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スバルXVのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.672(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    スバル XV

    system

    メインユニット:スバル専用DIATONE
    ドアチューニング:フロント、リア
    フロントスピーカー:DYNAUDIO ESOTAN 236 40th Anniversary、DYNAUDIO MW-162
    リアスピーカー:DYNAUDIO ESOTAN 236 40th Anniversary
    サブウーファー:なし
    パワーアンプ:内蔵
    ケーブル:kaiser STEADY

    comment

    フロント2wayとリヤスピーカーの交換、ドア防振、スピーカーケーブル交換の事例です。
    DYNAUDIOの2wayセット商品と、単品購入可能なフルレンジ1セットをうまく組み合わせて、最善の条件で聴けるように工夫しました。

  • ダッシュボード


スバル・XVの事例ご紹介です。

中島飛行機発祥のボクサーエンジンで馴らす富士重工業(当時)のSUVとしてデビュー。先行したフォレスターを追いかけて腰高SUVのポジションを固めた一台です。

初代(GH型)のデビューは2010年で、2017年モデルチェンジの3代目(GT型)が現行モデルです。
非スバリストの方だと、シャープなボディラインを持つ2代目のGP型を初代と認識されてる方も少なくないのではないでしょうか。インプレッサ(3代目)のクロスオーバーモデルとして、丸みのある共通ボディでデビューした「インプレッサ・XV」を初代としてカウントするようです。(当方は不勉強で存じ上げませんでした。m(_ _)m)


今回ご紹介するのは、ナビゲーション・スピーカーともにオプションのDIATONEでご入庫いただいた一台です。
ご家庭にはJBLのスピーカーシステムをお持ちで、オーディオへの造詣の深いお客様のようです。市販モデルに対して、若干ディスカウント視されるきらいのある純正オプションモデルとは言え、DIATONEといえば一般的にハイエンドとして認識されているスピーカーですが・・・

?中音域の厚みが不足しているように感じる。
?ドアを中心に振動がうまく抑えられていない感じがする。
と明確に分析なさった上で、改善案を模索したい。予算は概ね30万円上限。とご相談いただきました。

これに対し、ヘッドユニットとスピーカーはDIATONEのままで以下の3案をご提示しました。
?案:フロントのみ、もしくは全ドアに防振を施してスピーカーの稼働条件を整えることで、ボワつきを抑え・音の輪郭を先鋭化させる。
?案:パワードサブウーファーを足して中低域中心に厚みを出し、倍音効果による高域の伸びも狙う。
?案:状況に応じて細かな調整/再調整が可能なDSPを入れる。制御対象は以下の3つのいずれか。
Aフロント2wayマルチ + リア
Bフロント2wayマルチ + サブウーファー追加
Cフロント2wayマルチ + リア + サブウーファー追加

このご提案後、「改めてじっくり聴き込んでみたところ、実はスピーカーの音色そのものが好みに合っていないのではないかと感じるので、スピーカー交換+防振で考えてみたい。」との回答をいただきました。スピーカーブランドはご自宅で親しんでいらっしゃるJBLか、ホームオーディオで知名度の高いディナウディオ(デンマーク)、フォーカル(フランス)を選択肢として挙げていただきました。

JBLは御存知の通り販売終了になっていますので、残る2つでJBLテイストに近い音(明るめ&低音がある程度出る)ブランドとなるとディナウディオの方です。また、ディナであれば、よりきめ細かな表現力も加わるので、新しい世界に踏み込む楽しみもあって良いように思いました。
ということでディナウディオに決まり、製品選びです。

○フロントスピーカー
ディナウディオは(1)ESOTAR2 (2)ESOTEC (3)ESOTANの3グレードで展開しています。以前は(1)(2)までで、2wayで20万円台半ば〜とカーオーディオとしては高額なブランドでしたが、2020年に発売された?ESOTAN40周年モデルでは、2wayの232で77,000円(税込)、236で99,000円と非常にリーズナブルです。
今回はこのESOTAN 236 40th Anniversaryをお選びいただきました。

○リヤスピーカー
純正のリヤスピーカーはセパレート方式ではなく、標準的な1対のドアスピーカーです。高域もワンユニットでカバーできるコアキシャルモデルがあると都合が良いわけですが、ディナウディオにはコアキシャルがラインアップされていませんので、17センチフルレンジを単品で用意することになります。
上記?に属する2商品はいずれも2wayのセット商品ですので、単品売りの?あるいは?から選ぶこととなり、もっともリーズナブルなものとして?に属するMW-165(33,000円/個、66,000円/ペア・税込)が候補になります。

○調整
これで決まり。なわけですが、この2wayセットを前、フルレンジをリヤに使う前提だと、ウーファーのパフォーマンスとしては232付属のそれよりも、MW-165のほうが格上ですので、なんだか「活かしきれてない感」がたちこめてモヤッとします。
トータルバランスを考慮して組まれている2wayセット商品ではありますが、同じ設計思想の製品ですし、ワンランク上のMW-165であれば差し替えはアリだろうとの判断から、ウーファーを入れ替えて使うことにしました。

これに前後バッフル制作・ドア防振、ハイエンドスピーカーケーブル引替えを入れて総額38万円(税込)で収めました。


最初のご相談の時点から少々お時間を頂戴することになってしまいましたが、コミュニケーションを重ねることで、真のご意向の確認が出来たのは何よりでした。
その甲斐あって、肝心のサウンドにもご満足いただけた様子で、こちらも◎でした♪

施工の様子をどうぞ御覧ください♪

  • フロントドア

    それではドアの外観からです。

    割とストレートな面構成にスバルな香りを感じます。カドの面取りもすっきり素直で好印象です♪

    スピーカーレイアウトは、ご覧の通りドア右下にウーファーがあり、ツイーターはダッシュボード両端です。
    スピーカーグリルは楕円形状になっていますね。

  • ドアトリム取り外し

    トリムを取り外したところです。

    スピーカーグリルは楕円でしたが、今回はDIATONEのオプションスピーカーがついているので、(純正スピーカーに準じた)楕円形バッフルの上に丸いスピーカーが乗った格好になっています。

  • インナーパネル作業

    インナーパネル側の作業が終わったところです。

    ワンステップ前にアウターパネルの作業を済ませていますが、写真を忘れてしまいました。すいません。
    今回のドア防振は、マイルドな制振力のドアチューニング・グレードで施工していますので、オーディオテクニカの材料を使っています。
    アウターパネル側には、円形のAT7560R、インナーパネル側にはAT7550Rです。

    スピーカーケーブルは、当店ベースグレードのkaiser swingよりワンランク上のSTEADYという銘柄を使いました。

    スピーカーバッフルはご覧のように楕円のスピーカーホールを塞ぎつつ、17センチスピーカーを受け止めるよう、平板とリング形状の硬質MDFを組み合わせて作りました。
    スピーカーの背圧の通り道となるバッフル内面は、奥に行くにつれて広くなるテーパー形状に仕上げ、空気の淀みが生じにくくなるように配慮しています。

    ウーファーは一見してディナウディオとわかる顔をしています。インダストリアルデザインって、ブランディングの強力な構成要素ですね。こういった嗜好品だとその傾向が特に強いのではないでしょうか。視覚情報が上質なサウンドの記憶を呼び起こしてくれます♪

    あと、このユニットについては、冒頭でも触れましたとおり、2wayのセット商品である「ESOTAN 236 40th Anniversary」のウーファーではなく、単品ユニットとして販売されているMW-162を取り付けています。

  • リアドア

    次にリアドアです。

    リアのDIATONEスピーカーはワンユニットで、コアキシャルタイプがついています。
    こちらもディナウディオのウーファーに交換していきます。

  • アウターパネル作業

    アウターパネルが済んで、スピーカーバッフルの取り付けまで来たところです。

    サービスホールから覗いているのがオーディオテクニカのAT7560Rです。スピーカーケーブルの引き込みも終わりました。
    MDFのバッフルの内面が銀色に光っております。これは平滑度を上げて音抜けを良くするために貼ったアルミガラスクロステープです。
    防水塗装に加えて、水気を直接浴びないようにするための防護役も兼ねています。

  • インナーパネル側終了

    リヤのインナーパネル側が終わったところです。

    お伝えしたとおり、ウーファーはESOTAN 236 40th Anniversaryに含まれているユニットです。
    このドアだけで論じれば、高域再生用のツイーターがセットされたコアキシャルスピーカーではないので、後部座席に座った方には高域の輪郭が不足した感覚は否めませんが、スペックとしては下限60Hz〜上限4.6kHzまでは出ますし、フロントのツイーターの音がそれなりに飛んできますので、特に違和感を覚えられることはないと思います。

    フロント2wayと合わせたトータルの音場としては、オーナー様が当初抱いていらっしゃった中低域の不足感は解消され、情報量の多い、リッチな量感を獲得できたように思います。

  • 標準位置ツイーター取付

    ツイーターの取り付け状況です。

    純正オプションのDIATONEツイーターを外し、当店のツイーターブラケットを介してディナウディオのツイーターと取り付けました。
    ブラケットはスバルのネジ穴ピッチに適合するので、純正のネジ&ネジ穴で取り付けられます。

    ブラケットへのツイーターの取り付けについては、このツイーターの背面には固定用のボルトがセットされているので、ブラケットに空けてある穴に通し、ナットを締めれば一発固定完了です。

  • ネットワーク設置

    ネットワークの設置状況です。

    今回はフロント・リヤのスピーカー交換ですので、基本的に既存ユニットの入れ替えで済むわけですが、ネットワークだけは唯一(左右あるので唯二?)追加されるオブジェクトです。
    ネットワークはインライン型の鉛筆サイズからお花見の重箱サイズまで、製品によって随分と大きさが異なり、また高域用/低域用と別立ての場合は、通常左右で2個なのが4つに増えることもあり、設置場所の条件が大きく変わります。

    今回起用したESOTAN 236 40th Anniversaryのネットワークは、一つが厚さ38×幅84×高さ145ミリと「中の上」くらいの大きさで、ダッシュボードやキックパネル付近には、取り付けづらいサイズです。また、2wayともドアにレイアウトされる場合でも、ドアトリムの裏側に収めるのは同様に難しいです。

    ということで、今回はDSP・パワードサブ設置でおなじみのシート下に配置することになりました。
    写真は助手席側で、向かって左側が進行方向です。運転席側についても、対象の同じ位置に設置しています。

    細かいことですが、このネットワークは接続端子の位置を変えることで、ツイーターの出力レベルを3段階に調整できるようになっています。
    ツイーターのマイナス配線は数字の8番につなぎ、プラス側が5番で+2dB(高)、6番で0(標準)、7番で-2dB(低)と、つなぐ位置を変えることでレベル調整する仕掛けです。
    今回の事例では、ツイーターがダッシュボード奥ということもあって、強め設定の5番につないでいます♪

  • 作業後記

    今回はスバルXVのスピーカー交換によるサウンドアップ事例を御覧いただきました。

    ご相談いただいた当初は、お客様・当店側ともに、オプションのDIATONEスピーカーを活用する前提で検討していましたが、DSP導入を含む複数のご提案、それに対するご要望と、何度か言葉を交わしているうちに、お客様ご自身でスピーカーの入れ替えによる改善が適当だろうとの気付きを得られ、結果的にご満足いただける結果にたどり着くことが出来ました。

    着地としては、「フロント2way&リヤスピーカー交換+ケーブル交換+ドア防振」と一行で表せてしまえる内容ですが、心情を不安定にさせている要因探しから、、総合的な観点(製品・工法・コスト・やった感)において納まりの良いプランを見出すまでのプロセスに十分時間をかけましたので、当店としても十分に一仕事終えた達成感を得られました。

    取り付けるコンポーネントと工法、知恵を出してもらいたい点など、獲得したい果実が明確に定まっているお客様の場合、ご要望を忠実に実行すること=ご満足ですので、ある意味で楽ですが、「なんとなく改善したい。」「ぼんやり不満だけどイマイチ原因が絞れない。」といった場合(実はコチラが多い)は、十分なコミュニケーションプロセスが不可欠ですね。

    ・・・と語ってはみるものの、実はそんなにコミュニケーションスキルに長けているわけではないので、お客様にとっての最適解にたどり着くための良きサポート役になれるよう、引き続き精進したいと思います(`・ω・´)ゞ


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