クライスラージープのオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
-
事例No.272(お問い合わせの際にお伝えください)
model
クライスラー ジープ
system
メインユニット:Carrozzeria AVIC-MRZ009
ドアチューニング:フロント
フロントスピーカー:JBL MS-62C
リアスピーカー:純正
パワーアンプ:純正
ケーブル:kaiser swingcomment
お車の乗り換えで再来店のお客様です。
ラレードはアルパインの純正システムが採用されているそうですが、オーナーはご不満の様子で、前車でご用命いただいたサウンドアッププログラムが出来ないかとご連絡いただきました。
やってやれないことはありませんが、システムの詳細に明るくなかったので、慎重に調査しながら作業を進めさせていただきました。
-
第二段階
内装を外すと現れる光景です。
最近増えてきているモジュール構造ですね。このあたりも今の車っぽいです。
モジュール構造といえば、工場の生産性アップの切り札だと思うのですが、組み付け方は結構特殊な感じで、結局、窓ガラスを外すことが出来ませんでした。。
ということで、モジュールパネルを少し浮かせて手を入れて作業いたしました。
-
第三段階
インナーパネルの防振を終えたばかりのカットです。
スピーカーベースの取り付けはこれからなわけですが、土台となるスピーカーホールが結構高い位置に来ているのがお分かりになるでしょうか?
一般的なアプローチで、この上に積み上げていくと、内装との干渉が予想されます。ではどうするか?次のコマでご紹介します。
-
第四段階
スピーカー取付後の助手席側のカットでご説明します。
基準となる位置が高く、内装との干渉が懸念される場合、スピーカーベースは表に重ねるのではなく、裏に重ねて飛び出し量を抑える工法を採ります。
亜流な印象をもたれる向きもあろうかと思いますが、十分な厚みのバッフルを積層するので、「スピーカーユニットのブレを抑え、コーンのリニアなストロークを実現する」ために必要な強固さは確保できています。
内装とのクリアランスが少ない車の場合、とても有効な方法なのです。
-
☆作業後記☆
今回は構造の調査をしながら作業を進行しましたが、なんとかいい感じに出来上がりました。
どんな車でも最初は初めて?なので、なんとか乗り越えるわけですが、場数を踏んでいると、リスクがありそうなところがなんとなく見えてくるんでしょうか、大事に至らず今日に至っています(笑)
今回は純正のアルパインのシステムに不満を感じられたのがきっかけのご来店でしたが、純正を起点とした第一歩としては、音の出口にあたるドア周りに手を入れるとほとんど解決してしまう感じですね。
スピーカーの品質や取り付け方法などは、車全体のコスト管理の点で、削られる順位が結構高いのだと聞いたことがあります。
ですので、まずドア防振をして、密閉性を高め、振動を抑えるだけでも結構変わりますし、さらにきちんとできた社外スピーカーをバッフルを介して取り付けるとガラッと変わってきます。
その後、ケーブルやアンプ、プロセッサと、川上に向かって磨きをかけていくわけですが、やはり出口の寄与が最も大きいと断言したいと思います。
今回のジープもJBLのMS-62Cというハイグレードなユニットを据え、適切に手当てしましたので、もともと重厚感のあるドアが活きて、結構しっかり鳴る状態に仕上がりました。
JEEPオーナーに限らず、純正スタートのサウンドアップをお考えのお客様がいらっしゃいましたら、どうぞお声かけください。
予算とご希望に合わせて柔軟にプランさせていただきます。