スズキジムニーシエラのオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.784(お問い合わせの際にお伝えください)
model
スズキ ジムニー シエラ
system
メインユニット:carrozzeria DMH-SF700、DENON DCT-Z1、HiBy R6 Pro AL
デッドニング:フロント
フロントスピーカー:JBL 660GTi 、JBL P6563C(スコーカー)
リアスピーカー:純正(フロント移設)
サブウーファー:BLAM MSA 25P
プロセッサーアンプ:HELIX M-SIX DSP、DIRECTOR
デジタルコンバーター:audiotechnica AT-HRD500
ケーブル:audiotechnica、REXAT、SAEC
ミラーモニター:7インチ
ETC:carrozzeria ND-ETCS10
ドラレコ:ユピテル
バックカメラ:Panasonic CY-RC100KD
電源、USB増設ユニット:CARMATE NZ-587
サイレン:LOCK音comment
ディスプレイオーディオorデジタルオーディオプレイヤーの出力をDSPアンプに入れ、フロント3way+パワードサブウーファーを鳴らすシステムです。
ナビ音声でフロントスピーカーの楽曲がボリュームダウンされないように、ガイド音声はリヤスピーカーから再生されるようにしてあります。
スズキ・ジムニー・シエラの事例紹介です。
「スバリスト」という、スバルファンを指す清廉な輝きをたたえた称号に対して、スズキファンのそれはスズキスト☆・・じゃなくて、その中毒性からか、「鈴菌」と、めちゃ自虐的な香りのする呼称が一般的(特にバイク系)なようですが、このジムニーに関しては「ジムニスト!」と歯切れのよいタイトルがちゃんと存在しているようです。
それくらいコアなファン層に支持されているということですが、それに加えて、山岳地域・積雪地・砂漠地帯などの過酷な条件下における「はたらくくるま」としての重責も担っている、小さくて大きな車です。
最新のJB64/74型は約20年ぶりのフルモデルチェンジということで、待ちに待っていたファンの怒涛の注文は一巡したのでしょうけど、そこで息切れしてしまうような車じゃないようですね。2018年にスズキ車で初めてグッドデザイン賞を受賞したのに加えて、2019年には、日本車で初めて世界カーオブザイヤーワールドアーバンカー賞まで受賞した価値への評価はまだまだ済んでいないようです。
今回登場するのは、鈴菌一年生のオーナー様のシエラです。
これまでVWゴルフ5→7と乗り継いできたオシャレな方なのですが、どういった経路で感染なさったのか、いきなりジムニストに転向です(^o^)
前車、前々車では、DENONのデッキにHELIXのDSP、JBL3スピーカーと、生粋のハイファイ志向のシステムを組まれており、乗り換えに際して、当然のごとく移設ということになりました。
しかしながら、それなりの物量(取得簿価150万円くらい)をインストールするということで、どちらかというとライト気味なシステムが多いジムニーらしからぬ、ガチンコオーディオなジムニーが出来上がることになりました。
サマリーとしては、フローティングタイプのディスプレイオーディオをヘッドユニットとして、DSPアンプを介して3wayとパワードサブウーファーを鳴らすシステムです。事実上のメインソースはHiBy MusicのDAPで、DSPに光入力してハイレゾ再生を楽しめます。
ヘッドユニットの設定と回路の組み方の工夫により、フロントで楽曲再生中でも、ナビの道案内がリヤスピーカーから聞こえるように作ったので、曲がり角のたびに邪魔されるストレスとは無縁です♪
以下、コンポーネント紹介です。
◯ヘッドユニットとインターフェース
ヘットユニットとなるディスプレイオーディオはカロッツェリアのDMH-SF700(オープン)です。
これに加えて、CDを高品位再生するためのDENONの名機・DCT-Z1も設置しています。(DSP経由のDAPについては後述)
DMH-SF700はカロッツェリアのディスプレイオーディオのフラッグシップで、1DIN規格の本体に、フローティングタイプの9Vサイズモニタを持つ製品です。
本体の機能は同じで、モニタサイズ別に2つラインアップされており、6.8V型モニタでDMH-SZ700というのがあります。立ち位置としては、サイバーナビ・楽ナビのカーナビ製品に対して、AVソース再生に軸足をおいたメディアプレイヤーで、「Apple CarPlay」ならびに「Android Auto」によって、アプリ利用によるナビやストリーミング再生などの機能を使うことが出来ます。
ナビといえば、HDDやSSDといった記憶メディアを内蔵する形態が主流で、パイオニアに代表される国内メーカーが大得意としていたジャンルでしたが、スマホの性能向上、通信速度の高速化に後押しされ、各種サービスがアプリ経由で提供されるようになることで誕生した、通信を前提とすることで100%活用できるメディアプレイヤーのような製品です。
中にナビデータを持っておらず、通信なしだと、USBの楽曲再生とラジオ受信程度に機能が制限されるため、オールドファンからすると麺とチャーシュー抜きのラーメンみたいな感じがします。
しかしながら、スポティファイのようなMP3ファイルをストリーミング再生させるサービスを活用すると、ライブラリが無限大になるメリットがありますし、ナビについても、PCやスマホを通じた検索の結果、保存した目的地データをワンタッチ(or 一声)で呼び出せてしまうという、一度使うと後戻りできない無双の利便性も得ることができます。
本来なら、こういう市場はソニーが開拓・主導できたはずなんですが、経営が迷走していた時代が災いして、この分野では北米勢の後塵を拝することになっております。
とはいえ、目的と手段を短い直線で結ぶのが得意な西洋人がめちゃくちゃに頑張ったせいで、なかなか使えるサービスになってきました。
繰り返しになりますが、日々のネット検索活動→目的地発見・保存→車内で一発設定。のシームレスなフローには無二の価値があり、(日常的にナビを使う方にとっては)この一点だけでも、ディスプレイオーディオを選ぶ理由になりえると感じています。
なお、多くのディスプレイオーディオは、位置情報をナビのGPSのみに頼るため、乗り出し時に車両の方向が不正確になりがちなハンデがありますが、DMH-SF700/DMH-SZ700については、本体にGPSをもち、さらに車速信号も取り込んで判断するため、位置・向きの精度は、サイバーナビのようなフラッグシップ機と同等です。
今回のDMH-SF700の接続・設定については、DSP経由のDAPを楽曲メインソースとして楽しむために、一工夫しています。
接続図内にもお示ししましたように、フロント出力をリヤスピーカーに、リヤ出力をDSPに、それぞれ接続し、その上でSF700のフェーダー配分をリヤ100%にしています。こうすることで、リヤスピーカーからは常にナビ音声(道案内)を聴くことができます。
フロントスピーカーについては、DSPコントローラーの切り替えによってメインソースを選んだ場合は、SF700に接続されたUSB・HDMIソースが再生されますし、DSPの光入力に切り替えれば、デジタルインターフェース経由で接続されたDAPをハイレゾ再生することも可能です。
繰り返しになりますが、上記の二択のいずれの場合においても、リヤから道案内を聴くことができ、当然ながら、フロントからの楽曲再生がミュート・ボリュームダウンされることがないのがミソです。
DENONの名機・DCT-Z1については、コンソールの2DINスペースのうちの1DINの空きを活用してインストールし、出力は、SF700の外部入力に接続してあります。
その他、ディスプレイオーディオ/ナビをインストールする際についてまわる、USB/HDMIの外部入力用コネクタの引き込み・設置問題についても、スマートな答えを出すべく、ジムニー向けマスト装備とも言われる、電源・USB増設ユニット(CARMATE NZ-587)の右側の丸穴のところに、ビートソニックのUSBとHDMIのコンセントを組み込み、これらをSF-700の背面と結ぶことで、インターフェースをすっきりと整理することができました。
◯DSPアンプとデジタルオーディオプレイヤー
DSPアンプはHELIXのM-SIX DSP(税込11万円)を使いました。
HELIX製品で登場の機会が多い P-SIX DSP、V-EIGHT DSPといったP・Vから始まる製品はDSPが主の、アンプ内蔵DSPであるのに対して、Mから始まる当製品は、アンプが主の、DSP内蔵パワーアンプという位置づけになっています。前グループが正方形に近い箱型で、後グループはいかにもアンプな長方形箱型をしています。
今回のM-SIX DSPは10ch分のDSPを内蔵した6chアンプで、外部に4ch分のアンプをつなぐことで、10chのDSPをフルに使うことができます。
ヘッドユニットのディスプレイオーディオのりや出力(フルレンジ)を入力して、フロント3way(ツイーター・スコーカー・ウーファー)をドライブするように接続しました。
外部入力として、光デジタルを装備しているので、DAPの同軸デジタル出力をオーディオテクニカのデジタルインターフェースで光変換してから入力しています。
◯スピーカー
3wayをJBLで揃えています。
ツイーターとウーファーが660GTiで、スコーカーとして、3way商品であったP6563Cのスコーカーのみ使っています。
インストールに関しては、薄めのドアということもあり、アウターバッフル形式でウーファーを取り付けて、デッドニングによってしっかりとエンクロージャー化しました。
ツイーターとスコーカーは、Aピラーに並べて埋め込んで、音質を積極追求しています。
◯パワードサブウーファー
BLAMの(比較的)新製品であるMSA 25P(税込77,000円)を起用しました。
シート下に設置可能なコンパクトサイズなボディ(345mm x 245mm x 78mm)に、10インチ(25cm)ユニットと、180W定格のアンプを積んでおり、現行の最先端スペックをもっています。
サブウーファーに限らず、低音を発する製品は、(自分自身を揺らしてしまって損失が生じないように)重いほどよいわけですが、その点、アルミダイキャストで5.3kgの重量があるので、非常に安定感があります。
ハードにもジェントルにも鳴らせる名機として、長らく指名買いがつづいていた、Cerwin VegaのVPAS10が終売となってしまいましたので、後継はこのMSA 25Pだなと思っております。(ズコンといきたい方はキッカーのHS10)
以上をもって、ジムニーらしからハイファイ・ジムニーが完成しました。
上記以外にも、ディスプレイオーディオ連動のリアカメラ、ミラーモニター、ETC2.0、前後ドラレコとあれこれやりましたので、かなり充実した一台となっています。
それでは施工の様子を御覧ください♪
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フロントドア(施工前)
加工前のドアの外観です。
ジムニーのスピーカーはフロント2スピーカーが標準で、リヤはオプションと聞いています。
そのフロントスピーカーも10センチと小径です。10cmというと、ミッドレンジならともかく、これだけで量感を出すのはなかなか難しいので、他の専門店様は専用のトレードインキットを制作して13cmや16cmを設置できるようにし、セパレートツイーターで高域を補って整えるように工夫なさっています。
主な製品として・・
BLUE MOON AUDIO:CX130(13センチコアキシャル)とセパレートツイーターを組み合わせたトレードインキットが発売されています。
BEWITH:13センチウーファーとツイーターのキットを販売されています。
千葉県のログオンさん:スピーカーホールの拡大をしなくても、KICKERのセパレート16.5cmが取付できるようなキットを制作されています。
BMW向けキットと同様に、ある程度の販売量が見込めそうな車向けには、一定数のカスタムフィット商品が開発されてきますね。 -
アウターパネル作業
アウター側の作業が終わったところです。
ドアトリムを取り外し、ビニール除去と清掃・脱脂を経て、アウターパネルに短冊状にカットした防振材を貼っていきます。
この後にスピーカーケーブルを引き込んで、アウターバッフルの制作に移行します。
純正スピーカーが10センチということで、スピーカーホールがちっちゃいですね!
次のカットで拡大後の様子をご覧に入れますので、元の大きさを記憶しといて下さい・・
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インナーパネル作業
インナー側の作業が終わったところです。
スピーカーホールを拡大し、インナーパネル側のバッフルベース取り付けと、防振が終わったところです。
スピーカーホールがズコンと大きくなっているのがお分かりになると思います。
この大きさが確保できて初めて、17センチクラスのスピーカーを小音量から大音量の全域に渡って、ツマリ感なく鳴らせるようになります。
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アウターバッフル製作
アウターバッフル部のアップです。
前のカットから、ドアトリムをかぶせて、アウターバッフルをあてがい、ネジで留めた状態です。
この後、スピーカーのフランジ部をネジ止めして、さらに別のネジでグリルを留めることになります。
写真のゴールドのリングは、前車で使用していたM&M DESIGNのPCD-1です。
4箇所にねじ込まれている皿ねじによって、前カットのバッフルベースと、アウターバッフルが連結されています。その他たくさんの不規則に並んでいるように見えるネジ穴(のどれか)を使って、スピーカーを留めます。
ありとあらゆるスピーカーに適合するように設計されているので、穴だらけになっています。
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フロントドア(施工後)
出来上がりの図です。
アウターバッフル化していますが、日々のシーンに馴染むようなデザインを心がけているので、派手さはないですね。
ショーカーのような刺激的なのがお好みの方には向きませんが、飽きずに長く付き合っていただくには、これくらいがいいんじゃないかなと思っております。
アウターバッフルにする際にお客様から確認される点としては、下取りについての懸念が多いです。
(1)純正スピーカーに戻せる程度の加工で済んでいる場合は、ドアトリムを交換して、何事もなかったように元通りに戻せますし、(2)バッフルは付けたまま、スピーカーだけ廉価なものに交換して手放すという手もあります。
買い手さん次第で判断ですね。 -
ピラースピーカー
Aピラーの様子です。
JBLの2way製品である660GTiのツイーターと、同じく3way製品であるP6563Cのスコーカーを並べて配置しています。
ツイーターは1インチ≒25.4ミリと一般的なサイズですが、スコーカーは10センチあるので、だいぶボリュームがありますね。これだけ大きいと、防護なしというわけにも行かないので、製品に付属していたグリルを少し加工して取り付けてあります。
ピラーカバーの制作は、MDFなどの骨材とパテで整形後、フロッキング塗装で仕上げています。
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リアスピーカー(施工後)
ぱっと見、施工前の純正に見えますが、施工後の写真です。
フロントに使用されている、ダブルコーンタイプの10cmスピーカーをリアに流用しています。縦型のバッフルはお店で作りました。
このスピーカーの接続は、冒頭で触れましたように、ディスプレイオーディオのフロント出力です。フェーダー操作によって、常にナビ音声だけが聞こえる(再生される)ようになっています。
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パワードサブウーファー
鳴り物の最後として、パワードサブウーファーをご紹介します。
場所は助手席のシート下です。
製品は最近発売されたBLAMのMSA 25Pです。
写真の手前が車両の進行方向で、シートをめいっぱい後ろに下げて撮影しました。電源・RCAケーブルの接続部が見えてますが、凹部にハマり混んでいるので、カカトが当たることは有りませんね。
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ダッシュボード全景(施工前)
スピーカー関係のご紹介が終わったので、ここから再生機器方面に移ります。
まずはメインユニット取り付け前の様子です。
このクルマのデフォルトはオーディオレスのようで、初対面の時はこのような状態でした。
納車後、即のご入庫でした。 -
メインユニット
こちらがカロッツェリアのDMH-SF700です。
冒頭でご説明したように、カロッツェリアのディスプレイオーディオのフラッグシップ機で、9v型のフローティングタイプモニタが装備されています。
一般的なディスプレイオーディオ機と違って、製品自体にGPSをもち、車速信号も取り込むので、ディスプレイオーディオ機にありがちな、走り出し時に車両の向きの表示が不正確になる現象が起きにくくなっています。
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DENON DCT-Z1
サブ・ヘッドユニットのCDデッキです。
DMH-SF700には回転系のメカは搭載されていないので、手持ちのディスクが再生できるように、空いている1DINにDENON DCT-Z1を設置しています。
当時の価格で28万円でした。
現代のカーオーディオの流儀は、FLACやDSDといった、楽曲ファイルの情報そのものの品質に手を加えたり、DSPによって音の伝わり方を最適化したりと、半導体やソフトウェアの技術発展に後押しされて、禁断の地に踏み込んでしまった感がなきにしもあらずですが、このDENONのデッキが隆盛を誇っていたころは、CDの情報をいかに引き出すかの一点だけに集中して、そんなに高くない天井をなんとか持ち上げようと、各メーカーが必死に競っていた時代でした。
今の機器のほうがコスパはいいんですが、このDENONのZ1やカロッツェリアのDEH-P01などと聴き比べてみると、微細なディテールや、空気感の点で勝っているように思うんですね。
皆様も機会があれば聴いてみて下さい。
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デジタルオーディオプレーヤー
HiByの R6 Pro ALです。こちらがオーディオ再生のメインソースとなります。
この手の手のひらサイズのデバイスは、センターコンソール付近に置くのが定石ですが、今回はiPhoneがその位置に座っているので、DAPは右側に設置しています。
接続については、オヤイデ電気様でオリジナルで制作してもらった同軸デジタルケーブルを使用して、オーディオテクニカのデジタルコンバーター(AT-HRD500)に入力しています。
DSPの入力は、オプティカル(光)で96kHzが上限ですので、AT-HRD500を使用して変換しています。
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DSPコントローラー
DSPコントローラーはモニタのすぐ下のところに取り付けました。
ダッシュボードのパネルを必要分カットして、半分埋め込むような感じで収めています。
これによって、ディスプレイオーディオor DAPのソース切り替えを行う他、音響セッティングの選択、デジタルソース(DAP)再生時のボリューム調整などを行います。 -
DSPアンプ
運転席下の様子です。(写真の手前が車両前方です)
こちらには、DSPアンプを設置しました。
冒頭でもふれましたように、アンプ寄りのDSPで天板が長方形なので、長辺が32センチと長めです。
依然としてシート下に収まることは収まるのですが、よく登場するV-EIGHT DSPやV-TWELVE DSPと比べると雰囲気が違いますね。
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配線隠し
シートをめいっぱい下げた時に配線が引っかかってしまうリスクがあるので、カーペット生地を被せて保護しています。
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USB&HDMIコンセント
コンソール下のユーティリティに工作を施しました。
ジムニーの定番アフターパーツである、CARMATEの増設電源ユニット(NZ-587)では、左端にUSBが2つ並び、右端は丸いブランクキャップに噛み合うように作られています。
この丸キャップは、スズキがオプションで用意している「市販ナビの外部入力用USBソケット(C9S0(39105-80P00))」をとりつけるためのスペースなので、今回はここに、BeatSonic USB9を設置してDMH-SF700と接続できるようにしました。
上の段がUSBポートで、DMH-SF700のUSB-Cに付属の変換アダプターを使用して接続されています。
下の段はHDMIポートで。carrozzeria CD-HM110(HDMI Type-D変換)を使用してDMH-SF700に接続されています。
ナビ/ディスプレイオーディオへの外部入力ケーブルの処理はいつも悩みどころなのですが、今回はスッキリ解決しましたね♪
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マイク&ETCアンテナ
運転席のサンバイザーのところです。
安全運転補助装置のカメラの脇のところに、DMH-SF700のマイクとETCのアンテナを設置しています。
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レーダーアンテナ&ドラレコ
カメラの反対側(助手席側)から見たレイアウトです。
ここには、レーダー探知機のGPS受信部部を設置しています。
ドライブレコーダーのフロントカメラは、ルームミラーの奥にあたる部分に設置しています。
ルームミラーは7インチのミラーモニターに換装するため、前方の視界を妨げることはありません。
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ドラレコリアカメラ
ドライブレコーダーの後方用カメラはリアガラスの上部に設置しています。
ジムニーのバックドアは冷蔵庫のように、横方向に開閉するタイプです。
バックドアにはガラスを囲う内装がないので配線の取り回しに頭を悩ませました。
カメラのステーは両面テープでの接着なのですが、夏場の暑いときはダレてきてしまうので何か対策を検討する必要がありそうです。 -
ミラーモニター
ミラーモニターの取り付け状況です。
今までのクルマ全てにおいて、ミラーモニターをお使いになられていたのですが、前車でお使いだった製品の調子が悪くなったので新しいものにしたいということで、お客様側でご用意いただきました。
ディスプレイオーディオのリアモニター出力が接続されています。(平時はミラーとして機能します)
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リアビューカメラ
リアカメラの取り付け状況です。
使用ユニットは安心安全定番のパナソニック・CY-RC100KDです。
DMH-SF700に接続するリアカメラとして機能しています。取り付けにあたっては、当店のオリジナル埋め込みブラケットを使用して埋め込んでいます。
車幅に対して、ぴったり中央に取り付けていますので、後退時に車両感覚がつかみやすいメリットがあります。 -
駐車監視用タイマー
ドライブレコーダーの駐車監視用タイマーです。
BLACKVUEというメーカーのパワーマジックプロという製品で、エンジンを切ってからドライブレコーダーに給電する時間(=録画させ続ける時間)をディップスイッチで設定ができます。
現在は販売していないようです。。
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フューエルリッドカバー
ジムニストの皆さまの愛情が多い分、アフターパーツのバリエーションも豊富ですね♪
こちらにもお店のステッカーを貼りたいと嬉しいお言葉を頂戴いたしました。
重ね重ね有難うございます! -
作業後記
今回はジムニー・シエラのフルオーディオ移設の事例をごらんいただきました。
ピュアオーディオ一筋で歩んでこられたお客様なので、ジムニーとしては車格を超えたシステム内容になっちゃいましたね。
どなた様でもお気軽に?♪というメニューでは無いかもしれませんが、楽しさはお伝えできたと思います(^o^)
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本文中でもふれましたように、このクルマのオーディオは前後4スピーカーと、ごく普通の仕様になっています。
適当なナビがついている前提でのオーディオのグレードアップ策としては・・・
●外観を全く変えない場合
(1)標準と同等の直径(13センチ)あるいは17センチでコアキシャルスピーカーに交換し、高音域の表現力を高める。
(2)上記(1)にサウンドアッププログラムでドア防振(ドアチューニング・デッドニング)を施し、スピーカーの動作環境を整える。
●ツイーターくらいは顔だしていいんじゃないのという場合
(3)13センチ、あるいは17センチのセパレートスピーカーに交換。ツイーターはミラー裏のカバーに軽加工で取り付けるか、ダッシュボードの両端に配置。
(4)上記(3)にサウンドアッププログラムでドア防振。
上記の全ケースに加えて、必要に応じてパワードサブウーファーをシート下に配置。
今回の事例のように、やろうと思えばDSP、アンプetcと一通りのことは出来ますが、室内・特にラゲッジスペースの使い勝手はできるだけ変えたくない車だと思いますので、一般的なユーザーさんならは、上記のようなコアキシャル、あるいはフロント2wayの選択が適当だと思います。
ただ、低音域はそこそこ伸びてほしいというご希望があり、かつパワードサブウーファーはスペース的にも予算的にもちょっと・・という方は、そこそこロードノイズが大きな車でもあるので、より低域までカバーするセパレート17センチスピーカーを使い、低域の伸びと締まりには欠かせないドア防振と、スピーカー周りの振動を抑制して驚異的に低音域を充実させるバッフル・スタビライザー・ウエイトも合わせて施工するのがベストだと思います。
ご希望、ご予算に応じて柔軟に対応いたします。
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