AMGGLE 63S 4MATICのオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
AMG GLE 63 S 4MATICの事例ご紹介です。
ご存知メルセデス・ベンツのGLEクラスのハイパフォーマンスバージョンの位置づけの車ですね。
ここ10年ほどでSUVのマーケットが大きく拡大し、欧州車中心にハイパフォーマンス&高級路線のモデルの随分ふえました。
こちらはGLEの頂点モデルだけあって、V8 5461ccのツインターボ、585馬力。お値段1870万円(税込)という超ラグジュアリーSUVです。
今回ご紹介するこの車。実は1年ほど前にご登場頂いています。
その際は、「まずはデッドニングの効果だけを体感してみよう」ということで、スピーカーを含めてオーディオシステムはすべて純正のまま、前後4枚ドアのデッドニング+内装裏の防振を行いました。
そして2度めのご登場となる今回は、、多分日本、あるいは銀河系のカーオーディオ業界でも初事例じゃないかなと密かに確信しているんですが・・・純正スピーカーの限界を見極めてみよう!ということで、引き続きスピーカーは純正のまま、再生・増幅側をフルマルチシステムにグレードアップいたしました。
純正ヘッドユニットの出力をアンプレスのDSPに入れ、フロント3way+センター+サブウーファーを4枚のアンプを使ってを鳴らすシステムです。
今回の事例のキーワードは「チャンネル・セパレーション」です。
高音質実現のための最も基本的なアプローチのひとつに、異なるチャンネル(回路)を通る信号の相互干渉によって、音の解像度が低下する現象を避けるという発想があります。
その背景は当エントリ内でぼちぼちお話しますが、その結果として、全チャンネルのアンプを1筐体に内包した製品ではなく、1筐体あたり2chのアンプを4枚使ったシステム構成をとっています。
システムの概要は以下です。
◯ヘッドユニット
メルセデスベンツのインフォメーションシステムであるCOMANDシステムをメインソースとします。
◯DSP
老舗ヘリックスのDSP.3(税別120,000円)を使いました。
最近の事例で登場頻度が高いHELIX P-SIX DSP MKII(税別180,000円)は、8chの信号を取り扱えて、そのうち6ch分を増幅するためのアンプを内蔵している「アンプ内蔵型DSP」製品です。それに対して、DSP.3は同じく8chの信号を取り扱いますが、増幅機能は一切持たない「アンプレスDSP」です。
今回のこの選択の背景には、前述のチャンネルセパレーションのもう一つ上の次元に位置する、「弱いものに対する強いものの影響を減らす。」発想があります。
DSPへ入力された信号に対して帯域分割をしたり、イコライジング、タイムアライメントをかけたりといったプロセシング過程を流れる電流は、スピーカーを駆動できるほどに増幅させるアンプ回路に流れる電流に比べると微弱なため、その影響を減らすための回路設計は行っているものの、一定の影響を受けてしまいます。また、強弱複数の回路が同じ電源を共用せざるを得ない構造も、一定の好ましくない影響を及ぼします。
こういった課題の抜本的な解決策として、より高音質を目指すマニアのユーザーは電流を扱うアンプは別にするシステム構成を取ります。し、そういうニーズがあるからこそアンプレスDSPという製品があります。
今回はこのDSPにCOMANDシステムへアナログ6系統(左右ツイーター&スコーカー、左右ウーファー、センタースピーカー、サブウーファー)を入力し、アンプへ出力します。また、このアナログ入力をソフト的に切り替えて、ステレオミニジャックDAPなどのプレーヤーからの入力も受け付けられるようにしました。
また、これらとは別に、USBからの入力と、高音質ブルートゥース受信機(Olasonic NA-BTR1)を介した光入力も使えるようにしました。
◯アンプ
これはカロッツェリアのPRS-D800(税別35,000円)を4枚使いました。
DSPのところでお話した、相対的に強い電流を扱う製品を別仕立てにするという発想と、冒頭部分でお話した、異なる信号(電流)を取り扱うチャンネルを分ける(離す)という発想から、DSPとは別れたアンプで、かつ、複数にわけた構成に至っています。
アンプごとの担当は、図でもお示ししておりますように、?がセンタースピーカーとサブウーファー、?が右側の(中高域)ツイーターとスコーカー、?が左側の中高域、?が左右のウーファーとなっています。
チャンネルセパレーションの方法には複数あって、ごく一般的なのは帯域ごとに分ける方法です。それに準ずると、?が両側のツイーター、?が両スコーカーとなるわけですが、もう一つの分け方に「方向」を基準にする考え方があります。御存知の通り、ステレオは左右で違う音を出しますので、(帯域に分解すれば別物にはなりますが)ウーファーに比べて電流の小さい中高域の2ユニットについて、左側で1枚、右側で1枚。という構成にしてあります。
◯スピーカー
繰り返しになりますが、すべて純正です。
純正。。なんですが、この辺がまたレア度を格段に引き上げる仕様でして、スピーカーケーブルはリヤ側を除いて、SUPRA Classicに引き替えてあります。
図にもある通り、フロント側はDSP→4枚アンプ→フロント3way+センター+サブで、リヤ側については、純正アンプ以降、純正の状態のままということになります。
なお、防振はフロント・リヤともにデッドニンググレードで施工してあります。
システムの概要はこんなところです。
ノリノリのお客様だと、一発目でマルチシステムまで組んじゃう方もちらほらいらっしゃいますが、ステップアップ・システム変更による変化を楽しむというアプローチもあるわけです。
そういうお客様の場合、まずはドア防振だけやって、次にスピーカー交換、そして再生・増幅系へと登るのが理屈ですが、実際にはスピーカー交換から入っちゃおう♪という方のほうが圧倒的に多いですね。
それに対して今回のケースは、マルチチャンネルシステムで、かつ、スピーカー交換までして、極限まで純正スピーカーの限界を見極めてやろうというシステムなわけです。
オーディオ経験が豊富で、ちょっとご予算にも余裕のあるオトナのオーナー様の、非常に酔狂な実験的オーディオシステムとなりました。
それでは施工の様子を御覧ください♪
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フロントドア
ドアの外観です。
初回のエントリで掲載済みの写真ですが、(DSP・アンプ系の)追加作業分だけだとナンなので、定石通りに掲載・解説します。
フロントドアのスピーカーレイアウトは、ウーファーが定位置の右下で、中音域担当のスコーカーは、、ドアハンドルの手の甲が当たるあたりが多いんですが、この車の場合はウーファーの上についています。
スピーカーグリルが縦長ですよね。この中にウーファーとスコーカーが並ぶようなレイアウトです。なお、ウーファーはインナーパネル側、スコーカーが内装側に取り付けられています。 -
アウターパネル作業
アウターパネルの加工が終わったところです。
ドアトリム(内装)を外して、スイッチ類がいろいろ取り付けられているモジュールパネルを取り外す、ドア筐体が超がらんどう(伽藍堂)状態になります。
この上ない作業性の良さに感謝しながら掃除をして、アウターパネルに防振材を貼り付けます。
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インナーパネル作業
インナーパネル側の作業が終わったところです。
デッドニングの作業は2019年後半でやってますので、材料は当時の主力だった、銀色のサイレントコートを使っています。
デッドニングのインナーパネルの全面貼りは、できるだけノーカットの1枚貼りでいきたいところですが、GLEのモジュールパネルは起伏が激しくて、リブもたくさんなので、小さく分けて貼っています。
右下に見えるのが世界で一番幸せな純正スピーカーです。
初回の施工事はデッドニングの施工のみでしたが、今回の超グレードアップに際してスピーカーケーブルはSUPRA classicに引き替えました。 -
リアシート下部
システムの心臓部はリアシートの下に隠してあります。
検討段階では、もう少し小型のアンプと組み合わせて助手席のシート下というアイデアもあったのですが、最終的にはドカーンと勇ましいレイアウトになりました。
位置関係をお伝えしときますと、GLEのリヤシート(座面)は、前方がちょうつがいになっていて、前のめりにOPENするような仕組みになってるんですが、この座面の底辺と、カーペットが敷いてあるフロアとの間にそこそこの空間があり、ここにアンプボードを置くことになりました。
レイアウトの概要としては、中央にあるのが電源ブロックです。その右側にDSPと入力デバイス(ブルートゥース受信機とWiFiモジュール)があります。
左側は4枚のアンプが並んでいます。
次のカットで個別に見ていきます。。
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DSP周り
電源ブロックより右側の区画のアップです。
システムの中核となるDSPはヘリックスのDSP.3です。
冒頭部分でも触れましたとおり、入力は多彩で、少し工夫もしています。
◯この製品はアナログ入力が6chまで対応しているので、COMANDシステムからのスピーカー出力だけで6系統が埋まることになります。
しかしながら、DAP等のイヤフォンジャックからのソースを入力できる経路を備えておきたいということで、上記6chのうちの2chについて、ミニジャックにつながるケーブルも接続しています。
DSPの操作は、右下にあるインターフェースをつけてあるので、DSPとWifiでつながっているスマホのアプリで行えるようになっています。
DSP上には、アナログ入力のchパターンとして、6ch全部というパターンと、特定の2chだけというパターンが登録してあるので、スマホを操作することで、COMANDからorステレオミニジャックの切り替えを行うことができます。
DSPの向かって右上が入力側、左下側が出力側のパネルになってます。
いまご説明したCOMANDからの6chアナログ入力はパネル中央の赤青白が混在しているケーブル(AcousticHarmony N1)から入ってきています。それと二択になる2chは右側の黒いRCAケーブル(M&M Design)から入っています。
◯その他の入力はブルートゥースとUSBの2系統あります。
手前の黒いハコがブルートゥース受信機のOlasonic NA-BTR1です。
これは、最近のトレンドである高音質コーデックに対応した機器で、ソニーのLDAC、クオルコムのaptXならびにaptX HD、AAC、SBCに対応しています。この機械はアナログ出力と、同軸orオプティカルのデジタル出力を持っているので、今回はSUPRAの白い光ケーブルを使ってDSPの入力しています。
これ実はカー用ではなくて室内用の機器でして、動作電圧がDC5V・1Aでしたので、DC/DC電源をこしらえて解決しています。
◯残るUSB入力は、前段で出力側とご説明した左側のパネルの中央から出ています。これも白いSUPRAのケーブルで、前出のアナログのステレオミニジャックと同経路でセンターコンソールまで伸びています。
このUSB入力はデフォルトではついておらず、ヘリックスDSP製品用のオプションインターフェース(HEC USB HD AUDIO INPUT MODULE・税別28,000円)を組み込むことで実現しています。
◯最後のネタはWiFi接続のインターフェースですね。
右下にある小さな黒いハコです。これはヘリックスからオプション品として販売されているHELIX WIFI-CONTROL(税別25,000円)という製品です。
DSP機器の一般的な条件として、アナログ入力のみであれば、ヘッドユニットやDAPなどの再生機側でボリューム(音量)を調節できますが、デジタル入力の場合は出力側にボリュームの概念がないので、受け手であるDSP側でボリューム調整のための仕組みを備える必要があります。
その目的のために接続するデバイスが俗にコントローラーと呼ばれるもので、ヘリックスの場合DIRECTOR(税別40,000円)という製品がこれにあたります。
これによって、ボリューム調整の他、入力ソースの切り替え、音響調整メモリの切り替えといった操作ができるようになります。これまでは室内でのDSP制御のための総合的なコントローラーとしてはこれ一択だったのですが、つまみ付きコントローラーの設置場所が確保できないニーズも少なからずあり、スマホのアプリでやれるように通信経路を作りましょうということで出てきたのがこの製品です。
これによって、これまで物理コントローラーでやっていたすべての調整ができるようになります。また、WinPCとの接続も当然できるので、音響セッティングのためのUSB有線接続の代わりとして活用することも可能になります。
アプリによるコントロールの関連情報としては、物理つまみとの併用のご提案があります。
前述の通り、全機能をアプリでやれるようになり、ソース切り替えや設定切り替えを便利にやれるようになるわけですが、ちょこちょこ手を付ける頻度の高いボリューム関係だけは物理つまみのほうが便利かも。と感じられる方もいらっしゃいます。
ということで、URC-3(6,600円)という、パワードサブウーファーに付属しているボリュームのちょっと高性能版みたいなヘリックス純正のオプションがあるので、これと組み合わせて使う手があります。
各種切り替え関係はアプリでやって、ボリューム調整はダッシュボードの下側などにくっつけたURC-3で調整するというスタイルです。
総合物理コントローラーであるDIRECTORが4万なのに対して、WIFI-CONTROLが25,000円+URC-3(6,600円)と製品価格として安くなりますし、コントローラー設置のための作業も軽微で済むようになるので工賃も少し節約できます。
こちら方面をお考えのかたはご検討ください♪ -
パワーアンプ周り
反対側に回り込んでアンプ群を一望しています。
規則的に並んだ4枚の黒パネル、それぞれにつながる赤とシルバーのケーブルと、一見エンジンルームを覗き込んでいるような錯覚にとらわれる絵ですね。
前述の通り、この4枚でフロント?センタースピーカーとサブウーファー、?右側の(中高域)ツイーターとスコーカー、?左側の中高域、?左右のウーファーの増幅を行っています。
冒頭でもご説明しましたように、チャンネル・セパレーションによる音質向上を目指して、より多くのチャンネル数をもつ、少数のアンプ(例えば4chアンプ×2枚)ではなく、2ch×4枚構成にしています。
強い電流が弱い電流に与える影響を軽減することを目的としているので、第一の定石としては、同レベルの帯域を1枚にまとめる方法が採られます。ツイーター、スコーカー、ウーファーでそれぞれ1枚づつという格好です。
これはやってよかったなというくらいの効果は十分に得られます。変更後に比べると、元はもっと狭くまとまっていたんだなぁというのがわかります(2度と戻れません。)
で、これはこれとして、左右を分けるというのもこれまた違いがあって、中央の定位はより明確になり、かつ、音場がぐっと左右に広がり、奥行きが出る感じがします。(両方のスピーカーが軽〜く輪ゴムでくくられていたのが取れた感じ?)
こうお話してくると、帯域別or方向別の2択で、今回はどっちだ!?と言われそうですが、今回は相対的に出力の大きなウーファー(ドアスピーカー)を1枚に切り出して、中高域のくくりで左右に分ける格好になっていますので、両方のいいとこ取りができている気がします。
あと、この写真にだけ写っている要素としては、熱対策の工作をおこなっています。
もともとスペース的に十分余裕があったわけではないので、当初から多少の懸念はあったところですが、熱を逃がす必要が出てきました。
具体的には最初にお引渡ししたのが6月頃で、気温の上昇のせいで動作が不安定になる症状がでました。この対策として、まず各アンプにヒートシンクを取り付けました。アンプ筐体の左半分に貼り付けてあるフィンですね。これに加えて、風を動かすためにシートのフレームにファンを取り付けました。
パソコンのメンテや自作をなさる方だとおわかりかもしれませんが、PC用の静音ファンです。一応スイッチを付けて、任意にON/OFFできるようにしてあります。
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作業後記
今回はAMG GLE 63Sのサウンドアップ。。というか、「純正スピーカーの限界見極めのためのスケールの大きな実験設備の構築?」の事例を御覧いただきました。
よし、おれも全く同じ実験にとりくんでやろう!という酔狂な方はなかなかいらっしゃらないと思いますが(笑)、とても興味深い実験ですよね。
当店でも、純正スピーカーでデッドニング前後の変化を体感する機会は少なからずありますが、DSPやアンプ、ケーブル交換うんぬんのフェースに入ってくると、スピーカーはそれなりの社外品に交換されたあとでの前後比較になってしまいますので、興味津々でした。
当エントリのアップ時点では、まだ社外スピーカーに交換してませんので、同じ車での前後比較はできておりませんが、アンプレスDSP+マルチアンプの車と比べると、なかなか健闘しているんじゃないかなと思います。
振動板の素材や硬さ、軽さ、バスケットの堅牢性、マグネットの磁力などなど、立派なお金が取れるほどの製品のほうが、より多くの情報量を伝える出来になっているのは当然ですので、その差は明確ですが、文字通り限界性能いっぱいいっぱいのところまで引き出せている感じはしました。もとの作りがそんなにチープじゃないこともあり、音もなかなかのものでした。
これは非常に貴重な体験をさせていただきました。この場を借りて御礼申し上げます。m(_ _)m
あと、今回の事例で最も注目していただきたかったのはチャンネルセパレーションの件です。最近はよりコンパクトなインストールが好まれ、できるだけ前席の下までで収めるケースが主流ですが、ラゲッジスペースの地下一階を開放していただけて、かつ、予算もちょっとご用意いただけるようであれば、一度ご検討いただきたいですね。
オーディオに限らず、純粋さを残し、際立たせるアプローチは「分ける」発想で通底しています。
振動から遠ざけ、周囲を走る電流によって生じる磁力から遠ざけ、同じく電圧によって生じる電界から遠ざけることで、信号の波形の損失を防ぎます。今回の事例では、DSPの動作を安定させるために大電流を食うアンプから遠ざけ、アンプ間でも強弱で分けてきました。
今回のケースは究極的に刻んで離した形ですので、一定の設置スペースと予算が必要になりますが、筐体は同じでも回路は分けてみましょうよというのが、多チャンネルアンプ内蔵DSPであり、多チャンネルのアンプです。
複数用意したアンプを、鳴らすユニット一つに対して一対一で割り当てることで、相応の損失低減効果を得ることが出来ます。また、DSPアンプとまでいかなくても、ナビ内蔵の4chアンプの出力をバイアンプ接続対応ネットワークが付属した2wayスピーカーに繋ぐことで、同様のセパレーション効果を得る。なんてことも出来ます。
もとの信号がスピーカーの振動板を揺らすまでの過程において、どれだけ損失を減らせるか。
防振やスピーカー交換といったエントリーの段階から、再生機器、増幅機器の投入、はては電源装置の導入と、音質向上のプロセスには多くの段階がありますが、大元で規定した精度を損ねないための取り組みという点ではすべて共通してるのかもしれませんね。
お客様の現状、ご希望、ご予算に応じて柔軟にプラン提案いたします。
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