MINIクロスオーバーのオーディオインストール事例
サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>
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事例No.320(お問い合わせの際にお伝えください)
model
MINI クロスオーバー
system
メインユニット:純正
ドアチューニング:フロントドア
フロントスピーカー:BMMINIR60FSP
リアスピーカー:純正
外部入力:SAEC istreamercomment
今回はJBLのトレードインスピーカシステムとアップル製品をデジタル高音質再生するためのDAコンバーターの設置です。
R60の標準オーディオ車へのツイータ取り付けにはディーラーから入手するパーツが必要ですが、全てこちらで用意できます。
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ミラー裏カバー
今回インストールするJBLのスピーカーキットはツイーターとドアスピーカーのセパレート2ウェイですが、MINIクロスオーバーの標準モデルにはツイーターがついていません。
よって、インストール時には、ミラー裏のつるんとしたカバー(左)を取り外し、オプションのハーマンカードンシステム用のツイーターが埋め込まれたベースフレーム(右)を別途用意し、JBLのツイーターに差し替えて使用することとなります。
なお、写真の写っているのベースフレームの他、これにかぶせるグリルも必要です。
ちなみに左右セットで税別7200円です。ツイーター付きにしては随分安いような・・。
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ツイーターグリル
こちらがハーマンカードン用のグリルです。
中身はJBLなのですが;;これ以外の選択肢が無いので、仕方がないですね。
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外部入力
こちらが今回取り付けた外部入力機器。サエクコマースが販売するiStreamerです。
ジャンルとしては外部入力機器ですが、正確にはアップル製品向けの高性能DACです。写真中央の本機の手前にiPodなどを接続し、奥の出力端子と車載デッキの外部入力端子を接続します。
これにより、アップル製品内のDAコンバーターをパスして直接デジタル信号を取り出し、iStreamer内の相対的に高品質なDAコンバーターでアナログ化することが可能になり、格段の音質アップが図れます。
istereamer本体の電源はUSBですので、自動車用のUSB電源アダプターを使用してノイズの無い5V電源を使用します。
iPadなどを接続する場合はUSBの電流が大きい方が良いので、2.1A以上を供給できるものをお勧めいたします。
今回のMINIへのインストールにあたっては、シート下にスペースがなく、逆にシート下のカーペットの下に空洞があるので、写真に写っている機器一切をその空間に設置しました。車室内には、シフトレバー脇あたりに取り出したライトニングケーブルのみが出てくる格好になり、とてもすっきりです。
デッキのRCA外部入力端子を利用する前提で、アップル製品を高音質で聴きたいという方には、本体価格36500円(税別)だけで済むiStreamerはお勧めです。
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作業後記
今回はMINIにJBLトレードインスピーカーシステムの導入と、アップル製品を高音質再生するためのDACの取り付けのお仕事でした。
iPodなどのソースをクルマでプレイしたいというニーズ。引き続き強いですね!
品質の安定したデジタルソースを携行しているのですから、これを活用しない手はないですものね。いい時代になりました。
デジタルソースという点ではCDの信号もデジタルですが、光学的に読み込むプロセスが無い分、iPodやSDカードで保持するデータはいつでも完全であり、非圧縮のwaveファイルに限って言えば、それ以上のクオリティは存在しない世界です。
そうなってくると、こだわるべきポイントはそのデジタル信号を人間が視聴可能なアナログ信号に置き換えるDAC(デジタル・アナログ・コンバーター)の品質になってきます。
このあたりを本格的に追求すると、一定の金額のデッキや別体式のプロセッサの世界に分け入って行くことになりますが、今回のように既存のデッキの外部入力を活用する前提でアップル製品のデジタル信号を再生するとなると、DAC機能に特化して開発され、この価格で、この寸法で、そして本機一台のみで目的を果たせるiStreamerはかなり利用価値の高い製品であると思います。
今回のMINIに限らず、iPhoneのデジタル信号を外部入力で楽しみたいという方にはお勧めです。
どうぞご検討ください。お問い合わせもお気軽にどうぞ。