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日産GT-RR35のオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • GT-R前期型のナビ取り付けの事例です

  • 事例No.799(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    日産 GT-R R35

    system

    メインユニット:carrozzeria DMH-SF700
    デッドニング:フロント、バッフル・スタビライザー・ウエイト
    フロントスピーカー:BLUE MOON AUDIO AX165
    センター:なし
    リアスピーカー:純正
    サブウーファー:なし
    パワーアンプ:純正
    ケーブル:純正

    comment

    当店オリジナルの2DINパネル+オーディオコントロール・スワップキットを使って、9インチのフローティングナビを取り付けました。音響面では、フロント2wayスピーカーを社外スピーカーに交換し、振動対策アイテムのバッフル・スタビライザー・ウエイトで環境を整えました。

  • ダッシュボード


日産GT-R(R35型)の事例紹介です。

R32型の登場(1990年)によって復活したGT-Rの歴史は、R33(BCNR33)、R34(BNR34)まで進化を遂げたところで一旦終止符を打ち、2007年に日産GT-R(R35型)として新たな1ページを開くこととなりました。

「新生GT-R」として華々しいデビューを飾ったR35型も、本年(2023年)で16年の歳月を数え、途中2回のビッグマイナーチェンジを交えて今に至っています。

この間、スポーツカーの命である機関系に対して、多くの変更が加えられたようですが、当店の担当分野である、オーディオ・ナビまわりの変化についてお話しますと、これは前期・中期・後期の3世代に分けて捉えることができます。

R35GT-Rには、初期モデルの時点から、MFD(マルチ・ファンクション・ディスプレイ)と呼ばれるモニタ画面がついています。これは、ナビ機能のほか、油温・水温・過給圧といった車輌情報を表示したり、テレビモニタやリヤカメラモニタとしての機能も有するするモニターです。
このMFDは、マイナーチェンジの度に小変更が加えられており、以下のような変遷を遂げています。

前期型(2007-):7インチMFD・リヤカメラオプション+アナログチューナー
中期型(2010-):7インチMFD・リヤカメラオプション+地デジチューナー
後期型(2017-):8インチディスプレイ・リヤカメラオプション+地デジチューナー

現行の後期型には、8インチと現代の要求に十分応えられるサイズのモニタが付いてますが、中期型までは7インチで、かつ縦横比が2:3に近いモニタでしたので、現行市販の7インチワイドに比べると、7インチと数字的には同じでも、随分見にくい印象は否めません。

また、もっとも販売台数の多いピュアエディションに関しては、現代ほど「マストアイテム」視されていなかったリアカメラはオプション設定でしたので、ついていない中古車両は多く、これもだいぶ時代に合わなくなってきました。

GT-Rのような趣味性が強い車は、生涯一緒!というレベルで長期にわたって保有されるオーナーが圧倒的に多く、こういった陳腐化した車載機器のハンデはできるだけ解決したいとお考えになる方は多いようです。

この「2DINナビを入れられるようにしたいニーズ!」に対して、当店が2020年に発売させていただいたのが、「 R35GT-R専用 2DINパネル+オーディオコントロール・スワップキット for 7/8インチ」です。
製品コンセプトとしては、オーディオ・エアコンコントロールパネルをルーフに移動させて、空けたところに2DIN取り付けスペースを設けるというもので、パネル移動に必要な長いカプラケーブルなどのフィッティングパーツ等も一式揃ったフルキットです。

発売時は、7インチ版のみでスタートしましたが、後に8インチ版もラインアップに加わりました。
従来の埋込み型のモニタであれば、製品のモニターサイズに応じてお選びいただくことになりますが、現在シェアを拡大しつつあるフローティングタイプを付けたい場合は、1DINサイズに設計されている本体部分のサイズに合わせて、7インチ版のほうをお選びいただくのが適当です。(8インチ版でも取付可能ですが、隙間を埋める必要が出てきます)

今回ご登場いただくのは、スモーキー永田さんが代表を務めるTOPSECRET製のエアロがバッチリ決まっている一台です。

年式としては前期型にあたりますが、M17系のフルエアロ装着と、ニスモ専用新色のニスモ ステルスグレーのフルペイントがものすごい迫力を醸し出して、全く「年齢」を感じさせません!素人は素直に最新モデルと思うだろうし、玄人は頭がバグってしまいそうな一台に仕上がっています。

オーナー様は、上述の「2DINナビを入れられるようにしたいニーズ」をヒシヒシと感じていられたようで、当店の2DINパネルキットを発見していただいたのをきっかけに、フローティング型のナビ(ディスプレイオーディオ)の取り付けをご依頼いただきました。

ナビ取り付けが終わり、その納車の際、GT-Rとしては施工例がほとんどない「フローティングタイプのメインユニットを設置している車両」として、10月末に開催予定のRsMeetingの当店ブース内に出展していただけませんか--と、協力を打診したところ、二つ返事でご快諾♪いただきました。
それに加えて、そんな晴れ舞台に登るのであれば、、ということで、GT-RスーパーサウンドアッププログラムのV1によるスピーカー周りのグレードアップもご決断いただき、即、再入庫していただく展開になりました(当店はプッシュしてません!)

結果的に、フローティング型のディスプレイオーディオをヘッドユニットとして、社外フロント2wayと純正リヤの6スピーカーを鳴らすシステムとなりました。
以下、システムと工法の概要です。

◯ナビ周り
ナビはカロッツェリアのDMH-SF700(オープン価格)です。
カロッツェリアのディスプレイオーディオ製品のフラッグシップモデルで、9V型のフローティングモニタを装備しているのが当製品DMH-SF700で、6.8V型モニタの非フローティング型がDMH-SZ700(オープン)となります。
(モニタサイズ/形式以外の仕様は同一です)

・インストール方法について
R35GT-R専用 2DINパネル+オーディオコントロール・スワップキット for 7/8インチ!を組み込むことによって、エアコン・オーディオコントロールパネルをルーフコンソール部分に移動させて、空きスペースを作り、ナビを取り付けて2DINパネルで仕上げます。
こうして出来上がった2DINスペースのうち、1DIN分を使ってDMH-SF700を取り付けて、残り1DIN分は汎用のポケットをはめ込んで、小物入れとしました。

文字でお伝えすると、結構大掛かりな整形手術に見えますが、ダッシュボード奥の一部を削るものの、表側には不可逆的な加工は施さず、配線もカプラオンで済んでいるので、完璧に純正戻しができるのが隠れたアピールポイントです。

信号の配線については、ナビの音声信号と、リヤモニタ出力信号を純正デッキにAUX(VTR)入力することで、MFDならびに純正デッキを引き続き中核に据える方法を取りました。
(GT-Rのナビ取り付けでは、ほとんどこの方法をつかっています。ナビ側にRCA出力がない場合の音声信号は、スピーカー出力をハイローコンバーター経由で入力する方法をとります。)

・配線の取り回しについて
お客様のコダワリに応じて一工夫しています。
ダッシュボード周りにアンテナや配線が見えるのはお好みでないということで、(1)GPSアンテナと(2)マイクをダッシュボードの中(奥)に仕込みました。

◯スピーカー
当店人気ブランドのBLUE MOON AUDIOのAX165(税込93,500円)をお選びいただきました。

フラッグシップのRX165(税込198,000円)、ベースモデルのSX165(税込48,400円)の中間に位置し、「よくできた楽器のようにクセのない原音再生を目指す」ブルームーンオーディオのポリシーをしっかりと体現しているモデルです。

・取り付けについて
ウーファーの取り付けは、純正スピーカーの水準(位置)を保ちながらも、ダイキャストグリルを使ったセミアウターバッフル形式とし、振動板露出による音響面のアドバンテージを獲得しています。
ツイーターについては、純正と同じミラー裏の位置に、カスタム製作したツイーターマウントをこしらえることで、AX165の大型ツイーターユニットを保持しています。
こちらも振動板が露出するスタイルのインストールになりますので、ウーファーと同様に音響面のメリットは大です。

・スピーカー周りの防振について
ドア全体、並びにドア周りの振動は、スピーカーの振動板の正常な動作に悪影響を与えます。伝統的な対応策であるドア全体のデッドニングに加えて、更なる改善のために、バッフル・スタビライザー・ウエイトを取り付けました。

これはスピーカーバッフルの裏側(ドアの中)に取り付けるウエイトで、スピーカーの振動板が前後に動作する際、その反動によってスピーカーバスケットが逆方向にブレて、振動板の振幅の一部が相殺されてしまう現象を防ぐことを目的としています。
一つ320グラム程度のウエイトを、スピーカーバッフルの固定ボルトに共締めし、スピーカー固定部周辺の質量を増加させることで、振動板の動作により生じていた反動を吸収し、振動板の安定した動作を可能にします。

全帯域の基調を決める低音域の規律がキチッと整うことで、低域は伸び、中高音域のディテールがきれいに表現され、音場は広くなり、音像がクリアにまとまるといった目覚ましい効果が得られます。


以上を持って、R35GT-Rのヘッドユニットリフレッシュと、フロントスピーカーの大幅グレードアップが完了しました!

純正の外観の大幅な変化を嫌うオーナー様が少なくないR35に対して、フローティングモニタ導入はちょっとハードルが高いかもしれないなと思っていた時期もありますが、「キレイに収まっていればヨシ!」ということなのでしょうか。ダッシュ周りの変化を嫌うオーナー様にもご納得の仕上がりとなりました(^o^)

それでは施工の様子をごらんください♪♪

  • ヘッドユニット部前後比較

    それでは、センターコンソール部分の前後比較から始めます。

    左が純正の状態です。
    エアコン・オーディオコントロールパネルが一等地を占拠していますね。
    右がカロッツェリアのDMH-SF700を取り付けたあとの状態です。

    エアコン・オーディオコントロールパネルをルーフコンソール部に移設し、ベースフレームと化粧パネルを取り付けて、2DINスペースを造ります。

    キットには7インチ用と8インチ用がありますが、今回のディスプレイオーディオのモニターはフローティングタイプで、化粧パネルの開口部を大きくする必要はないため、7インチ用のキットで組みました。

  • フローティング具合

    モニタを横から見たところです。

    フローティングですので、ダッシュボードの正面から浮いた分、手前にせり出していますが、もともとのダッシュボードがグッと寝ているので、ドライバーの目線でみると、さほど「飛び出し感」は感じられないように思います。
    1カット前の写真をご覧いただくとわかるように、シフトレバーからはだいぶ距離があるので、シフト操作の支障も心配なく、収まりは良好ですね。

    なお、この製品はモニタの位置を縦方向に調整できるようになっていますので、少し下げ目で調整しています。上げすぎるとMFDにカブってしまうので、この位置がベストだと思います。

  • 2DINパネル&マイクの設置状況

    キットに含まれる2DINパネルの外観と、「隠しマイク」の設置状況です。

    エアコン・オーディオコントロールパネルを取り外したあと、開口部の奥の見えない部分に軽加工を施した上で、ベースフレームと化粧パネルを取り付けて、2DINスペースを作っています。

    2DIN分のスペースのうち、下半分にディスプレイオーディオの本体部分を取り付けて、上半分は1DINポケットで埋めています。
    このポケットの右カドを注視していただくと、マイクくっついてるのがわかるでしょうか?ここであれば、フローティングモニタを取り付けた後は、視界に入りません。

  • USB/HDMIケーブル

    アームレスト内の様子です。

    ディスプレイオーディオに繋がるUSBとHDMIはアームレスト内に引き出してあります。
    当機(DMH-SF700)でアップルカープレイ/アンドロイドオートのサービスを利用する場合、スマートフォンを有線で接続する必要がありますので、ここから接続することになります。

    社外の無線アダプターを使うことでワイヤレス化も可能ですが、ALPINEのZシリーズなら製品は標準で無線・無線の両対応なので一歩リードですね。

  • GPSアンテナ設置

    GPSアンテナの「仕込み」作業の様子です。

    冒頭ならびにマイクの説明で触れましたように、GPSも露出NGでしたので、ダッシュボードの中に設置します。

    ダッシュボードの素材が樹脂製で(ほとんどそうですが)、そんなに分厚くなければ、電波の受信に特段の支障はありませんが、厚かったり、周囲の近いところに金属が使われている場合は、使用に適さない場合もありますので、注意が必要です。

    なお、自車の位置と向きの計算は、DPSアンテナが受信した複数の電波から算出するので、アンテナの向きや角度はアバウトで構いません。

  • ルーフコンソール

    施工後のルーフコンソール部の様子です。

    ルーフコンソール部の出来上がり状態の様子です。

    左側のカコミにあるように、もともとのメガネケース部分を、キット付属のパネルに置き換えて、センターコンソール部にあったオーディオ・エアコンコントロールパネルを組み込んでいます。

    オーディオ・エアコンコントロールパネルの電気的な接続に関しては、センターコンソール部から長ーーい延長ケーブルを使ってルーフまで持ってきていますので、全てのボタン・ボリュームがきちんと動作します。

    なお、センターコンソール部・ルーフコンソール部の両方とも、不可逆的な加工は行いませんので、完全な純正戻しが可能です。

  • アウターバッフル

    ドア周りの外観です。

    ドアのアウターパネルとインナーパネルに対して、制振効果の高いデッドニンググレードで防振を行っています。

    スピーカーの取り付け方法は、GT-Rスーパーサウンドアッププログラムにオプション設定しているアウターバッフル制作をご注文いただいていますので、スピーカーの振動板が内装と同水準になる程度の高さになるように、バッフルの高さを調整してあります。その後、ご注文のスピーカー(AX165)を取り付け、防護用のダイキャストグリルを付けて出来上がりです。

    配線については、冒頭のシステム図をご覧いただくとわかるように、純正アンプのフロント出力は片側1chなので、ドア内に引き込まれている純正ケーブルの先にパッシブネットワークを接続し、そこを起点に、下のウーファーと、ミラー裏のツイーターのそれぞれに分岐しています。

  • グリルアップ

    スピーカーグリル部のアップです。

    今回お選びいただいたAX165のメーカーである、BLUE MOON AUDIOのRX165用に販売されているダイキャスト製のグリルで、GT-Rスーパーサウンドアッププログラムのアウターバッフルオプション(税込60,500円)をお選びいただいた場合にお付けしています。

    アルミホイールを思わせるデザインで、なかなかかっこよいです♪

  • バッフル・スタビライザー・ウエイト

    スピーカーバッフルの裏には、当店の定番アイテム♪となっているバッフル・スタビライザー・ウエイトを設置しています。
    アウターバッフルの土台となるスピーカーベースをインナーパネルに取り付ける際、6ミリのボルトを使って固定するのですが、その際に「共締め」する格好でウエイトを取り付けます。

    車によってボルトの数は3本 or 4本と異なりますが、GT-Rのフロントは3本なので、3個取り付けています。
    バッフルボードの真裏におもりを取り付けて、スピーカー周辺の質量を増加させることで、振動板の動作により生じていた反動を吸収し、スピーカーバスケット・バッフルボード・ドア鉄板のブレを抑制することで、振動板の安定した動作を可能にします。

  • ツイーターマウント

    ツイーターの取り付け状況です。

    小ぶりなツイーターユニットであれば、ミラー裏のツイーターカバー内でひっそりとトレードインできるのですが、大きなユニットの場合は自ずとツイーターマウントを使ったインストールになります。

    GT-Rスーパーサウンドアッププログラムツイーターマウント制作オプションとして、税込44,000円にて承っています。
    ツイーターの大きさによって、デザインが変わるのですが、AX165くらい大きなものになると、かなり主張の強いデザインになりますね。

    ツイーターマウントのデザインとは違う話になりますが、ツイーターのブルーのカラーが特別にペイントした外装色「ニスモ ステルスグレー」とマッチしていて、なかなかウットリしてしまいました。

  • 作業後記

    今回は前期型R35GT-Rのフローティング型ディスプレイオーディオ取り付けの事例をご覧いただきました。

    冒頭でも触れましたように、前期型・中期型のR35にとってナビ更新(2DINスペース作り)は優先順位の高い課題ですので、皆様関心を持たれていることと思います。
    相応のコストはかかりますが、純正の機能を100%維持した状態でオーディオコントロールパネルの移設ができ、かつ、完全に純正戻しができるキットは当店だけのオリジナルです!

    いよいよナビ更新しないとな。というタイミングがきましたら、導入をご検討ください♪
    以下に概算の見積もりをお伝えいたします。

    R35GT-R専用 2DINパネル+オーディオコントロール・スワップキット for 7/8インチの施工概算見積り】
    (1)キット代金279,400円(税込)
    (2)施工工賃(エアコン・オーディオコントロールパネルの移設を行い、2DINデッキが取り付けられるようにするところまで)38,500円(税込)/3時間程度
    合計317,900円(税込)
    ※この状態までの施工でお引渡しすることも可能です。また、ナビを取り付けるだけであれば、なんとか一日施工も可能です。(要予約)
    ※ナビ類を取り付ける際の電源取り出し、車速取り出し、スピーカーケーブル接続等の工賃は、仕様に応じて別途見積りいたします。



    R35向けのオーディオグレードアッププランであるGT-Rスーパーサウンドアッププログラムの方もどうぞご検討ください。

    以下にプログラム内の3つのプランの概要をご紹介しておきます。(価格はすべて税込)

    ●標準プラン3つ
    【V1】フロントスピーカーの交換+デッドニング(136,400円)(BOSE車:245,300円)
    【V2】V1にリヤスピーカーをサブウーファーとして運用するための加工を加える(203,500円)(BOSE車非対応)
    【V3】V1にリヤスピーカー交換とDSPアンプ交換を加えたV3(398,200円)(BOSE車:534,600円)
    ●オプション2つ
    ・ツイーターを露出させるツイーターマウント制作(44,000円)
    ・アルミダイキャストグリルが美しいアウターバッフル制作(60,500円)

    ご予算とご要望に応じて、柔軟にプランさせていただきます。
    どうぞお気軽にご相談ください!
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