BMWM235i(F22)のオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.523(お問い合わせの際にお伝えください)
model
BMW M 235i(F22)
system
メインユニット:純正
デッドニング:フロント
フロントスピーカー:JBL 404GTi
リアスピーカー:純正
プロセッサーアンプ:ESX XE6440-DSP
ケーブル:kaiser swingcomment
ドアスピーカーの位置にJBLのコアキシャル2wayスピーカーを入れ、シート下のウーファーを合わせて3way構成とした事例です。
ESX社製6chプロセッサーアンプによりマルチ制御しています。
M235iのダッシュボードです。
インテリアは標準仕様で、ドアハンドル、センターコンソール、グローブボックス上部がアルミパネルです。
M仕様だと、カーボン&アルカンタラのオプションの印象が強いですが、コントラストがはっきりしてて、これもいいですね♪
さて、当店でBMWといえば、BMWブライトオーディオパッケージのご紹介が多いですが、今回はちょっとちがった内容です。
標準では、10センチドアスピーカー+シート下の16センチウーファーの2way構成ですが、このドアスピーカーをコアキシャル2wayの10センチユニットに交換し、ウーファーは純正ユニットを活用し、3way構成となったフロントスピーカー群を、プロセッサーで個別制御するというメニューです。
フロントに投入するスピーカーは知る人ぞ知る名機、JBLの404GTiです。
生産が停止されてから軽く10年は経っていますが、往年のJBL3way・・・T08GTi(ツイーター)、400GTi(4インチミッド)、500GTi / 600GTi(5/6インチウーファー)で中域を受け持っていた400GTiの2wayコアキシャルモデルです。
往年のJBLファン中心に人気のあるモデルで、オークションに降臨するたび、未だに争奪戦が繰り広げられているようです。
今回のオーナー様も「いつかは取り付けよう・・」と大事になさっていたとのこと。(実は新品なんです。驚!)
今回は、このレアものユニットのパフォーマンスを最大限いかせるように、アウターバッフル形式で取り付けます。
プロセッサーアンプの方は、ブランドも製品も今回が初めてのご紹介。
ドイツのESXというブランドのXE6440-DSPという製品です。
8chまでの制御が可能で、6ch(40W×4+70W×2)の内蔵アンプを持ち、手元のコントローラーもセットで75,000円(税別)というリーズナブルな製品です。
40W4つをドアの2wayコアキシャルに、70W2つをシート下ウーファーにつなぎ、クロスオーバー設定・タイムアライメント設定・イコライジングを行い、オーナーさまお好みの音像を創りだします!
それではインストールの様子を御覧ください♪
M235iのドアです。
これは施工後の写真なので、ドアグリップの奥に、JBL404GTiの勇姿が見えます。
もともとは標準のスピーカーグリルがついていますが、今回はこれを取り払って、コーン面を露出させるアウターバッフル形式で取り付けました。
スピーカーが収まるバッフル面は、周囲のドアトリムの面とツライチになるように高さを調整し、バックスキン調の生地を貼って仕上げました。
一般的なアウターバッフルのように、一定の厚みや丸みのあるバッフル面を新たに形成する場合、標準の外観からの乖離がそれなりに生じることとなりますが、こういった面調整程度の工作の場合、標準デザインの基調に対して、リニアな印象でカスタムを施すことが出来ます。
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作業スタート
ドアトリムを外すと現れる光景です。
ここから、デッドニング、スピーカーケーブル引込・スピーカー設置と進めてまいります。
先ずは、サービスホールを塞いでいるスポンジ状のシートを綺麗に剥がします。
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アウターパネル作業
アウターパネルの防振中の様子です。
前コマのところから、スポンジシートを剥がし、きれいに清掃し、クリーナーで脱脂します。
防振はデッドニンググレードで施工しますので、アウターパネルの防振材は短冊状にカットして貼り付けます。
スピーカーはコアキシャルですが、中央のツイーターと背面のスコーカーが別回路の2wayなので、片側あたり2セット(4本)のスピーカーケーブルを引き込むことになります。
ボディとドアをつなぐゴムブーツにケーブルを通し、端子の処理をして準備します。
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インナーパネル作業
次はスピーカー取付とインナーパネルの防振です。
今回のスピーカー設置はアウターバッフル方式です。
インナーバッフルの場合、5ミリ厚のアルミ製バッフルを使いますが、それよりユニットを前(室内方向)に出す必要があります。
そのため、ホワイトバーチを使って9ミリの厚みで制作しました。
その後、一旦内装を戻したりしてスピーカーの向きと高さをチェックし、問題の無いことを確認したところで、インナーパネルの防振を行います。
それにしても、名機との誉れ高い404GTiの新品をインストールさせて頂く機会に恵まれるとは思いもしませんでした。
(中古品なら一組、倉庫に眠っておりますが。。) -
DSP設置
プロセッサーアンプはトランクスペースに設置します。
ブラント名・製品名ともに初のご紹介ですね。
ESXの8ch対応・6chアンプ内蔵DSPです。
XE6440-DSPは、ブリッジ接続が可能な6チャンネルアンプ内蔵で、コントローラーも付属しているとてもリーズナブルな製品です。
アンプの出力は、40Wx4+70Wx2、4Ωと、3wayで使いやすい配分になっています。
本体サイズは216x120x40(mm)と超コンパクトで、ケーブルを接続する方向が片側に寄せてあるので、最小限の占有スペースで設置が可能です。
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コントローラー取付
こちらは付属のコントローラーです。
コンソールのところに設置しました。
ごらんのように、ボリュームツマミ、表示窓、設定スイッチが整然と並んでいます。
ノートPCにインストールしたソフトウェアを使ってセッティングを行う仕組みになっており、本体に記憶させたプリセットは、このコントローラーで飛び出すことが出来ます。
プリセットは10個まで記憶させられるようになっているので、ドライバーのみorフル乗員でタイムアライメントor無し、曲調によって等、便利に呼び出す事ができます。
今回は、シート下のウーファーをサブウーファーとして認識させてあるため、ボリュームボタン長押しで出力音圧の調整が出来るようになっています。
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作業後記
今回はBMW(M)のサウンドアップの事例をご覧いただきました。
BMW向けパッケージメニューとして、BMWブライトオーディオパッケージを用意しております。
こちらでは、フロントスピーカー交換+防振のF1から、センター・リヤスピーカー交換、プロセッサーアンプの投入まで含めたF2R-8まで幅広いメニューをお選びいただけるようになっておりますが、これらをベースとしたカスタマイズにも柔軟に対応しております。
このパッケージですと、基本的にツイーターはセパレート式になり、ミラー裏のカバーの位置に設置することになりますが、今回はレアな404GTiに相応しい活躍の場を用意する!ために、ドアスピーカーの位置で高温域まで受け持つ格好になっています。
また、プロセッサーについても、パッケージ標準のaudison製AP8.9bitから他銘柄に変更したり、駆動するスピーカーもフロント系のみにする or 全スピーカーを個別制御する等、ご希望とご予算に応じて、柔軟にプランさせていただきます。
標準プランのかたも、カスタマイズご希望の方も、どうぞお気軽にご相談ください♪
電話もお気軽に♪03-5913-8450です!