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日産ルークスのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 日産ルークスのスピーカー交換の事例です

  • 事例No.652(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    日産 ルークス

    system

    メインユニット:日産オリジナルナビゲーションMM320D-L
    デッドニング:フロント
    フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO AX165
    リアスピーカー:無し
    パワーアンプ:内蔵
    ケーブル:kaiser swing

    comment

    ブルームーンオーディオのスピーカーをアウターバッフル形式でインストールしました。
    ツイーターも汎用の砲弾型ツイーター台を使ってカッコよく露出取り付け。音の出口の条件は最上級クラスになりました♪

  • ダッシュボード


日産・ルークスの事例ご紹介です。

軽自動車は、排気量・サイズの両面で登録車の格下の位置づけでスタートしていますが、社会構造や消費者ニーズの変化を受けて、今や新規登録車数の4割を占める大きな市場に育っています。
そのスタイルも、歴史のあるアルトのようなクーペタイプから、ジムニーのようなジープスタイル、ラストワンマイルの担い手であるワゴン・バンから、登録車顔負けのミニバンまで、仕事や生活のための道具の域を超え、多様性を極めています。

ルークスは、こういった文脈の中で仕事系ではなく、ライフスタイルを愉しむ乗用車側の位置づけで開発されたトールスタイルのワゴン車です。
初期型は2009年発売で、2代目が2014年(デイズ・ルークス)。2020年に現行の3代目にバトンタッチしました。

ラインアップは、標準仕様車とスポーティ仕様のハイウェイスターの2種体制で、従来からのガソリンエンジンに加え、回生ブレーキで回収した電力をパワーアシストやアイドリングストップ時に使うスマートシンプルハイブリッド(S-HYBRID)と呼ばれるシステムを搭載したモデルも選べるようになっています。


今回お迎えしたルークスは、ハイウェイスターのS-HYBRID仕様モデルです。
ハイウェイスターだけに与えられる「Vモーショングリル」がキラッ☆と輝いて、精悍な顔立ちです。
このルークスのオーナー様は、かねてよりお付き合いいただいているお客様で、ご購入まえの段階からオーディオシステムの仕様についてご相談頂いておりまして、納車後・即!走行距離2ケタkmでのご入庫となりました(^o^)

システムは、オプションナビをソースとした、サウンドアッププログラムによるスピーカー交換です。

ナビは日産オリジナルナビゲーション(MM320D-L)です。
パナソニックのOEMで、9インチワイド液晶をもち、日産が推しているインテリジェントアラウンドビューモニタにも対応したモデルです。値段は取付費と税込みで249,407円です。

スピーカーは当店人気のBLUE MOON AUDIOのAX165(税別85,000円)です。
ブルームーンオーディオの2wayモデルのミドルクラスで、価格に見合った情報量と表現力を備え、見た目も美しいブルーのツイーターがセットされています。
このAX165とフラッグシップのRX165に付属する2wayネットワークは、一般的な片側1chを上下の帯域に分ける使い方のほか、高域用/低域用の2chを並行して入力できるバイアンプ接続にも対応しています。

並行入力するバイアンプ接続だと、1chを上下に分けるのに比べて、相対的に電圧が高いウーファー側(低域側)の信号が、繊細なツイーター側(高域側)の信号を乱す影響を低減できるメリットが得られます。1chをわける方式でも無対策というわけではなく、影響を減らす仕組みは当然備えていますが、どなたでも比較試聴すればわかるくらいの差があります。
今回はこのバイアンプ対応のメリットを活かすべく、ナビの前後(片側2ch)の内蔵アンプを別系統の出力に見立てて、フロントスピーカーにすべて割り当てて接続しました。

スピーカーのインストールは最上級の音響効果が得られる、アウターバッフル形式で取り付けました。
既存のスピーカーホールを拡大し、インナーバッフルを積層して高さを出し、内装のグリル部を切り取って振動板を露出させ、レザー貼りのアウターバッフルで仕上げました。
それなりに自然に仕上げたつもりですが、○既存のグリルとスピーカーの中心のズレを補正しつつ、○ポケット側とのクリアランスも気にしつつ、、○グリル部からポケット部にかけて変化する曲線との違和感が出ないようにデザインして、、と考え合わせるポイントが多く、見た目以上に難易度の高いワークでした。

内蔵アンプですので、外部アンプ/DSPアンプほどのスペックは持ち合わせていませんが、バイアンプ接続&アウターバッフル方式、ツイーターも露出取り付けと気を遣ったインストールをしましたので、なかなかいい音がでました。
オーナー様もだいぶお喜びいただけたご様子で、当店もホッと一安心です。

それでは作業の様子をどうぞ御覧ください♪♪

  • フロントドア

    それでは施工前のドアチェックです。

    トールワゴンということで高さがあり、軽自動車と言ってもなかなか大きなドアです。
    フロントドアには右下の低位置にウーファーがあり、ミラー裏の▲カバーにはツイーターグリルが見えますね。

    全体を写した写真なので、見えにくいかもしれませんが、ウーファーグリルの中に見えるスピーカーの円がちょっと右側に寄っていますね。
    順当に行けば、グリルの真ん中にもってこれたはずだけど、ドリンクホルダーの関係上、右側に押しやられちゃった感じですね(笑)

  • フロントドア(施工後)

    今回は施工前後で見た目が変わるので、最初に出来上がりの様子をご覧頂きましょう。
    このようになりました(^o^)

    取り付けたスピーカーは、ダイキャストグリルを含めて純正より大きいので、スピーカーの中心を少し左側に移動させてあります。
    位置決めに際しては、上下左右のエッジからの距離が自然に見えるところを探って決めています。スピーカーサイズに対して、バッフル面にあまり余裕がないので、「ココしかない!」という絶妙な位置になってると思います。

  • アウターパネル防振

    出来上がりをご覧いただいた上で、そこに至る道のりをご覧いただきましょう。

    まずはアウターパネル側の作業です。
    ドアトリムを外すと、ビニールシートに覆われたサービスホールが姿を見せます。
    雨水侵入防止のためのビニールシートは、ブチルゴムで接着されているので、綺麗に除去して、清掃と脱脂の後、アウターパネルに短冊状にカットした防振材を貼りました。

    軽自動車であっても、普通乗用車より面積が広いので結構な量を使ってます。

  • インナーパネル防振

    インナーパネル側が終わったところです。

    とはいっても、スピーカーを取り付けるのは内装を戻したあとになるので、この段階ではスピーカーなし状態です。
    バッフルのところを一つ前の写真と見比べていただくと、スピーカーホールが一回り大きくなっているのがおわかりになるでしょうか。

    標準の状態だと、スピーカーホールがおにぎり型になっていて、直線部分が音の通り道の邪魔になるのと、前述の通りスピーカーの中心も左側へずらすので、鉄板をカットして調整しています。
    (カットラインの見当をつける様子は次の写真でお目にかけます)

    インナー側の黒いバッフルは、内装の高さ付近にまで高くなるよう、リング状にカットしたMDFを積層してあります。
    こういう高さがあるバッフルを作るときは、例外なく内側をテーパー状(奥に行くに従って広くなる)ように加工して、音抜けを良くしています。

    ドア防振はデッドニングなので全面貼りです。

  • アウターバッフル制作過程

    アウターバッフル制作過程の一コマです。

    内装のデザインと相談しながら、スピーカーの位置を決め、内装をカットし、これから新スピーカーホールの位置を決めよう。というタイミングのところです。

    このあと、内装とインナーパネルの間にリング状のMDFをあてがい、カットラインを描く流れになります。

  • 出来上がりの様子

    こちらが出来上がりの様子です。

    インナー側のバッフルが付き、デッドニングが終わった2つ前の写真の状態に対して、、、
    ?一つ前のようにカットした内装を取り付け。
    ?アウターバッフルを重ねて(軽く内装を圧迫して)、筒状のインナーバッフルに対してネジ止め。
    ?アウターバッフルにスピーカーとダイキャスト製のグリルをあてがってネジ止め、、してこうなっています。

    位置決めも一苦労でしたが、バッフルのデザインについても、違和感なく仕上げるにはコツが必要です。
    スピーカーの中心からみて10時から2時までにかけてゆっくりと弧を描いていて、ポケットの方に開放していくラインがデザインの基調となります。

    このラインを手がかりにして、面構成を考えていくわけですが、?スピーカーの中心からラインまでの面と、?ラインからその向こうに続く面との角度のつながりを見て、バッフルの輪郭線をどのあたりで終わらせると自然に見えるか考えます。

    そう考えていくと、10時あたりの輪郭線から.「ライン」までは、ほんの少し空間があったほうが繋がりが良いですし、同様に1時から3時に渡るエリアも空間が必要になります。

    加えて、後者では、ポケット付近に現れる新しい面との調和も考慮しなければなりませんので、空間をすこしづづ広げることで解決を図っています。
    あと、3時から4時半にわたる輪郭線をどのへんで終わらせるか(どのあたりまで引っ張るか)も重要で、ブツっと終わらせてしまうと、にわかにバッフル全体が孤立してしまいます。その先に広がるながらか〜な面と調和するように、(かつ、反対の10時側の長さとのバランスも考慮しながら)適当なところまで伸ばします。

    最近は純正グリル内で差し替えるご紹介が多く、ご紹介の頻度が低下気味ですが、いざアウター化したい!となれば、純正の外観の基調を崩さぬよう、細心の注意を払ってデザイン・制作しておりますので、どうぞお任せください。
    もしこの車でやるとしたら、、、といったデザイン提案もさせていただきますので、お気軽にご相談ください。(ご来店での対応がいいですね)

  • ツイーター取付

    最後にツイーターの設置状況です。

    カロッツェリア、アルパイン、ケンウッドなど、国内大手メーカーの2wayキットですと、ダッシュボード設置を容易にするツイーターマウント(置き台)が付属していますが、海外メーカーだと付いていないので、なにかしら制作が必要になります。

    今回は使ってみたのは、ODEONというブランドから出ている汎用のツイーターチャンバーという製品です。
    ご覧のように砲弾型のハウジングでプラスチックでできています。正面には外径68ミリ、内径52.5ミリのリングがついており、このリングにツイーターを取り付けて、本体内に収めて設置するという具合です。

    ダッシュボード上への固定は両面テープが第1選択肢ですが、一応ネジ穴も設けてあります。
    向きの調整については、水平方向は設置前に決めなきゃいけませんが、垂直方向の調整機構がついていて気が効いています。

    この製品を使う際のポイントは正面のリングとツイーターユニットのフィッティングですね。ツイーターのフェイスが標準リングサイズより小さくても大きくても、リング制作や加工は得意ですので、今後、出番が増えそうな予感です。

    税別定価10,000円にて取扱を開始しましたので、ご興味のある方はご検討ください。
    店頭にディスプレイしてありますので、ご来店の機会がある方はご覧になってみてください。

  • 作業後記

    今回はルークスのスピーカーインストールの事例を御覧いただきました。

    サウンドアッププログラムによる標準的なインストールではなく、振動板を露出させるアウターバッフル形式にて、防振は制振力の強いデッドニングで行い、ツイーターもウーファー同様、ツイーターチャンバーを使って指向性を生かした取り付けを行いました。

    ここまでやれば、最上級クラスのスピーカー稼働条件と言えるでしょう。
    最近の軽自動車は、室内を広く取るためにドアが薄く、マグネットが大きくてアウターパネルに接近してしまうようなスピーカーだと、波動の反射の点で性能を十分に発揮できないケースもでてきますが、アウターバッフル形式だと高さを任意に決められますので問題ありません。

    今回はナビの内蔵アンプなので、再生・調整・増幅系はグレードアップの余地はありますが、音質への寄与度が最も大きいのは音の出口の条件です。その点においては流石にアウターバッフル&ハイエンドスピーカー。出音は素晴らしいです。
    登録車よりコンパクトな室内容積で、そこそこに内蔵アンプの性能を発揮させてプレイさせると、おいしいところが出せているような印象を持ちました。

    昨今は、標準の外観に変更を加えないサウンドアップスタイルが主流ですので、アウターバッフル化は一般的とはいい難いですが、音質面での効用には素晴らしいものがあります。
    オリジナルの外観の維持の目的が単なる保全ではなく、雰囲気やテイストの維持という次元まで拡大して捉えられるようであれば、どうぞ一度はご検討ください。

    出すぎず、へこみ過ぎず、周囲と調和し、良い意味で目立たない。しっくりくるバッフルをデザインさせていただきます。

    ご相談はどうぞお気軽に♪

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