BMW3シリーズ318ti (E46)のオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.559(お問い合わせの際にお伝えください)
model
BMW 3シリーズ 318ti (E46)
system
メインユニット:ALPINE XF11Z、PC、AK240
デッドニング:フロント
フロントスピーカー:JBL 670GTi
リアスピーカー:JBL STADIUM GTO930
サブウーファー:JBL BassPro SQ
D/Aコンバーター:audio-technica AT-HRD500
プロセッサーアンプ:audison prima AP8.9bit
サブウーファー用パワーアンプ:JBL CLUB 5501
ケーブル:kaiser swing、audio-technica
仮想アース:光城精工 VE-01
レーダー探知機:YUPITERU Z985csd、Lei04
ドライブレコーダー:YUPITERU DRY-WiFiV5
comment
フロント2wayとサブウーファーをオーディソンのDSPで鳴らすシステムです。
メインのアルパインナビの他、タブレットPCとA&Kでハイレゾソースも完備。
霧島レイちゃんのレーダーも完備です。
BMW318tiのダッシュボードです。
3シリーズ4代目のE46型(1998-2007)の派生で「E46コンパクト」というタイトルのモデルです。
この頃からジワジワと車体の大型化が始まっており、従来の3シリーズに準じたサイズへのニーズを満たすために、ひとつ前の3代目E36時代(1990-2000)から開発されたモデルです。
このコンパクトモデルのカテゴリは、後の1シリーズに引き継がれることとなります。
今回お迎えした車両は、もともと内装張り替え系のショップさんのデモカーだった車です。
2015年頃に現オーナーさまがお求めになり、ヘッドユニット交換(DEH-970)で初めてご入庫いただいてから、約半年に1度くらいの頻度でリメークを繰り返して、今に至っています。
足掛け3年の歩みで一息ついた感がありますので、まとめてお披露目です。
システムは、フロント2way、リヤ、サブウーファーのマルチシステムです。
アルパインのナビヘッドから、定番DSPのaudiosn AP8.9bitを経由して、JBLブランドで統一されたスピーカー群をドライブしています。
DSPといえばハイレゾ!というわけで、Astell&Kernの60万(゚д゚;)の限定モデルとタブレットPCをオーディオテクニカのDAコンバーター経由で再生できるようになっています。
たくさんの黒っぽいオーディオ機器群をバックに、ユピテルキャラの霧島レイちゃんを紅一点でお迎えしてお送りいたします。
どうぞ最後までお付き合いください♪
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フロントドア
それではまず、フロントドアから参ります。
なお、今回はインストールアイテムの棚卸しお披露目企画ですので、デッドニングなどの作業風景はありません。ご了承ください。
フロント2wayスピーカーは、JBLのフラッグシップモデルである670GTiです。
このモデルはカッコよいスピーカーグリルが特徴です。ユニット自体はインナーバッフルでも取付可能ですが、このグリルを活かす場合、自ずとアウターバッフルになりますね。
ドアトリムの中央とハンドルは、室内全体を含めてスエード調の生地で張り替えてあります。
紫外線の影響を受けやすい赤系なので、今は少し色が抜けていますが、張りたては相当鮮やかだったことでしょう。
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リアスピーカー
再生機器系は後半にまとめますので、スピーカーまわりを先にご覧頂きます。
こちらリアスピーカーです。
JBLのSTADIUM GTO930というコアキシャルモデルです。
楕円のウーファーの中央に、中・広域を担当するドームツイーターが2つ配置されています。
特にリヤ専用というわけではないのですが、こういった使われ方が多い製品です。
一見、リアトレイに穴を開けてネジで止めただけに見えますが、さにあらず。
純正のトレイの輪郭をトレースして作り直しています。
純正ボードにデッドニングして足場を整える方法もありますが、今回のように比較的シンプルな形状の場合、厚みのある材料で作り直してしまったほうが手っ取り早いし、クオリティもグンとアップします。
ラゲッジルーム内には、パワードサブウーファーを設置しています。
製品としてはJBLのBassPro SQというパワードサブウーファーですが、アンプ部が不調のため、製品単体では機能しなくなってしまいました。
とはいえ、ウーファーユニットとエンクロージャーには問題ないので、アンプ部だけ入れ替えて対処することにしました。
調達したのは同じくJBLのCLUB 5501という、定格出力550Wのサブウーファー用モノラルアンプです。
サブウーファーに内蔵されていたアンプユニットと操作部を取り出し、開口部をアルミ板で塞ぎ、その上にアンプを固定しました。
オリジナルに比べて、奥行きが6センチ深くなっただけですが、パワーアップしたので納得して頂けました。
写真のリアトレイはオープン状態ですね。
前述の通り、作り直してはありますが、純正品と同様、ハッチ追従で跳ね上がるので荷物の出し入れに不便はありません。
なお、スピーカー配線にはカプラを噛ませてあるので、トレイを降ろすこともできます。
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ナビとタブレットPC
それでは前席に移ります。
ダッシュボード中央にはモニターがたくさん並んでいます♪
下側のひときわ大きな画面は、当店でもブレイク中のアルパインの11型フローティングBIG Xです。このナビがMASTERユニットになります。
中央はタブレットPCです。こちらはUSBオーディオとしてハイレゾ再生を担っています。
本機は、OTG変換ケーブルとオヤイデ電気のUSBケーブルを介してオーディオテクニカのAT-HRD500に接続され、DSPに入力されています。
被写体までの距離が短いので、拡大効果?っていうんでしょうか。前が全然見えないような印象を持たれるかもしれませんが、BIG-Xの画面がだいぶ低い位置にあるので、前方視界はさほど犠牲にはなっていません。
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ハイレゾプレーヤー
こちらはAstell&Kernのハイレゾプレイヤーです。
AK240 BLUE NOTE EDITIONという全世界1,000台の限定モデルです。
定価はびっくりの60万円!
特別のカラーリングと、ブルーノート・レーベルMQSアルバム75枚分がmicroSDカードに収録されている点がポイントになっています。
https://www.iriver.jp/products/product_103.php
設置については、付属のシリアルナンバー入りのディスプレイスタンドではなく、AK240専用のドッキングスタンドを使用しています。
これは、充電やパソコンなどを通じたUSB-DACモードでの使用に便利なAK240専用高剛性アルミスタンドです。
また、写真には写っていませんが、AKシリーズ用リモコンAK RM01もあります。
おおきなホイールで操作できるので安全でよいですね。
このプレイヤーも前出のタブレットPC同様、オーディオテクニカのAT-HRD1に接続されています。
ケーブルは光デジタルケーブルです。
スタンドを使用すると、充電しながらUSB-AUDIOを使用する事が出来るのですが、車内では充電とUSB-AUDIOを同時利用する事が出来ないので、信号品質優先で光デジタルケーブルで繋ぐことにしました。
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オーディオラック
ひとコマだけラゲッジルームに戻ります。
トランク左後ろに純正のオーディオとナビの設置場所があるのですが、空きスペースが多かったので有効利用する事にしました。
まず、最上段の見えない部分にaudisonのDSP、AP8.9bitが潜んでいます。
その下にオーディオテクニカのD/Aコンバーター AT-HRD1)、その下に光城精工のバーチャルアースVE-01が設置されています。
バーチャルアースは、金属面に設置してしまうとそちらからの静電気的影響を受けてしまいそうなので、非金属面に設置する様にしています。
今回は、プラスチック製のポケットに中に両面テープで設置しました。
一番手前には、メンテナンス性に優れるサーキットブレーカーを取り付けています。
マニアックは話で恐縮ですが、audisonあるあるの回避のためのブレーカーです。
AP8.9bitは、ACC電源の投入タイミングによってはフリーズすることがあるのですが、復帰のためには、メイン電源を一度遮断する必要があります。
本体が見えていれば、ヒューズを抜く荒療治もアリですが、今回は隠れてしまっているので不可です。
では電源線を抜き差しするか、ということになりますが、BMWはバッテリーがトランクにあり、その都度荷物を降ろすのは難儀だし、ちょっと現実的じゃありません。
・・・といった思考の展開で、ココにサーキットブレーカー設置。と相成りました。実用的です。
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DRC
オーディオ系の最後は、DSPコントローラーです。
現行機種ではないので、ちょっと懐かしいコントローラーです。
入力切替は、MASTER(MAIN)、OPTICAL、AUXの3系統です。
MASTER(MAIN)にはアルパイン、OPTICALには、AK240、AUXには、タブレットPCがそれぞれ割り当ててあります。
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レーダー探知機(1)
このクルマにはレーダーが2つついています。
こちらは最初に取り付けたほうで、ユピテル工業のZ985csdです。 -
レーダー探知機(2)
こちらが「メイン機」です。
ユピテル全力の霧島レイモデル「Lei04」です♪
当機ユーザーならマストアイテムの音声外部出力付き電源ユニット OP-ADP01(Lei04専用)でアルパインナビに接続されていますので、レイちゃんボイスを世界のJBLで満喫できます(^○^)♪♪
※DSPでタブレットPC・AK240音声選択時のぞく。
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ドライブレコーダー
最後はドラレコです。
駐車中の当て逃げはかわいい方で、煽り運転や激おこ急停車&恫喝と、日々マッドマックス化する現代にあっては標準装備やむなしですね。
ユピテル工業のDRY-WiFiV5で記録保全に努めます。
(`・ω・´)ゞ
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作業後記
今回はマルチシステムのBMWの事例をご覧いただきました。
約3年に渡るインストール履歴の総集編でしたので、最新の商品オンパレード!ではありませんが、順を追って、楽しみながら作り上げてきた雰囲気を感じていただけたのではないでしょうか。
カーオーディオの楽しみ方にはさまざまなスタイルがあります。
当店では、ワンストップで音の出口の整備を済ませていただけるサウンドアッププログラムから、アンプを追加したり、DSPを搭載した音場の最適化まで、幅広く対応しています。
目的・好みと予算に応じて柔軟にプランさせていただきますので、どうぞお気軽にごご相談ください♪
電話もお気軽に♪03-5913-8450です!