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日産オーラnismoのオーディオインストール事例

サウンドプロ自慢のインストール事例を御覧いただけるコーナーです。
豊富な写真と解説、関連の話題などもご覧いただけます。
当店ご利用前の作業レベルの評価や、施工プラン検討の材料としてご活用ください。
<事例No.657以前は税別表記です。読み替えをお願いします>

  • 事例No.765(お問い合わせの際にお伝えください)

    model

    日産 オーラ nismo

    system

    メインユニット:NissanConnectナビゲーションシステム
    ドアチューニング:フロント、リア
    フロントスピーカー:BLAM L 165 A
    リアスピーカー:BLAM L 165 C
    ケーブル:SAEC SPC-350

    comment

    標準の4スピーカーを、フロント2way/リヤコアキシャルに置き換えました。
    ツイーターはスピーカー付属のマウントによってスッキリとオンダッシュ設置できて、低コストできれいに仕上がりました。

  • ダッシュボード


日産オーラの事例紹介です。

オーラは、日産のコンパクトカー部門の牽引役であるノートの派生車種として、2021年に発売された車です。
ノートの成り立ちから話を始めますと、初期型(E11)の発売は18年前の2005年で、マッチのマーチのシャーシをベースとし、1500cc/1600ccのガソリンエンジンでスタートしています。

2代目(E12)へのモデルチェンジを果たしたのは2012年で、さらに4年経過後の2016年に日産車で初めて「e-POWER」搭載車が発売され、記録的なヒットを飛ばしました。
e-POWERは俗にシリーズ型と呼ばれるハイブリッドシステムです。エンジンで発電して(バッテリーにいったん蓄え)モーターだけで駆動するタイプのハイブリッドカーで、走行条件に応じて、エンジンとモーターの出力を組み合わせて走行するパラレル型(例:プリウス)に比べて、急峻なトルクの立ち上がりを得やすいモーターの乗り味が特徴で、多くのファンの獲得に成功したようです。(e-POWERその後、C27セレナ、P15キックスと適用車種を拡大しました)

そして2020年になって、ノートが3代目(E13)に切り替わり、その1年後にオーラが(FE13型)として誕生することになります。
このタイミングで、ガソリン車はラインアップから外れてe-POWER専用車となりました。また、そのe-POWERシステムも第2世代にバージョンアップし、第1世代に比べて、インバーターが40%の小型化と30%の軽量化され、モーターは第1世代と比べトルクを10%、出力を6%向上させるなどの性能の向上が図られています。

オーラはノートをベースに、内外装などの質感を向上させることにより、これまでの国産車には少ない「プレミアムコンパクトクラス」を狙って開発されてるので、外観がリファインされていたり、車幅が1,735 mmに拡大されて3ナンバー専用になっていたりと、いろいろイケています。
そこまで気合が入っていると、当然というか、日産のスポーツチューンブランドであるNISMOバージョンも用意されてくるわけですね。


ということで、今回お迎えするのは、オーラ・ニスモです♪
スポーツマインドを高めるNISMOエクステリアフルパッケージに、レッド&ブラックの専用インテリア、さらにオプションのレカロシートも投入されて、シャープに仕上げられた一台です。

オーラのオーディオシステムは、ノートと同様にフロント/リヤの4スピーカーが標準で、オプションの「BOSEパーソナルプラスサウンドシステム」だと、フロント2wayと、前席のヘッドレストにステレオスピーカー(2個×2座)の合計8スピーカーになります。(NISMOにはBOSE設定無し)

今回の車は標準オーディオ車で、ドアスピーカーだけでは、どうしても高音域側の表現力が乏しく感じられるため、フロントを2way化し、リヤについてもコアキシャルスピーカーにグレードアップし、さらに全スピーカーの稼働条件を整えるためにドア防振も施工したいとのご意向でした。

◯ヘッドユニット
メインユニットは、9インチのメーカーオプションナビです。
最近のナビは、ディスプレイオーディオと呼ばれるタイプに移行してきており、通信を利用したアプリを使用するスタイルが主流になってきている様です。
日産コネクトは、プロパイロットとリンクするナビゲーションシステムで、スマートフォンのワイヤレス充電やApple CarPlayワイヤレス接続、HDMI接続によるミラーリングなどの装備も充実しています。

スピーカー出力は、フロント/リヤの4chあるので、フロント側は2つに分岐してオンダッシュ・ツイーター/ドアウーファーを鳴らし、リヤはドアのコアキシャルスピーカーを鳴らす格好になります。
スピーカーケーブルは、フロント系は社外ケーブルに引き直し、リヤ系は純正ケーブルを活用することとします。

◯スピーカー
BLAMのL 165 A(税込58,300円)とL 165 C(税込46,200円)を起用しました。

BLAMのスピーカーは、フラッグシップのSignatureシリーズ、ミドルクラスのLIVEシリーズ、ベースグレードのRELAXシリーズの3グレードで展開しており、今回お選びいただいたL 165 はLIVEシリーズに属する製品です。

L165はテイストによって4タイプ用意されている点が、他で見かけないBLAMならではのこだわりポイントです。
以下はタイプごとの特徴です(代理店サイトより)

L 165 P:迫力のあるラウドなサウンドでシステムをドライブしたいパワー・ユーザー向けの製品。
L 165 S:取付奥行き62mmというスリムなサイズで取付スペースに制約のある車両にも対応するモデル。
L 165 A/L 165 C:アコーステック楽器のサウンドにフォーカスした製品。(Cはコアキシャルモデル)
L 165 LSQ:1980年代のアナログ・レコードのサウンドを彷彿とさせる、ウォームでダイナミックかつスムーズなサウンドが特徴。
・・・と、幅広くラインアップされており、音のクオリティもさることながら、マーケティングのキメ細かさにもうなずかされます。

今回は、リストの3行目に掲載されている、L 165 A(2wayセパレート)と、L 165 C(2wayコアキシャル)を使います。
上記のSを除く全モデルについて、ツイーター用/ウーファー用が別になったパッシブネットワークが付属しており、バイアンプ接続に対応している点も大きなポイントです。
今回のフロントのように、片側1chの出力を分岐させて、それぞれに繋いで使うことも出来ますが、バイアンプで繋いでセパレーション効果を発揮させると、より真価を発揮させることができます。

◯スピーカーの性能を十分に引き出すには、ドア防振が不可欠です。
当店では、アンプの出力に応じて、制振力強めのデッドニンググレードか、制振力がマイルドなドアチューニンググレードの2つを用意しており、状況に応じてカスタマイズを加える方法をとっておりますが、今回はドア4枚について、後者のほうをお選びいただきました。
スピーカーの土台となるバッフルボードについても、純正スピーカーブラケットの形状をトレースして、MDFでお作りし、しっかりと取り付けました。

以上を持って、オーラ・ニスモのフロント・セパレート2way化と、リヤ・コアキシャル2way化を果たしました。
ノートにしても、オーラにしても、イマドキの質感の高い車ですが、もともとのノートが4スピーカーから始まってるのがキッカケになっちゃってるのか、未だに4スピーカー標準なのはちょっと惜しい感じがします。
基本性能の高い社外スピーカーへ換装、ならびに2way化によって、標準とは段違いの表現力を手にすることが出来ました♪

それでは施工の様子をご覧ください♪♪

  • フロントドア

    フロントドアの外観です。

    日章旗?を思わせる放射線が配されたドアトリムはノートと共通のようです。
    アームレストには、ニスモアイデンティティをアピールする赤白ステッチが施されています。

    ドアスピーカーは右下ですね。

  • ドアトリム取り外し

    ドアトリムを外したところです。

    サービスホールのシーリングはビニールシートとブチルゴムで行われており、樹脂パネルではありません。
    純正スピーカーはよく見られる樹脂バッフル一体型で、直径は16センチクラスです。

    上述の通り、セパレートツイーターはナシで、写真のドアスピーカーだけで全帯域を再生する方式をとっているため、中低域に影響されて歪みやすくなる高音域を補うために、高域再生用の小さなコーンを中央に加えた「ダブルコーン」形式が採られています。

  • アウターパネル作業

    アウターパネルの作業が終わったところです。

    ビニールシートを剥がし、清掃と脱脂を済ませたらアウターパネルに防振材を配置します。
    今回は、制振力がマイルドなドアチューニングですので、オーディオテクニカのAT7560Rを使っています。

    スピーカーホールから見えているスピーカーケーブルは、当店のベースモデルとして使っているサエクのSPC-350というケーブルです。メインユニットの内蔵アンプからスピーカーまでの間を引き直しています。

    BLAM L 165 Aは、ツイーター用とウーファー用に、別々のネットワークが付属しています。後々のシステムアップ時の取り外しがしやすいように、4つ全てをメインユニット裏側にまとめて設置しています。

  • インナーパネル作業

    インナーパネル側が終わったところです。

    MDF製のカスタムバッフルにBLAM L 165 Aのウーファーを取り付け、インナーパネルを防振していきます。
    デッドニンググレードの場合はインナーパネル全面を覆いますが、ドアチューニングではサービスホールをすべて塞いだ上で、共振しやすそうなところを重点的に抑える方法をとります。

  • リアドア

    リアドアの外観です。

    リアドアには赤いステッチは無いようですね、、ニスモ仕様の場合は、フロントドアのみ特別仕様に差し替えてあるようです。

  • ドアトリム取り外し

    リアドアのトリムを外したところです。

    ドアの形状が異なるだけで、構成要素は全く同じようです。
    フロントスピーカーも共通です。

  • アウターパネル作業

    アウターパネル側の防振が終わったところです。

    ビニールシートを剥がして、清掃と脱脂を済ませたら、アウターパネルに防振材を貼っていきます。
    リアのスピーカーケーブルは、フロントのように引きかえませんでした。純正のケーブルから、スプライスで分岐させて、取付予定のスピーカーまで配線を取り出します。

  • インナーパネル作業

    インナーパネル側の作業が終わったところです。

    フロントと同じ寸法で制作したバッフルを取り付けて、L 165 Cを固定します。こちらはフロントと違ってコアキシャルスピーカーなので、中央にツイーターがついてますね。

  • ツイーター取付

    ツイーターの設置状況です。

    海外製のスピーカーセットには珍しく、L 165 Aには、ツイーターマウントが付属していますので、デザインを崩すことなく設置することが出来ます。

    左側に見えるピラーカバーに水平のボーダーラインがデザインされてるのがおわかりになると思います。
    同じオーラのBOSE仕様車用のピラーカバーでは、このボーダーライン部分がツイーターグリルになっているのですが、NISMO仕様車にはBOSE設定がなく、黒色樹脂のカバーが用意されていないため、この部分にツイーターを仕込むことが出来ませんでした。

    とは言え、BLAM製品付属のマウントはとてもシンプルなデザインをしており、音響面においても、ピラーに横向きに仕込むより、ほどよく仰角がついていて、左右の音が適度にミックスされて音像がまとまりやすくなるため、よい選択だと思います。

  • 作業後記

    今回はオーラ・NISMOのサウンドアッププログラムの事例をご覧いただきました。

    BOSE仕様のある非ニスモであれば、セパレートツイーターによるフロント2wayの音像が望めそうですが、標準の4スピーカーだと、音にこだわりのある方はちょっと辛そうですね。
    とりあえず、まともに聞ける状態にしたい場合におすすめなのは、今回ご紹介したようなサウンドアッププログラムによるスピーカー交換とドア防振、スピーカーケーブル交換です。

    また、正直なところ、オーディオの音質向上への寄与度が最も大きいのが、こういったドア周りの整備であり、DSPやアンプ、電源周りと行った「川上」の整備ほどはお金がかかりませんので、費用対効果(コスパ)を気になさる方にはダブルプッシュしたいところです。

    これに加えて、ソース側の方も手をかけたいとお考えのお客様には、ナビの出力をDSPアンプに入れれば、自由自在の音質調整ができますし、チャンネル数が増えることで、フロント2way+リヤの6スピーカー、あるいはパワードサブウーファーも加えた7スピーカーのシステムも可能になります。

    また、DSPアンプを入れることで、iPhoneやアンドロイド端末のデジタル信号の直接入力が可能になり、ハイレゾ再生の世界も開けますので、よりピュアな音が楽しめるようになります♪

    ご要望とご予算に応じて、柔軟にプランさせていただきます。
    どうぞお気軽にご相談ください♪

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