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サウンドプロ

トヨタヴェルファイア20系のオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.314(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    トヨタ ヴェルファイア 20系

    system

    メインユニット:ALPINE EX009V-VE
    ドアチューニング:フロント、スライドドア
    フロントスピーカー:JBL P660C
    リアスピーカー:JBL P662
    ケーブル:Kaiser swing

    comment

    アルパインBIG Xをヘッドに据え、サウンドアッププログラム(GOLDプラン)で音の出口をグレードアップしました。
    後部座席をご利用の奥様への配慮で、リヤスピーカーもフロント同様、しっかりと手を入れました。

  • ダッシュボード全景

    アルパインの大型モニターのSDナビゲーションが目を引くダッシュボード。
    さすが専用モデルですね。純正然とした調和を感じさせます。
    見渡したところ、特に目立ったカスタムも無いようで、こちらもスッキリとした印象です。

  • フロントドア

    JBLのサウンドアッププログラムであるGOLDプランをご依頼いただきましたので、ドアチューニング、スピーカー配線、スピーカー交換を施工いたしました。

    今回の車両は8スピーカー仕様ですので、ダッシュボード上のツイータースコーカーとドアスピーカー、リヤスピーカー以外にも天井にサテライトスピーカーが取り付けられています。
    この「天井スピーカー」のパフォーマンスについては賛否両論あるようですが、当店的見解としては、どちらかというと音のまとまりを欠く方向に作用しているような気がします。

    サウンドアッププログラムを施工する場合、スピーカーへの出力をデッキ裏から直接取り出すので、天井スピーカーも同時にキャンセルすることが可能です。(今回もキャンセルしました)

  • スライドドア

    ヴェルファイア・アルファードのサウンドアップは多数ご用命いただいておりますが、リヤスピーカーも含めた事例はそう多くありませんので、今回はリヤ部分をご紹介したいと思います。
    (フロントスピーカーの工程については、こちらの車両でご確認ください。)

    この車は8スピーカー仕様のスタンダードモデルですので、リアスピーカーはスライドドアに取付けられています。Hi-Fi仕様のようにツイーターは無いので、16cmが1つ付いているのみです。

  • 第二段階

    ドアトリムを外すと現れる光景です。
    ビニールシートに吸音材が貼りつけられています。
    この素材はシンサレートという名称で流通しており、吸音効果の高い素材として知られています。
    今回の車両の条件ですと、サウンドアップの施工後は出番がないので、残念ながら廃棄します。

  • 第三段階

    ビニールシートを綺麗に剥がして脱脂清掃を済ませたら、アウターパネルにオーディオテクニカのAT7560Rを貼りつけます。

    このドアは非常に大きく、作業のやりがいがあるのですが(笑)、ドアの下1/4は非常に狭く、手を入れることが困難なので、スピーカー背面と残りの3/4をシッカリと貼り込んで共鳴をさせないように計らいます。

  • 第四段階

    サービスホールはシンサレート+ビニールの代わりにAT7550Rを使用して完全に塞ぎます。
    これにより、施工前の吸音するだけの状態から、密閉・遮音する状態に変わるので、スピーカー(コーン)の振動(音)が前に出る条件が改善し、損なわれがちだった高域・低域が豊かになります。
    リヤの音に不満を感じていらっしゃる方はもちろんのこと、そうでなかった方でも、その変化をはっきり感じ取っていただけるとと思います。

    なお、取り外したシンサレートは、主にロードノイズの侵入抑制を目的に装着されていたものと思いますが、今回の防振材の施工によって、その機能をほぼ満たしてしまっていると思いますので、撤去による損失はないと考えて頂いて結構です。

  • 作業後記

    今回はヴェルファイアのリヤスピーカーの交換事例をご覧頂きました。

    高音質を謳った純正システムの中には、スピーカーの数を誇るものも多くありますが、当店的には、音の帯域ごとの受け持ちで複数になることはあっても、似たようなものを数多く揃えることは、必ずしもメリハリの有る音像の形成に寄与するわけではないと考えています。

    そういった観点から、フロントのツイーター、ドアスピーカー(と必要に応じてサブウーファー)に集中的に手を入れ、それ以外のユニット(リヤを含む)は絞るといった、シンプルな構成をお勧めすることが多くなります。

    いわゆるフロントメインですが、きちっと防振をやって音が揃っていて、それなりのボリュームが出ていれば、リヤにも自然な形で音が届いてくるので、そうストレスなく聞くことはできます。しかし、もっとちゃんと聴きたい!という場合はその限りではなく、フロントと同様の工法で施工することで、リヤでも一定のトルク感のある音を楽しむことができます。

    オーナー様だけでの乗車がほとんどの場合、フロントメインのサウンドアッププログラムで十分ですが、リヤシートのパッセンジャーにも配慮が必要な場合は今回の事例のようにしっかりやることも可能ですので、どうぞご検討ください。
    ご相談はお気軽にどうぞ♪