サウンドプロのお問い合わせは03-5913-8450へ

カーオーディオ・ナビ カーセキュリティ プロショップ

お客様のお悩みに豊富な実績で応えるお店。サウンドプロのサイトです。

サウンドプロ

トヨタランドクルーザー250のオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。 当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • ランクル250にIGLAアラームを取り付けました

  • 事例No.849(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    トヨタ ランドクルーザー 250

    system

    メインユニット:純正
    デッドニング:フロント
    スピーカー類:すべて純正JBL(14スピーカー)
    エンターテイメント・インターフェース:インターフェースジャパン製 VISIT ELA-V12
    セキュリティシステム: IGLA ALARM/ココセコム

    comment

    最新のセキュリティシステムAUTHORのIGLAをインストールしました。
    ついでにデッドニングによる純正JBLの音質改善と、純正モニタで常時コンテンツを再生できるように外部入力インターフェースVISITの取り付けを行いました。

  • ダッシュボード


トヨタ・ランドクルーザー250の事例紹介です。

ランドクルーザー250は耳に新しい車名ですが、ランドクルーザー・シリーズのうち、ライトデューティ系車種としておなじみのランドクルーザー・プラドの後継モデルで、本邦では本年(2024年)4月より発売されたばかりです。

プラドの最終モデル(4代目150系)に対してボディはチョイ大き目になり(全長1,925+100/全幅1,980+95/全高1,870)、エンジンについては、2.4L直4ターボ、2.7L直4NA、2.8L直4ディーゼルターボと、ほぼ同等のバリエーションとなっています。

プラドはランドクルーザー70系の派生車種として、1990年に発売され、以来、その名前は4世代に渡って受け継がれ、親しまれてきましたが、今回のモデルチェンジをもって(一部の国を除いて)廃止され、シリーズのフラッグシップであるランドクルーザー300、へビューデューティーのランドクルーザー70、との血統を意識した250というアラビア数字による表現に整えられました。


今回は納車されたばかりで湯気のたっている真っ白な250のご紹介です。

ご連絡いただいたきっかけは、セキュリティ・システム導入のご相談でしたが、楽しく商談を進めさせていただくうち・・・
●二重の防衛手段としてココセコムも取り付けることになり、
●「JBLシステムが入ってるんだけど、イマイチしっくりこなくて・・」ということで、デッドニングによるドアの環境整備も行うこととなり、、
●「HDMIの外部入力がついているんだけど、同乗者でも走行中は視聴できないんですよね・・」ということで、純正モニタをアンドロイドタブレット化するコンセプトのインターフェースを取り付けることとなりました。

それでは以下がアイテムの紹介です。

〇セキュリティ・システム
AUTHOR ALARM製の IGLA ALARM(取り付け費用込み一式・税込254,100円)。LEDプレート(取り付け費用込み・税込31,460円)

最近の車両盗難手口の主流となっているのがCANインベーダー、あるいはCANインベージョンです。
このCANは「Controller Area Network」の略で、ドイツのボッシュ社が開発したシリアル通信プロトコルです。1985年に発表され、1990年に量産型の自動車の車載制御システムとして採用されました。
ホストコンピュータなしでマイクロコントローラやデバイスが相互に通信できるように設計されており、イグニッション、エアコン、ミラー、安全運転補助システム等々、ありとあらゆる車載デバイスが接続・制御されています。

上記の「CAN」はあくまでも「通信プロトコル」を指す用語であり、これを走らせる車両内の内部通信ネットワークは「BUS」あるいは「VEHICLE-BUS」と呼ばれます。皆様おなじみの「CAN-BUS」は、このプロトコルとプラットフォームを合わせた用語ということになります。

そして、「CANインベーダー」というのは、このCANというプロトコルをINVADE(侵入)するという概念ですね。
具体的には、CAN-BUSシステムのポートに専用の器具等を接続してハッキングし、ドア開錠、ハンドルロック解除、エンジンスタート・・と攻略、盗難するという方法です。
今回ご指定いただいたIGLAシステムは、システムを流れる「CAN-BUS信号」から、各ドア、トランク、ボンネット、イグニッションといった、車両側で検出可能な車両情報をモニタしつつ、IGLAシステムの構成部品として組み込むモーションセンサー・衝撃センサー・傾斜センサーからの信号を組み合わせて、盗難行為が疑われるパターンに適合した際、アラーム発報し、エンジンロックをかけて、自走での盗難を防衛するというシステムです。

システムの制御部は非常にコンパクトなので、外部からは全くわからないように取り付けられ、行為者が容易に無効化できないようになっています。
ただ、制御部ならびに、センサー類の設置場所の選定と設置方法については、取り付け業者のノウハウがあり、専門性の高い作業といえます。

当店は、カーオーディオプロショップですので、オーディオ関係と、多くの車載機器の取り付けサービスをを行っていますが、セキュリティシステムの取り付けに関しては、板金塗装業者さんや、内装施工業者さん、エンジンチューニング業者さんなどと同様に、プロフェッショナルと提携する形でサービスを提供させていただいております。

〇ココセコム
導入・利用代は以下の通りです(すべて税込)
一時費用:
加入料金4,400円
かけつけを依頼した場合(11,000円/回)
経常費用:
月額使用料2,200円(車盗難監視サービス880円含む)
位置チェック費用0円(アプリ利用の場合)200円(オペレーター問い合わせの場合)

本体の大きさは(タテ)84mm×(ヨコ)46mm×(厚み)16mmで、たまごっちより一回り大きいくらいです。
車両への搭載用を想定した、電源供給機能付きの取付ケース(約21.9×55.4×14mm・税込13,200円)がオプション設定されているので、こちらを使って取り付けました。

〇「純正モニタをアンドロイドタブレット化するインターフェース」
メーカーさんの英文字の商品名だと、実態がイメージしにくいのでこう定義させていただきますが、インターフェースジャパン社のVISIT ELA-V12(税込66,000円)です。

ランクル250に限らず、最近の多くの車の標準純正システムは、最近主流のディスプレイオーディオで、スマートフォンアプリのApple car play/android autoとの連携によって、機能を100%発揮できるようになっています。
標準で使用できるソースは、AM/FMラジオとBluetoothとUSBで、それ以外のストリーミング系はアプリ経由で実現することになります。
しかしながら、車両移動中は機能が制限されますし、そもそも動画の再生には対応していません。
この車は、有難いことにHDMI外部入力ポートを装備しているのですが、やはり、走行中の映像は表示されない仕組みになっています。

ドライバーのよそ見は安全面を考慮すると許容されるものではありませんので、この仕様は至極妥当なのですが、助手席の方にとってはストリーミングコンテンツを視聴できるようにしたいというニーズはそれなりにあります。
そのニーズを満たすのが、今回取り付けた外部入力andoroidデバイス「VISIT ELA-V12」です。

本機はandroidベースのデバイスで、ざっくり言うと、液晶モニタ無しのタブレットみたいな製品です。
この製品を車両標準のディスプレイオーディオに装備されているAppleCarplayに対して、外部入力デバイスとしてUSB-Cポートに接続します。このままだと通信手段がありませんので、車両側に装備されているWiFiや、スマホのテザリングなどで通信環境を整えてやります。すると、車載のモニタ+本機→→アンドロイドタブレットのように使えるようになるわけです。
後は、Googleplay(Appleで言うところのApp Store)から使いたいアプリをDLしてやれば、すぐに使えるようになります。

なお、 ELA-V12はHDMIポートをもっていませんので、地デジチューナーやDVDプレイヤーの入力・再生をやりたい場合はHDMIポート付きの ELA-H3(税込99,000円)が向いています。同機はHDMI出力ポートも持ってますので、追加モニタへの出力もできます。

以上をもって、セキュリティ取り付けをきっかけとした、デッドニングによる音質向上と、テレビキャンセラーっぽい対応と、ココセコムによる二重の防衛が完了しました。

費用的には
セキュリティ取り付け(商品代・取付費用)(税込285,560円)
デッドニング(ドア2枚・資材と工賃一式)(税込57,200円)
VISIT ELA-V12(商品代のみ)(税込66,000円)
ココセコム(配線・取付費用のみ)(税込11,000円)

といったところで、税込総額42万円ほどになりました。

それでは施工の様子をご覧ください♪

  • フロントドア

    ドアの外観です。

    水平ラインを強調した、すっきりシャープなドアトリムです。
    ドアポケット部分には、オプションの小物入れが取り付けられていました。
    ※ひとつ前の写真のダッシュボード脇のエアコン吹き出し口のカップホルダーもオプションだそうです

    ランクル向けのJBLオーディオシステムは14スピーカーに12chのアンプが組み合わされており、スピーカーレイアウトは以下の通りです。

    インパネ 8cm ワイドディスパージョン・スピーカー(ダッシュ両端とセンターの合計3つ)
    2 2.5cmホーンツィーター(Aピラー)
    2 フロンドドア 20cmx23cm ミッドウーハー(ドア)
    2 リアドア2.5cmホーンツィーター(リアドア)
    2 リアドア 15cm ミッドウーハー(リアドア)
    2 8cm サテライト・スピーカー(リヤゲート付近に2個)
    1 22.4cm サブウーハー(トランク左)

  • ドアトリム取り外し

    ドアトリムを外したところです。

    その他多くのトヨタ車と同様に、サービスホールは樹脂パネルで覆われていますが、この車の場合、ケーブルの出入りや、センサーの固定など、ただのフタとは違う使われ方をしています。
    (デッドニング施工の時は撤去します。)

    ドアスピーカーはおなじみの楕円。。ですが、長辺・短辺の比率が違いますね。
    アルファードあたりでおなじみの楕円は9インチ×6インチ(23cm×15cm)と3:2の比率ですが、これは23cm×20cmと11.5:10なので、面積が3割強、広いことになります。
    スピーカーの性能はコーンの材質やマグネットの強度など、複数のファクターが絡むので単純に判断はできませんが、中高域のユニットがセパレートで充実していて、低域にこれだけの口径(面積)をもっており、さらに外部アンプで駆動しているとなると、デッドニングによる条件整備による改善効果はだいぶ期待できると思います!

  • アウターパネル作業

    アウターパネル側の作業が終わったところです。

    樹脂パネルとスピーカーを取り外し、清掃と脱脂を済ませたら、アウターパネルに短冊状にカットした防振材を貼っていきます。
    ドアがでかい!

  • アウターパネル作業

    インナーパネル側の作業が終わったところです。

    純正スピーカーを付け戻したら、インナーパネル全体を防振材で覆います。
    サービスホールを覆っていたパネルは、表面にこまかな凹凸があり、ケーブル類の出入りもあって、そのまま防振材で覆うわけにはいかないので、取り外したうえで施工しています。

  • エンターテイメント・インターフェースVISIT取り付け

    VISIT  ELA-V12の取付状況です。

    といっても、USB-Cでつなぐだけなので「取り付け」は大袈裟ですね。
    当然ながら取り付け工賃なんて名目での請求はございません!

    冒頭の説明と重複しますが、基本的このケーブル一本でAppleCarplayへの外部入力と電源確保が可能になります。
    ただ、車両側のスペック等の条件によって電圧が低い場合に備えて、USB電源アシストケーブルが付属していて、このケーブルを挿すためのジャック(右側の丸)がついています。

    あと、これも繰り返しになりますが、車両側のHDMI入力ポートから入力された信号のうち、映像情報は走行時に表示されないようになっています。
    これがいつでも見られるようになってたら、アメリカで巨額の訴訟を起こされることになるでしょうね〜。

    純正のUSB接続端子にAI-BOXを繋いでいます。

  • エンターテイメント・インターフェースVISITの2画面表示

    VISITからの映像は全画面表示がデフォルトですが、写真のように2画面表示モードも選択できます。
    写真では左がYoutube、右がグーグルマップを表示しています。

    もともと、同乗者がつまらなくならないように、各種ストリーミングサービスを見られるようにすることが目的ですが、ドライバーとしてナビアプリは常に使いたいわけなので、こういった2画面モード対応はかなり神ですね。

    話がここまで進んでいるので、お分かりいただけていると思いますが、写真のモニターに映し出されているすべての情報は、AppleCarplayの外部入力としてインターフェースから送出されています。したがって、上位の階層である、純正オーディオ等の「純正モニタへの戻り方」について、触れておきたいと思います。

    選択肢としては・・
    (1)VISITから完全に抜けて純正メニューに戻る方法
    VISITを介して閲覧しているコンテンツが表示されている画面をタップすると「リターン/HOME/2画面ボタン」の3択のダイアログがでるので、そこでリターンを押す。
    (2)VISITで再生されているコンテンツを終了させずに、純正メニューに戻る方法
    ステアリングスイッチの「MODE」を数回押して、入力ソースを変更すると、純正オーディオのサイドメニューに「カープレイ/ナビ/♪等」の選択肢が出るので、そこで純正系のメニューを選ぶ。こうするとインターフェースのソース(音声)は再生されたまま、純正で選択したナビなどの画面が表示される。

    純正システムに現在地/戻るなどの物理ボタンがあると、もっと直感的に判断・操作しやすいんですが、この250やレクサスNX/RXなど一部の物理ボタンレスの車の場合、ちょっと慣れが必要です。

    インターフェースの説明はここまでです。

  • ステンレススキャナー

    あとはセキュリティ系のご説明2コマです。

    セキュリティ―システムの存在をアピールするLEDプレートです。
    取り付け費用込みで税込31,460円で追加できます。(取り付けは提携業者さんです)

    ステンレススキャナーの発光色は、ブルーLEDとホワイトLEDがあり、ロゴはメーカー名である「AUTHOR ALARM」orセキュリティシステムの商標である「IGLA」から選べるようになっています。

    警戒状態に入ると、ロゴ内のLEDが点滅して、周囲にセキュリティ稼働中!をアピールします。

  • ココセコム取り付け

    最後は ココセコムを取り付けます。

    これは当店で付けました。
    スマホのアプリを使えば、いつでも何回でも無料で所在地が確認できます。
    動かされた場合は、自動的に通知が来るようになっています。

    その後、セコムの職員さんにジャイロキャノピー?で出動してもらうときには、一回11,000円の費用がかかります。
    ぶん殴られて怪我したら損なので、近場でも自分で行かずに出動してもらった方がよさそうですね。

  • 作業後記

    今回はトヨタ・ランドクルーザー250のあれこれやった事例をご覧いただきました。

    オーディオ分野においては、純正システムには手を付けずに、デッドニングでスピーカーの稼働条件を整えて、スピーカーのポテンシャルを引き出す方法でした。
    最近のエントリでぽつらぽつらご紹介してますが、スピーカーボックスであるドアに穴が開いているのは、考えてみればマンガのような話ですよね。お家のブックシェルフスピーカーに置き換えて考えてみれば、あり得ないような話です。

    この穴をふさいでとりあえず箱と呼べる状態にし、さらに、箱の共振を抑制できる程度に防振材を貼ってやることで、ごく普通の純正オーディオはもちろんのこと、それなりの外部アンプが装備されているプレミアムオーディオであればなおのこと、低域と高域がはっきりして、かなり音響が改善します。
    もっと欲が出て、スピーカー本体の性能を上げたいとなれば、それからスピーカー交換まで進めばいいだけなので、まずはデッドニングだけやってみるというのは非常にお勧めです。(特にプレミアムオーディオの場合)

    セキュリティ取り付けは、それだけだと当コーナーのコンテンツにならないのでご紹介の機会がなかなかありませんが、受注はしております。
    本文でも触れました通り、専門のプロフェッショナルと提携してますので、価格、アフターフォローともに万全です。
    オーディオ関係のご用があってもなくても、どうぞお気軽にお声かけください。

    最近の純正ディスプレイオーディオ車むけの外部入力は、ほんとにご用命が増えてきましたね。
    くどいようですが助手席の同乗者の方向けの機材としてしかご案内できませんので、ドライバー様におかれては、くれぐれもチラ見の無いよう、事故を起こさぬよう、安全運転をお願いいたします。m(__)m


    お客様のご希望とご予算に応じて、柔軟にプランさせていただきます!
    どうぞお気軽にご相談ください♪
    メールフォームはこちらです♪♪
    直接のお電話もお気軽に♪03-5913-8450です!