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AUDIA6のオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.352(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    AUDI A6

    system

    メインユニット:純正BOSE
    デッドニング:フロント
    フロントスピーカー:JBL P6563C
    サブウーハー:HERTZ ES300.5
    リアスピーカー:純正
    プロセッサーアンプ:audiocontrol LC6i、audison prima AP8.9bit、JBL GX-A3001
    ケーブル:SUPRA classic2.5H、audiotechnica

    comment

    純正BOSEシステム車をaudisonのプロセッサアンプAP8.9bitを使って3way+サブウーファーにシステムアップしました。
    純正アンプからの信号は帯域分割されているので、それを束ねてフルレンジ信号を生成するところがミソです。

  • ダッシュボード全景

    マイナーチェンジ後のA6は最上級グレードのA8のような飛び出すモニターが標準装備され、一層高級感が溢れたインテリアになった気がします。

    ダッシュボード中央のカレーのナンのような形をしているメッシュの下にセンタースピーカーが隠れておりますが、今回はプロセッサーアンプ(AP8.9bit)のタイムアライメントにより定位を作るので、センタースピーカーはキャンセル(不使用)しています。

  • 今回のシステム構成

    このクルマの純正BOSEシステムでは、デッキと光接続されたアンプ内のDSPによって、帯域分割された信号がスピーカーに供給されるようになっています。
    デッキから出力されている光信号を直接社外アンプ等に入力することは出来ませんので、今回は純正アンプから出ているスピーカー出力を取り込むこととなります。

    仮に、(帯域分割されない)フルレンジ出力信号が確保できれば、それをAP8.9bitに入力すればいいのですが、分割された信号しかない場合、それらを束ねる必要が出てきます。
    図中のLC6iは、その束ねる機能をもった機器で、型番の通り、6チャンネルの入力を1本にまとめてくれます。この機器を使って、純正アンプから出ているツイーター、ミッド(スコーカー)、ミッドバス(ウーハー)を一本に束ねます。

    プロセッサーアンプAP8.9bitは、フルレンジ入力のみではなく、2チャンネルの入力を1本に束ねる機能を持っているので、LC6iから入力される1チャンネルと、純正アンプから来る(最低位の)サブウーファー信号を束ねて、上から下まで全部含まれるフルレンジ信号を合成し、ツイーター、スコーカー、ウーハー、サブウーハーに供給しています。

  • 純正ツイーター位置

    ドアミラー裏にダミーメッシュがある車両もあるので、そちらにツイーターが収まっていると勘違いされる方もいらっしゃるようですが、実際はダッシュボードの両端のメッシュ下に収まっています。

  • フロントドア

    純正BOSE搭載ですので、ドアハンドル(グリップ部)の奥にミッドレンジ(スコーカー)が付いています。
    ウーハーグリルの上にあるBOSEエンブレム以外は標準オーディオ車でも両方のグリルメッシュが付いています。

  • 純正スピーカーレイアウト

    純正採用されているBOSEシステムの多くはミッドバス(ウーハー)をサブウーハー的な使い方をする場合が多く、運動量を稼ぐためか、20cmの大型スピーカーを搭載したり、16cmのディープストロークスピーカーをバスレフボックスに収めているケースが見られます。

    また、ごく一部の車両では、口径はそこそこで、マグネットが大きいだけのユニットが取り付けられている場合もあったりするのですが、どれにも共通するのが(Hi-fi的な表現としては)こもっているサウンドということでしょうか。

  • デッドニング

    この車両はすべてのスピーカーがドアの鉄板に固定されているので、一般的な車両と同様に、ドアのアウターパネル・インナーパネルの防振のみ行い、内装の防振は特殊例を除いて不要だと思います。

    使用した素材は、アウターパネルにレアルシルト、インナーパネルにstp GOLD Aeroです。

  • ツイーター交換

    JBL P6563Cのツイーターを設置した様子です。
    純正ツイーターと入れ替えるようにベースを制作して固定しています。

    今回はAP8.9bitの内蔵クロスオーバーを使用してマルチ接続するので、フィルターなど音質に影響する機器を介在させずに直接スピーカーに接続される、最も接点抵抗が少ない取り付けとなっています。

  • プロセッサー、アンプ設置

    ラゲッジスペースの蓋を開けると現れる空間に、プロセッサーアンプAP8.9bit(手前左)と、サブウーハー用アンプGX-A3001(手前右)を設置しました。

    この車両はスペアタイヤがないタイプですので、この空間が有効利用することができました。

  • サブウーハー

    予算の関係で価格調整をした結果、このサブウーハーをチョイスしました。(定価21,000円税別)

    トノカバーにギリギリ干渉することなく後部に収めることができます。
    もちろん、積み下ろし、移動が可能なプラグイン方式を採用しています。

  • 作業後記

    今回はBOSEシステム搭載のA6のマルチのお仕事でした。
    BOSEのオーディオシステムは歴史があり、商業施設やホームオーディオなどで多くのユーザーの支持を得ているブランドですので、しっかりとしたバリューがあるものと思いますが、何故か、、、純正カーオーディオにおいては、芳しくない評価を口にされる方が少なくないようです。

    聞いてみると、車内のどこにいても、低域の効いた同質な音に包まれる感じで、これはこれで悪くないのかもしれませんが、きりりとした音像や定位感を求めるHi-fi派の方には今ひとつ。。という感じなのでしょう。

    今回のA6のオーナー様も同様の思いでサウンドアップのご相談を頂いたわけです。
    今回、プロセッサーアンプを使って、クロスオーバー、タイムアライメント、イコライザーによって、車室内の特性に完璧に合わせた調整を行うシステムを組み、フロント3way+サブウーハーを鳴らすプランでしたが、純正デッキと、独自規格で接続された純正アンプを前提とすると、社外のプロセッサーアンプ等を使ったシステムアップが出来ないと判断される方も少なくないようです。

    しかしながら、(冒頭の2番めの写真のところで説明させていただいたように)帯域分割されたスピーカー出力信号を束ねてフルレンジ信号を生成することで、プロセッサーアンプによる「料理」ができる状態を作り出すことが可能になります。

    同じモデルのクルマのみならず、同様のシステム的な制限のある車のオーナー様で、プロセッサーアンプを組み込んだハイエンド・オーディオをお組みになりたい方がいらっしゃいましたら、どうぞご検討ください。
    ご予算に応じて、柔軟にプランさせていただきます。ご相談はお気軽にどうぞ♪