マツダ(ND)ロードスターRFのオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.453(お問い合わせの際にお伝えください)
model
マツダ (ND)ロードスター RF
system
メインユニット:マツダコネクト(BOSEシステム装着車)
ドアチューニング:フロント
フロントスピーカー:JBL GX600C
リアスピーカー:純正BOSE
パワーアンプ:BOSE
ケーブル:kaiser swingcomment
ロードスターRF型のサウンドアッププログラム施工事例です。
適切なドアチューニングでスピーカーのポテンシャルを引き出し、オープンボディでも快適に楽しめるリスニング空間を創ることができました。
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ダッシュボード全景
新型ロードスターのダッシュボードです。
シンプルな機器構成のマツダコネクト車なので、モニタ周りが大変スッキリしていますね。
ブラウンとブラックのシックなコンビネーションに、テンポよく配されたシルバー。モデルチェンジごとに磨きがかかって、まるでドイツ車のような質感を湛えています。
今回はBOSEオーディオシステム搭載のロードスターに、ワンストップでスピーカー周りのグレードアップを果たしていただけるサウンドアッププログラムの施工を承りました。
構成としては、マツダコネクト車の外部アンプの先をJBLのセパレート2wayスピーカーGX600Cに換装いたします。
ドアはドアチューニングで防振し、ツイーターは純正位置でのトレードインです。
一般に、クローズドボディに比べて、オーディオ投資のリターンが悪いと思われているフシのあるオープンカーですが、セオリーを押さえて施工すれば、相応の感動が得られることを証明したいと思います!
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フロントドア
ドアトリムの様子です。
スピーカーグリルからドア下部を経由して、後方に向かう面が流れるようにスムースにつながっていて、とても美しいです。
ガラス部に目を移していただくと、多くの車と少し違っているのがお分かりになるでしょうか。
ミラー部近辺を前後に分ける枠(サッシ)がありますね。これより前方のガラスは固定で、後方が上下する構造になっています。
このため、ウインドウを全開にしても、スピーカーの背面にガラスが降りてこないので、スピーカーの背圧が逃げにくくなる心配がありません。
この車の場合、屋根のある車にくらべて、窓全開でオーディオを楽しむ確率がいくらか高そうですので、隠れたアドバンテージと言えるかもしれませんね。
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第二段階
ドアトリムを外してすぐの状態です。
サービスホールにプラスチックのパネルがはめ込まれている分、一般的なパネルにくらべてもともとの密閉性が高くなります。また、パネル自体に一定の剛性があるので、この上から施工することで、より大きな防振効果が期待できます。
この純正スピーカーは、おそらくBOSE仕様の専用スピーカーだろうと思います。 -
第三段階
作業を進めます。
プラスチックパネルとスピーカーを外し、清掃、脱脂を済ませて、アウターパネルに防振材を貼ります。
使うのはドアチューニング用資材として制式採用しているオーディオテクニカのAT7560Rです。
この後、スピーカー取り付けに先立って、スピーカーケーブルを通すことになるわけですが、構造上、なかなか難易度の高い作業になりました。
最近の車の多くは、ドア側についている電装品一切を最終的に一本のハーネスにまとめ、ドアヒンジ部のカプラーを介して車体と接続する構造を取っています。この車も例に漏れずそうで、写真右側のうす緑のプラスチックが写っているところが、そのカプラーの位置です。
通常、このカプラーからボディに向かうゴムブーツまでを一旦取り外して、スピーカーケーブルを通し、車体に戻すのですが、この車の場合、ヒンジ周りに手が入りにくく、カプラーを戻すのに大変×2苦労いたしました。
ということで、新型ロードスターのDIYでのスピーカー交換はおすすめしませんです。。。Orz
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第四段階
そしてこちらが格闘の後の様子。
前述のカプラー部から赤とグレーのケーブルが覗いているのがお分かりになるでしょうか。このケーブルがMDF製のインナーバッフルの脇からドア筐体内に入り、JBLのスピーカーにつながっています。
インナーパネルに配される防振材は、アウターパネルと同じくオーディオテクニカ製のAT7550Rです。
プラスチックパネルを含めて、振動しやすい面の大きなところを重点的に貼り込んでいきます。
話が前後しますが、スピーカーの台座となるバッフル。スピーカー背面の空気が抜けやすくなるように、バッフルの内面を奥に行くに従って広くなるようにテーパー加工を施すのがベストなのですが、状況によっては、もともとのスピーカーホールを少し拡大する必要が出てきます。
でも、今回はスピーカーホールがおおきめだったので、ホールの拡大加工なしでテーパーをかけたバッフルを取り付ける事が出来ました。
まあ、ショップ側のハナシですね(笑)お客様は気持ち良い音を楽しんでいただければそれでよしです♪
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純正ツイーター位置
ツイータートレードインの加工の様子です。
ツイーターはBOSEシステムでない標準オーディオでも同じ位置になると思いますが、Aピラーの根本に近いところです。
ピラーカバーを外し、純正ツイーターを外した後、熱と振動に強い接着剤で固定します。
ピラーカバー背面のスペース的な余裕と、ツイーター取付部の形状によってはカバー側・ツイーター側のいずれか、もしくは両方に加工が必要な場合が出てきますが、今回は無加工で取り付けられました(^o^)
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作業後記----☆
今回はごくごく標準的なサウンドアッププログラムの施工の様子をご覧いただきました。
クルマのオーディオのグレードアップには、川上のデッキ、プロセッサ、アンプから、川下のデッドニング、スピーカーと手をつけるところは複数ありますが、最も体感(聴感)上の変化が得られやすいのは音の出口である、川下のデッドニングとスピーカー交換の部分です。
当店の人気メニューのサウンドアッププログラムでは、デッキ裏からドアに渡るスピーカーケーブルの交換、ドアの防振、インナーバッフル製作、スピーカー交換と、ドア周りのグレードアップをワンストップで完成させるメニューを、一日の納期でご提供しています。
価格は73,300円(税別)+お好みのスピーカー代とコストパフォーマンスも抜群です。
ちょっと音にはこだわりたいお客様。どうぞお気軽にご相談ください♪
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