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インストールギャラリー

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。

事例No.350(お問い合わせの際にお伝えください)

マツダ ロードスター

システム
メインユニット:DIATONE NR-MZ90
ドアチューニング:フロント
フロントスピーカー:JBL GX600C
リアスピーカー:無し
パワーアンプ:内蔵
ケーブル:kaiser swing
コメント
3代目ロードスターのサウンドアッププログラム施工です。
使用するスピーカーはJBLのGX-600C。15,000円でコスパNo1のユニットです。

お客様の感想

お世話になります。ロードスターを施工してもらった○○です。
施工後、オーディオを楽しませて頂いています。

ドアチューニングが効いているのか、音量を上げても音がしっかり出ています。
今後、サブウーファー・外部アンプとお願いしていくかと思います。
その時はまたご相談させてください。よろしくお願い致します。

ダッシュボード全景




電動ハードトップの操作ボタンがコンソール中央のハザードボタンの両サイドに設置されており、ウインドウスイッチもセンターコンソールのサイドブレーキレバーのあたりにあります。
今までにない斬新なレイアウトですね。使いやすそうです。

ナビ画面の位置は高く、視認性に優れています。
最近良く見られる、各種制御機能を盛り込んだタイプではないので、市販の2DINナビへの交換が可能です。

メインユニット




このクルマには予めDIATONEのサウンドナビが付いていました。
「ナビ付きオーディオデッキ」という新マーケットを確立した名機ですね。当店でも大変売れています。
このクルマにはリアスピーカーがないので、2ch分は空いたままになっています。使用するスピーカーセットのネットワークが対応していれば、バイアンプでのワイアリングも可能です。

フロントドア




左右に大きく開くドアです。写真のように、ほぼ90度に近いところまで開く印象でした。
スピーカーは2wayで、ツイーターとウーハーの両方がドアに装着されています。

第二段階




内装を外したところです。

サービスホールを大きく塞ぐようにプラスチックのパネルで覆われており、ウーハーはその樹脂パネルに取り付けられています。
一見するとモジュール構造ですが、ウインドウレールなどは一緒に外れてこないので、2つのサービスホールを塞ぐ、「一続きの蓋」といった趣です。

ご覧のとおり、標準オーディオの純正スピーカーは楕円ですが、ベースのプラスチックにはオプションのBOSEシステム用の20cmスピーカーが入るように切り取り線(ガイドライン)が入っています。
今回インストールするJBLスピーカーは円形ですので、このガイドラインの通りに超音波カッターでキレイに切り抜いて、当店オリジナルのバッフルを制作して装着します。

第三段階




プラスチックパネルを外してみると、ひとつの大穴が開いているわけではありません。これなら一般的なビニールで覆うパターンでもよかったんでは?なんて思いました。
この状態で清掃と脱脂をしてアウターパネルにAT7560Rを貼り付け、配線を済ませておきます。

スピーカーケーブルは、パワーウインドウなどの配線と一緒にマツダ共通のカプラで接続する方式になっています。
ケーブル交換時はカプラの前と後でカットして、それぞれハンダ付けするパターンが一般的ですが、当店ベースグレードのスピーカーケーブル「kaiser swing」であれば細身なので、カプラ脇の隙間を通してしまうことが出来ます。折角高品位ケーブルに交換するのですから、抵抗が増えることは避けたいですよね。

第四段階




パネルを戻したら全体をAT7550Rでバランスよく防振をします。
スピーカーはJBLのGX-600Cです。定価15,000円と、非常にリーズナブルなモデルです。
全体的に均等に起伏やリブがあり、プレーンなパネルに比べて元々の強度はあるようですので、防振材をセーブ気味に施工しても、十分な防振効果が得られそうです。

ツイーター




JBLのツイーターに差し替えた後の様子です。
標準的な口径であれば、スパッと差し替えて接着剤で固定するところですが、この車の場合、大口径で遊びが大きいので、ベースを制作して土台を作り、中央に固定する方法を採ります。

作業後記




元気いっぱい楽しさいっぱい!のロードスターの事例のご紹介でした。

オープンカーだと、車外の雑音が入ってくるので、オーディオに投資する価値がないのでは?とお思いの方がいらっしゃるかもしれません。

しかしながら、オープンカーでも十分ご満足いただける音は作れると思っています。
ポイントは高域・中低域のバランスと、スピーカー駆動のパンチ力にあると考えます。

天井と左右のウインドウによる反射音が期待できない条件になりますので、特に減衰しやすい高域を司るツイーターの出力を若干強めにし、フロントウインドウによる反射を活用しながら音の輪郭をわかりやすくする配慮がまず必要です。
併せて、先行するツイーターとの繋がりを意識しつつ、車外から定常的にやってくる雑音を相殺するように、低域を幾分強めに出すイメージです。

純正オーディオでも高域と低域を持ち上げるだけでも多少は理想に近づけることはできますが、中音域が不足する、いわゆる「中ヌケ」という状態になりがちで、今ひとつ満足できないので、そのままボリュームを上げていくと、繋がりの悪い=バランスがとれていないまま増幅されることになり、今度は聴き疲れが著しくなってきます。

こういった状況を根本的に解決するためには、ドアスピーカーの性能の十分な活用が必要になります。
ツイーターはある程度固定してあれば、所定の性能を発揮しますが、ドアスピーカーはつけ方が悪いとちゃんと仕事してくれません。しっかりしたバッフルに載せ、必要十分なトルクで締めこんであげることで、スピーカーバスケットを安定させ、コーンがリニアにストロークできる条件を整えます。加えて、スピーカーボックスとなるドアの防振・密閉を十分に行います。

これによって、端的に低域が豊かになるのに加えて、スピーカーの性能を発揮する条件が整うことで、よりカタログ値に近い周波数粋の再生が可能になるため、イコライザ等で苦労しなくても、自然にツイーターとつながるようになってきます。
ツイーターとドアスピーカーがそれぞれ「点で鳴っている」状態からユニットがトータルで「面で鳴っている状態に変わるイメージです。

これはカーオーディオの基本となる考え方であって、オープンカーに限ったアプローチではないのですが、しっかりとバランスのとれた音を出せるように作っておけばユニバーサルに対応できるということなんだろうと思います。

あと、強いて言えば、外部からの定常的なノイズに対抗するためにスピーカーの駆動力をあげる手段としての外部アンプの有用性は、クローズドボディにおけるそれよりも幾分高いかもしれません。

以上、オープンカーの音作りについてお話しましたが、この車に限らず、基本となる理論、技術を押さえて、お客様のご希望、ご予算に応じて柔軟に提案させていただいております。
どうぞお気軽にご相談ください