MINIクロスオーバーのオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.384(お問い合わせの際にお伝えください)
model
MINI クロスオーバー
system
メインユニット:純正、istreamer
ドアチューニング:フロント
フロントスピーカー:BMMINIR60FSP
リアスピーカー:純正
プロセッサアンプ:audison prima AP8.9bit
ケーブル:kaiser swingcomment
他店さん施工の手直しでご入庫いただいたクロスオーバーです。
audisonのプロセッサアンプAP8.9bitでJBL3wayスピーカーを鳴らすシステムです。
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ダッシュボード全景
迷彩柄が散りばめられた楽しいダッシュボードです。
こういう楽しいモディファイが最もキマルのは、数ある車の中でもミニがNo1ですね♪
CDスロットにスマホホルダーが装着され(突っ込まれ)ております(汗)
この様子だと、CDをお聴きになる機会はほとんどないようですね。
さて今回は、他店でお取り付けになられた機器の手直し+新規追加です。
お預かり時点では、iPhoneのソースをiStreamerという「デジタル信号取り出し機&アナログ変換器」を介して純正デッキに外部入力し、デッキから出てきたスピーカー出力を4チャンネルアンプで増幅して、当店でも扱いのあるミニ用のJBLスピーカーで鳴らしていました。
これを今回、iPhone→iStreamerから、audisonのプロセッサアンプaudison prima AP8.9bitを介してJBLスピーカーとし、純正デッキの出力もAP8.9bitに入力し、手元のコントローラーDRCでソース切り替えを行うシステムに変更。
併せてドア防振も行い、プロセッサーで最適化された信号をしっかり鳴らすゴキゲンマシンを目指します。
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メインユニット
CDスロットさんもiPhoneホルダを差し込まれることになるとは夢にも思ってなかったことでしょう(笑)
さて、このiPhoneのライトニングケーブルから取り出されたデジタル信号はiStreamerに入力され、プロセッサーへと受け渡されることになります。
このiStreamerはアップル機器からデジタル信号を取り出し、相対的に高品位なDAコンバーターを通して、いい音(質の良いアナログ信号)を出力しようという機器です。
依然アナログではあるのですが、高品位な外部DACを介している分、イヤフォン出力とは全く次元が違います。
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audison DRC
AP8.9bitに2ソース(メインの純正デッキ+外部入力のiPhone)を入力するため、セレクターとボリューム機能を備えるDRCも設置しました。
これがあると、ボリューム増減、サブウーファーレベルの調整、アライメント等の設定メモリーの選択や、ソースの切り替えがPCを接続しなくてもできるため、とても便利です。(税別¥27,000)
なお、タイムアライメント・クロスオーバー・イコライジングの各設定はPCを接続して行うことになります。 -
プロセッサーアンプ
助手席シート下に設置されていた小型4チャンネルアンプが、audison prima AP8.9bitに選手交代しました。(税別\100,000)
電源は、当初のインストールに少々不安があったので、引き直すこととなりました。手間は増えましたが、その方が性能が発揮できて良かったかもしれません。
ごっつい配線の束はクロスとタイラップで隠しています。
右手前に見える網はシート下に設置されている低域用のスピーカーです。一応3way構成となっていて、低域を受け持つウーファーの位置づけですが、標準オーディオ車の場合フルレンジで鳴っています。
今回導入するプロセッサーアンプは8chのアンプを内蔵しており、3way個々のチャンネル割当が可能になるので、高域をカットした信号を供給して、サブウーハーとして仕事をしてもらいます。
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フロントドア
ドアはミニクーパーよりも短く高さがあるので、バランスは少し変わりますが、共通性をもたせたデザインになっています。
ミラー裏にはツイーターが取り付けられています。
標準オーディオだと、3wayすべてが一系統の信号を分け合う格好になりますが、プロセッサー導入後は、このツイーターも、その下のスコーカーも、個別にドライブされることになります。
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インナーパネル
ドア中ほどにあるスコーカーは、ドアの鉄板(インナーパネル)ではなく、内装側に取り付けられています。
「鉄板固定式」の場合、ドアのアウターパネルとインナーパネルの間がスピーカーボックスとなるわけですが、内装固定式の場合、インナーパネルと内装の間の空間がそれになります。
よって、この面は頼れる背中の役割を担ってもらうことになりますので、しっかりと穴ふさぎ&防振を行います。
なお、吸音材は再利用できるので捨てずに貼り付けます。
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ドアトリム(裏)
スピーカーが左上に付いているのがお分かりになると思います。
「鉄板固定式」に比べると、取り付けの土台が樹脂になるぶん、足場が柔らかですので、コーンの律動によってスピーカーユニット自身を微細に揺らしてしまい、高域も低域もボヤケてしまう影響が懸念されます。
よって、内装そのものの剛性アップを目的として、全体的に防振材を貼りこみ、かつ、特に重要なスピーカーユニット周りもしっかり貼り込み、足固めをします。
なお、黒い布団のようなものは純正の状態から取り付けられていたウレタンマットです。
今回、インナーパネルと内装とをしっかり密閉&防振しましたので、十分にスピーカーボックスとしての機能を果たしてくれるようになりましたが、これまでは、このお布団が辛うじてその役割を担っていたわけです。実験したことはありませんが、純正の状態でウレタン布団を外して鳴らしたら、なかなかのローパフォーマンスになるのではないかと思います(失礼)
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作業後記
今回は人気のプロセッサーアンプ、audison prima AP8.9bitを使ったシステムをご覧頂きました。
とっかかりは他ショップさんインストールの手直しをベースとしたご相談でしたが、出来上がってみれば、iPhoneソースにプロセッサーで車内最適化補正を加えた、ハイエンド再生のシステムになっていますね。
本文でも触れましたが、iPhoneのソースをプロセッサーAP8.9bitに取り込むにあたり、今回はもともとお持ちだったiStreamerを継続使用して、高品位アナログ信号に変換したソースを用いましたが、新規に始めようという場合は、オーディオテクニカのHDMIトランスポートAT-DL5HDを介在させるのをおすすめします。
この場合、デジタル信号のまま取り込むことが可能になります。
デッキ交換がしにくいorできない!昨今のクルマ事情をベースに、デジタルデータのロスレス再生への関心の高まりが影響して、プロセッサーアンプのご依頼が大変増えてきております。
スピーカー交換と防振でドア周りの整備が済み、ひとしきり楽しんだ後の「次の一手」として、どうぞご検討ください。ご予算に応じて柔軟に提案させていただきます。
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