レクサス IS 350hのオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。円安の影響で大きく価格が変わっているものもあります。ご了承ください。>
登録日 2025/06/05-
事例No.881(お問い合わせの際にお伝えください)
model
レクサス IS 350h
system
メインユニット:純正マークレビンソン
デッドニング:なし
フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO CX100S
センター:BLUE MOON AUDIO MX080
リアスピーカー:純正マークレビンソン
サブウーファー:純正マークレビンソン
パワーアンプ:純正マークレビンソン
ケーブル:純正マークレビンソンcomment
左右のハイレンジスピーカー+センタースピーカーの中高域3ユニットのみを交換した事例です。
ドアウーファーは純正で、デッドニングは未施工ですが、今まで違和感のあった中高域をスッキリさせる目的は果たせたようです。
レクサスISの事例紹介です。
ISはレクサスのセダンモデルです。
最近では、RX、NX、LXといったSUVモデルが目立ちますが、レクサス発足(1989年)時は、時代的な背景もあってセダンオンリーでした。
変遷としては・・・
1989年:LS(日本名セルシオ)/ES(同ウインダム)の2トップでスタート、
1991年:SC(同ソアラ)
1993年:GS(同アリスト)
1999年:IS(同アルテッツァ)←
・・と発足から10年弱の間はSCを除いてセダンで展開していました。
ちなみに、SUV系の展開は以下のように90年代後半スタートで、2010年代中盤から一気に拡大しています。
1996年:LX(ランドクルーザー)
1998年:RX(ハリアー)
2003年:GX(プラド)
2015年:NX
2018年:UX
2023年:LBX
話をISに戻します。
上述の通り、初期型は1999年にデビューして2005年まで生産され、以後、2代目(2005年−2013年)、3代目(2013年−)と2回のモデルチェンジを経ています。
3代目になってから12年の歳月が流れていますが、2016年と2020年にマイナーチェンジを加えられ、その度フェイスも変わっているので、上手に鮮度が保たれていますね♪
2013年
IS250:2500ccV6(2016年に廃止)
IS350:3500ccV6
IS300h:2500cc直4+モーター
2015年
IS250t:2000cc直4ターボ(2017年にIS300へ改称)
2021年
IS500:5000ccV8
そして、今回ご登場いただくのは、IS300h F SPORT Mode Black Sです。
2021年の一部改良で設定された特別仕様車で、オーディオシステムはマークレビンソンが装備されています。
レクサスオーナーには半ば、マストオプション扱いとなっている?マークレビンソンですが、そのブランド価値の高さゆえ、期待も高めになりがちで、その反動として、早々に「味変」を考えてしまうオーナーさんは少なくないようです。
今回のオーナー様もそのお一人で、ネット検索の末、 たくさんのレクサス車の事例(現在28台!)を見つけていただき、ご連絡いただきました。
レクサス車向けだと、当店のオリジナルプラン レクサスサウンドアッププログラムが最も手頃かつ、無駄のないハイコスパプランなので、こちらをお勧めいたしました。
このプログラムの内容は、以下の二つからお選びいただき、ご要望に応じてカスタマイズを行う格好になっています。
【1】Prime Tone
前席のサウンドへの寄与度の高いフロント2wayスピーカー/センタースピーカーの交換と、ドアスピーカーの稼働条件を整えるためのデッドニングを組み合わせた、コストパフォーマンスの高いエッセンシャルプラン。
【2】DSP Suite
Prime tone”によるスピーカー交換にDSPアンプを加えて、自在な音響セッティングを実現するプラン。
今回は、スピーカー交換プランである(1)Prime Toneの方に興味を持っていただいたのですが、プランのデフォルトで交換対象としているフロント2way(ハイレンジ/ドアウーファー)+センタースピーカーの5ユニットではなく、違和感のあった中高域をスッキリさせるために、中高音域側のユニット交換で様子を見てみたいということで、ウーファーを除外した、「ハイレンジ+センタースピーカーの3ユニット」の交換でご用命いただきました。
〇スピーカー選定について
BLUE MOON AUDIOブランドから、以下をお選びいただきました。
・ハイレンジスピーカーとしてCX100S(税込60,500円)
・センタースピーカーとしてMX080(税込42,900円)
レクサス車の純正交換を前提としたスピーカー選定の要件となるのは、ドアのウーファーはなんでも付くものの、(1)ハイレンジ(ダッシュボードの両端)が9-10センチクラスのコアキシャルスピーカーである点と、(2)センタースピーカーが8-9センチクラスフルレンジである点の2点が挙げられます。
この2点でスクリーニングすると、(Primetoneプランでご紹介しております通り)BLAM(フランス)、ETON、HELIX(ドイツ)、KICKER(アメリカ)、MOREL(イスラエル)、といったところに絞られます。
ただ、レクサスの中でも、セダン系に限っては、ダッシュボードの厚み(高さ)が若干タイトに作られている関係から、スピーカーユニットの厚み(奥行き)が厚いと、干渉してしまい、多少の加工が必要になってしまいます。こういった制約から、無加工ですんなり収まるのは、今のところBLUE MOON AUDIOのCX100Sがほぼ一択と判断しています。
10センチクラスのユニットだと、コストの面から有利なフェライト磁石で作ってあるのがほとんどで、そこそこ大きくなってしまいます。それに対して、CX100Sは磁力が(強くて容積が少なくて済む)ネオジム磁石で作ってあるので、お尻が小さいので、少々狭くてもすんなり収まるわけです。
以上3ユニットの交換をもって、中高音域中心のブラッシュアップが完了しました。
マルチスピーカー形式をとっているシステムの場合、基本的に、低音域側のユニットが中高域側をサポートすることでまとまりが良くなるという関係があるので、構成スピーカーの全てを同じレベル・テイストのユニットの交換するのが基本ですが、人間の耳に聞こえやすい中高音域を中心に交換してみるというアプローチは、これはこれでアリだと思います。
予算的には、3ユニットの代金と、インストール費用を合わせて税込109,450円で収まりました。
(ドアウーファー交換+デッドニングまで含めた予算は当コンテンツ最後の【作業後記】でご案内しております)
それでは施工の様子をご覧ください♪
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ハイレンジスピーカー(施工前)
純正のハイレンジスピーカーです。
セパレート型のスピーカーシステムを搭載している車で一般的なのは、高音域専門のツイーターと、中低音域を担当するドアウーファーの2wayですが、レクサスの場合、中・高域を同軸スピーカーで再生し、中・低域をドアのウーファーで鳴らす方法をとっています。
写真は、この中高域を担当するハイレンジスピーカーです。
直径は9センチと微妙なサイズで、センタースピーカー、リアトレイスピーカーと共通のユニットです。従って、同じユニットが合計5つ使われていることになります。
マークレビンソン・ISの紹介ページ
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ハイレンジスピーカー(施工後)
交換後の様子です。
BLUE MOON AUDIO CX100Sです。
9cmの純正に対してワンサイズ大きい、10cmの2way同軸スピーカーに交換しました。
冒頭でも触れました通り、ダッシュボードの高さ(厚さ)に余裕のあるSUV軍団に比べてダッシュボードが薄いので、薄手のユニットでないと干渉してしまいます。
このCX100Sであれば、お尻のマグネットがエアコンダクトや配線に干渉することなく設置できます。
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センタースピーカー(施工前)
純正のセンタースピーカーです。
こちらもダッシュ両サイドと同じ9cmの2way同軸スピーカーが設置されています。
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センタースピーカー(施工後)
センタースピーカー交換後の様子です。
BLUE MOON AUDIOのMX080を使っています。
こちらは、9cmの純正に対して、ワンサイズ小さい8cmのユニットです。
上述の通り、純正ユニットは共通ですが、センター周りはスペースがタイトなので、ダッシュ両サイドのハイレンジのように10cmユニットは入りません。
仮にBLUE MOON AUDIO以外のブランドを選んだ場合でも、ハイレンジに対して、センターにはワンサイズ小さいユニットを使うことになります。
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今回はレクサスIS350hのサウンドアップ事例をご覧いただきました。
レクサス車の音響改善は、NX・RXといったSUV系を中心に数多く施工させていただいておりますが、セダンのRC、ES、IS、クーペのLCも少数ながらお預けいただいております。
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繰り返しになりますが、当店では、これまでに蓄積させていただいたレクサス向け施工経験をもとに、レクサス車向けのオーディオ改善プランとして、 レクサス・サウンドアッププログラムを提供させていただいております。
プラン構成はスピーカー交換とドア防振の”Prime Tone”と、DSPアンプを加えた”DSP Suite”の2つがあり、レクサス車の制約に適合するよう、当店がセレクトした複数のスピーカーとDSPアンプからお選びいただけるようになっています。
〇”Prime Tone”は、フロント2way(ハイレンジとドアウーファー)とセンターの合計5つのスピーカー交換と、デッドニングによる条件整備を行うプランです。
純正交換を前提としておりますので、10センチコアキシャルスピーカーがラインアップされているブランドが前提となり、条件にかなうブランドを5ブランド選定しております。
出来上がりの価格は189,750円(audison)から280,610円(モレル)といったレンジで、スピーカーボックスとしてのドアの性能を高める「ドアコンプリートオプション」(58,300円)も用意しています。
※文中でも触れました通り、セダン系にはユニットサイズの関係でBLUE MOON AUDIOがお勧めです。
BLUE MOON AUDIOで今回の事例と全く同じにした場合は税込109,450円、低音域を担当するドアのウーファーも含めて交換し、デッドニングも施工したPrimetoneプランだと、税込281,050円となります。
〇”DSP Suite”は上記”Prime tone”によるスピーカー交換にDSPアンプを加えて、自在な音響セッティングを実現するプランです。
予算はスピーカーとDSPの組み合わせで値段が変わりますが、スピーカーをBLUE MOON AUDIOにしたとして、DSPがHELIXのM-SIXの場合で469,370円、audisonのAF C8.14 bitの場合で502,370円といったところです。
さらにオプションによって、iPhone等デジタルオーディオプレイヤーのハイレゾ再生(Bluetooth接続or有線接続)も可能になります。
レクサス車のサウンドアップをご検討のお客様はどうぞご検討ください。
また、上記のプランをたたき台としたカスタマイズも承っておりますので、ご相談もお気軽にどうぞ。
ご興味のある方はどうぞお気軽にお問い合わせください♪♪
直接のお電話もお気軽に♪03-5913-8450です!
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