ジャガーXJSのオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.504(お問い合わせの際にお伝えください)
model
ジャガー XJS
system
メインユニット:Carrozzeria DEH-P760
ドアチューニング:フロント
フロントスピーカー:JBL MS52C
リアスピーカー:ALPINE
パワーアンプ:Carrozzeria GM-D1400?
ケーブル:kaiser swingcomment
デッキ交換、外部アンプ投入、フロント・リヤスピーカー交換のプランです。
標準のフロントスピーカーは一対のフルレンジですが、ツイーター台を制作して、2wayセパレート方式に変更しました。
ジャガーXJSのダッシュボードです。
XJSは1991年から96年にかけて作られたジャガーのラグジュアリークーペです。
機能面・デザイン面でのバリエーションが狭まりつつある現代において、際立った美しさを湛えるダッシュボードだと思います。
本物ウッドのバーズアイメイプルボードなんて、ゼイタク過ぎておいそれと使える素材ではなくなってきてますよね。
末永〜く大事にしていただきたいものです。
そんなプレシャスなジャガーのオーナー様からのオーダーは、アンプ増設と、JBLスピーカーを使ったサウンドアッププログラムです。
過去に交換していただいているカロッツェリアのヘッドユニットをソースとして、カロッツェリアの小型アンプGM-D1400II(税別16,000円)を投入し、フロントは大事に在庫しておいたJBL MS52C(廃盤)、リヤはお客様交換によるアルパインという構成です。
お客様取り付けによるダッシュ上のポータブルナビは別として、今回作業させていただいたアンプ取り付け、ならびにアウターバッフル形式でのフロントスピーカー取り付け共に、オリジナル内装への負担を及ぼさない施工である点が今回のアピールポイントです。
XJSを大事にお乗りになっているオーナー様に届くよう、念を送りながらテキストを書いてまいりますφ(._.)
作業の様子をどうぞご覧ください〜。
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メインユニット
こちらがソースとなるカロッツェリアのヘッドユニット、 DEH-P760です。
2012年製の製品で、当店で取り付けを承りました。(当時のエントリ)
クネッと伸びているのはUSBケーブルで、先につながっているのはメディアです。
このデッキのスピーカー出力を小型4chアンプに入力し、ネットワークで分岐させる形でフロントに2ch、リヤに2ch配分します。
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フロントドア
インストール作業終了後のフロントドアの様子です。
アウターパネル、インナーパネルと防振を施し、アウターバッフル形式にてJBLのスピーカーを取り付けています。
16センチ径を謳っているスピーカーだと、メーカーに寄って実寸ベースで1センチ以上のバラ付きがありますが、13センチユニットだと、ほぼ寸法通りなので、ほとんどの市販13センチモデルが取付可能です。
ミッドセンチュリーのレザー家具のような雰囲気から想像がつくと思いますが、生産性・収益性重視で作られている現代の内装パーツとは対極にある構造で、取り付けも取り外しも複雑で非常に神経を遣います。( ̄◇ ̄)
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ドアスピーカー
ドアスピーカーのアップです。
アウターバッフルというと、オリジナル内装をカット!という連想が働きがちですが、今回はノーインパクトです。
JBLのスピーカーが13センチユニットで、純正スピーカーグリルとほぼおなじ寸法でしたので、内装をカットするような加工なしで、スピーカー付属のメッシュグリルがピッタリ収まりました。(当然こまかな調節は行っています)
スピーカーバスケットを支えるバッフルも、インナーパネルからしっかり立ち上げてありますので、スピーカーユニットの実力を十二分に発揮してくれます
スピーカーのフィッティング作業の概要を少しだけ詳述しておきます。
純正スピーカーグリルを外し、JBLの13cmのグリルが収まるように、ベージュのカーペット生地を少し折り返します。
先にバッフルの取り付けを済ませておいて、まず内装を取り付けます。次にスピーカーを取り付け、写真に写っているグリルを取り付けて終了となります。
純正グリルは多少手を加えれば、純正の外観どおりに戻すことが出来ますので、オリジナルに戻したくなったときや、リセールの際も安心です。
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ツイーター
ツイーター取り付けの様子です。
このクルマの標準のフロントスピーカーは、ドアのフルレンジ1対のみなので、セパレート式のツイーターはありません。
今回取り付けたJBLのMS52C付属のツイーターを設置するにあたり、ツイーターマウントをカスタム製作しました。
オリジナルの内装への負担を極力抑えることが前提ですので、ピラーやダッシュボードへの加工はNG!です。
ということでご覧のようにミラー裏にフィットするマウントを作って取り付けました。
お化粧はアルカンターラ調のクロスで、固定は強力な両面テープです。
ミラー裏のベゼルが金属製でしたので、しっかりとくっついてくれました。
配線もうまく隠して通すことが出来たので、バッチリです♪
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パワーアンプ
パワーアンプ設置の様子です。
カロッツェリアのGM-D1400IIという4chアンプで、45 W×4 chのパワーが有りながら、181 mm(W)×38 mm(H)×64 mm(D)というコンパクトさがウリの製品です。
圧倒的なインストールのしやすさを活かして、助手席のニーカバー(膝を保護するカバー)を外した奥の空間に吊り下げるような感じで取り付けました。
出力面のスペックにこだわりながらも、イージーインストールを売りにしている製品ですので、デッキに供給されている電源線からでも電源が取れる様な設計になっています。
しかし、そこはプロショップの挟持として、バッテリーからバッ直線を引きました。高付加時のもたつきが排除できる他、平常時でも電圧が安定していると、ステージングの安定度に違いが出ます。 -
作業後記
今回はジャガーのサウンドアップ事例をご覧いただきました。
年輪を重ねたクルマのオーディオリフレッシュの事例は数多くご紹介しております。
施工のポリシーとして、オリジナル外観キープ命題の事例、この機会にちょっとモディファイもいいかな事例の2つに大別されますが、今回のは、外観は変わるけども完全オリジナルに戻せますよ事例としてご認識いただければと思います。
オリジナルと異なるスピーカーグリル。ツイーター周りの造作。
耳でも目でもオーディオのグレードアップ感を楽しみつつ、いざという時はもとに戻せます。
同じXJSは当然のこと、同様のアプローチで施工できるクルマは数多くあります。
オリジナルのパーツを大事になさりたい方、リセールバリューの低下を気にされる方、どうぞお気軽にご相談ください。
ご希望とご予算に応じて、柔軟にプランさせていただきます。
ご連絡はお気軽にどうぞ♪
電話もお気軽に♪03-5913-8450です!