し、オプションのUSB入力インターフェースにより最大192KHz/32bitまで対応するスペックを持っています。
ヘッドユニットからはフロント信号を入力し、フロント4chとリヤ2chを内蔵アンプで増幅して出力し、サブウーファーについては2chでプロセシングして、カロッツェリアの2chアンプPRS-D800(税込38,500円)をブリッジ接続にて駆動します。
○スピーカー
当店売れ筋のブルームーンオーディオで固めました。
フロント2wayはフラッグシップのRX165(ネットワークレスモデル)176,000円(税込)、リヤにはコアキシャルモデルのCX165(税込44,000円)、サブウーファーユニットはWX250(税込132,000円)です。
ネットワーク付きのRX165は税込198,000円しますが、ハイスペックのフラッグシップモデルだけに、DSPと組み合わせたマルチ運用でのニーズもそれなりにあるため、ネットワークレスのActiveモデルがあとから発売されました。
リヤのCX165は同ブランド唯一のコアキシャルモデルです。100mm、130mm、165mm口径と3サイズラインアップされています。
コアキシャルの普及価格帯品は、ウーファーとツイーターの帯域分割をユニット背面に取り付けたコンデンサーで行うケースがほとんどですが、CXはセパレート型のネットワークによって分割処理を行うハイエンド志向の設計になっています。
サブウーファーは2020年に発売された数量限定品です。直径は25センチ。
1回路2Ωのダブルボイスコイル仕様ですので、直列4Ωにして使いました。
○ドライビングユーティリティ
ドラレコ、ETCは現代の必需品です。サイバーナビXが主役ですので迷わず連携運用できるカロッツェリア製品で揃えました。
ドラレコはコントローラーと2カメラがセパレートになったVREC-DS800DC(オープン価格)。ETCはND-ETCS2(オープン価格)です。
転ばぬ先の杖、レーダーは移動式レーザー取締にも対応したCOMTEC製909LS(オープン)です。
この他、純正ステアリングリモコンを正常に機能させるためのサードパーティ製品類も組み込み、聴いてよし&乗ってよしのスキのない車に仕上がりました♪
施工の様子をどうぞご覧ください。
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フロントドア
前半はスピーカー・DSP周辺、後半はナビ周辺機器の順で展開いたします。全22カットで長丁場ですがよろしくお付き合いください。
まずはフロントドアの施工後の様子からスタートです。
記憶にある限り、タイプRでアウターバッフルは初だと思います。
純正スピーカーグリル周辺は割とタイトな面構成になっているので、後付のアウターバッフルのアウトラインをフィットさせやすいように感じました。
そこそこの出来と自画自賛しておりますが、いかがでしょうか?
このカットにはツイーターも写っていますね。
ミラー裏カバーの純正ツイーターの位置にセットしました。
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フロントドアデッドニング
今回は写真点数が多いのでスキップ気味で進めます。
アウターパネルの防振を経て、インナー側が終わったところです。
前のカットでご覧いただいたように、今回はアウターバッフル形式ですので、スピーカーが付いていないベースバッフルだけの状態がインナーパネル作業の最終の姿になります。
ベースバッフル取り付けに際しては、スピーカー背圧の抜けの障害となる、インナーパネルの飛び出し部分のカットを行っています。なお、シビックのスピーカーホールの中心点は、ドアトリムのスピーカーグリルの中心点と若干ずれているため、この補正を目的としたカットも併せて実施しています。
とは言え、いずれの加工も純正スピーカーに戻せる範囲での調整ですので、そんなに大それたことをしてるわけではありません。
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リアドア
リアドアの様子です。
リアは、インナーバッフルで施工しているので、前後で変化はありません。
ドアオープナーの前方にあるのは純正ツイーターです。純正でセパレート2wayとは贅沢ですが、、今回はウーファーをコアキシャルスピーカーに差し替えますので、純正ツイーターは鳴らさない設定としました。 -
リアドア終了
リアドアの施工が終わった状態の写真です。
アウターパネルの防振を経て、インナーバッフルでスピーカー取り付け、インナーパネル防振と進めました。
スピーカーホール部の下ごしらえについては、フロント側と同様に、飛び出し部を切除する加工を行っています。
スピーカーへの配線については、冒頭で触れましたようにセパレート式のネットワークが付属していますので、1chの入力を上下の帯域に分けて入力することになります。(ドア中央部にアルミテープで固定してあるのがネットワークです)
ネットワークがセパレートということは、ウーファー部とツイーター部それぞれに接続端子があるということですので、ネットワークを使わずに2ch入力の形式をとることで、クロスオーバーを変えたり、それぞれのゲインを変えたりといったバリアブルな運用形態をとることもできます。
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サブウーファー
こちらも当サイト初出場のユニットです。
ブルームーンオーディオ唯一の25cmサブウーファーで、250個の限定商品です。
使用しているウーファーボックスは、audisonとBLAM製品を扱う有力代理店である(株)トライムが取り扱っている汎用組み立て式サブウーファーBOXです。
25cm(10インチ)用で、小さな穴を設けてあるバスレフ形式になっています。
375×355×335mmとそれなりのサイズになりますので、大荷物を載せるときなどには降ろせるように、スピーカーケーブルは(抜き差しできる)バナナプラグで接続しています。
スピーカー関係はこれにて終わりです。 -
助手席下
DSPアンプは助手席下に納めました。
写真の左側が進行方向ですね。一段くぼんだところに置きました。
手前左がコントローラー(DIRECTOR)入力、右が音声入力です。奥の2本の束は、電源関係とサブウーファーアンプ・スピーカーへの出力関係です。
左側に見えるダクトは後部座席の足元の空調用です。出口をアルミテープで塞いであります。
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運転席下
運転席下の様子です。
こちらには、サブウーファー用パワーアンプその他を設置しています。
写真の手前が進行方向になります。
右奥がサブウーファー用のアンプ、PRS-D800です。助手席下のDSPから出力された2chを入力して、ブリッジ接続で1chとしてサブウーファーに向かっています。
手前右はオーディオテクニカのパワーレギュレーターAT-RX80です。ナビ用の電源は一旦このレギュレーターを通ってから給電されています。
一番手前はバックアップバッテリーです。アイドリングストップの際にナビが再起動してしまう症状がでたため、対策として設置しています。
(逆流防止のダイオードを介して、パワーレギュレーターの電源端子側に並列接続しています) -
DIRECTOR
DSPの流れで一瞬コンソールに移動して、コントローラーもご紹介しときます。
こちらはDSPアンプ(後出)のコントローラー、ヘリックスのDIRECTOR(税込44,000円)です。
これによって、プリセットした音響設定切り替え、入力ソース切り替え、ボリューム調整といった操作が可能になります。
今回のソースはナビからのアナログ入力のみですので、無ければないでなんとかなりますが、複数の音響設定を切り替えたり、サブウーファーのボリュームを独立して調整したりといった局面ではあると便利ですね。
取り付け位置は、シフトレバー前の小物入れスペースです。3Dプリンターで作ったアングルスタンドで角度をつけて、両面テープで固定しています。
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サイバーナビX
ここからの後半はナビ周辺関連機器です。ナビ・バックカメラ・レーダーなどてんこ盛りです。
まずはナビ。carrozzeria AVIC-CZ902XSIIIです。
タイプRはオーディオレスが標準ですので、オーディオはディーラーもしくは当店の様なショップでの取り付けが前提となります。
この手のハイエンドナビは、おおむねフルオプションで設置させていただくことが多く、ETC2.0、ドラレコ、バックカメラ、ステアリングリモコンアダプターなどは当然のように設置をご依頼されるケースが多いですね。
前出のDSPとの接続はスピーカー出力を入力するハイゲイン接続としました。
当初はRCAのローレベル入力を試みたのですが、ノイズ乗りが認められたため、改善策として(相対的に電圧が高くてノイズの影響を受けにくい)ハイゲイン接続に落ち着きました。
なお、P-SIX DSP側には、信号入力を感知して電源がONになるオートターンオン機構がついているため、リモートケーブルを省く事ができ、配線シンプル化のプチメリットも享受することができました。 -
ルームミラー周り
ルームミラーの周りは、国道沿いの看板のように賑やかなことになっています。
左から、カーナビのマイク、ETC2.0用アンテナ、ナビのフィルムアンテナ、レーダーの表示部が並んでいます。
あと、マイクの位置からまっすぐ下に向かっているのは、VREC-DS800DC用のフロントカメラ用のケーブルです。黒いポチポチが終わったあたりにカメラ本体が付いています。
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ナビ連動ドラレコ
carrozzeriaのナビ連動ドラレコ VREC-DS800DCです。
前後のカメラと、写真の本体との3ピース構成の商品で、製品自体には表示部を持たないので、ナビ連動もできますよ商品ではなく、カロナビが前提ですよ商品です。
面白いことに取り付け方法に指定があり、この本体は垂直にする必要があります。グローブボックス内やコンソール内には適当な場所がありませんので、助手席側のコンソールサイドに設置しました。
フロアマットに向かって黒いケーブルが伸びていますが、これは、ドラレコとは関係ありません。DSPとPCを接続するためのUSBケーブルです。
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VREC-DS800DC付属リアカメラ
リアガラスには、ドラレコ付属のカメラを設置しています。
ドラレコの取付説明書には、ワイパーがふき取る範囲に取り付けるという様な表記があるのですが、真ん前をワイパーが通るところにカメラがつけられる条件の車ってほとんど無いような・・ということで、ガラス上端から少し見下ろすような角度で取り付けています。
併せて、ガラスはできるだけ奇麗に保っておくようにお願いしておきました。
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ステアリング連動パーキングガイド線表示システム
後付けナビでも舵角に連動するパーキングガイド線を表示させるアダプター製品を取り付けました。
最近は純正(オプション)ナビで車両後方の画像を表示させる際、ステアリングの高くに応じてパーキングガイド線をクニュクニュと表示させるシステムが付いている車が増えました。
しかしながら、今回のように社外のナビを取り付けた場合、純正カメラを経由して供給される情報が絶たれてしまうため、この便利機能が使えなくなってしまいます。
今回は、このギャップを埋めるためのアダプター製品を組み込んで、純正同様の機能を維持できるようにしました。
商品構成は合計4点で、すべて株式会社ワントップ製です。
◎ステアリング連動バックカメラ変換アダプター(TPW062GA・税込24,200円)
ステアリング連動ガイドライン表示機能を搭載したバックカメラ変換アダプター
◎ステアリング連動バックカメラ変換アダプター用オプションコード(ホンダ車用)(TPH064OC・3,300円)
純正バックカメラを活かして(TPW062GA)を使用するためのオプションコード(ホンダ車用)
以上の2点によって、純正バックカメラを使って、社外ナビにバックカメラ映像とステアリング連動ガイドラインを表示させることが出来るようになります。
これに加えて、純正ステアリングリモコンで社外ナビをコントロールできるようにするためのアダプター製品2点も組み込みました。
○ホンダ車用ステアリングリモコンアダプター(TPH080ST・税込10,780円)
純正ステアリングリモコンで市販カーAVを使えるようにするためのアダプター
○ステアリングリモコン変換コード(パイオニア製カーAV用)(TPW056ST・税込1,650円)
パイオニア製品でTPH080STを使う際の変換コード
付加情報?
現時点では、上記の◎印の2点に相当するバックカメラ変換アダプター製品がパイオニアから発売されていますが、ワントップ製にはガイド線の調整機能が付いている点で優位性があるため、こちらを選択しています。
付加情報?
これは余計なお世話なのですが、上記◎部分をワントップ製にして、同じく○部分を業界定番のガレイラ製で組み合わせると、動作に不具合が生じる場合があるようです。
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レーダー探知機用レーザー受光部
レーザー受光部の設置状況です。
電波によるレーダー受信はなんとなく前向きについていれば良いのですが、光によるレーザーの受光の都合で設置条件に注文がつけられており、?車両の中央付近?地面と平行でなければなりません。そうなるとここしかありませんね。
ちなみに、写真のダッシュボードの右側に写っている、ちょっと質感が異なる樹脂部品はメーターフードです。
次にお目にかけますが、GPSアンテナをフード内に隠して取り付ける関係で脱着しましたので、ついでにこの受光部へのコードをここから出したら、、とやってみましたら、しっくり納まりました。
ダッシュボード上面中央に設置する機器のケーブル隠しはかなりハードルが高いので、これはかなりラッキーなケースと言えるでしょう♪
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GPSアンテナ
メーターパネルを覆っているメーターフードを外したところです。
メーターパネルの上には、純正ETC2.0用のアンテナを乗せるための金属プレートが設けられています。しかしETCはパイオニア製に入れ替えて不要になるため、この場所を有効利用しようと、ナビのGPSと入れ替えることにしました。
(当店で施工するタイプRで純正ETCを使用しない車両は、すべてこの方法で施工しています)
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純正USBコンセント
シフトレバー前にある純正のUSBコンセントです。
もともとは給電機能しかありませんが、サードパーティのガレイラから発売されているGAQ-HVUSB41(ホンダ車用純正USB変換ケーブル)を組み込むことで、ナビ背面のUSBソケットと接続して使用できるようにしています。延長コードみたいな感覚ですね。
なお、サイバーナビの裏には、USBを2本接続できるようになっていますが、1つはドラレコのコントロールとして使用しているので、ナビへの入力として通信できるUSBはこの1ヶ所だけになります。
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ETC2.0
ETC車載器です。
純正ETCの取付部に、カロッツェリアのND-ETC2を差し替える格好で取り付けました。 -
ガレージ用リモコン
ガレージのシャッター開閉用のリモコンです。
お預かり作業中に、どこかに固定できませんか?とご相談いただき、ナビの脇に取り付けてみました。
こういったスポーツタイプのお車ですと、小物を収納する場所はあれども、インテリア全体のパッケージングが攻撃的で、アクセスがイマイチなケースが多いです。また、USB充電タイプのリモコンですと、うっかり充電が切れてしまった場合に、かなり慌てることになってしまいます(笑)
そこで、もし自分だったら、、ということで、常時給電できる経路を確保しつつ、アクセス良好なナビ脇への設置を提案させていただきました。
電源ケーブルはスキマを這わせているだけですし、本体は両面でくっつけてるだけなので加工などの傷は一切生じていません。
頭をひねりまくれば、誰でもいつかは見つけ出せる答えなんでしょうけど、場数を踏んでるからでしょうか、この手の解決策さがしは得意になりました。
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サブウーファー用アンプスイッチ
最後はドライバーの右手下にあるスイッチパネル部のアップです。
下段中央に埋め込んであるのはサブウーファー用のアンプの電源スイッチです。
なぜこういうものの必要性があるかといいますと、
?上出の通り、サブウーファーボックスは取り外せるようになっている
?サブウーファーを降ろしているときは、DIRECTORに予めプリセットしてあるサブウーファー出力なし条件の設定を選ぶ。
?でもパワーアンプの電源はACCオンで入ってしまう。。
ということで、サブウーファー用アンプの電源を任意でカットできるよう、スイッチを設けたわけです。
上では便宜上「電源スイッチ」と書きましたが、太い電源線がここを通っているわけではなくて、アンプ内のリレーを作動させるためのリモート線を寄り道させているだけです。
このスイッチの背面には、かんたんに脱着できるようにマイクロコネクタを取り付けておきましたので、ディーラーさんや他のショップさんでバラすことになってもスムースに取り外していただけると思います。(多分)
写真ではスイッチのLEDが光っております。ご想像どおり通電時に光りますので、すなわちアンプがONであることを表しています。 -
作業後記
今回はシビック・タイプRのオーディオグレードアップとナビ・ドラレコ・レーダー周りのドアリビングユーティリティ関係の施工事例を御覧いただきました。
これだけのアイテムが、質・量ともに隙間なく揃うと、アピールポイントが絞り込めず、戸惑ってしまいますね。
どう締めくくったら良いのでしょうか?(笑)
それは冗談として、これだけ幅広く、大掛かりなお仕事になりますと、ちょこちょこ発生してくる細かな課題を、その都度解決する対応力と、個々の事案をハンドリングしながら、納期に間に合わせていく進捗管理能力の両面が必要になりますね。
なにも、いきなりドヤろうというんじゃありません(笑)当店も常に発展途上なのですが、もっと経験値の低いときは、個別の課題解決に時間がかかってしまって、納期の延長をお願いするようなこともありましたし、個々はそれなりに進んでいても、全体の進捗管理が甘く、終盤に差し掛かって慌てたりということもたくさんありました。
今回の事例は、一旦、施工終了してお引渡ししてから、音質アップの電源レギュレーター+アイドリングストップ対策のバッテリー追加のための再施工までを含めて、足掛け一ヶ月程度、実作業で10日程度お預けいただきましたが、特に行き詰まることもなく、粛々とすすめることができました。
これはひとえに、多くの経験の機会をくださったお客様のおかげだと思っております。ありがとうございますm(_ _)m
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ETCやドラレコ取り付けなどのライトな作業から、サウンドアッププログラムによるスピーカー交換。サブウーファーやDSPを含むフルシステムまで。
ご希望とご予算に応じて柔軟にプランさせていただきますので、どうぞお気軽にご相談ください♪
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電話もお気軽に♪03-5913-8450です!