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日産GT-RR35のオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.606(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    日産 GT-R R35

    system

    メインユニット:純正
    デッドニング:フロント
    フロントスピーカー:JBL CLUB6500C
    リアスピーカー:純正
    パワーアンプ:純正
    ケーブル:kaiser swing

    comment

    GT-RスーパーサウンドアッププログラムのV1でフロントスピーカーを交換し、オプションのツイーターマウントを追加したプランです。

  • ダッシュボード


消火器がワンポイントになっている日産GT-Rのダッシュボードです。

GT-Rは皆さまご存知、日本が世界に誇るハイパフォーマンス・スポーツカーです。
世界のメジャーなスポーツカーというと、ポルシェ、フェラーリ、ランボルギーニ、メルセデス(AMG)といった有名どころが脳内の駐車場に並びますが、このクラスタはピュアなスポーツカーというよりも、ステータスシンボルとしてのブランド品のニュアンスが強くなります。

対してGT-Rは、独特のオーラに酔うだけでなく、ブンブンに回して有り余るパフォーマンスを味わい、生命を実感する。日常の道具に近い世界観を持ったクルマです。
現行のベースグレード車で、570馬力で1,082万円〜と非常にハイコスパで、頑丈で、アフターパーツも豊富。マイルドな週イチドライバーから、クローズドコースの本気ナナメ走行、はてはアメリカンなドラッグレースまで、国内外問わず、幅広いシーンでたくさんの人々にエンターテイメントを提供し続ける、とてもバリューのあるクルマです。

今回ご登場いただくGT-Rも、オーナー様に生きる活力を与えてくれている頼もしい一台です。
昨年(2019年)に当店オリジナルプランのGT-Rスーパーサウンドアッププログラムでフロントスピーカー交換をしていただいて、その後、オプションのツイーターマウントの追加でご来店いただきました。

GT-Rスーパーサウンドアッププログラムの概要ですが・・
(1)フロントスピーカーの交換+デッドニングのV1(105,450円)
(2)V1にリヤスピーカーをサブウーファーとして運用するためのモディファイを加えたV2(176,100円)
(3)V1にアンプ投入とリヤスピーカー交換を加えたV3(224,000円)
・・の3プランを用意しており、オプションメニューとして・・・
(A)ツイーターを露出させるツイーターマウント制作(40,000円)と
(B)ドアスピーカーの音抜けを良くするアウターバッフル制作(35,000円)もお選びいただけるようになっています。

ということですので、今回のお車は初回ご来店時に(1)をご利用いただいて、(A)の追加で再訪していただいたということになりますね。
今回のエントリでは、初回施工時の様子と合わせ、一続きでご紹介いたします。
それではどうぞ♪

  • フロントドア

    まずフロントドアの外観です。

    ドアハンドル周辺の色が年次モデルで違うのですが、グリップが赤いのは、ブラックエディション。周囲のパネルが黒いのは中期モデル以降です。
    とはいえ、アフターパーツとして全ての部品が入手可能なので、そっくり後期型に取り替えてらっしゃるかたもいるので、ぱっと見で判断しにくいケースも少なくありませんね(^_^;)

    GT-Rの標準オーディオのスピーカーレイアウトは、右下定位置のウーファーと、ミラー裏ツイーターの2wayです。
    ちなみにBOSEオーディオ装備車の場合、ドアグリップの奥(手の甲のところ)に中音域担当のスコーカーが加わって3wayになります。
    写真は標準の外観のままですが、ツイーター部分はマウント追加によって(かっこよく)変わります。(後でご紹介します)

    冒頭でお伝えしたように、当プログラムでは(B)JBL製スピーカーグリルを使ったアウターバッフル制作のオプションも選択可能ですが、この場合、当然外観が変わります。
    今回は標準プランですので、スピーカー周りの外観は変わりません。

  • ドアトリム取り外し

    内装を外したところです。

    ビニールシート&ブチルゴムと、様式はクラシックですが、GT-Rのドアはとても変わった構造になっています。

    アルミ製の外板(アウターパネル)にスチール製の大きなU字型のインナーパネルがついて、上部の開放部にアルミのフレームを渡してハコの形にし、最後に中央にスチールのサイドインパクトを渡すという構造です。

    強さと軽さを求めてたどり着いた姿だと思いますが、スピーカーボックスとして機能させるには、随分と風通しが良すぎ(笑)ですので、開口部をどどーんと塞ぐことになります。

  • アウターパネル作業

    アウターパネルの防振施工中の図です。

    ビニールシート取り外し、ブチルゴム除去、インナー・アウター両パネルの清掃で下地を整え、防振です。
    GT-Rスーパーサウンドアッププログラムでは、防振性能の高いデッドニンググレードで施工しますので、材料を短冊状にカットして、等間隔に貼っています。

    この工程は2019年に施工してますので、サイレントコートという銘柄の、SC-M4-2.4という4ミリ厚の製品を使っています。
    2020年の現在では、Dr.ArtexのEarth Quatro(同4ミリ厚)に切り替えています。

  • インナーパネル作業

    次いでインナーパネル側に手を入れます。

    スピーカーホールにMDF製のインナーバッフルをあてがって、JBLの2wayスピーカー、CLUB6500Cのウーファーを取り付けます。

    スピーカーケーブルはボディからゴムブーツを経由して、ネットワークに入り、ウーファーとツイーターに分岐します。
    JBLのこのクラスのスピーカーのネットワークは比較的小型ですので、スピーカーの近く(左上)に設置できました。

    インナー側のデッドニンググレードの防振は全面貼りです。
    写真の製品は2ミリ厚のSC-M2-4.0で、現在はDr.ArtexのEarth Gold HD(2.6ミリ厚)です。

    あと、トリビア(死語?)を一つ。
    GT-Rのドアのアウターパネルはアルミ製である旨、冒頭でお伝えしましたが、その証が写真左端のドアストライカーの上のところにあります。

    ALCOAと刻印がありますね。これが素材の供給元、世界最大のアルミ圧延会社であるアメリカのアルコア社のロゴです。
    アルコアのアルミドアはポルシェ911などへのハイパフォーマンスカーへの採用実績も多いので、単なる素材ではありますが、ここ一番!のアピールポイントにしてあるわけですね。

    ※ちなみに現行モデル(多分2017年以降)はこの刻印が見当たらないので、社名表示のライセンスがどうしたこうしたとか、調達元が変わったかのどちらかだと思います。

  • ツイーターマウント

    こちらが後施工で追加したオプションのツイーターマウントです。

    ドア外観のところでご覧いただいた、ミラー裏の樹脂製ツイーターカバーをベースとして、ツイーター取付部を立ち上げて作ります。
    ご覧のように角度が付けてありますが、運転席側と助手席側では違う角度を設けてあります。

  • マウント制作QC活動♪

    ツイーターマウント製作途中の様子です。

    前述の通り、純正ツイーターカバーに取付部を設けて、パテで肉付けをして全体の形を作っていくわけですが、これまでは、とっかかりの取付部の開口部分を作るために、MDFを積層して筒状に立ち上げていました。

    この場合、筒状に積層していく過程の手間もそれなりに掛かりますが、ツイーターの周囲のテーパー部分をきれいに削り出すのに結構な気遣いが必要で、また、小ぶりのパーツをルーターを使って削り出すので、怪我のリスクも生じてしまいます。

    そこで、この「手間と危険度」の課題解決のために、得意技の3Dプリンタを使って、写真のようなツイーター取付部パーツを作る取り組みを開始しています。

    ツイーターの外形(=筒の内径)に合ったパーツを3Dプリントして、所定の角度をつけて純正カバーに接着し、ツイーター取付部の座標を確定してしまうことで、、これまで掛かっていたMDF等の切り出しと位置決めの手間を大きく減らすことが出来ますし、また、ルーターを使ったテーパー部形成時の怪我リスクも、ほぼ0にすることが出来ました。

    この後は、丸い穴の外周と純正カバーの三角形の外周をつなぐようにパテ造形し、削って仕上げて塗装と工程はシンプルなので、難易度は比較的下がり、気疲れも減らせます。

    現段階では、純正カバーと筒部分が接する3軸の角度はその都度決めて、一定の加工を施し、固定はホットボンドで行っていますが、データを蓄積したら、いくつかのパターンに集約し、接合面も角度つきでプリントできるようにしたいと思っています。

    以上、QCサークルの発表でしたー。

  • 作業後記

    今回はGT-Rスーパーサウンドアッププログラムの事例を御覧いただきました。

    プランご紹介ページの公開と、GT-Rをデモカーにしていることもあってか、お陰様で大変多くのGT-Rオーナーの皆様にご利用いただいております。

    再掲になりますが、当プログラムのプラン構成は以下です・・・
    まずは標準プランのご案内です。当プログラムは標準で以下の3つのプランを設定しております・・
    【V1】フロントスピーカーの交換+デッドニングのV1(110,450円)
    【V2】V1にリヤスピーカーをサブウーファーとして運用するための加工を付加(181,100円)
    【V3】V1に4chアンプ投入とリヤスピーカー交換V3(237,000円)

    さらにオプションは以下の2つ・・・
    ・ツイーターを露出させるツイーターマウント制作(40,000円)
    ・アルミ合金とカーボンコンビのJBLグリルが美しいアウターバッフル制作(35,000円)

    これをベースに、スピーカーをよりハイエンドな銘柄に変更したり、DSPアンプに変更/追加して音作りの幅を広げるといったカスタマイズも可能です。

    お客様のご予算とご希望に応じて、柔軟に対応させていただきます。
    どうぞお気軽にご相談ください(^o^)

    ご連絡はお気軽にどうぞ♪
    電話もお気軽に♪03-5913-8450です!