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サウンドプロ

日産GT-RR35のオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • R35GT-Rのスピーカー交換の事例です

  • 事例No.638(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    日産 GT-R R35

    system

    メインユニット:純正
    デッドニング:フロント
    フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO SX165MX080
    センター:BLUE MOON AUDIO MX080
    リアスピーカー:純正BOSE
    サブウーファー:純正BOSE
    パワーアンプ:純正BOSE
    ケーブル:純正

    comment

    BOSEオプション装着車のスピーカー交換を行いました。
    フロント3wayとセンタースピーカーを交換し、スピーカーの稼働条件を整えるべく、デッドニングも行いました。

  • ダッシュボード


日産GT-Rの事例紹介です。

「出そうで出ないはR36。」
R35の発売から一回り(12年)を過ぎ、次期GT-Rの話題は熱を帯びる一方ですが、大本営・日産の動向は、、今の所ほぼ無風のようです。

当店のお客様の動向としましては、音質アップのためのGT-Rスーパーサウンドアッププログラムや、先日リリースさせていただきました前期型、中期型向け2DINスペース創出のための2DINパネル+オーディオコントロール・スワップキットなど、引き続き安定してご用命いただいておりますが、新車のお預かりについては(次期モデルを見据えて)見合わせる気配はなく、ご購入後即!ご依頼いただくパターンもペース不変なのですよね。。

もっと言えば、(アベノミクス7年がもたらした資産効果の影響もあるのでしょうが)新車のご入庫はペースが上がっている感じさえあります。

5年10年でフルモデルチェンジを迎える商品サイクルを常識として捉え、期待してしまってましたが、内装やボディパーツ、安全装備のアップデート等でマイチェンを重ねつつ、新旧オーナー皆さんで一つの金型をより長〜いサイクルで愛していくスタイルが新常態になるのかもしれない。などと考えたりしております。



ということで、今回ご登場のR35も新車!初々しい香りが室内を満たす2020年モデルです。
プレミアムオーディオのBOSE仕様でお求めになられたのですが、ひとしきりご堪能の後、グレードアップをご検討ということでご相談いただきました。

カーオーディオのグレードアップのロードマップとしましては、?ドア防振+スピーカー交換による音の出口の整備が最優先で、次いで?再生ソースを送出する(ナビ)デッキ側、さらに?アンプ・DSPによる高品位増幅・音場調整という順番で考えるのが一般的です。
デッキ側については、当R35のように作り付けで容易に交換できないケースも多いため、??の組み合わせでいくパターンが主流です。

当店でR35向けにご提供しておりますGT-Rスーパーサウンドアッププログラムもまさにそのパターンでありまして、上記?に該当するのが、フロント2wayスピーカー交換のV1あるいはリヤスピーカーのサブウーファー化も加えたV2。?相当が、アンプを投入するV3という具合になっております。

今回は元BOSEということで、フロントの構成が3way+センタースピーカーで、リヤトレイにリヤスピーカーも付いています。
よって、前述の2way交換のみのV1のマシマシプランということで、3way交換し、センタースピーカーも交換することになりました。

スピーカーのブランドは当店人気のブルームーンオーディオです。
フロント3wayは、2wayモデルのSX165(税別44,000円)に、スコーカー・センター共通でMX080(33,000円/ペア)を加えて構成しました。

取付については、音の輪郭形成への寄与度のおおきなツイーターはカスタムマウントを製作し、露出させて取り付けました。
その他については、カスタムバッフルを製作した上で、標準のグリル内で差し替えを行いました。

当コーナーのあちこちでお伝えしております通り、音の出口であるスピーカー周りの整備が、聴感上の改善効果が最も大きく感じられます。
各スピーカーの音の到達時間を揃える等の微細な調整が可能なハイエンドDSPの導入も、刮目レベルの感動があるんですが、純正オーディオを起点として、コストとサプライズの比でいくと、デッドニングを含むスピーカー周りの整備のほうが一段上ですね!

ハイコスパでグッドサウンドを手に入れたGT-Rの施工の様子を御覧ください♪

  • フロントドア

    施工後のドアです。
    フロントドアの概観です。

    これは施工後の写真になりますね。
    ミラー裏の▲のところにカスタムマウントに乗っかったツイーターが見えております。

    中音域のスコーカーはドアハンドルの奥。手の甲があたるところに入っています。
    右下のウーファーのグリルにはBOSEのエンブレムが光ってます☆

    いつもならば、ツイーターマウントのアップ写真もご覧いただくのですが、今回撮影を忘れてしまいました。
    大変申し訳ありませんが、この写真だけでご確認ください。。

  • アウターパネル作業

    それでは作業に入ってまいりましょう。

    ドアトリムを取り外し、ビニールを剥がしたら、ドア中央を左右に横断するアルミフレームを外して、アウターパネルにアクセスします。
    新車ということで、ほぼ汚れはありませんが、塗面をキチッと脱脂して防振材を貼り付けます。

    今回は制振力の強いデッドニンググレードでの施工ですので、短冊状にカットして、等間隔に貼り付けます。
    素材はDr.ARTEXのEarth Quatroです。
    コロナの影響でしばらく、入荷が滞っておりましたが、現在は回復しております。

  • インナーパネル作業

    内側が出来上がったところです。

    アウターパネルの防振のあと、配線の引き込みを行います。
    スピーカーホール部にMDF製のカスタムバッフルを取り付けて、BLUE MOON AUDIOのSX165のウーファーを固定します。
    その後アルミフレームを取り付けたら、全面を防振材で覆います。

    まあ、この車の場合、額縁に太い一本橋を渡したような格好ですので、穴ふさぎいうより、壁づくりといった感覚ですね。
    使用する素材はDr.ARTEXのEarth GOLDです。コレまで使ってきた素材の中でもっとも重く、地厚なので、支持材が少ない場合に気になる「たわみ」も発生しにくく、壁材としてはかなり好適です。

    配線につきましては、純正BOSEアンプからのスピーカーケーブルは、スコーカーとツイーターが1系統にまとめられ、ウーファーは別系統になっています。
    今回の施工においてもその仕様を継承し、ウーファーはアンプからのウーファー配線をそのまま接続し、スコーカーとツイーターの間に(SX165に添付されていた)ネットワークを介在させることにします。

    スピーカーの上方に固定されている黒いものがそれで、さらに上方に向かっている黄色く見える線がツイーター線で、左側10時の方向に伸びている白黒がスコーカーの線です。

  • ドアトリム裏作業

    では次にドアトリムの裏側を御覧ください。

    中央上方に見えるのがスコーカーとして取り付けた、MX080です。
    ネオジム磁石採用なので、比較的小尻ですね。

    振動の発生源となるスコーカーの周りをしっかりと防振材で固め、ドアトリム全体についても、まんべんなくビビリを抑えるために、アウターパネルと同様、短冊カットで貼り込んであります。

    防振材貼り付け箇所は、アウターパネル、インナーパネル、ドアトリムの三層となりますので、静音化への効果もだいぶ期待できます。

  • 純正資材もどし

    ドアトリムを覆っている純正の資材を戻したところです。

    これはシンサレートという3M製の資材ですね。歴史のある素材ですが、GT-Rのココには2017年モデルから採用されています。

    お馴染みのブチルゴム系が低域、エプトシーラーのようなスポンジっぽいのが中低域の周波数の減衰に効果があるのに対し、中高音域に効果があるとされている「化学わた」のような素材です。

    一般に市販されている素材ですので、アフターで取り付けることができます。
    非装着のR35の前期型・中期型の他、ノイズが気になる車でご検討ください。

  • 純正センタースピーカー

    それではダッシュボードの中央に移動して、センタースピーカーの顔を拝むことにしましょう。

    BOSEのロゴがオシャレなセンタースピーカーです。
    ネジ4点でとまっています。

  • センタースピーカー取り付け加工

    取り付けのために加工中のスピーカーです。


    前出のスコーカー同様、BLUE MOON AUDIOのMX080を使います。

    純正スピーカーよりもフランジ面からの奥行きがあるため、純正と同じ位置に取り付けることができません。
    よって、クリアランスをかせぐため、スピーカーグリルに直接固定することになります。固定にはエポキシ系の接着剤を使っています。

    スピーカーの取付と周囲の防振はこれにて終わりです。

  • 雑然としたケーブルの整理

    以後は、後付け機器のケーブルの見栄えをよくするための軽加工の紹介になります。

    ターゲットとなったのは、シャープの自動車用ナノイーと、スマホ充電ホルダーです。
    それぞれからケーブルが出ていて、写真左上のシガーソケットにつながっています。

    ある程度配線はまとめられていましたが、確かに気になりますね。

  • 配線の通り道確保(右)

    方針としては、両方とも?エアコンパネルの背面に引き込み、?ダッシュボード内で電源も調達する方向で進めます。

    基本的にパネル類への負担は極力抑えてやりたいところですが、全くの無加工となると、全隠しはできません。
    ご許可もいただいたので、まずは充電器用ケーブルを通すために、右側奥をちょっと削り、クリアランスを確保しました。

  • 配線の通り道確保(左)

    次はナノイー用の左側ですね。

    こちらも、右側のちょうど反対側の部分を少し削って、線を通しました。
    電源の供給方法ですが、もともとお使いだったUSBが挿せるソケットを増設用のシガーソケットに差し替え、電源は純正シガーソケットの裏から分岐させて確保する方法に変更します。

  • 手直し完了

    作業完了の様子です。

    両機器に向かう2本の電源ケーブルと、増設用シガーソケットの一式をダッシュボード裏側に整理して、エアコンパネルをもどせば、ごらんのようにスッキリとまとまります。

    電源の取り出し口として重宝なシガーソケットですが、常時挿しっぱなしは散らかったお茶の間のように雑然としてしまうので、抵抗を覚える方が少なくないと思います。

    レーダーやメモリーナビなどの電源は、今回に準じた方法隠蔽してしまうのがいいですね。
    視界に余計なものが入り込まなくなる分ノイズが減り、運転に集中できますので、間違いなくセーフティドライブに寄与します♪

  • 作業後記

    今回はR35GT-Rのサウンドアップ事例を御覧いただきました。

    当プログラムは2015年からご提供開始しており、数多くのGT-Rオーナー様にご用命いただいて参りました。

    当初は規定の3プラン+オプション2つの組み合わせの枠内でご注文いただくのがほとんどでしたが、当事例のようにBOSE車の場合、センタースピーカー交換を加えるといったカスタマイズも可能です。

    お客様のご予算とご希望に合わせて、柔軟に対応させていただきますので、お気軽にご相談くださいね。
    以下にプラン内容の再掲と、カスタマイズのアイデアをご紹介しますので、参考になさってください。

    ●標準プラン3つ
    【V1】フロントスピーカーの交換+デッドニングのV1
    【V2】V1にリヤスピーカー(*)をサブウーファーとして運用するための加工を加える
    【V3】V1に4chアンプ投入とリヤスピーカー(*)交換V3
    ●オプション2つ
    ・ツイーターを露出させるツイーターマウント制作(40,000円)
    ・戦闘的な造形のRX165用グリルを使ったアウターバッフル(45,000円程度)
    (*)リヤシートバックに縦並びについているスピーカーを指します。

    ○カスタマイズのアイデア
    ・スピーカー変更(フロント2wayは何でも入ります/センター・スコーカー・リヤトレイのリヤスピーカーは8センチ径なのでMX080推奨)
    ・アンプのグレードアップ、DSPアンプへの変更
    ・センタースピーカー交換/取付
    ・センタースピーカー/リヤスピーカーボックスのアウターバッフル化

    ご連絡はお気軽にどうぞ♪
    電話もお気軽に♪03-5913-8450です!