マツダCX-5のオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.405(お問い合わせの際にお伝えください)
model
マツダ CX-5
system
メインユニット:マツダコネクト
ドアチューニング:フロント
フロントスピーカー:JBL MS-62C
リアスピーカー:純正
サブウーハー:JBL BassPro SL
ケーブル:kaiser swingcomment
マツダコネクト搭載のCX-5にサウンドアッププログラム施工とパワードサブウーファーをインストールし、税別20万円で収めました。
マツダコネクト車はオーディオで手を入れられないとお思いの方がいらっしゃるようですが、そんなことありませんよ♪
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ダッシュボード全景
最近のマツダ車らしく、フロントマスク同様、モデルを超えた統一感を与えられたインテリアデザインです。
スポーツテイストと柔らかさとのバランスがいいなと思います。
ダッシュボードは比較的平らで、奥行きもあります。音像の形成にはアドバンテージ大でオーディオ的にはウエルカムですね。
今回は純正デッキをヘッドとして、サウンドアッププログラムでドア周りの音響整備+パワードサブウーファーで低域補強というメニューです。
新型マツダ車のオーナー様&ご購入予定のお客様は予備知識がおありかと思いますが、このクルマを含む新型マツダ車のナビ+オーディオシステムには、マツダコネクトという共通システム搭載されています。
既成の大掛かりなシステムのような語感があるからでしょうか、一部には、「アフターでなーんにも手を付けられない」「スピーカーも取り替えられない」と身構えていらっしゃる向きもあるようです。
確かにヘッド部とアンプ部から構成されているもの、機能と構造的には純正デッキの枠を超えませんので、一般のクルマ同様、一通りのことは出来ます。
今回はアンプ部から出ているスピーカー線の交換から始まって、JBL MS-62Cをつかったスピーカー交換、ドア防振といったサウンドアッププログラムのメニューと、同じくJBLのコンパクトでパワフルなパワードサブウーファーBassPro SLを使って低域を補強します
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メインユニット
CDスロットがあるものの、機械式のボタンはなく、タッチパネルとステアリングリモコンスイッチで操作するようになっています。
果てしなくすっきりしていますね!
機器の構成は写真のデッキ、、というよりコントロールユニットと、別体式のアンプから成り立っています。
機器としては分かれていますが、基本的には不可分で、一体で動作するので、いわゆる純正内蔵アンプデッキ的な捉え方でいいんだろうと思います。
アンプ部から出るスピーカー線以降は非マツダコネクト車と全く変わりませんので、以下の様な標準的なオーディオグレードアップが可能です。
(1)サウンドアッププログラム(スピーカーケーブル交換+スピーカー交換+ドア防振)
(2)純正アンプの後に社外アンプ投入で表現力アップ
(3)純正アンプの後にプロセッサー投入で車室内ハンデをデジタル補正
(4)プロセッサーへスマートフォン等のデジタルソースを直接入力してHiFiロスレス再生
(4)の場合のみ、純正システムとは別の経路で音声信号が入力される関係で、無対策だとナビ音声が聞こえなくなりますが、ちゃんと対応策はございますので無問題です♪
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フロントドア
ダッシュボード同様、車種を超えた統一感をもたせたデザインのドアです。
軽量化のために、パーツの厚みは必要最低限という感じで、見た目の重厚感と触れた感触には若干乖離があります。
ドア内には音響改善のための手入れを行っていきますが、ご希望に応じて質感をアップさせるための手当も可能です。
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第二段階
ドア内装を外したところです。
一面がプラスチックパネルで覆われています。いわゆるモジュール構造と呼ばれるもので、パワーウインドウモーター等のドアに関係する部品が全部一枚のパネルに取り付けられています。
生産ラインに滞留する時間がそのままコストですから、組み付けやすいこういった構造を採用する流れは止まらないのだろうと思います。
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第三段階
モジュールパネルを外して、窓ガラスを外すと、あっというまに真っ裸状態です。
超超新車ですので、キレイなものですが、脱脂も含めて一通りの清掃を行い、オーディオテクニカの防振材AT7560Rを貼り付けます。
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第四段階
インナーパネルを戻して作業を続けます。
MDF製のオリジナルインナーバッフルを介してJBLのMS-62Cスピーカーを取り付け、ドア防振(ドアチューニング)を行います。
ご覧のように、相対的に比重の軽いプラスチック部分に重点的に貼り付け、鉄板でも共振しやすい平面部分を補強し、スピーカーの土台となるバッフル周りも強化します。
写真をよく見ていただくと、このクルマはドアの内部を一切ケーブルが通らない構造になっています。
写真右側のカプラーから、動脈さながらの太さをもつハーネスがでていますが、それが分岐して、エアバッグ、カーテシランプ、パワーウインドウ、スピーカー、ドアミラー、ドアロックの全てに電源を供給しています。
インナーパネルを取り付けて、ハーネスのカブラーをパチパチパチ・・とやれば出来上がり!ということなのでしょう。
構造・プロセスともに贅肉の少なさを感じます。美しいです。
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純正ツイーター
といいつつ、ツイーターはありません;;
標準オーディオ車は、フロント・リヤのフルレンジ4スピーカー構成で、ツイーターはありません。恐らくBOSE仕様車には付いているものと思われます。
ここにJBLのツイーターを取り付けます。
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後付ツイーター
JBL MS-62Cのツイーターを取り付けたところです。
もともとついていたスペーサーを外し、ブラケットを介してツイーターを取り付けました。
以前は、都度都度ブラケットを制作していましたが、オリジナルブラケットを量産するようになってからは、これを使う機会が増えました。
基本はトヨタ・スバル用ですが、寸法が合えば他車種でも使えます。
ネットショップでお求め頂けます。
(使用しているブラケットは2型です。)
JBLのBassPro SLは助手席シート下にすっぽりと収まるサイズのパワードサブウーハーです。
この製品に限らず、ドアにつけるスピーカー、ボックスに収めるサブウーファーも含め、低音を出す機器のパフォーマンスは大きさと重量にかなり比例します。
このBassPro SLはサイズの割には、重量もあり、かなりシャープで重みのある低音を再生してくれます。
あと、これも普遍的に言えることだと思いますが、ルックスの良い製品はだいたい性能もよいですよね。逆は無いと思います。
この顔を見てやってください。
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作業後記
今回はマツダのCX-5のサウンドアップ事例をご覧頂きました。
本文の冒頭でもお伝えしましたとおり、マツダコネクトだからといって、絶対的な制約があるわけでなく、ご覧のように他車と同様にサウンドアップが可能です。
今回の事例はスピーカーケーブル交換以降、JBL MS62Cスピーカーへ交換とドア防振までを含むサウンドアッププログラムでドアスピーカーのパフォーマンスを目一杯引き出し、JBLパワードサブウーファーのBassPro SLで低域を充実させるメニューです。
標準オーディオに比べ、大音量再生でも、高域から低域に渡る全域での歪みの生じにくさや、出せる音量の大きさ、ディテールの細かな再現力の点で、かなりのパフォーマンスの向上を体感していただける内容となっていますが、プライス的には、機器と工賃併せて税別20万円という水準でご用命いただけます。
サブウーファーを含まない、サウンドアッププログラムとしても当然オススメできるのですが、このクルマ、この(フロント)スピーカーにこのサブウーファーという組み合せが、音の面でも、各プロダクトの出会いによって醸しだされるイメージのバランスの良さの点でも、非常にフェイバーな印象を持ちましたので、強めにプッシュする次第です♪
当エントリに興味を持たれたCX-5オーナー様がいらっしゃいましたら、どうぞご検討ください。
また、同メニューは他車での施工も可能ですので、こちらもどうぞご検討ください。
御相談はお気軽にどうぞ!
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