インストールギャラリー

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。

事例No.122(お問い合わせの際にお伝えください)

BMW 750iL(E38)

システム
メインユニット:ADDZEST DRX-9355SE
デッドニング:フロントドア
フロントスピーカー:JBL P6563C
リアスピーカー:なし
パワーアンプ:Mcintosh MC431
チャンネルデバイダー:KAILAS KN-4000
ケーブル(RCA):Space&Time Prism 5-8N(main)、Prism OMNI ST-8N、WBT 0144(plug)
ケーブル(SP):Space&Time Prism ST-8N
ケーブル(電源):SHARKWIRES
コメント
工場ギリギリのサイズという大きさが魅力のBMWの最高峰モデル7シリーズで本格オーディオを組んでみました。
フロント3wayはJBLからリリースされているPシリーズをマルチシステムで鳴らします。
アンプには往年の名機であるマッキントッシュを2台使用します。スピーカーとチャンデバ以外は古くから愛用しているものを使用してコストを抑えています。

ダッシュボード全景




考えてみれば90年代のクルマなんですね。
でも不思議と古さを感じさせません。おそらく発売当初から変わらないであろう重厚な雰囲気に包まれています。

やはりヨーロッパのデザインセンスには一日の長を認めざるを得ません。

メインユニット




マルチファンクションディスプレイを丸ごとASSYで取り除き、2DINを取り付けできるように加工いたしました。

エアコンダクトの関係でデッキをセンターに設置できないのはデザイン的に悔しいところですが、運転席側に寄るので操作性の点ではアドバンテージがあったのかもしれません。

右側に生じた空きスペースにはAUX切り替えスイッチを配し、宣伝用のプレートも貼りつけました。v(^^;

ツイーター




古くから馴染みのお客様に変わらぬご支持を頂戴しているリフレクタータイプのツイーターインストールです。

セパレート式のスピーカーシステムですと、ウーファーよりもツイーターの方が耳に近い位置に設置されることになってしまい、耳と各ユニットとの距離にばらつきがでてしまいます。

これはカーオーディオの宿命ですので、各ユニットの設置位置の工夫による克服を試みる以上の抜本的な解決策はなかったのですが、近年では音声信号をデジタルで分解し、各ユニットの音を発生させるタイミングをずらすことで疑似的に距離の問題を解決してしまうタイムアライメント技術が流行です。

確かにビシッと調整されたクルマを試聴すると、所定の位置ではびっくりするほどバランスよく聞こえるように感じます。

しかし、アナログなままこの問題を克服してみよう!というのがこのインストールです。(^^;
ツイーターを前に向け、一旦フロントガラスに反射させることで、距離を稼いでしまおうというのが基本的な考え方で、加えて、設置位置や角度、チャンデバによる調整によって、音像を目の前に結像させることも狙います。

追い込みには相応の情熱が必要になりますが、高域の鮮やかさと肉やせのない豊かな量感、着座位置を選ばないダイナミックな臨場感はこのインストールならではの果実と自負しています。




フロントドア(運転席側)




独特の形状をしたアウターバッフルです。
一般的なアウターバッフルは幾分ドーム型に近い形をしていますが、これはまな板のように平たい形をしています。

このように同じ平面上に各ユニットをレイアウトすると、各ユニットから発せられる別々の音がまとまりやすくなる効果を狙うことができます。また、音の拡散性をあまり犠牲にせずにパワー感を出すことができる(詳しくは↓の考察をご参照ください)ので、実は結構理想的な形状なのです。
とはいえ、本当にまな板形状ではナンですので、デザインを損ねないために微妙に局面を取り入れています(^^;

フロントドア(助手席側)




助手席側にはシートポジションスイッチがないので、その点は若干の違いがありますが、運転席とほぼ変わらないデザインです。
乗り降りの際に干渉を気にしなくてよいように、グリルを少し落としこんであります。

バッフル形状の考察。




一般的なアウターバッフルはドーム型をしています。これはスピーカーの周囲にむらなく音をまわすのに適した拡散性をもっており、曲面が多用される最近の車室内のデザインにもなじみやすいという意匠上のメリットもある、現実的なバランスをもった形状です。
対して、メガホン型は比較的にユニット前方で聴かないとメリットをフルに享受できないのですが、非常にパンチのある音が得られます。
中間に位置する平面型は、そんなに指向性が高くなくても一定のパワー感を得られるという、ひとつの理想形といえます。

平面にレイアウトするという点では、オーソドックスなホームオーディオのスピーカーボックスと同じですね。

実験☆




先日、山手線で吊革につかまり、何の気なしに目線を下にやると、座っている男子3人みんなiPhoneいじってました(^^;
最近売れすぎですね。

そういう私も持っているのですが、、。
これでちょっとした実験を思いつきました。
お手元にお持ちの方がいらっしゃいましたら、やってみてください。

(注)右側の「穴」はマイクらしいです。。
 購入した当初、故障か!?と慌ててネット検索してしまいました。(−−〆)

トランクスペース







アンプ(左右)とチャンネルディバイダー(中央)をボックスに収めて日常の使用に支障が出ないように配慮しました。

往年の名機であるマッキンは熱を持ちやすいアンプですので、熱が滞留しないように、ボックス内上部に数センチの余裕を持たせ、さらに奥側はあえて壁を作らない設計にしています。

やっぱしマッキンはカッコいいですね!
マッキンブルー万歳v(^^)v

モニター




エアダクトを加工して制作したブルブルしないスリムなモニターステーです。

モニターに付属している熊の手形状の両面テープ式のステーもコストパフォーマンスの高さにおいてはよいのですが、高級感を求めると、やはりこういう工作に行きつくのではないでしょうか。
配線ももちろん露出させませんので、ダッシュ周りがスッキリします。

作業後記−−−−−−−−−−−☆

なかなか重量級のハイファイなお仕事でした。平面形状のアウターバッフル、なかなかです。

肩の力を抜いて、コアキシャルorセパレート2ウェイをパッシブで楽しむというのもヨイですが、3ウェイユニットをチャンデバで采配するフルマルチの楽しみは、カーオーディオの世界における一つの到達点としての価値があるように思います。

入門段階からいきなりお勧めできるようなメニューではありませんが、興味をもたれた方がいらっしゃいましたら、どうぞお声をおかけください♪