ポルシェ911993のオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.503(お問い合わせの際にお伝えください)
model
ポルシェ 911 993
system
メインユニット:Carrozzeria DEH-P01
ドアチューニング:フロント
フロントスピーカー:JBL GX600C
リアスピーカー:JBL GX642
パワーアンプ:別体式(同梱品)
ケーブル:kaiser swing
Bluetoothユニット:belkin AirCast Autocomment
デッキ交換とサウンドアッププログラムにて前後スピーカー交換を行いました。
DEH-P01オプションのブルートゥース接続機器の販売が終了しているので、低価格で導入できるサードパーティー製品を取り付けました。
ポルシェ911(993モデル)のダッシュボードです。
このモデルの後継の996から水冷エンジンに切り替わったので、空冷エンジン搭載の最後のモデルということになります。
930,964と並んで、今も大事になさっているオーナーさんは多く、それなりの台数を施工させていただきました。
改めてチェックしてみましたら、当インストールギャラリーに収録した分で11台のエントリがありました(2018/02/20時点)
さて今回は、ヘッドユニット交換とサウンドアッププログラムにて、フロント2way+リアのスピーカー交換を行いました。
ヘッドユニットは、クラシカルなダッシュボード中央に設けられた1DINスペースに美しくキマる、カロッツェリアのハイエンドデッキ、DEH-P01(税別定価10万円)です。
表面的な機能においては、38,000円と低価格のDEH-970に追いかけられる存在ではありますが、部品のコストが違いますので、再生品質には明確な差があり、発売から9年たった今日でも、安定的に売れているモデルです。
ただ発売からだいぶたっている関係で、ブルートゥース接続のオプションパーツの販売が終了しています。
そこで、belkinというブランドのブルートゥース接続機器「AirCast Auto」を取り付けました。
これにより、スマートフォンからのワイアレス楽曲再生とハンズフリー通話が可能になります。
年式の古い車には必須のオーディオのリフレッシュと、ブルートゥース機能付加によって、現代の期待に応えるスペックを備えることが出来ました。
作業の様子をどうぞご覧ください♪
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メインユニット
Carrozzeriaの最高峰CDメインユニット!のDEH-P01です。
発売開始から9年を経過してもなお人気のある製品です。
ハイエンドモデルを謳っていますので、熱対策・ノイズ対策の観点からアンプがセパレート式になっています。
アンプは6ch分用意されているので、フロント2wayとリヤの1対に対して個別に接続してマルチ運用します。
アンプ本体は178 mm(W)×40 mm(H)×100 mm(D)と1DINより一回り小さいくらいのサイズなので、助手席シート下に設置しました。
前述のブルートゥースユニット、belkin社のAirCast Autoは、当デッキのIP-BUSに接続しています。
AirCast Autoの方は3.5mmミニジャックになっていますので、まず、ミニジャックをRCAに変換し、そのあと、RCAをIP-BUSに変換と、2回変換をおこなっています。
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ドア全景
独特なスピーカーレイアウトが特徴のドアです。
この993までは、スピーカーが半分隠れるデザインになっています。
どういった経緯でこうなったのか、今となっては知る由もありません。。
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サウンドアッププログラム
インナーパネルまでの作業が終わったところです。
当然ながらアウターパネルの防振も済ませてあります。
インナーパネル側はご覧の通り、サービスホールを塞ぎ、弱いところを抑えてあります。
使用素材はアウターパネルがオーディオテクニカのAT7560R、インナーパネルがAT7550Rです。
スピーカーはJBLの2wayモデル、GX600Cです。
オリジナル製作によるMDF製インナーバッフルを介して取り付けてあります。
作業終了後のこの写真からは読み取れませんが、993の場合、インナーパネルを覆っている雨水侵入防止のためのビニールの装着方法に、かなり念が入っています。
通常はブチルゴムを一周させるだけでペタリですが、これは厚手のビニールをインナーパネル全面に糊付けする工法をとっているので、除去と清掃にかなりの手間を要します。Orz...
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リアスピーカー
リアスピーカーはサイドパネルではなく、リアトレイ上にレイアウトされています。
純正スピーカーと同じ楕円形のJBL製GX642に入れ替えました。
純正スピーカーはフルレンジなのに対して、これはツイーターが別のコアキシャルなので、よりクリアな高域を獲得することができます。
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Bluetoothユニット操作部
belkin AirCast Auto の本体の設置の様子です。
グローブボックス内のETCユニットに貼りつけました。
上述のとおり、この製品はハンズフリー通話機能も備えるのでマイクが内蔵されており、室内設置が前提です。
しかしながら、今回はオーディオソース受信だけが目的で、通話機能はお使いにならないとのことでしたし、なにより、標準の外観に変更が及ぶのはNG(>_<)でもあったので、表から見えないところが候補となりました。
加えて、スマホとの再ペアリングの際には、本体を操作する必要があるので、それなりにアクセスがよいところで、、ということで、グローブボックス内に決定しました。
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作業後記
今回はデッキ交換&サウンドアッププログラムによるスピーカー交換に加えて、ブルートゥーストランスミッターの取り付けの事例をご覧いただきました。
ブルートゥース接続関係の作業は、今回のような旧機種への対応の点と、新機種向けでもコストの点で、折に触れてご相談いただくテーマです。
まず今回のDEH-P01向けについては、CD-BTB10という型番でブルートゥース接続のための別売りパーツが、21,000円でラインアップされていましたが、現在では販売終了となっていて入手できません。
また、現行機種向けの接続用オプションパーツは、ブルートゥース接続と通話の基本機能の他に、デッキのコントロール機能等も盛り込まれており、それなりの値段がします。
となると、サードパーティー製品の出番!となるわけですね。
ブルートゥース接続製品は複数のメーカーから発売されていますが、接続と通話の機能に絞ると、今回ご紹介したbelkinが最も低コストであがるのでオススメです。
大まかな価格としては、本体(belkin AirCast Auto)と変換ケーブル2点、電源ケーブルと工賃まで加えて、2万円を切る水準で装着が可能です。
なお、RCA入力でいける場合は変換ケーブル1点で済みますので、より安くなります。
デッキの年代や、導入コストの点でお悩みのお客様がいらっしゃいましたら、どうぞご相談下さい。
オーディオのインストールに比べれば、作業の難易度は下がりますが、外部からの見えにくさ・コード処理の美しさ・使いやすさに配慮した取り付けの点で、DIYとは違う作業品質をご提供いたします。
ご連絡はお気軽にどうぞ♪
電話もお気軽に♪03-5913-8450です!