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サウンドプロ

ダイハツミラココアのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.313(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    ダイハツ ミラ ココア

    system

    メインユニット:KENWOOD MDV-Z700
    ドアチューニング:フロント
    フロントスピーカー:JBL P560C
    リアスピーカー:無し
    サブウーハー:Carrozzeria TS-WX110A
    パワーアンプ:内蔵
    ケーブル:kaiser swing

    comment

    今回はみんカラ経由で当店を見つけていただき、メインのお車でご利用いただいたお客様のセカンドカーをサウンドアップさせていただきました。
    作業内容はナビのフルインストールとサウンドアッププログラムです。

  • ダッシュボード全景(施工前)ダッシュボード全景(施工前)

    ご入庫の段階では、標準オーディオが取り付けられた状態でした。
    今回、ヘッドユニットはKENWOOD の2DINサイズのナビ(MDV-Z700)に交換するのですが、ご覧のとおり純正デッキは異形のため、スポンとトレードインできません。

    良く見ると、デッキの周囲に2DINっぽい?線があるのでこの内側を取り外せばいいように感じますが、これはあくまで意匠的な溝でしかなく、端から端までパネルボード全体が一体成型されています。

    対応策として、このライン周辺をカットして、デッキを固定する方法も考えられますが、車両メーカーから(オーディオレス車用の)2DINデッキがとりつけられるパネルが調達できるようでしたので、この「正攻法」で対処することにしました。

  • ダッシュボード全景(施工後)

    前の写真と比べて、デッキが変わっている以外、なにも変わってないように感じられると思いますが、白い樹脂製のパネルがそっくり交換されているのです。
    パネル一式交換と聞くと、大がかりな印象ですが、オーディオ交換する際でもこのパネルを外すことはありますので、そうそうイレギュラーな作業ではありません。

    iPodなどが接続できるUSBケーブルやパワードサブウーハーのコントローラーはグローブボックスへ配線しております。

  • フロントドア

    ミラベースですのでドアはさほど大きくはありませんね。

    なだらかな起伏を含む独特のデザインですが、ドアトリムの裏側には、スペースのやりくりのための苦心の跡が見られました。
    使用されているスピーカーは16cmですが、奥行とマグネットが絶妙なバランスで設置されています。また、おそらくトレードインタイプの16cmが最大かもしれませんが、トリムとのクリアランスも絶妙でした。

  • 第二段階

    ドアトリムを外すと現れる光景です。
    ビニールは全て剥がして脱脂清掃をしてドアチューニングに備えます。
    スピーカーはJBL の13cmのセパレート、P560Cを起用します。

  • 第三段階

    アウターパネルの防振を行います。

    最近の軽自動車は、以前に比べて随分作りがしっかりしている印象がありますが、この車はだいぶ華奢な感じがしました。
    内蔵アンプ駆動で良好なパフォーマンスがでるよう、共鳴しない程度のバランスでオーディオテクニカのAT7560Rを貼りつけます。

    これだけでもだいぶ印象は変わりますね。

  • 第四段階

    インナーパネルの防振が終わりました。
    軽量化のためでしょうか、インナーパネルの面積に対するサービスホールのサイズが大きく、一通り塞いでみると、結構真っ赤っか状態ですね。
    サービスホール以外でも、共振しそうなところを探して防振材を貼り、しっかりとしたエンクロージュアに仕上げます。

  • パワードサブウーハー設置

    助手席下へ設置したカロッツェリアのパワードサブウーハーTS-WX110Aです。
    手軽に設置できてしまいますが、なかなかいい仕事をしてくれます。
    特に容積が小さめの軽自動車だとコレで十分という感じがします。

  • ETC設置場所

    デッキ交換伴うパネル脱着の際に、ETC配線の逃げ加工を施しました。
    むき出し設置はカード盗難を誘発するので、隠れたところに設置するのがベター。さらに普段の使用に支障ない場所というと、やはりこのグローブボックスか、フロントシートの間のコンソールボックスの中になりますね。


  • 作業後記

    ナビ入れ替え、バックカメラ設置、ドア防振+スピーカー、サブウーファー設置と、軽自動車で一通りの手を入れた事例のご紹介でした。
    今回はこの場で軽自動車のように室内容積が小さい車での音づくりのポイントについてお話ししてみたいと思います。

    ご存知の通り、最近の軽自動車は室内が広々としていて、ヴィッツやフィット、デミオなどといったコンパクトカーに迫る居住性を持っていますが、絶対的な容積は少ないので、
    音量の上昇にともなって飽和気味になり、ディテールが損なわれてくるポイントも相対的に低くなります。

    この対策としては、「音量そのものをドンドン上げずとも、音にメリハリをつけ、バランスを整えることによって、満足感を得る」ようなセッティングがキーになります。

    具体的には、まずドア防振。当サイトを覗きに来ていただくお客様なら、防振によって音にしまりが出てくることは感覚的にご理解いただけると思いますが、まさにそれです。共振、共鳴で損なわれる高低域をしっかりさせ、バランスよく鳴らすことはハイファイの大前提です。
    加えて、今回のように低域を専門で受け持つユニットをアドオンして、(低域を得るための過剰な)ドアスピーカーの稼働を抑えることも有効です。
    また、予算が許せば、ドアスピーカー・ツイーターの方にもアンプを投入して、コーンの駆動力・制動力を得ることで、一定のボリュームでも、さらにメリハリのある音を得ることが可能になります。

    これらは、どれもハイファイ構築の為の基本的な要素ですが、リスニング空間の容積が小さく、音(振動)を伝える媒体である空気の量が少ない条件下だと、それぞれを、よりデリケートに組み合わせていくアプローチが必要だと考えます。

    少々長くなってしまい、恐縮ですが、軽自動車や昔のminiなど、容積の小さい車でハイファイをお考えの方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にご相談ください。
    予算に応じて柔軟にプランさせていただきます。